私のブログの記事が、社会的問題や哲学的問題で埋められているのは、そうした性向によるものだろう。自分自身の個人的問題など、私には些末事項なのである。その反対に、たとえばアニメや漫画などの細部に感心したら、それを論じたくなる。考察、それ自体が娯楽だからだ。
まあ、極論だが、「欠陥も才能」という考え方は悪くないのではないか。
(以下引用)長い記事なので、途中まで転載。
アファンタジアと私
頭の中で映像が視覚化されないアファンタジアと私に関するエピソードの記録。不定期更新。
アファンタジアと私 (2022年10月14日) - 重度の自伝的記憶不全 (SDAM)
アファンタジアとSDAM(重度の自伝的記憶不全)について、ベルギー人 Maarten さんの記事(下記URL)を日本語に翻訳しました。アファンタジアな私が20年以上前から感じていた「幼少期から今に至るまで、自分に関する自伝的な出来事を思い出せない」現象を説明できる解答(仮説)を、ついに見つけました。
https://aphantasia.com/maybe-you-have-sdam/
翻訳はGoogle翻訳およびDeepL翻訳を使いました。翻訳後の【日本語訳文】にいくらか手を加えましたが、基本的には機械翻訳そのままですので、明らかな誤訳や間違いが含まれている可能性があります。あくまでオリジナル英文の雰囲気をつかむ「意訳」程度ということでご容赦ください。オリジナルの真意を読み解きたい方は英文のほうを参照ください。また、【日本語訳文】の後に【私の所感】を追記しました。読み飛ばしても構いませんが、興味がある方は参照ください。なお、英文と訳文の転載に問題ありましたらご連絡ください。速やかに対処します。
更新履歴:
2022年10月14日 v1(下書き)(私の所感を書いた部分は未推敲なので乱文注意)
Maybe you have SDAM? (もしかしてあなたはSDAM?)
【日本語訳文】もしかしてあなたはSDAM?
Aphantasia and Severely Deficient Autobiographical Memory
【日本語訳文】アファンタジアとSDAM(著しく不足してる自伝的記憶)
Maarten Serneels
【日本語訳文】マールテン・セルネール
September 19, 2022
【日本語訳文】2022年9月19日
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Like many others, when discovering Aphantasia, I was shocked at first. This started a rollercoaster of emotions in the following days and weeks, as I began talking to my partner, family, and friends about this. It ended up being a relief, as certain things started to fall into place, and I learned to understand myself and others better.
【日本語訳文】他の多くの人と同じように、自分のアファンタジア(※頭の中でイメージを視覚化できない状態)を発見したとき、私はまずショックを受けました。このことをパートナー、家族、友人に話すと、その後の数日間から数週間はジェットコースターのような感情の変化が始まりました。その結果、あることが明らかになり、自分や他人をより理解できるようになり、最終的には安心しました。
【私の所感】以下あくまで私の場合です。1998年、速読の勉強中に自分がアファンタジアであることを自覚しましたが(当時はアファンタジアという名前はまだ付いてませんでした)、とくにショックは無かったです。むしろ興味深く楽しんでいました。当時は妻(どちらかというとハイパーファンタジア寄りと推測)とそのことを深く話し合い、知られざるヒトの脳機能の違いに感動してました。ですが、当時~その後、定期的にネットで検索してもアファンタジアに該当する情報はありませんでした。「脳」「視覚」などの検索ワードを駆使してもヒットするのはハイパーファンタジア(当時はこんな名前は無かったと思いますが、いわゆる写真記憶が出来ること)のほうで、有名な画家や小説家がこの機能を有していることも分かりました。ですが、まだ名前の無いアファンタジアについては、多くの人々に認知される形での情報はありませんでした。
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But this didn’t explain my poor memory of my past self. This made me delve deeper, and then someone said, “Maybe you have SDAM?“
【日本語訳文】しかし、これだけでは自分の過去の記憶が乏しさ(ぼんやりした曖昧な記憶)についての説明にはなりませんでした。そこで、もっと詳しく調べてみると、ある人から「もしかしたら、あなたはSDAMでは?」と言われたんです。
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【日本語訳文】アファンタジアとの出会い
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A few months ago, I started to seek help for my poor memory and distant feeling from others. I came to realize that everyone ‘sees’ things differently in their mind after a conversation with my psychologist.
【日本語訳文】数ヶ月前に、自分の貧弱な記憶と他人との距離感(疎外感)について、私は助けを求めるようになりました。私は心理学者と対話の中で、誰もが心の中では物事を異なって「見ている」ことに気づきました。
【私の所感】私も過去の記憶が貧弱で、ほとんど思い出せません。以前のコンテンツで次のように書いたことがあります。
アファンタジアとの関連は不明ですが、これまでの人生で過去の日常をあまり思い出しません。とくに20代以前の人間関係・家庭生活・学校生活・職場生活などの日常や自我(自分が自分の意識で存在を実感しているようなフィーリング)を、当時はもとより20代以降もほとんどまったく思い出さない、思い出せません。そもそも記憶として定着されてるのだろうか?とも思っています。それくらい思い出しません。
また、20代に限らず、30代以降から現在に至るまでも、やはり過去を思い出すという行為はあまりしませんし、それほどないです。ただし、自身で「昔、こういうことがあったはず」という気づきや、第三者から「昔、こういったことがあった」という情報のインプットがあれば、自分の記憶にそれが残っている場合なら可能な範囲で思い出してるはずです。
しかしながら、これまでの生活、とくに思い出せる範囲での20代以降の生活すべてにおいて、記憶や健忘などに関連してとくに困ったことはないし、とくに問題になったこともないです。仕事で支障をきたしたこともありません。