(以下自己引用)
感染症検査における「特異度」という言葉の異常さ
下のウィキペディアにあるように、特異度が、ある検査について「陰性のものを正しく陰性と判定する確率」なら、それは検査の正しさを実証する数字であり、それをなぜ「特異度」などと言うのか。むしろ、「正常度」と言うべきではないか。いや、「正常度」では患者その人の正常性と勘違いされると言うのなら「検査正常度」「検査信頼度」と言うべきだろう。どこが「特異」なのか。陰性と判定されたのが陰性なら何もおかしくない(特異ではない)わけで、陰性と判定されたのが実は陰性ではなかった場合に「特異である」と見做すのが当然ではないか。
(以下引用)
特異度(とくいど)とは、臨床検査の性格を決める指標の1つで、ある検査について「陰性のものを正しく陰性と判定する確率」として定義される値である。
概要[編集]
特異度が高い、とは、「陰性のものを正しく陰性と判定する可能性が高い」、あるいは「陰性のものを間違って陽性と判定する可能性が低い」という意味である。
対となる表現に感度(敏感度)があるが、特異度は感度との兼ね合いで決まるため、必ずしも特異度のひたすら高い検査が良いとは言えない。(この議論については感度参照)
なお、検査に限らず、「Bという症状は、Aという疾患に特異的だ(特異度が高い)」という言い方をすることが可能である。この場合の意味は、「Bという症状があれば、Aという病気がないのに誤ってAであると診断してしまう可能性が低い」という意味、すなわち「Bという症状があればAを強く疑ってよい」という意味で使われることが多く、逆に言えば「Bという症状がないからAという病気はない可能性が高い」と言っているわけではない。厳密にはこのような文脈で言う特異度とは陽性予測度であり、こういう文脈で使われる特異性・特異度は、検査における特異度の概念とは異なっている。 一般的には、感度が高いと除外診断(rule out)に有用であり、特異度が高いと確定診断に有用である。