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正義も法も道徳も無力で暴力と威嚇と虚勢だけが支配する社会

まあ、NHK党(今の名前は知らない)みたいなもので「言ったもん勝ち」であるわけだ。損害賠償命令を法的に受けても、西村ひろゆきみたいに逃げ切ることが可能だと誰もが知ってしまったから、この社会は図々しい人間だけがもてはやされる地獄的世相になっている。昔は、前科持ちは世間にまともに相手にされなかったが、今では「一般人がヤクザ化している」わけである。
まあ、要するに、日本全体が下品になった。昔の小津映画などののんびりした庶民生活が懐かしい。

(以下引用)

「暴露系YouTuber」が注目されるワケ 「迷惑系」から紐解く「言ったもん勝ち」の空気


   「暴露系」と呼ばれることがあるYouTuber(ユーチューバー)の動画を見たことがあるだろうか。


   視聴者からのタレコミなどを動画で紹介し、時には大きな話題を巻き起こす投稿者(配信者)だ。なぜ彼らが活躍しているのか、その背景や功罪についてITジャーナリストの井上トシユキ氏に取材した。

「暴露」の後に活動休止、契約解除...

   最近話題となったのは、約123万人のチャンネル登録者数を抱え、「ネットの闇ニュースや事件簿を紹介」する配信で知られるコレコレさんの「暴露」。2020年10月2日に行った配信で、人気ユーチューバーグループ「フィッシャーズ」のメンバー・ぺけたんさんが女性と不適切な関係を持った問題を紹介したとされている。この後、ネット上では女性を中傷するようなコメントもみられた。


   一方で、所属事務所のUUUMは「不適切な関係」が事実だったことを9日に認め、ぺけたんさんの活動休止を発表。本人も12日に動画の中で謝罪している。


   また、別の騒動では、VTuber(バーチャルユーチューバー、バーチャルライバー)による「暴露」も話題となっている。VTuberプロジェクト「にじさんじ」に所属していたライバーが、明確な説明を行わないまま活動を休止し契約解除となった騒動で、外部のVTuber「鳴神裁」さんが公式発表前の18日にその経緯を暴露した、というものだ。


   約10万人の登録者を擁する鳴神さんは、ライバーと運営の間で契約の終了が決まりつつあったことについて、証拠とされる画像を添えながら公表した。ネット上ではこれをデマとする反応もみられた。


   ところが、翌日の19日に運営のいちから(東京都千代田区)が契約の解除を公式に発表。また、鳴神さんの名前は出ていないが、「第三者である社外の配信者が(中略)経緯をYouTubeの配信にて公表するという事案が発生しました」と21日に説明した。


   コレコレさんが紹介した女性問題は、複数のウェブ媒体で取り上げられた。一部のメディアには虚偽の情報が含まれていたのか、UUUMは発表の中で「事実に反する記述を含む一部媒体記事に関しまして、当社より厳重に抗議してまいります」とコメントしている。


   また、契約解消の件以前、鳴神さんが5月24日に「にじさんじ」所属ライバーの離脱などを示唆した動画をアップした際には、いちからは翌25日に公式サイトで「所属ライバー及び当社事業へ言及した動画について」という題名の告知を行った。具体名は明かさないまま「当該動画の内容には、事実と異なる点が多数」あったとし、「法的措置を含めた厳正な対処を検討」していると発表した。


ITジャーナリストが語る「迷惑系」の歴史 「エスカレートすれば注目が集まる」

   このように、「暴露系」によるリークは、ネット上で騒動を引き起こし、あるいは進展させる場合があるが、一方でデマ情報が含まれるなどして憶測・混乱を招くケースもみられる。こうした「暴露系」ユーチューバーが登場した経緯などについて、J-CASTニュースは10月22日に井上トシユキ氏に取材した。


   まずその誕生や活躍の背景について、井上氏はこれまでの「迷惑系」の歴史から語る。

「以前にもアングラネタというか、みんなが知らない業界の裏側などを配信するような、『暗黒系』って言われる人たちがいたんですよ。ただ、大体みんな大人だったので、法律に抵触するなど、無茶なことはしなかった。実名はピー音で隠すとか、肝心なことは『想像にお任せします』と濁して」

   一方で、2015年ごろに当時中学生だったニコニコ生放送の配信者が、企業への突撃行為や警察が出動する事態を引き起こし、「『エスカレートすれば、注目が集まるんだ』みたいなきっかけが出てきた」という。


   17年から18年にかけてはユーチューバーが「小学生の憧れの職業」にもなり、「『普通のことやってても注目されないね』みたいな空気が当たり前に」なっていった。例として、「グルメ系」の場合、単に料理を賞賛するよりも「出されたラーメンをわざと不味いって言って突き返すみたいな方に発想がいっちゃう」場合があるようだ。


   また17年には、覚醒剤に見せかけた白い粉を警察官の前で故意に落とし、追跡される様子を撮影したユーチューバーが偽計業務妨害の疑いで逮捕されている。このような迷惑行為について、井上氏は

「そういうふうに『逆張り』をしていくと、話題になってまとめサイトなんかでも取り上げられるし、ツイッターでバズったりする。ということに味を占めちゃったのが多分ここ2、3年の傾向ですよね。多分そうした延長線上にへずまみたいな人もいて」

と分析する。へずまとは、窃盗容疑などで20年に逮捕された「迷惑系」ユーチューバー・へずまりゅうのことだ。「暴露系」の活躍には、こうした「迷惑系」が注目を集めるようになったことが背景にあるという。

なぜ視聴者は、タレコミしたくなるのか

「今回のコレコレとかって、結局ウワサ話をそのまま喋っちゃってるというだけですよね。本当かどうかも分かんないと。見てる方も裏は取れないので、基本的には『言ったもん勝ちだよね』っていう空気があったじゃないですか、暴露系って。で、言ってしまって、自分の閲覧数が回るということで、『相手の被害など知ったこっちゃない』というふうに悪ぶるのがまたみんなの注目を集めてしまうと。『あいつ反省してないぜ』っていうのがかえってバズっちゃって、逆に新しく注目を集めてしまう」

   また、「迷惑系」と「暴露系」の台頭には、「確信犯」的な発想と、視聴者のアシストも影響している。

「へずまの時なんか、僕らも『取り上げるから図に乗るんだ』と批判されたんですけど、それは実は向こうも分かっててやってるんですよね。で、『反省してないぞ』って言ってる人も多分『半々』な感じがずっとしてて。本当に怒ってる人と、煽ってる人ですよね。『反省してないぞ』と煽ることで、もっと注目を浴びせちゃってる。それも確信犯なんですよ」
「そういう意味で、やってる方も確信犯で。注目を集めて、閲覧数を回して、自分の収入にする。あるいは人気になって、どこかのメディアに取り上げられて出たりする。というような有名人願望と収入を増やすという2つの目的がありますし。見てる方も『普通の人は知らないだろ。俺はこいつを昔から知ってる』というような意識で煽って、『無茶』に加担してるわけですよね」
「UUUMみたいなところとか、ライバーみたいなところでも、抱えている配信者、いわばタレントが変なことをすると自分の会社の評判に関わってくる。例えば株式公開を目指していたらリスクファクターでしかないので、『無茶をするな』と注意した上で、合わないようであればお辞めいただくしかないと」

   ぺけたんさんの場合、「暴露系」が紹介した告発がきっかけで活動休止となった形だ。なぜタレコミをする人がいるのだろうか。

「それは完全に面白がって煽ってるわけですよね。『あいつ気に入らないな。こんなことしてるんじゃないの』みたいなことを『ちょっとコレコレにたれこもうぜ』と。そしたらまたSNSでバズって、自分が嫌だと思ってる人物は被害を受け、人気が落ちて。で、コレコレの方が人気が上がれば、自分が嫌だと思ってる人がネット世論ではもっと悪い奴みたいになるだろうと。そういう単純な復讐心とか、嫌がらせっていうつもりでやってると」
「また、『ハンドルネームなんとかさんからこういう情報がきています』と紹介したりもしますよね。そうするとラジオでハガキを読まれたような満足感があると思うんですよね」

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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