「逝きし世の面影」から記事全文を転載。
昔、『渚にて』という映画があったが、核戦争で地球表面の大半が破壊され、核爆発による破壊を免れていたオーストラリアにもやがて放射能汚染が広がり、そこに残されていた人々は静かに死んでいく、という話である。実は、今の日本も同じではないか。
(以下引用)
『共同通信 2014年5月1日』
『長崎大が福島に新支援組織を設置 帰還住民に向け』
長崎大(長崎市)は1日、東京電力福島第1原発事故からの復興を進める福島県を健康、医療、福祉、教育面から支援する新組織「福島未来創造支援研究センター」を設置したと発表した。長崎大は事故直後から広島、長崎の被爆者医療の経験を生かした支援を続けている。担当者は「今後、避難指示区域が解除されていく中で、帰還する住民への支援に力を入れたい」としている。
センターは、住民に空間放射線量や被ばく線量の数値を説明したり、医学生や看護学生が放射能について学ぶ研修会を開いたりする。センター長には山下俊一副学長が就任した。
『福島県立医大副学長の山下俊一』
山下俊一医師は、福島第一原発事故後の福島県の住民に向かって放射能対策で『笑って暮らすのが一番良い』などと語ったために、人体実験の関東軍の石井軍医中将やナチスの強制収容所医師メンゲレと揶揄され、一般市民の怒りと不安が増幅させている人物である。
チェルノブイリ原発事故では、原子炉1基のたった1回の爆発で甚大な被害をもたらしたが当該原子炉は早期に石棺化され、以後の放射能汚染の拡大は阻止している。
福島第一原発では4基の原子炉が爆発事故などで暴走。
爆発規模がチェルノブイリの10分の1程度なので飛散した地域も自働的に半径が10分の1(面積なら100分の1)程度と小さいが、汚染した範囲が狭い分、より汚染濃度は高いと考えれれる。
しかも原発事故自体が少しも終わっていない。
現在でも原子炉1基あたり1時間に7トン、1日当たりなら400トンもの冷却水をに注水して、大量の高濃度放射能汚染水を生産し続けている。小型タンカー一艘分もある1000トンの貯水タンクが2日半で汚染水で満杯になるのでタンクを作り続ける必要がある。
汚染水だけでは無くて、今なお破壊された原子炉からは大気中に、放射能が漏れ続けていて終息の目途が立たないのですから最終的にはチェルノブイリ以上の被害が出ると予測されている。
『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』准戒厳令下の日本
毎日新聞大阪本社版4月27日朝刊の1面と3面に『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』とのタイトルの記事が掲載されているのですが・・・余りにも内容が物凄い。
何と今の東京では福島県産の農産物が普通に取引されているらしいのです。単価も福島第一原発事故の前に近づいている。
一番驚いたのは、毎日新聞記事の中で原子炉が爆発して猛烈な放射性プルーフ(放射性雲)が東京を襲っていた2011年3月15日にも福島県産農産物が東京に入荷していた事実が、逆の『良い意味』(正常な行為)であるかのごとく描かれている。
何とも不思議な理解に苦しむ記事なのです。3年前に日本では地震や津波は起きたが、原子炉の爆発などは夢幻、ありえない都市伝説であるとでも言いたいのだろうか。
大阪など西日本では福島県産などの表示がある農産物が店頭に並ぶことは普通なら考えられない出来事なのです。
そもそも1ミリシーベル以上の地域は日本の法令では放射線管理区域として一般人の立ち入りは厳重に管理されている。農産物の出荷どころか管理区域内の物品の持ち出し自体が大問題である。
我が日本国ですが3年前の2011年3月11日の以後には、事実上憲法や法令、一般市民の基本的人権が一時的に停止される戒厳令とか非常事態宣言下に置かれているのである。
『西日本限定の大阪本社版記事』
毎日新聞社では大阪本社と東京本社があり、其々西日本と東日本と受け持つ地域が違っているが、地域限定のローカル記事以外は、通常は同一記事を配っている。
ところが4月14日付け毎日新聞夕刊で『失敗に学ぶ』、『福島原発事故が教えるもの』『自分で判断する人材を』で畑村洋太郎(政府事故調のトップ)が、『避難しないほうが7年も長生きする』との、とんでもないことを主張しているが、肝心の福島県とか東京など東日本は読め無い。
今回も同じで、そもそも原発事故以前から遠距離の西日本には福島県産の農産物などは『米』など日持ちするもの以外は売られていない。
生鮮野菜は鮮度が命なのです。
この毎日新聞の『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』ですが、4月14日の『失敗に学ぶ』と同じで、本来『記事が正しい』と思っているなら東日本限定の東京本社版に掲載するべき内容なのです。
ところが、4月14日の『避難しないほうが7年も長生きする』との驚愕記事は放射能汚染での避難とは無関係な西日本の読者だけに配られていた。
今度も、西日本限定だったのでしょうか。それとも東京本社版も報じていたのか。
何れにしろ毎日新聞大阪本社は山下俊一と同じで、『放射能は安全だ』と宣伝しているのである。
『漫画にまで言論統制の波が、』
4月29日の毎日新聞記事によると、連載開始から30年、累計1億冊の人気漫画『美味(おい)しんぼ』での描写が風評被害だとクレームがついて騒ぎになっているらしい。
この漫画の描写ですが風評被害も何も作者が体験した事実をそのまま忠実に描いただけ。
肝心の毎日新聞など正規のマスコミが何も報じないから、漫画での記載が問題視されているだけで、全ては事実なのです。漫画『美味しんぼ』のうりは、徹底的にリアルなこと。
福島県双葉町元町長の井戸川克隆氏が『私も鼻血が出ます。今度の立候補を取りやめたのは疲労感が耐え難いまでになったからです』と述べる描写があります。
『TBS(毎日テレビ)による言論統制紛いの悪質な印象操作』
5月1日夕方のTBSニュースでは漫画『美味しんぼ』を一方的に批判、視聴者が一見すると客観的な報道に誤解するように『医者の証言』とか『街の声』という形を使って、『福島では鼻血はない』との疑惑の報道を行っていた。
漫画『美味しんぼ』が風評被害を招く危険なデマであると一方的に断定する、客観的な報道とは言いがたい言論統制(風評被害狩り)である。
TBSテレビでは、若い女性に『父は福島原発に働きに行ってましたが鼻血なんて一切聞かなかったですし』と語らせたり、医師に『放射能と鼻血との関係は証明されていない』と語らせる手口の悪質極まる印象操作である。
『証明されていない』ことと『無関係である』こととは同じではないし、原発作業員が仕事の内容とか過酷さを家族に語ら無かった事実は、何ら『被害が無い』ことを証明していない。
発言自体は事実かも知れないが信憑性は大いに疑問。(原発で働いていた時期が事故前か、事故の後かが大問題。仕事の内容も大問題。もちろん閾値以上の大線量では確実に被害が出るが、低線量被曝では個人差があるのでTBSのように一律に論じること自体が大問題)
これは水俣病で熊本県民に『私も父も水俣湾は環境抜群で魚は大好きで沢山食べている』と語らせたり、イタイイタイ病で富山県民に『米が美味しい』と語らせるの同じ種類のインチキ手品なのである。
大気汚染による四日市喘息ですが、決して四日市市民全員が喘息になっている訳ではない。大部分の市民は健康で普通の生活を送っている。
今回TBSは現実に被害を受けている人の話を聞かず(無視して)、被害が無い人の話しだけに限定して放送するなど、メディアとして単なる印象操作であり報道人として失格。ほとんど犯罪行為である。
『三重苦の自主避難者の悲劇』絆社会の無法国家
福島県から関西地方に避難している人が家族に会うために帰郷すると『一人だけ逃げた裏切り者』扱いで顔を隠さないと道も歩けない。
本当は日本の『絆社会』の実体は恐ろしいのです。到底近代民主主義社会とは別世界。根本的な勘違いをしている。
科学の論文とかマスコミ報道なら客観的な『正確さ』は大事ですが、小説とか漫画などの著作物では、『事実と一致するか』などは二の次三の次であり、少しも重要ではない。
創作物ではリアリティの有無では無くて、これ等は個人のオリジナリティこそが命ですよ。
(筒井康隆の荒唐無稽なSF小説を『事実ではない』『デマだ』と非難する慌てものは世の中に一人もいない)
『コピペ』が悪いとの小保方騒動の理研の態度とかマスコミ報道とも共通する問題点ですが、科学的な客観的事実は『一つに対しては一つ』しかない。
マスコミの報道であるとか学術論文など、科学的な意味の『正しい』とは常に普遍的であり『同一』なのです。これらは同一でないと値打ちがゼロ。(少しでも『違い』があれば批判される)
ところが個人個人が『別々だ』(違っている)と認めるのが民主主義の基本原則である。
これ等は逆に『同一』だと値打ちが低いのですが、漫画『美味しんぼ』を批判するマスコミですが、漫画や小説などが個人に属するとの認識が無いのでしょうか。
今の日本ですが、個人の人権が認められていなかった封建制度の江戸時代以前に先祖かえりしているのですよ。恐ろしい話である。
『国家ぐるみの安全擬装』
100ミリシーベルト以上被曝すると放射線被害が全員に確定的に出るが、低線量被曝での被害は確率的に出る程度は常識の範囲であり、『俺は何とも無い。元気そのものだ』『だから放射能は怖くない』などは何の反論にもなっていない。
今現在でも小児甲状腺がんではチェルノブイリの何十倍の被害が出ているのは明らかな事実なのです。
今の科学技術では放射能の無毒化は無理なのですから、被害を避けるには逃げる以外の方法が無い。
そもそも1ミリシーベルト以上の地域は小出助教がいうように放射線管理区域ですよ。
此処に今も数百万人もの人々が取り残されて生活している状況が違法なのです。まさに日本国は巨大な人体実験場なのです。
農産物の出荷どころか、我が日本国の法律では放射線管理区域からは何一つ勝手に持ち出すことは違法行為として禁止されているのです。国家ぐるみの違法行為が福島県など東日本で行っているのですが、全てインチキな擬装ですね。
放射能を測定する野菜は洗って綺麗にしてから、魚は汚染している内臓や骨をはずしてから筋肉だけ、セシウムのガンマ線を計量しているのですが、これは人間相手でも同じ不真面目な態度では一貫している。
今までの航空機による空間線量の測定値を公表していた。
ところが高すぎるので、最近に航空機の空間線量の半分程度に測れる個人の放射線バッチの測定値と置き換えている。
空間線量なら誰が計っても同一でばらつきが無い。ところが個人線量計だと設置する場所で大きく測定値が変化する。
放射線量が高い汚染している露地では無くて、綺麗に除染したコンクリートの上で計ると、当然数値が低くなる。汚染していても見かけ上は綺麗なのですが、ほとんど手品ですね。
今の日本ですが政府とマスコミ総ぐるみの手品によって辛うじて維持している擬装国家ですよ。本当はとっくの昔に崩壊しているのです。
昔、『渚にて』という映画があったが、核戦争で地球表面の大半が破壊され、核爆発による破壊を免れていたオーストラリアにもやがて放射能汚染が広がり、そこに残されていた人々は静かに死んでいく、という話である。実は、今の日本も同じではないか。
(以下引用)
「福島未来創造支援研究センター」センター長は山下俊一
『共同通信 2014年5月1日』
『長崎大が福島に新支援組織を設置 帰還住民に向け』
長崎大(長崎市)は1日、東京電力福島第1原発事故からの復興を進める福島県を健康、医療、福祉、教育面から支援する新組織「福島未来創造支援研究センター」を設置したと発表した。長崎大は事故直後から広島、長崎の被爆者医療の経験を生かした支援を続けている。担当者は「今後、避難指示区域が解除されていく中で、帰還する住民への支援に力を入れたい」としている。
センターは、住民に空間放射線量や被ばく線量の数値を説明したり、医学生や看護学生が放射能について学ぶ研修会を開いたりする。センター長には山下俊一副学長が就任した。
『福島県立医大副学長の山下俊一』
山下俊一医師は、福島第一原発事故後の福島県の住民に向かって放射能対策で『笑って暮らすのが一番良い』などと語ったために、人体実験の関東軍の石井軍医中将やナチスの強制収容所医師メンゲレと揶揄され、一般市民の怒りと不安が増幅させている人物である。
チェルノブイリ原発事故では、原子炉1基のたった1回の爆発で甚大な被害をもたらしたが当該原子炉は早期に石棺化され、以後の放射能汚染の拡大は阻止している。
福島第一原発では4基の原子炉が爆発事故などで暴走。
爆発規模がチェルノブイリの10分の1程度なので飛散した地域も自働的に半径が10分の1(面積なら100分の1)程度と小さいが、汚染した範囲が狭い分、より汚染濃度は高いと考えれれる。
しかも原発事故自体が少しも終わっていない。
現在でも原子炉1基あたり1時間に7トン、1日当たりなら400トンもの冷却水をに注水して、大量の高濃度放射能汚染水を生産し続けている。小型タンカー一艘分もある1000トンの貯水タンクが2日半で汚染水で満杯になるのでタンクを作り続ける必要がある。
汚染水だけでは無くて、今なお破壊された原子炉からは大気中に、放射能が漏れ続けていて終息の目途が立たないのですから最終的にはチェルノブイリ以上の被害が出ると予測されている。
『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』准戒厳令下の日本
毎日新聞大阪本社版4月27日朝刊の1面と3面に『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』とのタイトルの記事が掲載されているのですが・・・余りにも内容が物凄い。
何と今の東京では福島県産の農産物が普通に取引されているらしいのです。単価も福島第一原発事故の前に近づいている。
一番驚いたのは、毎日新聞記事の中で原子炉が爆発して猛烈な放射性プルーフ(放射性雲)が東京を襲っていた2011年3月15日にも福島県産農産物が東京に入荷していた事実が、逆の『良い意味』(正常な行為)であるかのごとく描かれている。
何とも不思議な理解に苦しむ記事なのです。3年前に日本では地震や津波は起きたが、原子炉の爆発などは夢幻、ありえない都市伝説であるとでも言いたいのだろうか。
大阪など西日本では福島県産などの表示がある農産物が店頭に並ぶことは普通なら考えられない出来事なのです。
そもそも1ミリシーベル以上の地域は日本の法令では放射線管理区域として一般人の立ち入りは厳重に管理されている。農産物の出荷どころか管理区域内の物品の持ち出し自体が大問題である。
我が日本国ですが3年前の2011年3月11日の以後には、事実上憲法や法令、一般市民の基本的人権が一時的に停止される戒厳令とか非常事態宣言下に置かれているのである。
『西日本限定の大阪本社版記事』
毎日新聞社では大阪本社と東京本社があり、其々西日本と東日本と受け持つ地域が違っているが、地域限定のローカル記事以外は、通常は同一記事を配っている。
ところが4月14日付け毎日新聞夕刊で『失敗に学ぶ』、『福島原発事故が教えるもの』『自分で判断する人材を』で畑村洋太郎(政府事故調のトップ)が、『避難しないほうが7年も長生きする』との、とんでもないことを主張しているが、肝心の福島県とか東京など東日本は読め無い。
今回も同じで、そもそも原発事故以前から遠距離の西日本には福島県産の農産物などは『米』など日持ちするもの以外は売られていない。
生鮮野菜は鮮度が命なのです。
この毎日新聞の『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』ですが、4月14日の『失敗に学ぶ』と同じで、本来『記事が正しい』と思っているなら東日本限定の東京本社版に掲載するべき内容なのです。
ところが、4月14日の『避難しないほうが7年も長生きする』との驚愕記事は放射能汚染での避難とは無関係な西日本の読者だけに配られていた。
今度も、西日本限定だったのでしょうか。それとも東京本社版も報じていたのか。
何れにしろ毎日新聞大阪本社は山下俊一と同じで、『放射能は安全だ』と宣伝しているのである。
『漫画にまで言論統制の波が、』
4月29日の毎日新聞記事によると、連載開始から30年、累計1億冊の人気漫画『美味(おい)しんぼ』での描写が風評被害だとクレームがついて騒ぎになっているらしい。
この漫画の描写ですが風評被害も何も作者が体験した事実をそのまま忠実に描いただけ。
肝心の毎日新聞など正規のマスコミが何も報じないから、漫画での記載が問題視されているだけで、全ては事実なのです。漫画『美味しんぼ』のうりは、徹底的にリアルなこと。
福島県双葉町元町長の井戸川克隆氏が『私も鼻血が出ます。今度の立候補を取りやめたのは疲労感が耐え難いまでになったからです』と述べる描写があります。
『TBS(毎日テレビ)による言論統制紛いの悪質な印象操作』
5月1日夕方のTBSニュースでは漫画『美味しんぼ』を一方的に批判、視聴者が一見すると客観的な報道に誤解するように『医者の証言』とか『街の声』という形を使って、『福島では鼻血はない』との疑惑の報道を行っていた。
漫画『美味しんぼ』が風評被害を招く危険なデマであると一方的に断定する、客観的な報道とは言いがたい言論統制(風評被害狩り)である。
TBSテレビでは、若い女性に『父は福島原発に働きに行ってましたが鼻血なんて一切聞かなかったですし』と語らせたり、医師に『放射能と鼻血との関係は証明されていない』と語らせる手口の悪質極まる印象操作である。
『証明されていない』ことと『無関係である』こととは同じではないし、原発作業員が仕事の内容とか過酷さを家族に語ら無かった事実は、何ら『被害が無い』ことを証明していない。
発言自体は事実かも知れないが信憑性は大いに疑問。(原発で働いていた時期が事故前か、事故の後かが大問題。仕事の内容も大問題。もちろん閾値以上の大線量では確実に被害が出るが、低線量被曝では個人差があるのでTBSのように一律に論じること自体が大問題)
これは水俣病で熊本県民に『私も父も水俣湾は環境抜群で魚は大好きで沢山食べている』と語らせたり、イタイイタイ病で富山県民に『米が美味しい』と語らせるの同じ種類のインチキ手品なのである。
大気汚染による四日市喘息ですが、決して四日市市民全員が喘息になっている訳ではない。大部分の市民は健康で普通の生活を送っている。
今回TBSは現実に被害を受けている人の話を聞かず(無視して)、被害が無い人の話しだけに限定して放送するなど、メディアとして単なる印象操作であり報道人として失格。ほとんど犯罪行為である。
『三重苦の自主避難者の悲劇』絆社会の無法国家
福島県から関西地方に避難している人が家族に会うために帰郷すると『一人だけ逃げた裏切り者』扱いで顔を隠さないと道も歩けない。
本当は日本の『絆社会』の実体は恐ろしいのです。到底近代民主主義社会とは別世界。根本的な勘違いをしている。
科学の論文とかマスコミ報道なら客観的な『正確さ』は大事ですが、小説とか漫画などの著作物では、『事実と一致するか』などは二の次三の次であり、少しも重要ではない。
創作物ではリアリティの有無では無くて、これ等は個人のオリジナリティこそが命ですよ。
(筒井康隆の荒唐無稽なSF小説を『事実ではない』『デマだ』と非難する慌てものは世の中に一人もいない)
『コピペ』が悪いとの小保方騒動の理研の態度とかマスコミ報道とも共通する問題点ですが、科学的な客観的事実は『一つに対しては一つ』しかない。
マスコミの報道であるとか学術論文など、科学的な意味の『正しい』とは常に普遍的であり『同一』なのです。これらは同一でないと値打ちがゼロ。(少しでも『違い』があれば批判される)
ところが個人個人が『別々だ』(違っている)と認めるのが民主主義の基本原則である。
これ等は逆に『同一』だと値打ちが低いのですが、漫画『美味しんぼ』を批判するマスコミですが、漫画や小説などが個人に属するとの認識が無いのでしょうか。
今の日本ですが、個人の人権が認められていなかった封建制度の江戸時代以前に先祖かえりしているのですよ。恐ろしい話である。
『国家ぐるみの安全擬装』
100ミリシーベルト以上被曝すると放射線被害が全員に確定的に出るが、低線量被曝での被害は確率的に出る程度は常識の範囲であり、『俺は何とも無い。元気そのものだ』『だから放射能は怖くない』などは何の反論にもなっていない。
今現在でも小児甲状腺がんではチェルノブイリの何十倍の被害が出ているのは明らかな事実なのです。
今の科学技術では放射能の無毒化は無理なのですから、被害を避けるには逃げる以外の方法が無い。
そもそも1ミリシーベルト以上の地域は小出助教がいうように放射線管理区域ですよ。
此処に今も数百万人もの人々が取り残されて生活している状況が違法なのです。まさに日本国は巨大な人体実験場なのです。
農産物の出荷どころか、我が日本国の法律では放射線管理区域からは何一つ勝手に持ち出すことは違法行為として禁止されているのです。国家ぐるみの違法行為が福島県など東日本で行っているのですが、全てインチキな擬装ですね。
放射能を測定する野菜は洗って綺麗にしてから、魚は汚染している内臓や骨をはずしてから筋肉だけ、セシウムのガンマ線を計量しているのですが、これは人間相手でも同じ不真面目な態度では一貫している。
今までの航空機による空間線量の測定値を公表していた。
ところが高すぎるので、最近に航空機の空間線量の半分程度に測れる個人の放射線バッチの測定値と置き換えている。
空間線量なら誰が計っても同一でばらつきが無い。ところが個人線量計だと設置する場所で大きく測定値が変化する。
放射線量が高い汚染している露地では無くて、綺麗に除染したコンクリートの上で計ると、当然数値が低くなる。汚染していても見かけ上は綺麗なのですが、ほとんど手品ですね。
今の日本ですが政府とマスコミ総ぐるみの手品によって辛うじて維持している擬装国家ですよ。本当はとっくの昔に崩壊しているのです。
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