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日本軍と自衛隊

「世に倦む日々」氏がツィッターで大きな問題だとしている事件だが、私には今ひとつピンと来ないので、こちらの「雑談ブログ」に載せておく。「世に倦む」氏は「粛軍」だと言っているが、この言葉も初耳だ。で、「粛軍」とはおそらく「軍紀粛清」だと思うが、その何が問題なのかが分からないのである。仮に、「見せしめのために告発し、処罰した」とするなら、軍隊として当然だろうし、それがマスコミに知られたのが問題なら、むしろ知られないほうが問題なのではないか。
「世に倦む」氏は、米軍CIA(こう並べて書いているのだが、「米軍とCIA」の意味なら、「と」一字を省略する意味は無いだろう。米軍とCIAは別組織のはずだ。)の謀略だと見ているようだが、それも意味が分からない。私は、自衛隊が自浄能力があるのにむしろ感心したくらいだ。日本政府の他の官庁や国会議員にはほとんど見られないものであり、かつての日本軍にはまったく見られなかったものである。(軍部が政治を壟断したことが日本を破滅的戦争に導いた最大原因だと私は見ている。)単なるポーズだとしても、それをやるだけマシだろう。

(以下引用)

漏えい先は元海自ナンバー2 「国民裏切る行為」海上幕僚長が陳謝



海上自衛隊の1等海佐が特定秘密を漏えいした問題で、記者会見で謝罪する酒井良・海上幕僚長=東京都新宿区の防衛省で2022年12月26日午後2時27分、幾島健太郎撮影拡大
海上自衛隊の1等海佐が特定秘密を漏えいした問題で、記者会見で謝罪する酒井良・海上幕僚長=東京都新宿区の防衛省で2022年12月26日午後2時27分、幾島健太郎撮影

 安全保障に関わる機密情報の「特定秘密」を海上自衛隊・自衛艦隊司令官経験者のOB(元海将)に漏らしたとして、自衛隊の捜査機関にあたる警務隊は26日、幹部学校所属の井上高志1等海佐(54)を特定秘密保護法違反と自衛隊法違反の容疑で横浜地検に書類送検した。防衛省は26日、井上1佐を懲戒免職とした。2014年の特定秘密保護法施行後、特定秘密漏えいの公表と摘発はいずれも初めて。

 海自トップの酒井良・海上幕僚長は26日に記者会見し、「関係国との信頼を損ない、防衛省に対する国民の負託を裏切る行為。深くおわびする」と述べた。

 防衛省によると、井上元1佐は情報業務群司令を務めていた20年3月19日、元司令官に安全保障情勢に関する説明をした際、特定秘密にあたる情報を漏らしたとされる。情報業務群は機密を専門的に扱う海自唯一の部署で、司令はそのトップ。漏らした機密は、日本周辺の情勢に関するものや自衛隊の運用、訓練に関する情報だった。

 井上元1佐は特定秘密にあたる情報と知ったうえで故意に漏えいしたことを認め、「(元司令官に)畏怖(いふ)の念を抱いており、通り一遍ではない秘密の情報を伝えたいと思った」という趣旨の説明をしているという。

 自衛艦隊司令官は海上幕僚長に次ぐ地位。今回、情報を受け取った元司令官は現役時代、井上元1佐の上司だったこともある。

 元司令官は安全保障に関する講演をすることが多く、最新の情勢を知りたいと20年1月ごろに海自側に要望。神奈川県横須賀市にあった井上元1佐の勤務先を訪れて2~3月に計3回、2人きりで会って説明を受けたという。

 漏えいがあった3月19日に情報提供があり、警務隊が捜査していた。防衛省は、元司令官から第三者への漏えいは確認されていないとしている。また、自ら特定秘密を要求したわけではないとして、元司令官の告発を見送った。

 一方、防衛省は、元司令官に伝える内容を公開情報に限るよう上層部から指示されたのに井上元1佐に伝えなかったとして、自衛艦隊司令部情報主任幕僚だった50代の1佐(現在は幹部学校所属)を停職5日とした。監督責任を問い、当時の自衛艦隊司令官・糟井裕之氏と、当時の海上幕僚長・山村浩氏を減給と戒告に相当する処分とした。糟井氏については相当額の自主返納を求める。【内橋寿明、安達恒太郎】

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