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「権力」と「権威」

新コロ詐欺問題では私と意見を異にする「ネットゲリラ」氏だが、歴史認識では私と同じである。特に天皇の位置付けは同感だ。日本の歴史では天皇親政がロクな結果を生んだためしがない。つまり、権威であるべき天皇が権力まで握ると、その権力に歯止めをかける存在が朝廷に存在しないので、天皇が馬鹿な政策を取ることになる。そして反乱を生むことになる。天皇は政治闘争とは無縁の存在であるべきなのである。
ちなみに、「親政」の「親」は「みずから」の意味である。「天皇自ら政治を執る」わけで、何でそんな苦労をわざわざするのか、馬鹿か、と私は思うが、権力というのはそれだけ魅力があるのだろう。

(以下引用)


中国の王朝はなぜ、長続きしないか? というんだが、中国では皇帝が政治的な最高権力者だからだ。日本の天皇は昔から今に至るまでずっと、卑弥呼の時代から、天皇は国の平安を祈り、願う、司祭であって、政治的な権力者ではないという形を取ってきた。そんな人を殺したって、何のメリットもない。それが、明治維新で田舎者が勘違いして天皇を政治的な最高権力者にしてしまったので、100年も保たずに敗戦w 分かりやすいw

 
記事はまず、中国には300年以上続いた王朝がないと指摘。東周は500年以上にわたって続いたとはいえ、その歴史の大部分は多くの国が生まれては滅びていった春秋戦国時代であり、国として存続していたといえ、中国の大半を支配していた王朝とは言い難いという。また、漢は前漢と後漢を合わせれば400年以上になるが、途中で滅んだので中断しており、比較的長く続いた唐、明、清でも300年を超えることはなかったと指摘した。

 この理由について記事は、「農耕国家」だった時代において、国は農民が主体で土地が重要になるが、疫病や自然災害、外部からの侵略などの要因で土地を失うことが多々あったと分析。このため農民の反乱が繰り返されてきたと説明した。また、地方の支配者が収穫を隠して自分の力を蓄えることで中央の力が小さくなること、皇帝がぜいたくな暮らしをして王朝を衰退させてしまうこともたびたび起きたとし、これが中国に300年以上続いた王朝がない要因だとしている。

政治権力というのは、永劫性が求められる物であってはいけない。すぐに腐るので、いつでも取り替えられるようにしておかなきゃならない。それを「天命」と呼ぶ。共産党政権が今の体制を長続きさせようと思うなら、共産主義を天皇制と同じような「権威」として、「権力」と切り離す事だな。

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