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「感染者激増」は新コロの「誇大広告」か

「阿修羅」から記事の一部を転載。
私は田中宇の政治評論をさほど高く評価していないが、新コロ問題については多くの情報を基に自分自身で誠実な考察を重ねているようで、その意見は聞くに値するかもしれない。
下の記事の中で、ウィルスが細胞内に侵入するのが本当の感染で、気道に付着した程度では感染に当たらない、そしてPCR検査は、その気道付着を感染として扱っている、という指摘は、成る程、と思う。これが「感染者激増」の真相だろう。「新コロ感染者」が治療後に陰性になったのが再度陽性になったりする不思議さもこれで説明がつく。まあ、新コロを世界再編成の起爆剤にしたい連中(NWO)による、テレビでの新商品の誇大広告のようなものと思えばいいのではないか。

(以下引用)


コロナ危機の本質は、存在しないウイルスを存在すると言っていること
でなく、重篤性が低いウイルスを大変なウイルスだと誇張し、都市閉鎖や社会距
離などの効果がなく有害なだけの策を人類全体に延々と強要していることにある。
後者は、大橋氏も繰り返し指摘している。


http://www.youtube.com/watch?v=BIhNwmDqgKc
マスクと自粛のコロナ騒動は、こうして作られる


http://www.youtube.com/watch?v=_yf585RYpPM
新型コロナは、本当に無症状者から感染するのか


またPCR検査が、気道の細胞の表面に付着しているだけで細胞内に入り込んで
いないウイルス、くっついているだけで感染していないウイルスにも陽性反応を
出してしまう点も、大橋氏は指摘している。これは「ウイルスを体内(気道内)
に吸い込んでも感染しない人が人類の6-8割いる」という、私が以前の記事に書
いたこととも重なる。大半の人は、新型コロナに感染しない。すでに持っている
自然免疫の力で撃退(細胞への侵入を拒否)する。だが、撃退される前の、気道
に付着しただけの新型コロナのウイルスをPCR検査が感知して陽性反応を出し、
当局から感染者として扱われてしまう。


http://www.youtube.com/watch?v=HPTDzdYLt9k
粘膜免疫の場としての気道の役割


http://tanakanews.com/200617corona.htm
新型コロナはふつうの風邪の一種?


この検査対象者の気道にいる新型コロナウイルスは、細胞内に入れないまま数日
内に死滅するので、しばらくして再検査すると陰性になっている。だがその後、
またウイルスが気道に入ってくると、また陽性になる。これを繰り返しても対象
者は一度も感染(ウイルスによる細胞内侵入)していない。それなのに「感染者
が陰性になった後、再び陽性になっている。再感染する不可解な病気だ。とても
危険だ。全人類が永久にマスク着用だ」という人類自滅の大騒ぎになっている。
これは新型コロナの問題でなく、PCR検査の問題である。大橋氏もその手のこ
とを繰り返し動画で述べている。新型コロナでなく、他のふつうの風邪のウイル
スの遺伝子をPCRで検出することを多数の人々に対してやっても、同様の、実
は(笑)な「不可解さ」を発現できるのでないか。


http://www.youtube.com/watch?v=FYK5uHsH8iQ
新型コロナに対する免疫は粘膜バリア


http://www.youtube.com/watch?v=eSRhAaBoRHQ
コロナ騒動の原点は、PCR検査にあり



この記事はウェブサイトにも載せました。
http://tanakanews.com/200708corona.htm

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制度的悪と個人的悪の混同

私は黒人奴隷制度を非人間的制度として厳しく批判する者だし、べつにジェファーソンに対する愛憎も関心も無いが、この(二番目の引用文中の)話をジェファーソンが鬼畜であったという個人的問題とするのはどうかと思う。彼はおそらく「法に従うしかなかった」のだろうというのが、トクヴィルの「アメリカの民主主義」の一節から推定できる。

(以下「アメリカの民主主義(井伊玄太郎訳)」より引用)

「わたくしは連合体の南部で、自分の奴隷として使っていたニグロの女たちの一人と、非合法的な関係を結んで同棲していたひとりの老人にであったのである。彼はこのニグロ女に生ました七人の子供をもっていたが、これらの子供も彼の奴隷になったのである。彼は幾度となく、彼等に少なくとも自由を遺産として贈りたいと思ったが、立法者によって奴隷解放を妨げられている障害を除去することができないうちに何年かの歳月が流れていった。この歳月の間に彼は老人となり死にかかっていた。そのとき彼はその息子たちを引きつれて市場から市場に立ち現れたが、父の権威を失ってその息子たちに対してはあかの他人のようになりかかっていた。これらの恐ろしい幻想(夢人注:自分の子供たちが奴隷として送る生涯の幻想かと思う。)は彼の消えかかった想像を狂乱に陥しいれた。彼は絶望の苦悶にもだえていた。そしてそのときわたくしは、法律が彼に加えた打撃に対して自然がどのように復讐することができるのかを悟ったのである。」
「これらの害悪はいうまでもなく恐ろしいものである。けれどもこれらの害悪は現代人の間では隷従の原則そのものから生れでると予想されうる、必然的な結果ではなかったろうか。」


(以下引用)


からくさ
@Karakusa21
三代大統領ジェファーソン夫妻と後妻の話が昼ドラの百倍ドロドロ・畜生すぎてびっくりだわ。これは銅像撤去もやむなしか。 妻の異母妹を奴隷として抱える→妻の死後、その異母妹を内縁の妻に→生まれた子供は皆奴隷化 町山智浩のアメリカの今を知るTV With CNN youtu.be/OSuUm9cNPNw より

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平等の持つ不自由性

これは「均等こそ正義」という思想へのアンチテーゼとして面白い。食欲や好悪には個人差があり、悪平等はかえって個々への不自由さを強いるわけだ。多く食べたい人、少なくていいという人がそれぞれ自分の好きな量を選べる、という「選択可能性」が「悪平等」には欠けている。
健康血圧や肥満の度合いなど「平均値」を物事の判断基準にする思想もこの「悪平等」に似ている。世間の常識から離れた思想や行動を害悪視するのも同様だ。

(以下引用)

これやられた時はヤバイだろって思ったけど、友達は「だって均等に切ったら余りが出るし誰が何枚食べたみたいな感じになるのもだるいじゃん。ランダムに切ればお腹の空き具合とか具の量に合わせて食べれる」って言ってて、実際その通りだったからこの切り方は正解だよ
引用ツイート
サボット
@iJaQ8CiVW6OPN9M
·
元同級生とピザ食べにきたんだけど、さすが私の友達って斬り方だわ
画像






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安倍私物国家

安倍政権のカネの使い方は滅茶苦茶なので、こうして並べて初めてその金額のおかしさが分かる。電通に使ったカネなどもある。外国へのばら撒きはもっとたくさんある。
一方、様々な自然災害被災者への支援や貧困家庭支援は実に微々たるものである。安部政権下で政治家や官僚が自分の懐に入れたカネも膨大にあるだろう。たとえば東京オリンピック誘致に使ったカネの大半はそれであるはずだ。いわゆるキックバックや中抜きである。
昔なら、安倍政権下の不祥事のひとつで内閣総辞職になり、安倍も総理の座を追われていただろう。マスコミの腐敗も甚だしいが、国民自体が「今だけカネだけ自分だけ」だから、安倍政権も自分の同類としか思っていないのではないか。正義もモラルも人情も失った社会の象徴が安倍政権であるわけだ。それが「冷倭」という時代か。

(以下引用)



岸原さや
ハーブ
@sayasaya777
氷河期世代に2億…ですか 比べてみましょう たしかこんなんだった 森友に8億 吉本に100億 AKBに500億 米国イヴァンカに57億 加計学園に46億~176億
右向き矢印
就職氷河期世代の支援に2億円 27自治体に交付金、内閣府 | 2020/7/8 - 共同通信
就職氷河期世代の支援に2億円 27自治体に交付金、内閣府 | 共同通信
内閣府は8日、就職氷河期世代の就労や社会参加を支援する自治体事業への交付金に関し、神奈川県や熊本県な...
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ブラジルの何とか大統領の考えを私は支持する

米軍基地が入管の抜け穴だというのは政治に関心のある人には常識だが、日本人で知らない人はかなりいると思う。基地が抜け穴である以上、米軍基地経由で国外(主に米国)から感染者がどんどん入国してくるわけで、いくら国内で新コロ感染対策をしても無駄な話である。
それに、NWOは新コロだけでなく、様々な感染症の病気を世界に広めようとしているのではないかと私は疑っている。岡山と大阪の結核もその一つだと思う。なぜ、離れた土地でほぼ同時に結核の集団感染があったのか。意図的な結核菌散布の可能性もある。新コロはまだ序曲だろう。
こう言うと絶対に批判されると思うが、新コロは無症状患者や軽症者がほとんどで致死率など1パーセント未満なのだから(いや、致死率はもっと高いとNWO関係からアナウンスされつつあるが)対策など一切やめて、他の感染症対策に努力を振り向けるほうが賢明ではないかと私は思う。

(以下引用)


「知らないうちにどんどん入ってくる」 沖縄の米軍基地でコロナ相次ぐ理由

2020年7月10日 11:22

 米軍の異動時期で、国外からの来県が増える中、在沖米軍基地で新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる。米軍は感染拡大防止のため北谷町内のホテルを確保し、来県した関係者を14日間隔離するというが、周辺住民には説明していない。基地を抱える地元自治体には不安が募る。


米軍普天間飛行場に出入りする車両をチェックする米兵=7日午後7時半、宜野湾市大山(国吉聡志撮影)


米軍普天間飛行場に出入りする車両をチェックする米兵=7日午後7時半、宜野湾市大山(国吉聡志撮影) 

 米国は、世界最大の感染国。9月に年度が変わり、8月末までが異動時期だ。米軍関係者は嘉手納基地など、基地内に直接到着する。一定期間の隔離が必要になるが、基地内の施設だけでは収容できず、北谷町内のホテルを確保した。


 ホテルには隔離を適切にするためホテルスタッフだけではなく、海兵隊員も配置するという。


 米軍は会員制交流サイトなどで万全な対策を強調するが、普天間飛行場で5人の集団感染が発生しており、対策が徹底されているか不明。日本側が検疫できない日米地位協定の存在に加え、県への情報開示が不十分なため、感染拡大の懸念は拭えない。


 県幹部は「そもそも日本は米国からの渡航を制限しているのに、知らないうちにどんどん入ってくる。入国を百歩譲っても、基地内で隔離するべきだ」と話す。


 在日米軍は6月中旬に警戒レベルを5段階中、上から2番目から3番目のBに引き下げている。基地外のレストランでの飲食などが可能となるなど規制が緩和されている。


 今後、米軍は新型コロナウイルス感染者の情報を非公表とする。県も米軍から情報を得るため、公表しない方針だ。


 米軍基地が所在する自治体の首長は「個人情報がどうしても絡んでくる」と情報公開の難しさを理解しつつ「情報は可能な限り開示してもらわないと、県民も安心できない」と本音をこぼす。(政経部・大城大輔)




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新型コロナより結核対策

結核はBCG接種でかなり罹患者数は抑えられているが根絶されてはいないわけで、しかも最近はBCG接種が強制ではなくなっていたと思う。そうした「公衆衛生対策」の退歩が岡山県での結核患者発生の背後にあるのではないか。無症状者や軽症者がほとんどである新型コロナなどより重大な問題だと私は思う。

(以下引用)


岡山市内で結核の集団感染 60代女性、同居家族など計6人

岡山市役所
岡山市役所
 岡山市保健所は10日、同市の60代女性が結核を発病し家族や勤務先の関係者計5人が集団感染したと発表した。いずれも入院や服薬の治療を受けており、感染拡大の恐れはないという。市は同日、集団感染を厚生労働省に報告した。

 市によると女性は昨年9月ごろからせきの症状があり、今年4月7日に市内の病院を受診し結核と診断された。市は、女性と接触して感染の可能性がある同居家族3人とアルバイト先の飲食店関係者5人を特定。血液や胸部エックス線の検査の結果、今月8日までに家族3人の発病と職場関係者2人の感染を確認した。

 女性は市内の病院に入院しているが重篤な状態ではないという。職場関係者は発病しておらず、家族3人もせきなどで結核菌をまき散らす排菌状態ではないため3次感染の恐れはないとしている。

 市は感染者の治療を続けるとともに、市民に対しては結核が疑われる症状がある場合の早期受診などを呼び掛ける。

 岡山県内の結核の集団感染は2018年12月に備前保健所管内で発生して以来。

(2020年07月10日 17時05分 更新)


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ソウル市長の死は自殺か他殺か

早速、かなり詳しい情報が出てきたが、亡くなったソウル市長が誰かに脅されていたのは間違いがないところだろう。山に入ったのは自殺目的か、誰かからの指示かは分からないし、娘さんへの電話も本当に市長本人かどうかの証明はできないのではないか。

(以下引用)


 
 
 



6月29日、ソウル視聴者で記者会見に臨んだ時の朴元淳氏(写真:YONHAP NEWS/アフロ)© JBpress 提供 6月29日、ソウル視聴者で記者会見に臨んだ時の朴元淳氏(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が10日未明、ソウルの山中で遺体となって発見された。前日の9日午後、朴市長の娘からの失踪届けを受けた警察が捜索を始めてから7時間後のことだ。


 ソウル市長3選に成功し、与党の次期大統領候補の一人にも挙げられていた大物政治家の死について、警察は「他殺の痕跡が見つからない」と言い、自殺であることを示唆している。いったい朴市長はなぜ自殺を選んだのだろうか。この疑問を解くためにも、韓国メディアが伝えた朴市長の行動を追ってみよう。

突如、全ての予定をキャンセル

 8日、朴元淳市長は精力的に公式日程を消化していた。午後には、共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表と李洛淵(イ・ナクヨン)議員に会い、最近の政局に対する意見を交換した。


 この時、李洛淵議員とは、ソウル市のグリーンベルト(開発制限地域)解除を巡り、意見の対立があったと伝えられている。文在寅(ムン・ジェイン)政権になってから住宅価格が急騰したため、文在寅政権の不動産対策に国民的な非難が集中している。そこで李洛淵議員は、「ソウル市の住宅価格の安定のためにグリーンベルトを解除し、住宅供給を拡大しなければならない」と述べたわけが、これに対して朴市長は「グリーンベルトは子孫のために残すべきだ」と主張したという。


 8日の夕方には、共に民主党の初当選、再選議員らとの会食があった。マッコリを添えた会食は20時30分ごろまで行われたが、随行員と一緒に出席した朴市長は終始ご機嫌だったと伝えられている。


 そして問題の9日。この日、なぜか朴市長はすべての日程を取り消した。手始めに早朝に予定されていた朝食会をキャンセルし、さらにソウル市庁に電話をかけ「体の具合が悪くて出勤できない」と伝えた。


 だが、朴市長は公邸で静養しているわけではなかった。10時44分、朴市長は黒い登山用服に紺色の帽子をかぶり、リュックサックを背負って鍾路区嘉会洞(チョンノグ・カフェドン)のソウル市長公邸を出る姿が確認されている。


 それから数時間後の17時17分、朴市長の娘が泣きながら警察に電話をかけてきた。


「父が遺言のような言葉を残して出ていったが、携帯電話の電源が切れている」


 電話に出た警察は、娘の声から事態の深刻さを察知、直ちに捜索に乗り出した。そして監視カメラや携帯電話の追跡を通じて嘉会洞の市長公邸から約1.7km離れた臥龍公園で、朴市長の最後の痕跡を発見する。17時30分頃から警察は2個中隊とドローン、ヘリコプターまで動員して臥龍公園一帯を本格的に捜索し始めた。

急浮上してきたセクハラ疑惑

 その時点から、筆者が韓国記者たちとグループトークを行っているチャットルームに情報が殺到しはじめた。


「朴元淳ソウル市長が行方不明になったという通報があり、警察が所在を確認している」


「鍾路警察署に、朴市長からセクハラを受けたという女性から告訴状が出された」


「地上波ニュース番組が朴元淳市長の#MeToo(セクハラ)関連取材を行っていた。今日の夕方に放送する予定だった」


「ソウル市のグリーンベルト解除の圧迫で(朴市長は)熟考していたという。(失踪は)単純なハプニングの可能性がある」


 さまざまな情報が記者たちの間でやり取りされる中、20時を過ぎると、地上波テレビの3局がそれぞれ「朴市長のセクハラ疑惑」を報じ始めた。


「夕べ(8日)、朴市長に対するセクハラ告訴状が警察に受理されたことが確認された」


「朴市長の秘書として働いていたAさんが弁護士とともにソウル地方警察庁を訪れ、今日(9日)未明まで告訴人調査が行われた」


「Aさんの告訴状によると、朴市長は2017年以降、市長執務室でAさんに継続的にセクハラ行為を行ってきた。執務室の内部にあるベッドでAさんを抱きしめて体に触れたり、退庁後には頻繁にテレグラムで淫乱な写真とメールを送ってきたりしていた。さらには、Aさんにも写真を送ってくることを要求した」


「Aさんはソウル市庁に自分のような被害者が何人もいると明らかにした」


 いずれも衝撃的なニュースばかりだった。おそらく韓国中の人々が、テレビにくぎ付けになったことだろう。さらには、朴市長が生活していた市長公邸で警察が遺書を発見したという報道も伝えられた。


 ただ、こうした報道とほぼ同時に、記者団のチャットルームには、ソウル市警察庁がすべての報道を「誤報」と伝える公式見解がアップされた。


「鐘路区に行方不明者に関連して#MeToo事件が受理されたというのは誤報です。行方不明者の生死が不透明な状況で、まず生死確認後に行方不明の原因などを言及することが適切でしょう」


「一部の報道に“遺書が発見された”、または“通報の過程で遺書にも言及されていた”などの内容があるが、市警の関係者は、“遺書の存否は確認されていない”と述べました」


「現在捜索に投入されている人員は700人余り、装備はドローン3台、警察犬4頭、サーチライトなどなど。21時50分現在、行方不明者の所在は把握できていません」


 22時25分頃、捜索を担当した城北署と消防署による初のブリーフィングが行われた。現場対応団長は「今夜捜索で行方が見つからない場合、明日の朝、日の出とともに消防・警察のヘリおよびドローンなどを活用して引き続き捜索する」と説明した。

7月9日夜、ライトで暗闇を照らしながら朴元淳市長の行方を捜索する救急隊員たち(写真:ロイター/アフロ)© JBpress 提供 7月9日夜、ライトで暗闇を照らしながら朴元淳市長の行方を捜索する救急隊員たち(写真:ロイター/アフロ)

「捜索は明日へ持ち越しか」と思い始めたちょうどその頃だった。日付が変わってすぐ、10日の0時1分、消防救助犬によって朴市長の遺体がソウル市城北区(ソンブック)北岳山(プクアクサン)のふもとで発見された。警察は、朴市長の死因について「故人と家族の名誉のために明らかにできない」と発表した。


 しかし韓国メディアからは「人権派弁護士出身でファミニストを自称してきた朴元淳市長が、人知れず女性秘書にセクハラを犯し続け、その事実が発覚しそうになったため自殺を選択せざるを得なくなった」という見立てを示すなどしている。

反セクハラの旗手がまさか・・・

 1956年慶尚南道昌寧(キョンサンナムド・チャンニョン)で生まれた朴元淳市長は、市民運動を展開し、人権弁護士としても名を馳せた。1994年には市民団体「参加連帯」の設立に貢献し、2011年にソウル市長補欠選挙に出馬して当選、政界入りを果たした。


 弁護士時代の朴市長はファミニストとしても知られていた。それを象徴するのが、1993年の「ソウル大学セクハラ事件」だろう。朴市長はこの事件で被害者を弁護し、「セクハラは犯罪」という認識を初めて韓国社会に浸透させた人なのだ。さらに、女性の性暴力の根絶に向け、国際社会に慰安婦問題を積極的に提起してきた。2000年には市民団体の国際連帯が開催した「女性国際戦犯法廷」に韓国代表検事として参加、日本政府を告発したこともある。市長就任後は「女性にやさしいリーダーになる」と何度も公言してきたという。


 誰よりも積極的に女性運動に参加し、機会あるごとに性犯罪とセクハラを糾弾するメッセージを発信してきた朴市長が、セクハラ容疑に包まれたまま死を選んだという現実はあまりにも皮肉すぎる。元秘書のAさんによるセクハラ告訴も、朴市長の死によって「公訴権なし」で終結する予定だ。


 どうにも腑に落ちないこの事件、韓国国民の間で長く語り継がれることになるだろう。











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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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