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「還元主義」の欠点

「合理主義」と「還元主義」の欠点は同じである。
どちらも、「思考の基礎(出発点)である『要素』」の決め方が恣意的であることだ。

たとえば、偶数について考える時、その偶数の中に「0」や「1」を入れたらおかしいのは誰でもわかる。しかし、社会学的問題だと、ある問題を構成する要素(元)の中に、不適切な要素を入れても、あるいは重要な要素を抜かしても気づかれないことがある。特に言葉での討論の場合はなおさらだ。(ここまで書いて、「はて、0は偶数に入れてはいけないのだったか」自信がなくなって、一応調べたら、偶数の定義は「2で割り切れる整数」であるから0は入れないようだ。ちなみに、0は「整数」ではあるらしい。負の整数もある。整数の定義は「1,2,3,…などの自然数と、これに負号をつけた負数と、0」であると辞書に書いてある。)
さて、算数(初歩数学)の話が長くなったが、元の話にもどる。ここで、「元」を「もと」と読んだ人が8割、「げん」と読んだ人が2割くらいいるかと思う。その「げん」が「還元主義」の「元」の字の意味するものだ。つまり「問題を、その構成要素(元)に『還して』考える」のが「還元主義」である。そうすると、現実はデジタルではなくアナログな性質のものだから、その「元(要素)」から抜け落ちるものが膨大に出てくる。これが「還元主義」の根本的欠点である。簡単な話、1と2の間には無限の数が存在するが、それらをすべて無視して整数だけで考えるようなものだ。
しかし、たとえば会社や個人がある問題を解決する場合など、問題構成要素はさほど多くないから、還元主義は大きな武器になる。これがデカルト的思考である。
ところが、こうした思考が、「神は存在するか否か」のような問題を考えるとなると、「整数だけの算数問題を解く」ような還元主義が成立しなくなるのである。だから、デカルトは「神の存在を考察する」ために還元主義、つまり問題を構成要素に還元して考えるという方法を発明しながら、神の存在証明はできなかったわけである。

話が長くなったので「合理主義の欠陥も同じである」ことについては論述しない。

なお、川上弘美が風邪か何かで寝ているとき、部屋を眺めて、その中に存在するすべてが「〇(丸)」か「四角」であることに気づいて面白がり、「時計は丸、カレンダーは四角」など、あれもそうだ、これもそうだと見ているうちに不気味な気持ちになる話を書いているが、やがて「丸や四角」に還元できないものがある、と気づく。それが何か、賢明な人は即座に気づくだろう。(楕円形は丸の仲間、長方形などは四角の仲間に還元する)さて、答えは何か。数行後に書く。









答えは、部屋を眺めている筆者自身である。案外と、視点の当事者は問題の構成要素から見落とされるというわけだ。
他人を批判する人にとっては無意識的に「自分の皮膚病は美しい皮膚病」になるのである。これは沖縄方言のことわざで、「我がサミやかぎサミ」と言う。「かぎ」はおそらく「かぐわしい」から来た言葉だろうが、「美しい」の意味。

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日本の「挨拶」は陋習か?

長々と書いた、非常にもっともらしい文章が、たった2行で粉砕されるのが面白い。
もっとも、最初の文章もそれなりに理屈は通っている。
私も「挨拶文化」を全肯定はしないが、「挨拶」だけで国別の価値観をすべて断じるのがおかしいのである。欧米は基本的に「個人主義」「能力主義」だから、挨拶をさほど重視しないというだけのことだろう。

後で、欧米的思考の本質である「合理主義」と「還元主義」(の欠点や欺瞞性)について考えてみる。あるいは、そこに欧米の衰退の本質があるかもしれない。まあ、基本的には「個人主義=利己主義」が問題だと思う。とすれば「挨拶」は「集団主義(和をもって尊しとなす)」の一面であり、完全否定はできないだろう。

(以下引用)

anond:20250608112910

あいさつ文化って本当に必要か?

あいさつをしたつもりだったけど、はっきりしてなかったか無視されたと思われて、キャリアが危なくなったとか不合理にも程があるだろ。


そういうことがあるとあいさつは自分がはっきり伝わるようにみたいな変な慣習が出来て挨拶まわりだけで無駄時間使うみたいなことが起こる。


基本をあいさつなしにして、用事あるなら話しかけるをデフォにした方が絶対効率いい。そもそもあいさつを上下関係序列をはっきりさせるためにやらないきゃいけない儀式にするとかは論外。






追記

お前らが大好きな欧米じゃ、朝の挨拶なんて目が合った人とHiで終わり。さっさと仕事始めるのが普通で、頭下げて回るとか時間無駄しかない。


しろそういうのを重視しすぎると、あっちじゃ逆に「中身スカスカから媚びてんのかな」って思われる。


成果とか信頼とかで評価される社会と、挨拶の声の大きさとかタイミング人間性までジャッジされる社会。どっちが合理的かは言うまでもないよな。


で、日本場合はそういう礼儀の型だけでマウント取ってる人が一定数いる。挨拶ひとつで「社会人失格」とか言ってくるタイプ。でもさ、だいたいそういう人に限って仕事自体は大してできなかったりするんよね。やたら丁寧なだけで、判断遅いしレスも遅い。


あと念のため言っとくけど、これは挨拶ができないって話じゃない。挨拶文化のものが不合理すぎるって話をしてる。


なのに勝手に「こいつ挨拶すらできないんだな」って早とちりして噛みついてくる人、だいたい地雷踏んでる自覚なさそうで怖い。そういう人って、仕事でも空気読みすぎて判断ミスったり、無駄軋轢生んでそうなんだよな。


ぶっちゃけ、どうでもいい形式にこだわって、他人アウトプットより先に態度を見てるような人たちが、生産性落としてるんじゃないの。


こっちは成果出すために働いてるんであって、挨拶品評会してるわけじゃないから。


米のヤバさも欧のヤバさも周知となったここ数年。"欧米が〜"なんて下手に使うと情弱しか見えなくなったよね


特に米のヤバさは洒落にならんマジ勘弁

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二匹の蛍



私は俳句や短歌は好きだが、趣味にしているわけでもなく、他人の詠んだ俳句や短歌をさほど真面目に読んだこともない。
まして、句や歌の中に人生を詠嘆するような、あるいは哲学を入れたような作は嫌いなほうだ。

だが、それも物によりけりで、先ほど読んでいた川上弘美の或る随筆の中に出てきた俳句は、実に鬼気迫るもので、よくこういう俳句を詠めたものだ、と思う。
同じ文章の中に先に出ていた飯田蛇笏の句は名句として有名だが、私にはピンと来ない。と言うより、「プロ俳人がいかにも詠みそうな職人的技巧味や抹香臭さがある」としか思わないのだが、先にその句を挙げておいて、後の句と比べてみる。



たましひのたとへば秋のほたる哉  (蛇笏)



何を言っている、名句中の名句だろう、と文句を言う声が聞こえそうだが、とにかく、次の句と比べてみてもらいたい。



じゃんけんで負けて蛍に生まれたの  (池田澄子)



どうだろうか。これを読んでぞっとするような怖さを感じないだろうか。
これを言う少女の声が耳に聞こえないだろうか。

亡くなった少女が、じゃんけんで負けて蛍に生まれ変わる怖さ。

単なる生まれ変わりでなく、それが「じゃんけんで負けた」結果である怖さ。

私は輪廻を信じない人間だが、仮に輪廻があって、その輪廻がたとえばじゃんけんで決まるとしたらどうだろうか。



ついでに言っておけば、蛇笏の句は「たとへば」の語句だけで、理に堕ちている。

「魂というのはたとえて言えば、秋の蛍のようなものです」という散文と何も変わらないのである。その散文を手慣れた575にしただけだ。「秋の蛍」もさほどの比喩でもない。

まあ、理屈だから悪いと断定もできないし、好き嫌いは個々人の勝手である。



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世界という檻の中でのジェノサイド

前の記事と同じ問題を扱った記事だが、こちらはカナダの状況で、日本とほぼ同じであるようだ。つまり、「世界人口削減計画」の一環として「ワクチン」が使用されているのである。
その被害者の膨大さを考えると、「世界全体が見えないガザ化している」とも言える。

(以下引用)

致死的なmRNA Covid注射による血栓症の惨事の後、カナダと米国でワクチン懐疑論が史上最高に高まっている S.D. Wells

さてはてメモ帳さんのサイトより
http://glassbead.blog.shinobi.jp/vaccine/vaccine%20skepticism%20at%20an%20a
<転載開始>

VACCINE SKEPTICISM at an ALL-TIME-HIGH in Canada and USA after the CLOT SHOT CARNAGE from deadly mRNA Covid jabs 06/06/2025 // S.D. Wells


https://www.naturalnews.com/2025-06-06-vaccine-skepticism-at-an-all-time-high.html



カナダの親の半数以上が、コロナワクチン接種後に起きた地獄のような健康被害に、今やすっかり恐怖を感じています。その致命的な影響に関する噂は瞬く間に広まり、世界はついにワクチンが人口削減と慢性疾患医療の利益のための生物兵器であるという事実に目覚めつつあります。


1. カナダにおけるワクチン接種への躊躇の高まり:カナダの親の約50%が、COVID-19後の子どもへのワクチンの安全性について懸念を表明しており、パンデミック以前のワクチン接種への懐疑度(推定約10%)から劇的な変化を示している。


2. 安全性と有効性への疑念がワクチン接種への躊躇を助長:接種をためらう人の66%が副作用への恐怖を、33%が有効性に疑問を呈している。ワクチン接種後の重篤な副作用やCOVID-19の急激な発症例の報告は、不信感をさらに増幅させている。


3. 小児ワクチン接種率の低下COVID-19以降、乳児の予防接種率は大幅に低下しており、インフルエンザ予防接種を選ぶ親は55%だけで、安全性への懸念からワクチン接種を控える親は24%である。これは、公衆衛生に関する言説に対するより広範な懐疑心と関連している。(蛇足:しかし、まだ毒親は多い。このままだとmRNA化インフルエンザワクチンでとどめ打ち)


4. 透明性と信頼構築の要請:ワクチン接種による有害事象の訴えが増加し、低リスクグループ(例:小児)への接種義務化をめぐる議論が激化する中、専門家は保健当局によるより明確なコミュニケーションの必要性を強調している。国民の信頼を再構築することは依然として重要な課題である。



カナダの親の半数がCOVID-19以降、ワクチンの安全性に懸念を表明、調査で明らかに


政府が委託した最近の調査によると、カナダの親の約50%が、子どもへのワクチンの副作用の可能性を懸念しておりCOVID-19パンデミック後の国民の意識に大きな変化が見られました。主要人口における小児予防接種率調査で発表されたこの調査結果は、保健当局が定期予防接種を推進しているにもかかわらず、接種への躊躇が高まっていることを浮き彫りにしました。カナダ公衆衛生庁の依頼でアドヴァニス社が実施したこの調査は、全国5,113人の親を対象に実施され、従来の小児用ワクチンに対する幅広い支持があるにもかかわらず、根深い懐疑心が明らかになりました。


その報告書は、COVID-19以降、親の19%がワクチンの副作用について気に病んでいることに強く同感していると回答しており、「カナダ人のワクチン接種に関する知識、態度、信念が大きく変化した」と指摘しました。 88%が依然として定期予防接種(麻疹やおたふく風邪ワクチンなど)を好意的に受け止めている一方で、子どもにインフルエンザの予防接種を受けさせたいと考えているのはわずか55%でした。特定のワクチンを接種しない理由を尋ねたところ、24%が安全性への懸念、22%が不要との考え、14%が効果への疑問を挙げました。


こうした懸念にもかかわらず、連邦政府と州政府は、公衆衛生庁自身は正式に承認していないものの、小児へのCOVID-19ワクチン接種を推進し続けました。一方、カナダのワクチン被害支援プログラム(VISP)は、請求件数の増加に伴い資金が増額されており、この傾向はLifeSiteNewsでも報じられています。連邦政府のデータによると、COVID-19ワクチンの追加接種率も低下しており、ほとんどのカナダ人が追加接種を断っていることが示されています。


ワクチン接種への躊躇は目新しいものではありませんが、パンデミックは、特に小児のような低リスク群におけるリスクとベネフィットの比率に関する議論を激化させました。専門家たちは長年、若年層への接種義務化が、彼らがCOVID-19の重症化リスクを最低限に抑えていることと整合しているかどうか疑問視してきました。Childrens Health Defenseなどの支援団体は、透明性を重視し、副作用の報告を強く求めています。


この調査は、公衆衛生にとって極めて重要な課題、すなわち分断を招いたパンデミック後の信頼の再構築を浮き彫りにしています。ある研究者が指摘したように、懐疑的な見方が存在する理由ではなく、どのようにコミュニケーションをとるかを理解することが、依然として重要な課題となっています。ワクチン接種プログラムが精査される中、カナダ当局は懸念への対応と予防接種率の維持という微妙な綱渡りを強いられています。今のところ、データは、国民が新型ワクチンと既存ワクチンの両方に警戒感を抱いていることを示唆しています。


地球上のすべての人々が、あらゆるワクチンに対して強い懐疑心を持つべき時が来ています。ワクチンはかつての姿とは違います。免疫力を高めるために必要な微量の感染症源を注射するだけの単純なものではありません。今やワクチンは、人間の遺伝子や細胞を改変し、血管血栓、ターボがん、心臓発作、脳卒中で死にゆくゾンビに変えるための媒介物となっています。


ターボがんやロングワクチン症候を引き起こす実験的な遺伝子治療注射に関する最新情報を入手するには、Vaccines.newsをお気に入りの独立系ウェブサイトにブックマークしてください。


Sources for this article include:


Pandemic.news


NaturalNews.com


Lifesitenews.com


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「世界的人口削減計画」というキチガイ計画の一部としての「遺伝子ワクチン」

明らかな「人口削減計画」の一環だろう。
任意であるはずのワクチン接種を強制するという蛮行。公的機関に近い病院が法律違反行為を平然と行っているのである。

(以下引用)

出産現場で起きている異常

みのり先生の診察室さんのサイトより
https://ameblo.jp/drminori/entry-12907165547.html
<転載開始>

コロナワクチン接種後に流産や早産、死産などが私の患者さんや知り合いの先生のところで起きていたことはブログでも講演でもお伝えしてきました。


 

 


妊婦への接種が推奨され、産婦人科学会も積極的勧奨を行っていましたから、大勢の妊婦さんが接種されたことでしょう。


 


接種を勧めていた女医さんの動画も拡散されていました↓


 

 


ワクチンを接種したら不妊になるのは「デマオブデマ」と豪語していた女医さんもいましたね。


 

 


驚異的な接種率を誇る日本。


 


打たぬ者はまるで非国民扱いされ、接種は任意のはずなのに事実上強制されました。


 


接種していないとお産ができない・・・


接種していなくても


お産ができる病院を紹介してほしい


 


そんな悲痛な電話が診療所にもたくさんありました。


 


非接種者の分娩を断る病院や産院がほとんどでした。


 


私の患者さんで、接種していないと分娩を引き受けてもらえず、泣く泣く3回接種された妊婦さんがおられます。


 


それだけではないです。


 


立ち会い分娩を希望したご主人も3回接種を求められ、泣く泣く接種されました汗



「赤ちゃんにワクチンの抗体をプレゼント」


 


などと女医さんが言っていましたが、プレゼントされたのは抗体だけではありません。


 


mRNAワクチンそのものが胎児に移行し、免疫原性を獲得することがマウスの実験で証明され論文で発表されています。


 

 


ヒトでも同じことが起こる可能性は大いに考えられ、これが事実なら、妊娠中に妊婦が接種すると、胎児にワクチンの成分が移行し、胎児の細胞がスパイクタンパクを作り出すということ。


 


まさしく世代を超えて伝播する。


 


由々しき問題です。


 


遺伝子製剤の怖さですね。


 


 


産婦人科の先生から接種した妊婦の様々な異常を聞いています。


 


正常分娩で何も異常がなかったのに、退院してから1週間後に子宮からの大量出血で戻ってきたり、正常分娩でApgarスコアも満点だった新生児が、臍帯を切ろうと思った瞬間に心停止が起こって死亡したり・・・これまで経験したことがなかったトラブルが多発しているそうです。


 


先日、うちのナースの友人が無事に出産したのですが、子宮からの大量出血が止まらずそのまま亡くなりました。


 


30代前半です。


 


ワクチンは接種していました。


 


こういった妊娠・出産にまつわる異常が多いので、ワクチン接種した妊婦には事前に説明をするようにしたとおっしゃっていました。


 


ただでさえ訴訟が多い産婦人科領域。


 


ワクチンのせいで起きた異常を医療側の不手際のせいにされたらたまったものではありません。


 


接種後、短時間で分解されて無くなると言われていたmRNAコロナワクチン。


 


短時間で分解されるどころか、接種後2年経っても血中からスパイクタンパクが検出されています。


 


そもそもワクチンではなく遺伝子製剤。


 


細胞の中に入り込んで遺伝子に作用する。


 


だから一度でも体に入れてしまったら、どんな影響がいつまで続くのか、今何もなくても5年後、10年後、何が起こるのか、何も分からない。


 


人類に初めて使われたものだから。


 


治験期間が短いため中長期の安全性は不明です。


 


自分の細胞が、いつまでスパイクタンパクを製造し続けるのか分からない。


 


スパイクタンパクは血管内皮細胞を傷害する。


 


傷害された血管が破れれば出血という形で発症し、傷害された血管を修復しようとして血小板が集まれば血栓という形で発症する。


 


出血と血栓、真逆の現象だけれど根底で起きていることは同じ、スパイクタンパクによる血管内皮細胞傷害。


 


 


だから血栓も多いし出血も多い。


 


それはあらゆる血管、臓器で起きるから症状も疾病も多岐に渡る。


 


予防接種健康被害救済制度の認定結果を見ても明らか。


 


 


出産現場で出血が止まらないという異常が多いのもスパイクタンパクによる血管内皮細胞傷害が起きているからでしょう。


 


ワクチン接種が終わってもワクチン後遺症は終わらないのだという悲しい現実に向き合いながら、それでもあきらめずに解決策を探していくしかありません。


 


こうして起きている「異常」とワクチンが結びついていない医療従事者や患者さんも多いです。


 


まずは疑ってみてください。


 


そのためには知ることが大事です。


 


予防接種健康被害救済制度でどんな症状や疾病が認定されているのか、厚労省のホームページで結果を確認してみましょう。


 


私は発表される度にブログで解説をしています。


 


もし良ければご覧下さい。


 


<転載終了> 

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近代日本の「乱世」と日蓮宗(松岡正剛「千夜千冊」より)

明治中期、日蓮主義を研鑽する在家の蓮華会・立正安国会を組織した田中智学は、大正3年にこれを国柱会に組み立てなおすと、多くの共鳴者が輩出していった。国柱会というネーミングには、日蓮が『開目抄』のおわり近くに謳った「我、日本の柱とならむ。我、日本の眼目とならむ。我、日本の大船とならむ」というメッセージを引き継ぐ気概がこめられていた。
 その智学の弟子に山川智応がいて、日蓮文書の詳細な解読に当たり、『三大秘法抄』は偽書ではなかったという見解を示した。最近のAIコンピュータによる文体解析でも、同様の結論が示されている。
 国柱会が主導した日蓮主義運動は、山川智応、里見岸雄(智学の三男)によって開展していった。それは日本中世には「王仏冥合の国体思想」がすでに動向していたという強い見解となり、そこから法華経思想と日蓮思想が新たな「日本国体学」の骨格として過剰に強調されていくことになった。
 かれらは仏教者というより、仏教思想者として日蓮主義謳歌のための著作を次々に発表していった。智学には『宗門之維新』『日蓮主義教学大観』『日本国の宗旨』などが、山川には『日蓮聖人研究』『法華思想史上の日蓮上人』『乙酉決答:日蓮主義の大東亜戦争観』などが、里見には『日蓮主義の新研究』『日蓮上人聖典の新解釈』『法華経の研究』『日本国体学総論』ほか、夥しい著書がある。
 著作の中身は、いずれも法華経主義、日蓮主義、ユートピア主義、日本主義で満腔になっている。
 これらに共鳴したのが、石原莞爾であり、いっときの宮沢賢治(900夜)であり、北一輝(912夜)や井上日召だった。そこには国体論、天皇主義、八紘一宇論、一人一殺のテロリズム、五族協和の構想、大東亜共栄圏がユートピックに出入りした。いずれも仏国土を謳うものではなく、法華ナショナリズムになっているわけでもなかったものの、その主唱者には法華経主義者が多かった。
 なぜ、こんなふうになっていったのか。もしこうした言説や行動が日本仏教が選択し、到達したひとつの頂点だったとしたら、どう説明すればいいのか。残念ながら日本のオーブツミョーゴー(夢人注「王仏冥合」)は激しく歪んでいったのだと言わざるをえない。


 実際には多くの伝統仏教の陣容は皇国主義やナショナリズムの趨勢には与していなかったし、王法の頂点に担(かつ)ぎ上げられた天皇制は、敗戦とGHQの介入によって「民主化」されたことによって、長らく魔法のように語られてきた王仏冥合の呪縛を解かれたのだったろう。けれども仏教界は、こうした趨勢を阻む勇気を持ち合わせていなかったとも言わざるをえない状況の中にいた。
 ところで、こうした近代日蓮主義運動については、21世紀の足音が近づいてきてから、大谷栄一の『近代日本の日蓮主義運動』(法蔵館)や『日蓮主義とはなんだったのか』(講談社)が詳細に、かつ鮮やかに描き出すことになった。ぼくは千夜千冊に寺内大吉の『化城の昭和史』(378夜)をとりあげて、そのあたりの多少のマッピングをしてみたことがあったけれど、大谷の研究はすこぶる本格的なもので、まさに近代日本のオーブツミョーゴー問題をまるごと攫っていた。また最近は石井公成監修の『近代の仏教思想と日本主義』(法蔵館)などが多面的な裾野を炙り出していた。
 とはいえしかし、智学の系譜の研究者や活動家による日蓮思想の解読が、そのまま日蓮の宗旨や著述や行動の解読になっているかどうかということは、いまだに同定しがたいままになっている。ましてその後の創価学会の活動これらの一端を底支えしているものかどうかというと、これまたなんとも説明しがたいものとして、不問のままなのである。

日蓮主義的思想に呼応する者たち。国柱会を創始した田中智学(左上図)は、日蓮の仏教思想を純信仰のみならず政治経済や文化、日常生活の意識にまで拡張する運動を提唱し日蓮主義と名付けた。国柱会員となった石原莞爾(右上図)は欧州戦史研究に加え日蓮宗信仰を軸に世界最終戦争論を構築する。日蓮主義運動に深く共鳴した宮沢賢治(左下図)は自身の作品を「法華文学」と呼ぶほどであった。北一輝(右下図)は政府要人宛に書いた『支那革命外史』の中で、幕府に『立正安国論』を献上し国家諫暁をしようとした日蓮聖人に自分をなぞらえている。
北一輝『霊告日記』(左図)。北は朝の習慣として誦経を欠かさなかったが、妻・すず子(右図)は誦経の最中に〈神がかり〉となり、謎めいたことを口走り、読解不可能な文字を書くことがしばしばあった。二・二六事件発生の二日後までの計七年間、北は妻の〈神がかり〉を記録し続け、解釈・解読して文字に直した。
図は宮沢賢治の手記のレプリカ。『雨ニモマケズ』の詩の最終ページに文字曼荼羅を思わせるような南無妙法蓮華経が連打されている。
賢治は無断で家出し岩手花巻から東京鶯谷の国柱会館(上図)に来るほど法華経に傾倒していた。昼は創刊されたばかりの機関紙『天業民報』(下図)を上野公園で配り、夜は会館で開かれる『毎夜講演』に通い詰めたという。

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健康と長命

かなり良識的な内容で、私がこのブログに書いてきたことや経験したことにもだいたい合致しているので転載する。
酒(アルコール)に関しては、まあ、「人間やめますか、酒やめますか」という選択であり、命を伸ばすために酒をやめる勇気はないし、それで長生きする意味も私にはない。ただ、健康に悪いのは確かだろう。「健康を増進させる美味くて安い酒」を誰か発明してくれないか。

(以下引用)

「卵は一日1個まで」だけじゃない!時代遅れになった「食の常識30」糖尿病治療に注力する医師が解説



 五良会クリニック白金高輪 五藤良将医師

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 医学や栄養学の進歩で、これまで「体にいい」「体に悪い」と考えられていた食べ物の位置づけが、180度変わってしまうことが頻出している。五良会クリニック白金高輪・五藤良将医師が語る。



「長年続けてきた食習慣を変えることは難しいですし、急に食べ始めたりやめたりするのではなく、できる範囲で取り入れていくことが大切です」



 昔、聞きかじった知識が、健康の機会を遠ざけているのかも。ネットの誤情報や、時代遅れの知識に振り回されることなく、美味しく健康な人生を送るための30の「食の常識」を紹介する!



――食材編――



1【ピーナッツ】高カロリーで太る → 糖尿病リスクが低下



「高脂肪、高カロリーですが、じつは糖質が少なく、腹持ちがいい間食に適した食品。インスリンの感受性を改善し、血糖の急上昇を防ぐ効果もあります。糖尿病予備軍や内臓脂肪が多い人に適していますが、一日30粒までが適量です」(五藤医師、以下同)



2【アボカド】高カロリーで太る → ダイエットに効果的



「こちらも高脂肪で高カロリーですが、脂肪の主成分は悪玉コレステロールを下げるオレイン酸。腹持ちがよく食物繊維が豊富なため、便通が改善しておなかもスッキリするはずです。食物繊維+脂肪の組み合わせで、食後血糖値の急上昇を防ぐ効果も」



3【ウナギと梅干】食べ合わせが悪い → 疲労回復の相乗効果



「脂の多いウナギと、胃酸分泌を促す梅干し。胃に負担が大きいとされてきましたが、高価なものを食べすぎることへの戒めの意味があったようですね。ウナギのビタミンB1と梅のクエン酸は、いずれも疲労回復に効果があり、相乗効果があるといえます」



4【ジャンクフード】避けるべき → 食べ方次第



「不健康と思われがちなジャンクフードですが、たとえばフライドポテトの原料であるじゃがいもには、余分な塩分を排出する働きをもつカリウムや、水溶性ビタミンが含まれています。もちろん毎日食べるのではなく、量と頻度をコントロールすることが大切です。完全に避けるよりも、うまく取り入れて栄養価を底上げしよう、と発想を転換してみてはいかがでしょう」



5【マーガリン】トランス脂肪酸が多い → じつはバターよりも少ない



「マーガリンには、心臓病の原因となるトランス脂肪酸が含まれており、避けている人も多いでしょう。しかし、加工技術が進歩した近年では、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、バターよりも少ないことがわかっています。比較すると、一般的なバター10gに約0.2g含まれるのに対し、マーガリンは0.1gを切るほど。朝食のパンには、安心して塗っていい量です」



6【肉】体に悪い → 長寿の味方



「かつては『肉=脂っこい=体に悪い』、若い人の食べ物だという価値観がありました。ですが、筋肉量が減る高齢者こそ良質のたんぱく質が必要です。最近の研究では、必須アミノ酸や亜鉛、ビタミンB12がバランスよく含まれる赤身肉を適度に摂取することが、健康長寿やフレイル予防に寄与するとされています。もちろん、加工肉や脂身の多い肉の過剰摂取は別問題です」



7【卵】一日1個 → 2、3個でもOK



「かつて、卵はコレステロール値を上げるため『一日1個まで』といわれてきました。しかし今は、食事から摂取するコレステロールは、血中コレステロール値に与える影響が限定的であることがわかってきました。卵は、筋肉や免疫力の維持に非常に優れています。糖尿病や脂質異常がある方は別ですが、健康な中高年なら一日2、3個の卵は、メリットのほうが大きいといえます」



8【オリーブオイル】ドバドバかけてもOK → 高カロリー! 使いすぎに注意



「オリーブオイルはアボカド同様、オレイン酸が豊富で体にいいのは間違いありません。ポリフェノールやビタミンEは、動脈硬化や老化の予防に効果的です。ただ、料理番組でたっぷりと料理にかけるシーンを見たことがある方も多いと思いますが、ドレッシング感覚でかけるべきではありません。大さじ一杯で110kcalもあり、それくらいが限度。それ以上は脂質過多です」



9【白湯】目覚めの一杯 → 歯磨き後に



「目覚めの一杯に、白湯を飲んで体を温める習慣が広がっています。しかし、起床直後の口腔内には、数千億個の細菌が繁殖しているとされます。歯磨き前に白湯や水を飲むことは、そのまま口腔内細菌を胃に流し込んでしまうことになるのです。白湯自体は胃腸を優しく温め、自律神経を整えるメリットがありますが、必ず歯磨き後に飲むことを習慣にしてください」



10【コーヒー】膵臓がんの原因 → 抗がん作用がある



「コーヒーは、1980年代に膵臓がんのリスクを増加させるという研究結果が発表されました。しかしその後の研究で、同様の結果は得られていません。むしろ今は、肝臓がんや子宮体がんなどを予防する可能性があるとされています。また、動脈硬化・糖尿病・認知症の予防や、一日3~4杯飲めば脳卒中や心疾患による死亡率を下げるという研究もあります」



11【オーガニック野菜】健康にいい → 栄養価はほとんど変わらない



「農薬や化学肥料を使わず、自然に近い方法で育てたオーガニック野菜は健康によく、栄養価が高いというイメージを持たれがちです。しかし、通常の野菜と比べて栄養価が高いとは断言できず、ほとんど変わらないという研究があります。また農薬が使われている通常の野菜も、厳格な基準のもとに栽培されていますから、健康被害は科学的に考えられません」



12【青汁】野菜不足を解消 → 腎機能が低い人は×



「野菜不足の解消のために飲んでいる方も多いでしょうが、腎機能が低下していると、豊富なカリウムが不整脈や心停止を引き起こす原因になります。糖尿病・高血圧を長年患っている方は、命取りになりえます」



13【酒】百薬の長 → 少量でもリスクに



「『酒は適量なら健康にいい』といわれていました。しかし近年は、『少量でもがんや高血圧、脳卒中(女性)などの健康リスクが増加する』とする研究結果が増えています。飲ん兵衛には、残念なニュースですね」



14【コラーゲン】食べても意味がない → 意味があるかも



「『食べても肌がピチピチにはならない』ことは知られてきましたね。しかし近年、摂取した一部が『コラーゲンペプチド』となり、骨や関節の材料になるということがわかってきました。研究はこれからですが……」



15【カルシウム不足】イライラの原因 → イライラとは関係ない



「『イライラするのはカルシウム不足のせい』というのは俗説です。たしかに、カルシウムには脳神経の興奮を抑える機能があります。しかし、不足しても骨から溶け出し、血中の量は一定に保たれるのです。牛乳やサプリを飲んだからといってイライラは収まりません。もちろん、骨から溶け出すほど不足させないようにすべきですよ」



16【和食】塩分が多く避けるべき → 健康食として高評価



「和食は塩分が多く、高血圧や腎臓病に繋がるとたびたび警告されてきました。しかし、魚、大豆、野菜、発酵食品を中心とした和食は、本来は長寿を支える食事。和食が悪いわけではなく、調味料の使い方に問題があるのです。かつおや昆布のだしのうま味で減塩した和食は、近年『健康食』として世界的に高評価を受けています」



17【チョコレート】鼻血が出る → 血管を守る



「チョコレートを食べすぎると鼻血が…というのは、僕も子供のころに言われましたね(笑)。少量のカフェインで興奮することがあるかもしれませんが、迷信に近い話です。むしろ、カカオ70%以上のダークチョコレートのポリフェノールの一種が、血管の柔軟性を保ち、老化を防ぐ作用に注目が集まっています。高血圧や心筋梗塞、脳卒中のリスクを減らす効果が期待されます」



18【ひじき】鉄分の王様 → 鉄分は「9分の1」に



「かつて、ひじきは “鉄分の王様” と呼ばれていました。鉄鍋で茹でられていたためで、鍋の成分を吸収していたんですね。しかし、2015年の『日本食品標準成分表』では、ステンレス鍋で茹でた場合が併記されました。鉄鍋だと100gあたり58.2mgあったのが、ステンレスだと6.2mgに激減。なんと9分の1以下になってしまいました」



19【うまみ調味料】多用は避けるべき → 減塩に繋がると積極活用



「グルタミン酸ナトリウムは、『食べ慣れると、味を感じにくくなる』といった風評が長年ありました。しかし、適量で使用するぶんには健康になんの問題もなく、活用すれば、塩分を30%カットしても味の好ましさが変わらないという調査があります。現在では、病院や高齢者施設でも、うま味調味料が積極的に使われています」



20【黒糖や岩塩】白砂糖や精製塩より栄養がある → 栄養はほぼ変わらない



「『白砂糖や精製塩は体に悪い』『黒糖や岩塩は体にいい』と思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、砂糖や塩が真っ白なのは不純物が取り除かれているためで、ネット上で散見される『漂白されているから』というのは事実ではありません。一方、黒糖や岩塩に含まれるミネラルはごくわずか。美味しさを感じるかもしれませんが、体にいいとまではいえません」



――食・生活習慣編――



21【朝食】しっかり摂るべき → 抜くと代謝向上にも



「『朝食は一日の活力源』といわれてきましたが、近年は、無理なく食べない時間をつくることによる健康効果も注目されています。特に人気の『16時間断食』は、体内のオートファジー(細胞の自己浄化作用)を促進し、老化抑制や代謝改善に役立つとされています。血糖値の安定や、脂肪の燃焼効率が高まるという研究報告もあります」



22【夜食】眠りが浅くなる → 睡眠の質がアップ



「深夜にラーメンやお菓子を食べると血糖値が急上昇し、睡眠中の成長ホルモン分泌が妨げられます。一方、たんぱく質は筋肉の合成や修復を促し、睡眠中の体のメンテナンスを助けます。茹で卵、ギリシャヨーグルト、ナッツなどは、朝の疲労感軽減にも効果が期待できます。寝る1時間前までに、100~150kcal程度にとどめましょう」



23【一日1食健康法】アスリートやビジネスマンに人気 → 筋肉が分解し代謝も低下



「近年、『一日1食』健康法が注目されています。それで体調を保つには、魚、豆類、卵、緑黄色野菜などを組み合わせ、かつ運動や生活リズムが整っていることが前提です。空腹時間が長すぎると筋肉分解や代謝の低下、低血糖による集中力低下、情緒不安定に繋がります。特に高齢者や基礎疾患のある人は、慎重に判断すべきです」



24【ジュースクレンズ(ジュースだけ生活)】セレブに人気 → 腸内環境が “壊れる” 恐れが



「野菜や果物のジュースだけで数日間過ごすデトックスとして、セレブたちに人気ですね。しかし、果物や野菜を搾ってジュースにすると、食物繊維のほとんどが失われてしまいます。腸内細菌のエサとなる繊維が減り、善玉菌が減少し、悪玉菌が優位になる腸内バランスの崩壊が起こります。果糖による血糖値の上昇や、たんぱく質不足による筋肉の減少も気がかりですね」



25【食後すぐ横になる】牛になる → 胃にいい



「『食べてすぐ横になると牛になる』、つまり行儀が悪く、太るといわれてきました。実際は、体の左側を下にして横になれば、胃の出口(幽門)が下に向き、食べ物を腸へ移動させる動きの助けになります。胃もたれしやすい人は、ゆっくりと横になることで胃内圧を下げ、負担を軽減することができます。逆に右を下にすると、胃酸が食道へ逆流しやすくなるので要注意です」



26【ベジタリアン】病気を防ぎ、健康に → 栄養不足になる可能性が



「野菜や豆類、全粒穀物を中心にすれば、高血圧や、大腸がんなど一部のがんのリスクは低下するでしょう。倫理的な選択としても尊重されるべきです。しかし、たとえばビタミンB12は植物性食品からは摂取が難しく、欠乏すると貧血や神経障害・認知機能低下が起こります。鉄や亜鉛、オメガ3系脂肪酸も不足しがちですので、栄養補助食品や強化食品での補填が不可欠です」



27【グルテンフリー】大ブームに → 日本人には必ずしも必要ではない



「パンやラーメンなど小麦製品に含まれるたんぱく質『グルテン』を避けることで、体調がよくなるケースがあります。しかし、不調を招く原因とされるセリアック病の患者は、人口の1%といわれる欧米と比べて日本では非常に少なく、ほかにもグルテンで下痢やだるさが現われる人もいますが、ほとんどの日本人にとっては、あまり意味のない健康法だといえます」



28【一日30品目】国のガイドライン → 目指す必要はない



「今も『30品目』を目標にしている人がいるかもしれません。1985年に厚生省(当時)が発表した指針に由来しますが、毎日30品目を食べるのは難しいし、カロリーオーバー。すでにその表現は削除されています」



29【体脂肪燃焼】運動開始から20分後 → すぐに燃え始める



「運動時に体脂肪が燃え始めるのは、開始から20分後だといわれます。そんな時間は確保できないと思われるかもしれませんが、じつは最初から脂肪は燃えています。10分間のウオーキングでも、意味はあるのです」



30【紫外線】浴びないほうがいい → 適度に浴びるべき



「ずっと悪者扱いだった紫外線ですが、朝や夕方に15分程度、手や顔に太陽光を浴びるだけで、ビタミンDを合成してくれます。骨粗鬆症や骨折のリスクを大きく下げ、がん予防との関連性も指摘されているんです」



監修・五良会クリニック白金高輪 五藤良将医師
複数のクリニックで糖尿病治療に注力。著書に『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』(アスコム)でも “食の常識” に挑戦



写真・長谷川 新、AC 
取材/文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト)


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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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