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アメリカで風が吹けば日本はどうなるか

「日々坦々」資料ブログから転載。
飯山一郎翁は、アメリカのデフォルトは無い、と断言しており、私自身、おそらくそうだろうとは思っているが、まあ、「備えあれば憂い無し」とまではいかなくても、いざ、そういう事態になったらどうなるかという覚悟くらいはしておきたい。そういう意味で下記記事はなかなか有益だろう。
どちらかというと政治経済記事中心の「徽宗皇帝のブログ」向きの話題だが、デフォルトは無い、と飯山翁が自信満々でおっしゃるので、こちらにこっそりと載せる次第だ。

なお、私が、預金封鎖があるかもしれないよ、と女房に言うと、封鎖されて困るほどの預金はうちには無いじゃない、と鼻で笑われたことを追記しておく。



(以下引用)



米国デフォルト現実味 その時世界経済はどうなる

(日刊ゲンダイ2013/10/4)

このままアメリカは、デフォルトに陥るのか。アメリカの「債務上限」問題が一気に緊迫し始めている。

日本と違ってアメリカは、政府の借金枠が法律で決まっている。現在、上限は16兆7000億ドル(約1630兆円)。すでに上限に達し、新たに借金できない状態だ。アメリカ政府の国庫は「10月17日」に底をつく。



それまでに議会が「債務上限の引き上げ」で合意しないと、米国債の利払いができず、デフォルトという前代未聞の事態に突入してしまうのだ。

「民主党と共和党が話し合いを続けているが、野党の共和党は妥協しようとしない。とくに下院の“ティーパーティー系”50人は強硬です。オバマ大統領を助けるつもりはサラサラない。共和党関係者のなかには“デフォルトに陥っても構わない”“デフォルトが起きたらどうなるか見てみたい”と考えている者までいるほどです」(議会事情通)

もし、アメリカがデフォルトに陥ったら、世界経済はどうなるのか。
「最後は共和党も妥協すると思う。株価を下げたい連中が危機をあおっているのでしょう」と断りながら、東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏がこう言う。
「実際に起こったら、世界中が“えっ!”と、思考停止になるはず。まず一斉に株が売られる。借金ができなくなったアメリカは、強制的に緊縮財政を強いられるから、その後、大不況に突入するのは間違いありません」

株式アナリストの黒岩泰氏はこう言う。
「基軸通貨国がデフォルトに陥ったことは過去、例がない。初めての経験だけに世界経済はパニックになるでしょう。恐らく、株も債券も、売れるモノはすべて売られ、現金に換金される。一番の問題は、信用できるモノがなくなることです。銀行への取り付け騒ぎや、預金封鎖が起こりかねない。リーマン・ショックの比ではない。アメリカ発の金融危機です。なかでも米国債を大量に保有している中国と日本は、米国債が暴落し、大打撃を受けるはずです」

アメリカの凋落が始まっているのは、確かだ。



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