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善意で舗装された道は

私は、赤十字というのは古くからある西欧のスパイ組織だと思っている。人道的名目があれば、どのような場所にも行くことができるし、安全に行動できるからである。そういうスパイ活動に利用できるのは、学術研究隊(ナショナル・ジオグラフィックなどもそれに近い)や報道関係もそうだし、近年ではNGOやNPOがスパイ活動や政治的工作活動に相当に利用されていることが一部では知られている。ハイチへの寄付金のかなりな部分がNPOやNGOの懐に入ったことは前に転載した記事にあった。
もちろん、そうした組織の末端にいる人間の多くはその組織の真の活動を知らずに善意で活動しているのだろう。
募金活動の中にも正体不明の団体は無数にあり、自分の出した金がどう使われているか、わかったものではない。
心臓手術のために米国に行って手術しなければならないから、1億5000万円の金を募金する、などという話を聞くが、なぜそれほどの大金が必要なのか。いったい、金のどれだけが実際の手術費用で、どれだけがコーディネーターの懐に入るのか、知りたいものである。まさか医者の手術報酬自体に1億円もかかるわけはないだろう。もしそうなら、心臓提供さえあれば、毎日でも心臓手術をして大儲けができる。患者のいる家族はおそらく言われるままにその大金を準備するだけなのだろう。そして集まった金の大半は、おそらく手術とは無関係な人間の手に入るのだと思われる。
いかに心臓手術が難しい手術だからといって、1億5000万円を要求できるという、その神経が私には理解できない。相手が日本人だから金額を吊り上げているにきまっているのだ。
もちろん、日本人が金で手術の優先権を手に入れる間に、米国人で心臓提供を待っている患者が押しのけられているのである。私が米国人なら、日本人を憎悪するだろう。
金、金、金、すべてが金である。
募金の話に戻るが、なぜ人々はどう使われるのかも不確かな募金に平気で金を出すのだろう。
最近、車の後ろにリボンマークのステッカーを貼っている車をよく見かける。リボンマグネットという団体の売っているステッカーらしく、売上の一部が様々な人道的活動支援に寄付されるという。
私は赤十字でさえ信じない人間である。赤い羽根の募金も信じていない。社会的弱者の救済は政治の課題として行政が行うべきものだと思っている。ただの詐欺ならまだましだが、民間のそういった「人道的集金活動」の背後に何かの宗教団体や政治団体の存在があるのではないかと私は疑っている。

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酔生夢人
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男性
職業:
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趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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