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「枕草子」と日本人の自然観

片渕須直監督は現在「枕草子」のアニメ化を製作中らしく、2025年完成の予定らしい。
言葉の映像喚起力は、読む人によって異なるだろうが、「枕草子」の幾つかの章は確かに抜群の映像性があると思う。もっとも、「枕草子」に限った話ではないが、その映像のみずみずしい感じは「枕草子」が特に優れている。おそらく日本人の自然への感覚を最も涵養した古典だろう。
現代の日本のアニメが微細な自然描写に長けているのも、その恩恵ではないか。つまり、彼ら映像作家は、清少納言の精神的子孫であるわけだ。

(以下引用)


「なんという映像的な喚起力なのだろう」という驚きが、小学校高学年の片渕少年が初めて『#枕草子』に接した時の感想です。「野分のまたの日こそ」という、台風の翌朝の光景を淡々と描写した章段でした。この「映像的な喚起力」こそが片渕監督が新作映画を作り始めようとする原動力だったといいます。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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