(以下引用)
白内障は、自覚症状があらわれるのが遅く、気づかない人も多いでしょう。
さらに、進行も遅いため放置してしまいがちです。
治療方法や手術費用についての知識がないので、積極的に受診できないといった場合もあるでしょう。
しかし、進行状況は人によって違うため、放置はおすすめしません。
ここからは、よくある質問を3つご紹介しますので、受診や手術前の予備知識として参考にしてください。
白内障が出始める年齢は?
50代で4割、60代で7割、70代で9割と言われています。
個人差はあるものの、年齢と共に増えていくとされている病気なので注意が必要です。
70代以上になると、多くの方に白内障の症状が見られるようになります。
ただし、白内障は老化現象のみとは限りません。
様々な原因によって、若いうちから発症してしまう人もいます。
糖尿病やアレルギー疾患などの持病がある方は、長く使用している治療薬が原因になる場合があるため注意が必要です。
また、アトピー皮膚やスポーツによるけがが原因で白内障になる場合もあります。
目やまぶたを掻いたり、衝撃を受けたりしたことによって、水晶体に傷が付く外傷性の白内障です。
手術の費用は?
単焦点眼内レンズを用いる場合は基本的に健康保険が適用されます。
患者の負担は費用の3割で、相場は片目につき45000円程度です。
ただし、レーザー手術や多焦点眼内レンズは保険の適用外となります。
レンズの種類やオプションによって費用が異なるため、診察と共に相談して決めていきましょう。
保険適用の自己負担額には、医療費控除や高額療養費が対象になる場合があるので、区役所などの市町村役場にてご確認ください。
白内障を予防するには?
抗酸化作用のある成分が多く入った食材を摂取することが大切だと言われています。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類やミネラルが豊富な食材を積極的に摂ると良いでしょう。
- パプリカ・ブロッコリー・パセリなどの緑黄色野菜
- キウイ・イチゴ・かんきつ類などのフルーツ
- ゴマ・アーモンド・ピーナッツなどの種実類
- ヒマワリ油・ヤシ油・べに花油などの植物油
- プルーン・リンゴ・赤ワインなどのポリフェノール類
- 海藻・魚介・納豆などのミネラル類
緑黄色野菜やフルーツなどから摂取できるビタミンCは、熱に弱い性質があり、生で食べるのがおすすめです。
炒めて食べる場合には、べに花油などの植物油を使って調理すると、ビタミンEも同時に摂取できるので効果的でしょう。
ポリフェノールやビタミンなどを摂取することで、目の老化を遅らせられます。
また、適度な運動や紫外線対策も必須です。
体を動かして、健康的な生活を心がけましょう。
ただし、紫外線対策は忘れないようにしてください。
水晶体のたんぱく質は紫外線の影響を受けやすいため、帽子やサングラスなどで保護しましょう。
白内障の予防には、とにかく老化させないことが大事です。
様々な病気のリスクを抑えるためにも、健康的な生活を心がけると良いでしょう。