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現行の高血圧基準値に医者からも疑義提出

「阿修羅」から転載。
やっと医療の現場からも現在の高血圧治療への疑問が提起されだしたようだ。
年齢とともに血圧は上がるものだし、昔は、「年齢+100」が適切な最高血圧とされていたと聞いたこともある。それが、年令、体形おかまいなしに上限が130だなどというのは、明らかに、意図的に「高血圧患者」(もちろん、本当は健康体だのに病気扱いという医療詐欺被害者)を作り出し、それで金儲けをしようという医療業界、製薬業界の陰謀だと言えるだろう。
実際に治療の必要な高血圧患者ももちろんいるだろうから、治療に関してあまりに素人判断が蔓延するのも問題だが、医者だけにすべてを考えてもらうのではなく、患者自身が自分でも調べ、自分でも判断する、ということがこれからは必要だろう。自分の体を一番知っているのは自分なのだから。そして、患者の体についての決定権は医者にではなく、患者自身にある、という当たり前のことを(医者全能思想を持つ医者は異議を唱えるだろうが)社会全体が再確認していくべきではないだろうか。


(以下引用)赤字部分は夢人にょる強調。


東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言(SAPIO2014年11月号)
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/332.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 30 日 11:59:05: igsppGRN/E9PQ




東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141030-00000007-pseven-life
SAPIO2014年11月号


 製薬会社・ノバルティスファーマの降圧剤「バルサルタン」の臨床試験に関する疑惑でも明らかになった、製薬会社と医師の癒着構造を、専門家たちはどう捉えているのか。日本の健康基準値の歪みを指摘することでその構造を喝破してきた大櫛陽一・東海大学医学部名誉教授と、医療ガバナンスの旗手として大学医療の中枢から内部告発を続ける上昌広・東京大学医科研特任教授が初対談した。

大櫛:今年4月、日本人間ドック学会が発表した「健康診断(健診)の新基準」は現行の基準から大きくかけ離れているということで日本高血圧学会などの臨床学会から「国民の健康に危険を及ぼしかねない」と袋だたきにあって潰されてしまいましたが、私は150万人を調査対象とした人間ドック学会の方が正しいと思っています。

 私自身が過去に行なった70万人を対象とした大規模調査の基準値とも合致する。たとえば現行基準では年齢も性別も関係なく「上」(収縮期血圧)は130から高血圧と診断されてしまいますが、人間ドック学会は147でも正常。私たちの調査でも60~64歳の男性は164まで正常値の範囲です。高過ぎると思うかもしれませんが、我々の基準の方が欧米で用いられる最新のガイドラインにも合致しているのです。

上:私は高過ぎる高血圧についてはやはり薬を使用すべきと考えますが、確かに年齢や性別を無視した10数年前につくられた基準が現代に通用するわけがない。とにかく血圧を下げればいいなんてのはデタラメな治療であって、個々の事情を考慮すべきです。

大櫛:ただ、この問題よりも恐ろしいのは、誤った基準によって健康な人が飲む必要のない薬を飲まされているということです。日本では国がやるべき診察のガイドラインを製薬企業という利益集団が決めてしまっている。これは欧米では10年以上前に問題視されて改善されたことです。

 たとえば、降圧剤のセールスのために世界各国で血圧の基準を下げてきた「高血圧マフィア」と呼ばれる集団が有名です。彼らはまず1993年にアメリカでJNC5という政府の委員会に働きかけて血圧の基準を厳しくし、1999年にはWHO(世界保健機関)の基準も厳しくすることに成功します。

 後にこれは良識のある医師たちから批判されて元に戻るのですが、日本高血圧学会はこの「高血圧マフィア」がつくった基準を今も正しいと主張しているわけです。

上:その件を私は詳しくは知りませんが、日本の高血圧学会に関して言えば、あの人たちにそこまでの大きな力はないと思っています。たとえば、ノバルティスファーマ社の降圧剤ディオバンをめぐる論文不正事件のなかで、高血圧学会が裏で糸を引いているような陰謀論が囁かれましたが、ノ社による降圧剤セールスのための「営業ツール」として利用されたに過ぎません。臨床学会というのはなにかあったら訴えられる現場の医師と違って、安全な場所で提言できる。だからこそ製薬企業に利用されやすいのです。


 







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コメント




01. 2014年10月31日 10:28:30 : yBG3GAzvsY
医者が数値で機械的に処方しようとするのが、そもそもおかしい。それだけ医者の能力が低くなったのか、忙しすぎて(専門的な能力アップよりも経済的により豊かさを求めて)勉強できなくなったのか、いずれかだろう。
 体や健康は個人差が大きく、血圧もその時々の状況に対応する。全体的な診断がなくて高血圧を薬でコントロールするのは、おかしいだろう。
 とりわけ、高齢者ではいろいろな体の不具合や病気もある。健康な人であっても生活スタイルや生活への望みが多様である。それらも合わせてよりよい処方というものが求められるであろう。
 数値によるガイドよりも医者の学習がもっと盛んにされるべきだろう。

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