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混沌堂主人の「天皇論」

「混沌堂主人雑記(旧題)」記事の一部で、その中の引用はウクライナ情勢関連で米国の政治を批判した「deeply japan」記事の一文である。
「尊皇主義者」である私(何度も言うが「象徴天皇」としての天皇を尊重する意味だ。明治から敗戦までの「国家君主としての天皇」の天皇制は長所も短所も大きかったと思う。)はもちろん、ここで書かれた意見に反対だが、まあ、意見を持つことは大事だし、議論も大事である。
そこで、混沌堂主人の「反天皇論」の根拠らしいものが書かれているこの文章を転載する所以である。過去の天皇制への批判としてならともかく、現在の「象徴天皇制」への反対の理由としては薄弱だと思うが、一応参考までに載せておく。
私自身の現在の「象徴天皇制」に関する意見は、何度も書いてきたので省略する。まあ、民主主義が「仮面民主主義」に過ぎないこの日本(西側諸国はすべてそうだろうが)で、日本という国から国家統合の象徴としての天皇を除去したら、どんなアノミー(価値観を喪失した混乱状態とでも言っておく。)社会になるか、予測できる気がする。ただ、現在の天皇(今上天皇)夫妻は、前天皇(現上皇)夫妻にくらべて、「象徴天皇はいかにあるべきか」の意識が未成熟である感じがあるが、前の天皇も年齢とともに人間的成熟をしていったと思うので、さほど心配はしていない。秋篠宮夫妻などは、その点で「皇室の人間はいかにあるべきか」の意識が低いように思える。それが眞子様騒動で露呈した感じだ。
まあ、江戸時代までの庶民にとって天皇や皇室はほとんど無縁の存在だったわけで、天皇という存在が本格的に「国家統合の象徴」になったのは明治維新以降だろう。そういう意味では、天皇という存在がいなくなっても大きな影響は無い、という考え方も可能だろうが、日本の文化の歴史の根本存在を自ら消し去ることは愚劣だと私は思っている。その点では、三島由紀夫ではないが、「文化防衛論」の根本である天皇という存在が消滅すれば、日本という国の歴史と伝統は消え、ただ金儲けと目先の快楽と利益しか頭に無い野卑な小国が生まれるだけだろう。つまり、日本維新の会から「大統領」が生まれ、竹中平蔵が財政実権を握ったような社会だ。


(以下引用)

>アメリカの敵はロシアじゃない。国内外で飼い続けてきた、ISみたいなメンタリティーの人々こそ敵。
そのISみたいなメンタリティーの人々ばかりなのが、天皇家とその信者。
そういう意味で、天皇は、アメリカの「民主主義」と「国家の存亡を損ねる」公敵になりつつある。
なんせ、天皇とその信者は、最初から「日本人を守る義務・責務」もなく、売国だけしかできないからね。
何故に「天皇に日本の統治の責務」が無いのか。
一つは「古代から天皇が政治・軍事で脆弱で、全国土を統一できなかった」のが大きい。
国土の統一ができたのは、太閤さん・家康だし。
その前の「日本の統治の理由」は神話と「圧倒的な文化力とそれにも由来する軍事力」で、なんにも「日本の庶民」には理由も恩恵はなかったし、日本の庶民を養う・食わせる活動も寡聞にして聞いたことが無い。
なんせ高野聖や念仏聖がおらんかったら、インフラも整備がまともにできなかった時代が長かったしな。
で、統治の理由は、さておいて「天皇って偉いから統治する」ってその「偉さ」が、神話だけでまったく理由がない。
それを明治になって「天皇が偉いから全国民を戦争に狩り出せる」て、では天皇は一体に国民に何をしてくれるの?ってが無い。
まさに「古代から延々と続くジャイアン集団」が天皇なのである。
そんなものが、「日本の元首・統治者・象徴」で、「そもそも、日本人を守ることなどしない」のだから、
当然に、明治以降は、天皇家とその軍隊やその財閥に日本人が殺され続けてきたわけだよね。
アメリカも「民主主義の敵」が、天皇。
韓国も「民族の仇」が、天皇
中国も「祖国の敵」が、天皇
日本人も、「父祖を裏切った売国奴で仇敵」が、天皇
なら天皇廃止か天皇家絶滅が、ベストチョイスってなるよね。

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