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「偽善の時代」から「開き直りの時代」へ

正確には覚えていない、どころか、すべて私の創作かもしれないが、誰かの言葉で「『偽善』は悪が善に捧げる貢物である」みたいな言葉があったような気がする。

なぜそういう言葉が頭に浮かんだかというと、中世から現代の20世紀までは「偽善の時代」であった、つまり、悪はその正体を隠してこっそりと悪事を行ない、表面では善を装っていたからだ。これが社会を正常に保っていたというのが私の主張だ。つまり、社会が「道徳」を信じていたのである。
ところが、911以降は、悪が堂々と行われ、表面を取り繕いさえしなくなったのである。つまり、現代は悪の「開き直りの時代」である。(西洋では一般社会でのキリスト教信仰の喪失が原因だと私は思っている。日本は道徳破壊面で宗主国英米の真似をしているわけだ。)
これは、新コロ詐欺から岸田の軍拡一直線、小は自民党の違法献金での開き直りなど、枚挙にいとまがない。テレビでは過去の犯罪者(前科持ち)が評論家ヅラで社会的事件の御意見番をしている。
毎度言うが、「やけくそ天使」のヒロイン(名前は「アソコ素子」だが姓の漢字は忘れた。)の名言、「悪い事して何が悪い」が現実となったわけだ。

(追記)今読んだばかりの「隠居爺の世迷言」記事の一部である。偶然の一致だが、私が上に書いたことと本質的に同じである。赤字は夢人による強調だが、隠居爺氏の言う「下策」は、私から言えばアメリカ政府やDSの「開き直り」である。低知能の結果ではない。こういう乱暴なことをしても大丈夫だという確信の下での行為だと私は見ている。

 プロパガンダや洗脳というものは、相手に気づかれないように行うことができれば、それが一番の上策になる。しかし、現在のアメリカたるや、新型コロナにしても、ワクチンにしても、ロシア・ウクライナ紛争にしても、イスラエル・パレスチナ戦争にしても、次から次へと化けの皮が剥がれていっている。上策ではなく、下策の連続だ。おそらくバイデン大統領自身の精神年齢がギャングエイジを脱していないのだろう。

 もちろん、そんな幼稚なアメリカ対して、寄らば大樹の陰とばかりにアメリカの指示に従っているのが岸田政権、NHKを始めとするマスメディア、医者や学者、野党を含めた政治家になる。もちろん、抵抗できないからということではない。アメリカが自民党政権の体制を保証し、裏金やキックバックを与えてくれ、敵対する者ににらみを利かせてくれるという餌がほしくて従っている。つまり欲得ずくだ。

 敵があまりにも強大であるために、私たち一般国民は勝ち目がないかのようにも感じるけれども、そこが世の中で、どのように転ぶか分からない。なにしろ、アメリカが世界の覇権を失いかけているという大変動が起きつつあるわけで、そのこと自体がこれまでの基準だと考えられないことなのだから、何が起きても不思議はない。

 ネットで見かける話題として、岸田政権が憲法改正を急いでいる様子があるらしい。増税・軍備拡張と来たら次は戦争だろう。日本を戦争のできる国にしなくてはならないと考えているに違いない。加えて、ウクライナでもパレスチナでも、戦況はアメリカに不利であり、国際世論もアメリカから離れつつある。ごまかせるうちに素早く改正したいという腹なのだろう。

 また、感染症対策にしても時間が経過すればするほど、世界中で行われたコロナ対策が、ワクチンを含めて大茶番であったことがバレつつある。次回のパンデミックも既に予定されている。日本は製薬工場まで誘致して金もうけをたくらんでいる。国民をだませるうちに、WHOに権限を持たせておきたいという政府の魂胆がある。

 冷静に考えるならば、支持率が20%あるかないかの政権が、そのような重大事項を決定するべきでないのは常識だ。しかし、日本政府を始めとする敵方は追い込まれてきている。人間焼きが回ると次々と悪手を繰り出すもので、大東亜戦争時も、ゼロ戦などでの特攻、硫黄島などでの玉砕、戦艦大和による沖縄特攻など、悪手のオンパレードだった。被害者は日本政府ではなく、日本軍でもなく、日本国民だった。

 昭和の時代までは、その轍を踏まないようにしようとする意見があちらこちらで見受けられた。しかし、安倍、菅、岸田政権と、勇ましく戦争することを美化するようになってきた。昭和の時代では絶対に許容されるはずのなかった、増税と軍備拡張も今や当然であるかのように語られ始めた。

 日本人は軍備を拡張すれば、日本が中国やロシアと戦争をして、勝ち目があるとでも思っているのだろうか。マスクをすればコロナの感染を防止することができると考えるくらいだから、案外そのように思っているかもしれない。ワクチンもそうだけれど、戦争も、人の生死に直結するような問題であることを知っているのだろうか。少しは真面目に考えたほうがいいような気がするなあ。

 しかし、それにしても、新型コロナでも、ワクチンでも、ロシア・ウクライナ紛争などの国際問題でも、裏金等の政治的に汚い金に関しても、WHO関連の問題でも、敵は違法な手段を含めてやりたい放題で、自分の有利に事を運ぼうとしてくる。そのあまりにも見苦しく、露骨な手口を見ていると、つい「革命だあ!!」と叫びたくなってしまう。共産党は何をしているのかと発破をかけたくなるくらいだ。

 悪政の結果、被害を受けるのはいつも国民になる。そこのところ皆さん分かっているのだろうか。

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地球寒冷化は始まっているか

「東海アマ」記事だが、内容が散漫な印象で、気象の話が途中から政治批判になっているので、後者は省略する。もちろん、政治に文句があるのは私も同じだが、ここでは「冷夏」の可能性の話をしたいだけだ。
というのは、いつもの年だと、梅雨時でも蒸し暑いのだが、今年は「梅雨寒」という、沖縄では珍しい気候なのである。まあ、私が年寄りで、暑さよりも寒さに敏感になったということもあるだろうが、寝ていても寒くて起き出して長袖シャツを着ることもあるのである。そうしないと風邪を引きそうだからだ。気温で言えば「21度から24度」くらいで、若い人なら最高に気持ちのいい温度だろうが、今の時期に長袖シャツを着るなど、私には初めての経験だ。もちろん、昼間は少し気温が上がるから、半袖でちょうどいい。まあ、今の沖縄は梅雨だが、「避暑地」としてお勧めである。気温が低いと案外湿度を感じないので気持ちがいいものだ。だが、問題は、下の記事にあるように、地球寒冷化が既に始まっているのではないか、ということである。
そして、本格的に寒冷化になると、電気一元化した社会はそれに対応できない可能性が高い。というのは、電気というのはほとんどが石油・石炭・ウランなどを燃焼させて発電機を回すシステムであり、その際に燃焼で得たエネルギーの多くを失うという、「暖房システム」としては愚かなシステムだからだ。そして言うまでもなく、電気一元化社会では、停電で全世帯が凍えることになる。夏なら冷房が使えなくなる。
という話である。

要するに「カーボンゼロ」というのは人類史上最悪・最愚劣の思想であるということだ。

(以下引用)



  5月21日気象庁三ヶ月予報 
https://tenki.jp/long/three_month/

 片付けた冬布団を持ち出すほど異様な寒さを感じた「春」が終わり、「夏」に突入しているのだが、やはりまだ寒い。
 うちの大根は、6月5日現在でもまだ大きくならない。プランターのトマト・ナス・キュウリもいつまでも実をつけようとしない。花のまましおれてしまうのだ。
 だが、上のリンクによれば、6~9月の予報は、大半の地域で「平年より高い」が50~70%になっている。気象庁が冷夏を予測した記憶が、ちょっと思い出せない。

 何せ、世界経済フォーラム(ダボス会議)が、地球は人間活動による二酸化炭素が過剰になって、温室効果によって海面が上昇するほどの猛暑が押し寄せていて、あらゆる二酸化炭素排出源を排除して、人間生活を原発電気に一元化しなければならないと主張し、日本政府=気象庁も、その方針に従っているので、「地球が寒くなる」なんて、口が裂けても言えないのだ。

 出版社が「寒くなる」なんて主張しようものなら、グーグルによって生計手段を断たれてしまう。
 Google、気候変動を否定するサイトへの広告配信を停止 カーボンゼロ 2021年10月8日
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN080JG0Y1A001C2000000/
 https://sustainablejapan.jp/2021/10/08/google-climate-change/66912

(中略)

 ところで、もう一度「寒くなっている日本」に戻るのだが、この原因も、フンガトンガやインドネシア、南方海域(硫黄島や西の島)などの大規模な噴火活動とともに、黒点活動が急速に低下し、マウンダー極小期に匹敵するか、それ以上の活動低下が予想され、2030年から、とてつもない寒冷化が起きると予想する気象学者が多いのだ。
 ところが、上に書いたがグーグルが、気候変動(温暖化)否定論を排除すると宣言しているので、我々がネットで目に触れる機会が制限されている。

 地球は2030年からミニ氷河期に入るのか? 堀田 佳男2019.6.26
 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/062500060/

 https://wired.jp/2015/07/14/mini-ice-age-earth-sunspots/
 https://www.sankei.com/article/20150726-VEKG6FC4IBKZTMXF6NROJQZ3F4/

 上のリンクによれば、2030年から始まる地球の寒冷化(あと6年しかないぞ!)は、10年前(2020年頃)から少しずつ始まり、2025年あたりには鮮明に理解できるようになるというのだ。
 なるほど、私は、すでに4月以降、うちの畑の悲惨な状況から、間違いなく小氷期が来ると確信するようになっている。

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無題

以前にインフルエンザにかかった時、ポカリを飲んで何とか回復した。何しろ、吐いてばかりいたので、水分補給が必要だったが、水は咽喉を通らなかったのである。
なお、アフリカの幼児死亡率が劇的に改善したのはこうしたスポーツドリンクのお陰らしい。

(以下引用)


医者「ポカリは”飲む点滴”と言われるぐらい栄養成分が豊富なんや」←これ

 
images (62)
1: それでも動く名無し 警備員[Lv.8][新] 2024/06/04(火) 15:10:47.14 ID:tjIDorRJd
マジなのですか?

2: それでも動く名無し 警備員[Lv.7] 2024/06/04(火) 15:11:30.28 ID:7CkpDO0R0
風邪の時はポカリ飲むんやで

3: それでも動く名無し 警備員[Lv.10] 2024/06/04(火) 15:11:54.74 ID:D+5vdp3o0
濃すぎるぐらいだけどな
5: それでも動く名無し 警備員[Lv.17] 2024/06/04(火) 15:12:38.43 ID:MG0p3Esr0
愛犬の最後のほうとか水分補給はポカリだったわ

7: それでも動く名無し 警備員[Lv.10] 2024/06/04(火) 15:12:51.54 ID:/VcxPAzB0
風邪で困って点滴目的で作ったて話よな

9: 警備員[Lv.9][新] 2024/06/04(火) 15:13:10.57 ID:/njQCXac0
寧ろスポーツドリンクとしては濃すぎるレベル

10: それでも動く名無し 警備員[Lv.11] 2024/06/04(火) 15:13:22.27 ID:4AZPbJ7e0
電解質が体液に近いってだけや

109: それでも動く名無し 警備員[Lv.25] 2024/06/04(火) 16:00:01.23 ID:VrewtJj1a
>>10が正解やな
栄養が豊富というわけではない

13: それでも動く名無し 警備員[Lv.6] 2024/06/04(火) 15:13:56.81 ID:Fty9sS5xM
つまり点滴は刺すポカリってコト…?

16: それでも動く名無し 警備員[Lv.9][新] 2024/06/04(火) 15:14:29.71 ID:rCjAb5bN0
アクエリアスじゃ駄目なんですか?

20: それでも動く名無し 警備員[Lv.21] 2024/06/04(火) 15:15:09.46 ID:PLYBaoCm0
医者が点滴を直飲みしてるのを目撃してならそういう飲料作れば売れそうってのが始まり

21: それでも動く名無し 警備員[Lv.9] 2024/06/04(火) 15:15:28.14 ID:4xs/bTJz0
ポカリスエットってワイが30歳くらいのときに販売されたけど出たときはまじでゲテモノ扱いやったわ

55: 警備員[Lv.4][警] 2024/06/04(火) 15:29:27.22 ID:hoC3TwXJ0
>>21
あの世から書いてんのか?

22: それでも動く名無し 警備員[Lv.5] 2024/06/04(火) 15:15:29.27 ID:c/lDQgtj0
ポカリに栄養とかないやろ
飲む点滴は甘酒や

24: それでも動く名無し 警備員[Lv.8][芽] 2024/06/04(火) 15:16:47.30 ID:+YwzBR+r0
風邪ひいた時はコーラ飲んでるわ

25: それでも動く名無し 警備員[Lv.21] 2024/06/04(火) 15:17:17.73 ID:uu6fxXWN0
ポカリは高い

27: 警備員[Lv.1][新芽] 2024/06/04(火) 15:18:18.01 ID:yjnKODF+d
医者「アクエリアス?しらん」

29: それでも動く名無し 警備員[Lv.23] 2024/06/04(火) 15:18:34.62 ID:5FApyak50
そういえばなんか一時期糖質がポカリは薄めないと危ないみたいなこと言ってたけどあれなんだったんやろな

40: それでも動く名無し 警備員[Lv.11] 2024/06/04(火) 15:21:42.44 ID:4AZPbJ7e0
>>29
500ミリリットルに大さじ3杯分の砂糖が入ってる
どう思うかは君の自由

48: それでも動く名無し 警備員[Lv.12] 2024/06/04(火) 15:24:43.00 ID:19ibjLNd0
>>29
糖質でも統失でもどっちでも意味通じて草

34: それでも動く名無し 警備員[Lv.13] 2024/06/04(火) 15:19:37.46 ID:241KP9Tr0
甘くてしょっぱい!なんだこれ!

35: それでも動く名無し 警備員[Lv.10] 2024/06/04(火) 15:20:18.10 ID:ze3TUEQd0
飲む点滴、多い

42: それでも動く名無し 警備員[Lv.16] 2024/06/04(火) 15:22:29.95 ID:k2Y1RI2g0
風邪引いた時に飲むとクッソうまい

44: それでも動く名無し 警備員[Lv.8][新] 2024/06/04(火) 15:22:51.39 ID:dj9R4loS0
イオンウォーターって飲んだことないけどどう違うんや

46: それでも動く名無し 警備員[Lv.11] 2024/06/04(火) 15:23:38.23 ID:4AZPbJ7e0
>>44
糖分が少ない

47: それでも動く名無し 警備員[Lv.23] 2024/06/04(火) 15:24:13.93 ID:Pv7ZsQw60
薄めるなら最初から水飲め

58: それでも動く名無し 警備員[Lv.12] 2024/06/04(火) 15:30:10.19 ID:yuCtcEa10
飲み過ぎは体に毒やろ

65: それでも動く名無し 警備員[Lv.27] 2024/06/04(火) 15:33:03.75 ID:vaAReOJN0
でもアクエリアスの方が名前カッコいいよね

68: それでも動く名無し 警備員[Lv.6][新芽] 2024/06/04(火) 15:35:05.27 ID:JhDejmEb0
麦茶でええんよ

70: それでも動く名無し 警備員[Lv.3][新芽] 2024/06/04(火) 15:35:34.50 ID:605pOprW0
アクエリアスはスポーツ用
ポカリは風邪の時ようやろ
アクエリアスクエン酸入ってるし

78: それでも動く名無し 警備員[Lv.7][芽] 2024/06/04(火) 15:40:05.17 ID:eqptWw040
os1とかいう飲む点滴ガチ勢

手術前に点滴の代わりだから残さず飲めと2本渡された、医療現場でも使われるのな

80: それでも動く名無し 警備員[Lv.11] 2024/06/04(火) 15:44:44.11 ID:vdYGmReo0
スーパードクターKでポカリを点滴代わりとかやってたような

167: それでも動く名無し 警備員[Lv.7][新] 2024/06/04(火) 16:47:36.00 ID:1GS6CwVX0
ポカリとか風邪引いて食事取れないとき以外は必要ないわ

172: それでも動く名無し 警備員[Lv.5][新] 2024/06/04(火) 16:50:24.54 ID:TVQfAvWTa
ジュースなんて若い頃過ぎたらただ体に悪いだけ

218: それでも動く名無し 警備員[Lv.22] 2024/06/04(火) 18:25:55.47 ID:x/e/Cfw30
スポーツドリンクはジュース感覚で飲んだら毒でしかないからな

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人間は野生動物以下の知能か? www

「大摩邇」所載のV・コールマンの記事の一節で、読む人の中には「動物の話が人間の俺と何の関係がある」と短絡的反応をする人がいるかもしれないが、人間は動物に含まれるのであるwww
つまり、動物に有益なことは人間にも有益であり、動物は自分で自分の治療ができるだけ人間よりはるかに賢い種もいる。
ちなみに、私は化学の知識が無いので言うのだが、下の記事の中の「ナトリウム」は自然界では単体のナトリウムとして存在するだろうか。通常は塩化ナトリウム(食塩)の形で存在するのではないか。つまり、食塩は人間にとっても必須栄養素だというのが私の主張である。世界的な減塩風潮は人間の健康を損なう(病気にしてカネ儲けの対象にする)意図ではないか。

(以下引用)

  1. 飼い猫や犬は草を噛む。草には催吐作用(逆流や嘔吐を引き起こす)と瀉下作用(腸の奥に住む虫を駆除する)があるからだ。動物はさまざまな機能に対して、さまざまな種類の草を選ぶ。


  2. 草食動物であるゾウは多くのナトリウムを必要とするが、植物にはあまり含まれていない。ナトリウムがないと病気になる。そのため、ゾウはナトリウムを別の場所で確保する必要がある。ケニアには、エルゴン山と呼ばれる活火山の中腹に洞窟がいくつもある。これらの洞窟は、何世代にもわたってゾウが作り上げたものだ。この200万年間、ゾウは大量の岩を食べてきた。洞窟の中では、ゾウは膝をついて這い、ナトリウムを豊富に含む岩の塊を掘り出さなければならない。また、カルシウムやマグネシウムを含むミネラル豊富な水も飲んでいる。


  3. ルワンダのゴリラは、乾季にヴィソーク山の斜面から掘り出した岩を食べる。ゴリラが掘り出して食べる岩には、鉄分、アルミニウム、粘土が多く含まれている。ゴリラはこの岩を薬として食べる。粘土には下痢を止める働きがあり(乾季のゴリラの食事は植物性であるため、下痢や危険な水分喪失を引き起こす)、アルミニウムには制酸作用がある。乾季になると、ゴリラは草木を見つけるために高い場所に行かなければならず、高山病を発症する可能性があるため、鉄分は有用である。

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「沖の少女」あるいは「海の上の少女」

脳内世界の冒険では、いくつになっても新しい驚きがある。無知な人間ほど、新しい発見に出会う喜びも多いわけだ。もちろん、知識の多い人間でもその知識は限定されているのだから、関心の幅を広げれば、喜ばしい出会いもたくさんある。
さすがにこの年になると、今から音楽の勉強をしたり科学の勉強をしたりするつもりもないが、小説を読むにしても、未読の傑作は無数にあるわけである。まあ、「食わず嫌い」を少し治すだけでも、脳内世界は広がるのである。

などと書いたのは前置きで、ここのところ、これまで知らなかった傑作に出会うことが多いので、こうした前置きを書いたわけだ。で、その傑作の多くは、市民図書館の「児童文学」コーナーでたまたま借りた本の中にあったものだ。大人向けだと、実は「純文学」が少なくて、ここ30年くらいの間に出たベストセラー大衆小説の類が多いのである。その中には傑作もあるが、残念ながら、やはり「俗臭」が付きまとうのが大半だ。ところが、児童文学には実は「純文学」の傑作が含まれていたりするのである。
先ほど、寝床の中で読んでいた「ホラー短編集3 最初の舞踏会」の中のひとつで、シュペルヴィエルという作家の「沖の少女」という作品が、その大傑作なのだが、私はこの作家の作品を読むのも初めてで、名前は聞いたこともある気がするが、まったく関心は無かった。この短編集の中に無かったら、一生この作家の作品を読むことは無かっただろう。つまり、この大傑作を一生知らずに終わるという残念なことになったわけだ。
この短編集の編者でもある平岡敦という人の翻訳だが、他の作品の翻訳も見事で、作品選択も素晴らしい。モーリス・ルブランの「怪事件」というわずか8ページで見事な不可能犯罪を描いたものなど、ルブラン嫌い(というよりルパンのキャラが嫌い)な私としては、この短編集に入ってなかったら絶対に読まなかったはずだ。まったく、どこからどう考えても絶対に不可能な犯罪で、私は最後の2ページ手前で読むのをやめ、頭を悩ませて考えたのだが、どうしても解答が見いだせずあきらめたのだが、残り2ページでのその見事な「解決」に驚き、感嘆したものである。しかも、その解答は、あらゆる推理小説、あるいはすべての不可能犯罪の解答として見事に成立するのである。まあ、騙されたと思って読んでみるといい。
話を戻して「沖の少女」だが、その作品の扉絵を佐竹美保という挿絵画家が描いていて、この人は児童文学の挿絵をたくさん描いているひとだが、この作品ではキリコの「憂愁と神秘の通り」をアレンジした絵を描いている。まさに、そのイメージを連想させる短編小説なのである。つまり、詩と神秘の世界だ。死という神秘の世界と言ってもいい。まさに、死とはこういう世界かもしれない、あるいは、死がこういう世界だとしたら、それは地獄よりも恐怖の世界かもしれない、というもので、しかし、話自体は淡々と、むしろ詩情の中で進んでいくのである。それはまさにキリコのあの絵を見ている時の気持ちなのだ。まあ、言葉を換えれば、萩原朔太郎や中原中也や立原道造や宮沢賢治の詩情を思わせる世界の中に「地下鉄のザジ」を投げ込んだ印象だろうか。ただ、ザジが実は地下鉄に一度も乗れないように、この少女も生の世界から切り離されているのである。

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「向精神薬(麻薬)」によって未来の子供はほとんどが精神病かロボットかゾンビになる

「大摩邇」所載の「in deep」内の引用記事である。

(以下引用)


ここから、ジェフリー・A・タッカーさんの寄稿文です。最初、コロナワクチンの話がしばらく続くのですが、本題の部分から翻訳しています。

なぜ子どもたちに薬を投与するのか?

Why Are They Drugging the Students?
Jeffrey A. Tucker 2024/05/24



 


…この問題の根底にたどり着いたと思ったら、新たな情報が流れてくる。最近、私は、強制的な医療化に反対して子どもの権利を擁護する団体、エイブルチャイルドを設立したシーラ・マシューズ・ガロ氏の講演に参加する機会に恵まれた。


なぜこのようなことが必要だったのだろうか? 実は、今日の公立学校に通うほとんどの子どもが、毎日この脅威に直面しているからだ


彼らの多くが ADHD、つまり注意欠陥・多動性障害であると特定される可能性がある。


結局、ADHD を構成する化学的に証明されたものは何もないことがわかっている。これは、チェックリストの質問票で特定された行動に基づいて適用される診断にすぎない。


チェックリストは、そわそわすること、物忘れ、退屈、課題を終わらせること、さまざまな形の行動、フラストレーションの表現などに関するものだ。


言い換えれば、ここにあるのは、特に男の子が何ヶ月も何年も机の前にじっと座り、権威ある人物から割り当てられた課題を完了するように言われたときに予想されるごく普通のすべての兆候が書かれてあるリストだといっていい。


この種の診断では、多くの子供たち、特に例外的な子供たちや、かつては「才能豊かで才能がある」と考えられていた子供たちを巻き込むことになっているだろう。


実は、今日では完全に正常な行動特性を病理化しようとする巨大な産業が存在する。これは特に男の子に非常に大きな打撃を与える。なぜなら、一般的に男の子は女の子よりもゆっくりと成長し、女の子に比べて環境適応に対する行動抵抗の傾向があるからだ。


この驚くべき現実について詳しくは、目を見張るような著作『 ADHD 詐欺:精神医学はいかにして正常な子供を「患者」にするのか』をお読みいただきたいと思う。


このような診断の目的は何なのだろうか? 皆さんもご想像のとおり、この想定される問題には薬がある。


薬の名前はさまざまだ。リタリン (メチルフェニデート)、アデロール (アンフェタミン)、デクスメチルフェニデート、リスデキサンフェタミン、クロニジン、アトモキセチンなどだ。


これらの薬のどれも、生物学的異常に対する化学的治療薬として証明されていない。これらはすべて行動調整薬、つまり向精神薬、つまり子供用の麻薬だ


何百万人もの子供たちが、10代の 13%に及ぶほど、精神科の薬を服用している。大学生になると、その割合はさらに高くなる。成人の約 3人に 1人が精神科の薬を服用している。状況は悪化している。


そして、これらは「学校から」始まるのだ。


これらすべてを聞いて私は驚いた。しかし、ある意味では、これは私たちが知っている他のすべてのことと一致している。ここには、公立学校などの政府機関、規制当局、そして奇跡を約束して人々に薬を投与しながら、実際には人生を台無しにする医療当局と緊密な協力関係にある業界がある。


もしあなたが 7歳の頃から薬物中毒になり、向精神薬に頼って生活していたら、あなたの学生時代はどれほど違っていたか考えてみてほしい。


今日の何百万人もの子供たちは同じことに苦情を言えない。


これはまったく驚くべきことであり、大々的に暴露されるのを待っているスキャンダルだと私は思う。


ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が最近公の場で指摘しているように、関連する要因の中には、学校での銃乱射事件とこれらの薬物の広範な流通との奇妙な関係がある。(※ コメント / 銃乱射事件を起こした子供たちの多くが何らかの向精神薬を服用しているという調査があります。こちらの過去記事でもふれています)


多くの事件はすでに知られているが、本当の問題は銃ではなく薬物製品にあることを一般の人々がますます理解しつつあるにもかかわらず、その他の事件の医療記録は公表されていない。


しかし、活動家たちは、より深く(向精神薬と銃乱射の関係を)調べるよりも銃を取り上げることに完全に集中している。


私はアデロール中毒の若者たちと個人的に接したことがある。いろいろな意味で、大学生にとって、アデロールは奇跡の薬のようだ。


大学では、時間の使い方に関する規律は優先順位が低くなる。その代わりに、長いレポートを締め切りまでに提出すること、テストで書いた翌日には忘れてしまうような膨大な資料を暗記すること、そして、ときどき集中力を維持することが求められる。


多くの学生にとって、この薬はまさに医師が処方したものだ。集中力を高めて徹夜した後、1、2日ゾンビのような気分になるが、誰もそれに気づかない。


私は、身体的なものだけでなく心理的なものも含め、依存症に陥る人を何人も知っている。薬物のない生活は、それに比べれば退屈に思えるが、誰がそんなことを望むだろうか。


こうした学生は、これを職業生活に持ち込み、同じパターンを試みている。彼らは一日中働き、夜通し起きて、驚くべき成果を上げることができるが、それはあなたが求めていたものとは少し違う。


あなたが解決策を求めても、それは実現しない。実際、彼らは何日も連絡を取らず、仕事の記憶を失って再び現れる。このパターンが繰り返される。


本当の問題は薬物にあることが徐々にわかってきた。私は、少なくとも安定した労働パターンを持ち、時間をかけて構築できるスキルを多少は覚えている、そこそこの生産性のある従業員を雇うほうがよいと結論づけている。


問題は、誰かを雇うときに「どんな薬物を飲んでいますか」といった質問をするのはあまり適切ではないということだ。結局は推測することになり、時には間違った推測をすることになる。


長年の経験から、これらの薬物は職業生活にとって大惨事だということをお伝えしたい誰も決して服用すべきではない。


いずれにせよ、これは私の熟慮した意見であり、私は大学生に頻繁にこれらの薬物を服用しないよう警告している。大学生に当てはまることは、高校生や小学生には何千倍にも当てはまる。これらの薬物がキャンディーのように学校の子供たちに配られるというのは、まったくのスキャンダル以外のなにものでもないのだ。


親にはこのことに抵抗する権利と義務がある。


最近知ったことだが、ADHD の診断には科学的な根拠がまったくなかったこと、(コロナの際の)社会的距離の背後に科学的な根拠がまったくなかったことを知ると、なおさら驚きだ。


すべては、さまざまな命令から利益を得ている国家とそれに隣接する民間セクターのプレーヤーに奉仕するためにでっち上げられたもので、どういうわけか、結局は国民に薬を投与することになる。このすべてに私は驚愕している。


もっと広い視野で考えてみよう。私たちは公立学校を創設し、子供たちに通学を強制し、報酬の得られる仕事から彼らを締め出し、男女を一緒にし、すべての生徒が同じペースで学ぶかのように画一的なカリキュラムを押し付け、教師から裁量を奪い、巨大な官僚機構を学校に押し付けた。


子供たちが環境にうまく適応できないと、私たちは彼らを精神病者と呼び、政府とつながりのある製薬会社が利益を得られるような方法で彼らに薬を与える。


このレベルの残酷さが、まさにシステムに組み込まれている。文明社会がこれを容認できるとは驚きだ。そして、起こっているスキャンダルの全容がわかれば、減量薬、他のワクチン、奇跡の治療法、そして対症療法の仕組みそのものについて、他の疑問を抱かざるを得なくなる。


この穴はとても深い。

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「スキュデリお嬢様」

ホフマンの「マドモワゼル・ド・スキュデリ」を読んだが、傑作である。題名からは想像もつかない「探偵小説」であり「冒険小説」であり「裁判小説」である。幻想文学の作家として知られるホフマンには珍しいリアリズム小説であり、しかも人間心理の機微を深くえぐっている。
前から何度か言及しているバルザックの傑作「暗黒事件」を中編にしたようなものだ。(時代的にはこちらが先。)

題名が魅力がない、と何度か書いたと思うが、森鴎外はこの作品を翻訳していて、私は未読だが、その題名が「玉を抱いて罪あり」という、作品内容を見事に表したものだ。(鴎外の翻訳小説はほとんどが彼が惚れこんだものだけに、実に面白いのである。)
ちなみに、この「マドモワゼル」は73歳の貴族老嬢で、小説家・詩人でもある。その言語能力が彼女を活躍させる(被告人弁護の)基盤にもなるわけだ。「スキュデリお嬢様の大冒険」とでもしたらいいが、それだと中期の高野文子あたりが描いたようなコメディに思われそうである。
ほとんど解決不可能な犯罪事件をいかにして解決するか、という話であるが、そこはルイ14世時代のフランスの話であるから、それ相応の解決策もある。しかし、基本的に話のすべてが合理的で、大審院判事でもあったホフマンの経験が裁判話のリアルさ(無実の被告を救う困難さ)の土台になっているようだ。裁判が被告側にいかに不利かは「暗黒事件」でも書かれている。あらゆる証拠や証言は警察と検察が握っているのである。(クリスティの「検察側の証人」は、それを引っくり返したところに面白さがあるわけだ。)
推理小説ではよく「不可能犯罪」がネタになるが、これは最後に解明されるから実は「不可能犯罪」ではない。で、「マドモワゼル・スキュデリ」は「不可能弁護」の話である。この弁護が成功するかどうかは読んでのお楽しみだ。
ホフマンは幻想文学など書かずに、こうした「リアリズム小説」をたくさん書いていたほうが大文豪になったのではないか。音楽家としても大成はしなかったのだから、「間違った方向に努力する」名人だった気がするww






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