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日米民主党の相似

「世に倦む日々」記事の一節である。まあ、常識的な内容だが、アメリカ政治の骨格を端的に説明していて有益だ。日本でも構図は似ていて、民主党がまさにアメリカの民主党と同じであり、保守寄りのメンバーに政党を乗っ取られたわけである。アメリカのヒラリーというのもその手のネオコン政治家にすぎない。

で、今回、立憲改進党(だったかな)が野田元総理を党に迎え入れる方針らしいが、これほどの愚は無い。枝野は野田に恩義があるのかもしれないが、政治と個人的問題を混同するようでは政治家失格だろう。そうではなく、政治的判断としてそれにメリットがあると考えているのだとしたら、枝野は地上最大の阿呆である。頭のいい(お勉強だけが得意な)バカという奴だ。

なお、政治的記事はこちらではなく「徽宗皇帝のブログ」に載せることが多いが、あちらは今日だけで3つ載せたと思うので、こちらに書いた。まあ、もともと厳密な使い分けはしていない。



(以下引用)



結論から先に言えば、米国の政治は三つの軸に再構成するべきなのだ。①トランプのような右翼、②オバマのような中道リベラル、③サンダースのような左派。この三派に分かれれば、有権者全体の政治意思を議会に回収できるし、マイケル・ムーアが言うところの、リベラルの方が圧倒的に多いという説明も論理的に回収できる。現在、民主党の中に②と③がいて、2年前の予備選では激しく争い、③の票は本選で①の方に流れてしまった。以来、③の一部はトランプの岩盤票となる倒錯を起こしたままを続けていて、そのため、民主党と共和党が票では拮抗する形になっている。①と②は新自由主義であり、③は社会主義である。②と③は経済政策・社会政策の理念が根本的に異なり、本来は同じ政党に同居してはいけないのだ。他方で、②と③は同じリベラルである。反保守である。同性婚と人工妊娠中絶に賛成で、人種差別に反対で、軍縮と環境保護に賛成だ。人権へのコミットが強い。だが、経済政策・社会政策では相容れない。②はウォールストリートから大金を貰って資本家のための政策を遂行する。格差を拡大する。民主党がトランプに圧勝できないのは、そうした欺瞞と自家撞着があるからだ。





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