マララ・ユスフザイ関係の記事はもう書き飽きているのだが、「逝きし世の面影」に少し面白い情報があったので、その部分だけ転載しておく。
彼女が銃撃されて移送される時、ヘリコプターに乗せられる前と降りてきた時の服装が違っていた、というのは重要な指摘だと思う。「頭を狙撃されて生死の境にいる人間」の服を着替えさせるのは困難だろう。いや、ほとんど不可能ではないか?
(以下引用)
NHKの胡散臭さ
さて先般、スワット地方でタリバーンに銃撃された少女、脳から弾丸の摘出手術を受けたが脳浮腫を発症し、意識不明で重体のままだ。パキスタン外相は、「自分たちの主張に従わせるために暴力を行使する者に対し、パキスタン国民や世界中が立ち向かわなければならない等々等々」と述べたのに対し、タリバーン側は「イスラーム教とシャリア(イスラーム法)への敵対を説くものは誰であれ、シャリアによって殺害されることを命じられる」との声明を出している。
外相(国際社会の中の)パキスタンと、タリバーン(イスラーム社会)は平行線だわ… 2012/10/13(土)
タリバーンに銃撃された少女
仕事柄(旅行会社の他に、首都では大手に入る広告代理店を経営している)我が事務所には、普段からパキスタン人の新聞記者やTV報道関係者がたむろしている。で、報道の裏話等をも聞く機会があるのだが…… 先般、スワット地域で武装勢力のタリバーンに襲撃された少女についても色々と聞いてしまった。そのうちの幾つかはオバハン自身が感じていた疑問で、パキスタンで最も栄誉あるナントカ賞を受賞したのが12歳。12歳の少女が書けるブログではないというのも疑問点の一つだった。またパキスタンでは最も閉鎖的な地域、パシュトーン族に生まれながら、どんな家族の中にあって、そうしたブログが書け発信出来たのか等々、等々。 新聞記者たちから詳しい事柄についての確認が出来たことで納得をしながらも、悔しいがまたまたここには書けなくって残念だ。しかし何にしても「裏」のある話だということだ。まずは彼女が襲撃されたことへの同情と、かつ朝から晩までTVは彼女に関する報道ばかりで、お人好しで直情的なパキスタン人の多くは簡単に洗脳され、先週金曜日の礼拝は「彼女が命を取りとめ回復するように」との全国的な取り組み(礼拝)になったと報道関係者たちは口を揃える。おかげで預言者ムハンマッドへの冒涜に対する抗議と、無人機による無差別的な攻撃に対する反米活動への「眼」が逸れたと。パキスタンの報道関係者たちの眼は厳しい。スワットから軍のヘリコプターで首都へ移送されて来た時の服装は、ヘリコプターに乗せられる時と降りる時では違ったから、どこで着替えたのか?とか。首都一番の病院ではなく、機密の保たれやすい軍病院に運んだとか等々、等々、等々。いずれにせよ、「裏」があろうとなかろうと、彼女の傷が発表されているほど酷くはなく、1日も早く治るようにとオバハンを含め、多くの人は祈っているが。2012/10/20(土)
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