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田中宇氏の「内的宇宙」

「田中宇の国際ニュース解説」記事の末尾で、政治的内容自体より、彼の感慨が面白いので、転載する。政治的意見の、私が常に疑問視している部分(「諜報界」云々。この言葉だけで氏の言説がすべて嘘くさく、幼稚に見える。諜報界は、誰かから資金・給与を得るのである。たいていは国家から。そういう「下っ端連中」が世界政治を動かす主体であるはずがないだろう。)は見え消しにしておく。
まあ、要するに「考えるのは娯楽だ」という点で私と田中宇氏は似ているだけの話である。私はそれ以上に「真の生活は頭の中の生活である」とすら思っているのだが、これは江戸川乱歩の「現実(うつつ)は夢、夜の夢こそ真実」という思想に近いかもしれない。まあ、そう言いながら、私のように軟弱な人間は「現実」の肉体的苦痛に即座に弱音を吐くのだがwww

(以下引用)

温暖化問題も、新型コロナと同じように、大間違いが公式に是正されることはない。だが欧米では、各種の大ウソをつきっぱなしのマスコミ権威筋、リベラルエリートの信用と政治力がどんどん落ちていく。
公正なマスコミ権威筋、正しい判断・政策を展開するリベラルエリート層、それからリベラル系・左派の市民運動の正しさは、これまでの米英覇権の政治力の源泉だった。それらはここ数年で、不可逆的に大きく崩壊した。今後さらに崩壊する。欧米は二度と覇権勢力に戻れない。
マスコミ権威筋エリート層や左派に間違いを認めさせないのも、諜報界多極派の策略だろう。
英米覇権の一部である科学の権威をコロナや温暖化で自滅させる

ここまで書くのに10日ぐらい費やした。温暖化問題(やコロナやウクライナや経済指標や金融の話)は、世の中のほぼ全員の方が間違っている。それだけに、逆に、間違いを指摘する人の方が馬鹿者扱いされる。
時間をかけて丁寧に分析しても、努力に見合う社会からの評価を得ることは、全くない。だが、これら分野がなぜインチキな構造を持っているのかを深く考えることは非常に重要だ。
社会そのものがインチキな存在になっているのだから、評価や反応もインチキだ。気にする方が馬鹿である。良い分析をするほど誹謗される、ともいえる。

権威ある人々は、不合理の軽信が必須だ。彼らは、温暖化やコロナやウクライナや金融の状況を分析できない(したら権威を失う)。幸いなことに権威や肩書がない私は、分析できる(能力的な低さはあるが)。
考察して書いていく行為自体に、真髄・神性・至福がある。最大の娯楽は、自分の頭の中にある。年末年始のくだらない行事の合間を縫いつつ、何日もかけて考察していくのが良い。この手の娯楽を今後も続けていく。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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