私は天木直人は「甘ちゃん」だと何度か書いてきたが、その本領発揮である。今だに米国の属国継続状態でこれからの世界でうまく立ち回れると考えているところが大甘だ。むしろ、ロシアとの関係強化を図ることで、米国に対しても言いたい事が言えるようになるはずだ。それこそが外交の真髄ではないか。少しは昔の国際政治の歴史でも勉強したらどうだ。
米国と戦争になったらどうするって?
日本は大東亜戦争で一度は滅んでいるではないか。一度死んだはずの命である。いざとなれば太平洋戦争のリターンマッチをするだけのことだ。日本が戦争することはあるべきではないが、仮に戦争をするなら、今現在日本を隷属させ、その富を収奪している米国こそがその相手だろう。
私は安倍総理は大嫌いだが、ロシアとの関係強化に動いている点だけは評価している。
(以下引用)
このままではプーチンと心中することになる安倍首相
http://www.amakiblog.com/archives/2014/03/02/#002884
2014年03月02日 天木直人のブログ
今朝早朝のTBSの時事放談で藤井裕久元議員が言っていた。安倍首相の戦後レジームの否定は自民党の伝統的な政策を否定するということだと。
なぜならば戦後レジームは自民党が作ったからだ、と。
その通りである。
そして安倍首相の外交が自民党の伝統的な外交から逸脱しているのはそのことだけではない。
同盟関係にある米国のオバマ大統領を嫌う一方で、旧敵国である共産主義国ソ連の後を引き継いだロシアの独裁者プーチンにすり寄る倒錯した外交を行っている。
、ファーストネームで呼び合う仲だ、年に数回も首脳会談をする仲だ、などと喜んでいる。
しかも入れ知恵したのがあの森元首相であり、それに従ったというのだから笑い話にもならない。
おりからウクライナ情勢が緊迫している。
もしプーチンがウクライナに軍事介入すれば6月にロシアで開かれるサミット(主要国首脳会議)をオバマはボイコットすると言い出した。もちろん欧州主要国はそれに足並みをそろえる。
ソチ五輪の開会式と同じ構図だ。
それでも安倍首相はあの時と同じようにプーチンに義理を立てて一人出席するだろうか。
と思ってが、それはありえない事に気づいた。冬季五輪と違って欧米首脳がそろってボイコットすればサミットそのものが成立しないからだ。
このままでは安倍首相はプーチンと心中することになる。
そうならないようにプーチンが軍事介入しないように安倍首相は夜も眠れない思いで祈っているに違いない。
藤井裕久氏が言うまでもなく安倍首相は自民党の風上にも置けない自民党総裁であり、総理であるということだ(了)