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殿上人と地下

少し古いが、オリンピック貴族や上級国民、政治家のメンタリティがよく分かるエピソードなので転載しておく。末尾の松岡修造に関する記述(記者が彼のファンなのか、スポーツ選手に好意的なのかは不明)は不要だと思うが、そのままにしておく。私は彼も「殿上人」だと思っている。イベント後でのこの行為は自分のためのチェックであり、傘を断ったのも(既に濡れていたからだろう。)偉くも何ともない。

(以下引用)


東京2020オリンピック

五輪関連イベント、雨の中「手話通訳」続ける女性に報道陣からも心配の声

2021.07.10 05:15
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提供:しらべぇ

都内で行われた聖火お披露目イベント。中継には必要不可欠な「手話通訳」女性の扱いを見て、記者は少々残念な気持ちに…。



東京2020オリンピック



東京オリンピック開幕まで残り2週間となった9日、東京・駒沢公園で聖火のお披露目イベントが行われた。




雨が降りしきる中での式典、集まったカメラマンたちはみなレインコートに身を包む中、記者は一つの違和感を覚えた。




屋根の無い会場でイベント




東京2020オリンピック



朝5時起きで現場に向かった記者。7時ちょっと過ぎにはすでに多くの記者・カメラマンが集まっており、みな屋根の下でカメラと撮影機材を詰め込んだリュックサックにビニールを掛け、会場となる陸上競技場内に進んだ。




競技場のフィールドは屋根がなく、長時間風雨にさらされることは想定内だった。




【写真】イベントの開始前、談笑する国内外のメディア関係者たち




手話通訳の立ち位置は「テント外」



東京2020オリンピック




撮影スポットに到着すると10mほど先にメインステージ。そのステージ中央には雨を防ぐための透明テントが設営されており、ここに小池百合子東京都知事や、第一走者として選出されている元プロテニスプレイヤー・松岡修造らが登壇する段取りとなっていた。




東京2020オリンピック




しかし、写真を見て頂けるとわかるよう、中継用の手話通訳の女性はなぜか「テント外」(左右1か所ずつ)に立ち位置があり、彼女たちだけが風雨にさらされる状態だ。




カメラマンたちも気にするレベル



東京2020オリンピック




イベントが開始すると幾分雨は弱まったものの、傘もさせないまま濡れたジャケット姿で手話を続ける姿は非常に痛々しく見えた。




手話通訳は聴覚にハンディキャップを持った視聴者には欠かせない存在であることは説明するまでもない。記者と同様の心境に至ったカメラマンは少なくなく、周囲にいた国内外のカメラマンたちからは「屋根の下に入れてあげたらいいのに...」「“平和の式典”ってなんなんだろう(笑)」という声まで上がる始末だった。




松岡修造はスタッフに配慮



松岡修造




なぜこんな扱いになったのか、答えがわからぬままイベントは幕となった。ちなみに記者はイベント開始前、一人ステージ周辺に姿を表した松岡を目撃している。




自身が聖火を持って歩く場所を入念にチェックしていると、スタッフが慌てて近寄り、傘下に入れてあげようとした。すると松岡はスタッフに余計な仕事をさせなくないためか「ありがとう。僕は大丈夫なんで」と丁寧に断り、雨が降る中、黙々とリハーサルを継続していた。




そんな様々な光景が見えた今回の聖火お披露目式。雨を巡って、普段は見られない「配慮」の良し悪しが垣間見えた気がする。

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カン・ギイ氏のこと

「阿修羅」所載の植草一秀の文章を読んで、菅総理の下の名前が義偉であることを思いだしたが、「カン・ギイ」で覚えることにしようかな。義は偽のほうが、偉は夷か異のほうがいいかもしれない。菅は「すが」だが、「カン」と読んで奸偽夷としたらどうか。「夷」は異国人への蔑称である。なお、義偉の読み方は知らない。どうせインチキな読み方だろう。

(以下引用)

菅義偉氏は3月21日に緊急事態宣言解除を強行。

3月下旬から4月上旬の人流が急増するタイミングに合わせて緊急事態宣言を解除した。

3月25日に五輪聖火リレーが開始される日程に合わせた措置だった。

菅義偉氏は6月21日に緊急事態宣言解除を強行した。

五輪の有観客開催を決定するタイムリミットに合わせた措置だった。

人流は再拡大に転じ、新規陽性者数も再拡大に転じる局面だった。

感染第5波を急拡大させている主因はL452R変異株。

3月にドイツで確認された。

しかし、菅内閣の対応はあまりにも遅かった。

水際対策を強化したのは5月1日になってから。

昨年来の感染ピークは2020年4月、8月、2021年1月、5月。

感染ピークは4、5ヵ月ごとに生じている。

次の感染ピークは9月から10月にかけてになると想定される。

しかし、東京都の新規陽性者数はすでに1000人を超えた。

さらに感染が急拡大する可能性が高い。

緊急事態宣言を発出したが、五輪開催を強行するというのだから、誰も言うことを聞かない。

当たり前のこと。

禁酒令のなかで深夜まで酒を提供する店は史上空前の大繁盛。

酒類提供禁止を守って苦しむ飲食店が一斉に酒類提供、深夜営業に移行することになる。

「国民の命と健康が最優先」と言いながら「国民の命と健康を犠牲にして」五輪開催強行に突き進む菅義偉氏は酒類提供強行に文句を言えない。

菅義偉氏は「切り札はワクチン」と言うがワクチンは「切り札」ではなく「札付き」。

7月2日までの段階でワクチン接種後急死者が556人も報告されている。

報告外にもワクチン接種後急死者がいる。

2018-19年シーズンのインフルエンザワクチン接種後急死者は5200万回接種で3人。

新型コロナワクチンは3200万人接種で556人の急死者。

明らかに重大な問題がある。

ワクチン接種を忌避する呼びかけが必要不可欠だ。

賢明な人はワクチンを接種しないからワクチン接種は進捗しない。

安倍菅無能内閣の下で五輪終が近付いている。

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政府による「政権批判」対策

八木啓代のブログから転載。字が薄いのは、コピー対策だろうか。まあ、気になったら元記事を見ればいい。面白い内容である。

(以下引用)

はりぼての日本の黙示録的な現在、真犯人はどこにいる

今月のライブも中止となり、家にこもりがちの今日このごろ。

まだまだ日本の重症数は少ないと指摘する人もいますが、新型コロナの場合、重症というのは人工呼吸器をつける生命の危機レベルですので、重傷者が少ないから大丈夫そう、というものではありません。収まってもいないのに Go to Travel などと、そもそも英語としても政策としてもバツ印なことがのさばっているのが、今の日本です。
何かあったら罹った方の責任、民間のせいにされるのですから、たまったものではありません。

とはいえ、それでも外出したい気持ちになることはあります。
今週の最大の収穫は、映画「はりぼて」でした。


https://haribote.ayapro.ne.jp/

富山で、市議十数人がドミノ辞任に追い込まれた汚職事件を追ったドキュメンタリーなんですが........
というと、地味な感じするでしょ? でしょ?
ところがね、それがあなた、違うんですよ。

はっきり言います。超絶、面白かったです。一分たりとも退屈しません。

以前、韓国の「共犯者たち」という映画を見たとき、すごくスリリングで面白かったと同時に、「なぜ日本ではジャーナリズムが、ここまでだめになったんだろう」と悲しいものがありましたが、「はりぼて」では、「日本でもできるじゃないか」と、希望の光を与えてくれます。

しかも、この手の映画って、重苦しい苦い気持ちにさせられることが少なくないのですが、これは違います。なんたって笑えます。テンポも軽い。そして、見終わったあとの爽快感もあります。しかも、良くやったね、お見事だったねの自画自賛ではなく、重い問題提起もきっちり置き土産にしておきながら、です。ドキュメンタリー系苦手な人でも、きっと楽しめます。監督のこのセンスは素晴らしい。

とはいえ、この追求、地方のローカル局だからできた、という部分もあるのでしょう。
それにひきかえ、NHK広島では、とうとう公共放送の公式ツイートで差別発言を垂れ流して恥じないまでになってしまっているのは、どういうことでしょうか。劣化という言葉がこれほどふさわしい事例はないでしょう。

一方、最近読んだ本で非常に面白かったのは、清水潔「殺人犯はここにいる」、海堂尊「コロナ黙示録」の2冊。

殺人犯はここにいる前者はノンフィクションで足利事件、正確には、北関東幼女連続殺人事件を追ったものですが、検察と裁判所が「いったん決めたことに関して、意地でも引き返さない」おそろしさが、これでもかと描かれています。足利事件のDNA鑑定に重大な疑問が出てきてもとことん無視。証拠に重大な矛盾があっても隠蔽。ついに検察側鑑定で違うDNA鑑定結果が出てきても「間違い」は認めず、やがて、本当の犯人らしき人物が明らかになってきても、真犯人をあえて野放しに....なぜなら.....という、すごい話です。
https://amzn.to/34lpYXs

私も、課外活動(笑)で多少検察問題をやっていますので、この「間違いを認めるのだけはぜったい嫌。謝罪するぐらいなら、凶悪な真犯人をのさばらせようが、無実の人間が何人死のうが、かまわない」的な検察の姿勢はよくわかります。てか、森友事件なんてのも、もろにそうですよねえ、皆さん。
そして、興味深いのは、これだけ地道な調査報道の書籍に、必死で「一つ星」つけて「荒唐無稽」と叩いている複数のレビューで、ぽろぽろ「検察用語」みたいなのが出ちゃっているあたり、どういう人が書いているのか見え見えで、検察関係者はほんとに読んでほしくない本なんでしょうねえ。

コロナ黙示録そして、そういう意味で、ある種の人達にとっては、読まれてはぜったいイヤな本、この大横綱として推したいのが、後者の海堂尊「コロナ黙示録」。これは7月に出たばかりの本です。
https://amzn.to/31i9jlE

海堂尊氏といえば、映画やTVシリーズとしても大ヒットの「チーム・バチスタ」シリーズの作者である大ベストセラー作家。去年もTBSの日曜劇場で二宮和也主演で「ブラック・ペアン」やってましたね。その、まさに「バチスタ」シリーズの最新作です。

北海道で救命医として活躍していた速水医師のもとで入院患者から病院内集団感染が起こって院内パニックに.......一方、豪華クルーズ客船でウイルス・パンデミックが発生し、厚労省役人の画策で「バチスタシリーズ」の主人公田口医師の在籍する東城大学病院が受け入れることに.......という、スリリングなストーリーです。

にも関わらず、この本、なんと出版直後に、Amazonに一つ星評価のバッシングが並び、なぜか5つ星評価のレビューに限って削除されるとか、投稿できないという奇妙な事態が私の知っているだけでも何件も発生。さらに人気作家の新作なのに、テレビも新聞も黙殺、というすごいことになっています。

そこまでつまらないのか?
でも、人気作家さんだけに熱心なファンなどもいるはずですから、ここまで叩かれ無視されるとはちょっとおかしいとは思われませんか? ましてや、発売直後の5つ星レビューが削除されるとか、投稿できないって???

で、その理由として推察できるのは、実は、この本、ものすごい政権批判的な内容なんです。
もちろん、今の日本政府のコロナ対策がアレですので、2020年の日本を舞台に新型コロナを描けば、そりゃあ政府の対応のとんでもなさが顕になるようなものになるのは仕方ありません。海堂氏は医師だけあって、執筆時点での欧米の医学雑誌の最新の研究論文なども踏まえて描かれるコロナ病棟の描写は迫真で、政府や厚労省のダメっぷりにはきわめて辛辣です。
さらに物語には、なんと森友問題を彷彿とさせる事件までからんできます。

黒川弘務氏に頼んで、公文書問題や背任問題を無理やり不起訴にして、メディアを抑え、強引な幕引きを図ったにもかかわらず、赤木夫人による遺書公開や提訴などでふたたび森友事件に光が当てられそうになっているこのタイミングです。これは....官邸としては、この本、絶対に絶対に売れてなんかほしくないでしょうねえ。(笑)

しかも、つい先日、内調がツイッターの政権擁護の極右アカウントに直接関わっているらしいことが、情報開示請求でバレちゃったりとか、Amazonがよりにもよって三浦瑠麗をCMに起用したと思ったら、政府の基盤クラウドを300億でAmazonに発注してたとか、香ばしさが満開な状態ですからねえ。

それにしても、政府の基盤クラウドをわざわざ海外企業に発注するって、どこまで頭おかしいんでしょうか? いくら日本が ITでは先進国の座からすでに滑り落ちたとしても、まだ富士通とかNECとかPanasonicとか、それなりの技術力がある日本企業は存在しているというのに、危機管理センス皆無としか言いようがありません。
そこまでして、政府批判本の5つ星を減らして目立たせないようにし、一方で、政府ヨイショ本や忖度本を「あなたへのおすすめ」に並べてほしいんでしょうかね。

というわけで、この映画一本と二冊、めちゃめちゃ面白いですので、おすすめです。(個人の感想です。)
よろしければ、ぜひ、率直な感想も、レビューに寄せられると、他の方のお役に立つかもしれません。
(現在は、5つ星レビューがことごとく削除されるとか投稿できないことはないようですが、皆さん各自でお試しください)

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電気自動車の恐怖

確か政府は2035年にはすべてのガソリン車を販売禁止にするとか何とか確言していたと思うが、やめたほうがいい。少なくとも、軽量で小さく(願わくばスマホのバッテリー程度で)電気容量の大きい画期的なバッテリーが開発され、常に車には予備バッテリーが5個くらい置けるようになるまでは無理だろう。(1個の連続使用が100時間は欲しい。)
まあ、電気自動車が普通になったら、ガソリン車は逆に実用性もあるクラシックカーとして価値が高くなるのではないか。もっとも、政府がガソリン車は走行も禁止にするかもしれないwww

(以下引用)

EV乗りが断言していました。渋滞の有る日本でEVは普及しないと。真夏、真冬の渋滞中にバッテリーが減っていく恐怖を味わうと二度とEVは買いたくなくなるそうです笑

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「天皇制」と日本の政治

kojitaken(古寺多見)というのはネット政治論者界隈でリベラル系論者として知られている人間だと思うのだが、強烈な反天皇主義者であるようだ。まあ、私自身は尊皇攘夷主義者なので、彼とは反対の立場だが、天皇制について議論をするのは結構なことだと思うので、古寺氏一派の論を少し載せておく。
私から問いたいのは、天皇制廃止論者は、どういう政治形態を望むのか、ということで、たとえば「天皇」のいないフランスもアメリカも腐敗を極めた政治であるのは明白だが、そういう政治でいいのか。もちろん、天皇のいる日本も腐敗の極みだが、さいわい天皇とは無関係の腐敗であり、「天皇の有効利用」だけが偽民主主義の腐敗を断ち切ることを可能にすると私は思っている。
「天皇制廃止後の政治制度」の問題は、安保闘争時に石原慎太郎が全学連と討論した際に、「全学連はどういう政治をしたいのか、(安保廃止後の)プログラムが見えない」と批判したのに似ている。まあ、石原は人間としては糞だが、リベラルの欠陥として「未来のプログラムが見えない」ということを見抜いていたのは偉い。
ついでに言えば、「象徴天皇制」では天皇には政治権力は無い。政治的発言ができないのだから当然だ。その象徴天皇制すら廃止して、日本の1500年以上の歴史的遺産を自ら捨てるどのような意義があるのか、と私は聞きたい。


(以下引用)

「テンノーヘーカのお気持ち」と「東京五輪」

  

 新型コロナウイルス感染症東京五輪開催の問題に天皇が絡んできた件について、宮内庁長官のコメントが天皇徳仁の意向を反映したものであることは疑う余地がない。


 昨年還暦を迎えた天皇が考えているのは、「東京五輪の開催宣言その他をやらされることによって、海外から批判されたり歴史に悪名を残したりするのは嫌だ」ということだろう。しかしそれと同時に、天皇には現在の象徴天皇制を堅持したい強い欲望がある。このことを見落としてはならない。


 天皇の政治的発言は許されないために宮内庁長官のコメントという形をとったことは間違いないが、これに対して「天皇対菅政権」の構図を描いて天皇に肩入れするという「リベラル・左派」がまたぞろ大勢湧いて出てきた。


 前記の構図は前天皇明仁時代にはもっと顕著で、「敢然と安倍政権と対峙する天皇」の虚像がもてはやされた。これは小沢一郎シンパあるいはオザシン系などに特に顕著な傾向だったが*1、非小沢系や反小沢系にも多く見られた。


 冗談じゃない、と言いたい。


 天皇やその一族に意見を表明する自由を付与したいのであれば、天皇制を廃止すれば良いだけの話だ。ついでに書いておくと、私は天皇制の維持を望まないという理由で「護憲派」の範疇には入らない。


 今後の新型コロナウイルス第5波の感染拡大によっては、東京五輪が開催直前に中止になったり、開催中に中断に追い込まれたりすることは十分考えられるが、開催を中止に追い込むために「テンノーヘーカのお気持ち」を力を借りるようなことはあってはならない。それでは4分の3世紀前と何も変わらない。


*1:一つには、孫崎享式のアメリカに対する「自主独立派」と「対米従属派」の対立構図とよく似ていることが挙げられる。また、小沢シンパやオザシンの間では小沢や山本太郎のようなカリスマリーダーへの依存心が強いことも、彼らが「天皇対政権」の構図に惹かれやすい一因だろう。



  •  suterakuso


    > 天皇やその一族に意見を表明する自由を付与したいのであれば、天皇制を廃止すれば良いだけの話だ。ついでに書いておくと、私は天皇制の維持を望まないという理由で「護憲派」の範疇には入らない。


    激しく同意します。この一方を目にした時の私のブコメです。↓


    >「日本国憲法 第1章 天皇 第4条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」 なんなら改憲する? 第1章丸ごと廃止の方向で。
    https://www.asahi.com/articles/ASP6S54Z2P6SUTIL02L.html


    それから、加藤の反応メインの記事の片隅にあった、安住の反応に対するブコメです。↓


    >"立憲民主党の安住淳国会対策委員長は朝日新聞の取材に「政府がいう『安心・安全の大会』になるのか、懸念をもっておられるんだと思う。国民の多くも共有している。大変重い」と語った" 重いじゃねーよ。違憲だ。
    https://www.asahi.com/articles/ASP6S5WBRP6SUTFK01C.html


    とにかく、オリンピックで露わになっているのは、虚像で作りあげられた物語を取り巻く「お気持ち」を梃に、論理、実証、価値観(倫理観、正義感)という議論を構成する要素をなぎ倒し、「特別」な者が立場の弱い者から収奪を恣にする、という構図です。その最たるものである象徴天皇制こそ、絶対に打倒の対象だと考えます。論理、実証の努力を怠け、価値観と向き合わず、それでも、お気持ちと「現実的」という言葉で自らを正当化する。人びとのそうした傲慢こそが、今こそ問われるべきなのです。




  •  にっしー


     いやはや、ブログ管理人は価値合理的イデオロギー人間としてスジを通しているというか……。


     私としては、「『東京五輪・パラリンピックを中止に追い込む」という目的のためには、どんなものでも利用しよう」と、ちょっと目的合理的態度を取りたいので、元々天皇制には反対ですが、天皇徳仁のこの発言にはエールを送りたいですね。




  •  にっしー


     もう一つ書くと、「朝鮮・中国への差別の歴史と向き合い、戦争を経て今も日本に息づいている帝国主義を克服し、日本の真の民主化を実現するために、天皇制を廃止しよう」というイデオロギーには疑問を持っていまして。


     日本人は、もし天皇制を廃止しても、何食わぬ顔で朝鮮・中国への差別を続けると思います。




  •  suterakuso


    天皇制制廃止して中韓差別なくすとか、しらんし…てのは、おいておくとして、


    さっき、ニュースを流し見していたら、凶暴なニュースがさらっと流されていました。


    菅首相 竹中平蔵氏と経済動向などめぐり意見交換
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210627/k10013106961000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001


    また、自ブコメのコピペです。↓


    >今、中抜き平蔵と会うとか、火事場泥棒の算段だろ。民間エコノミストからワクチン接種が進むことによるGDPへの影響の説明を受けるってのも、ワクチンだけか!だし。完全に、駄目だこいつ…だ。即刻倒閣しかない。 菅やめろ




  •  讃嘆若人 (id:bousouwakoudo)


    思想的には筋が通っていますね。


    ただ、一点だけ事実誤認の指摘を。


    >これに対して「天皇対菅政権」の構図を描いて天皇に肩入れするという「リベラル・左派」がまたぞろ大勢湧いて出てきた。


     前記の構図は前天皇・明仁時代にはもっと顕著で、「敢然と安倍政権と対峙する天皇」の虚像がもてはやされた。これは小沢一郎シンパあるいはオザシン系などに特に顕著な傾向だった<


    私も小沢一郎先生のシンパというか、支持者で、旧国民民主党党員ですが、小沢一郎先生の判断を信じて立憲民主党へ合流した人間です。(なので、菅直人政権は安倍晋三政権よりも悪い唯一の政権だと思っていますが、立憲民主党の党員です。)
    その私も含めて、小沢一郎先生の支持者は、リベラル・左派ではなく、保守派です。


    それは、自認していない人もいるかもしれませんが、客観的に見てそうですし、また、著名人レベルでの小沢一郎先生支持者は保守を自認しているはずです。
    山崎行一郎先生や故・勝谷誠彦先生や「軍法会議」導入を訴えたりTRAと対立している堀茂樹先生、反天皇の自民党と戦い続けている河村たかし先生、占領憲法無効確認請願の紹介人になって下さった松木謙公先生等々。
    なので、kojitakenさんが小沢一郎先生の支持者をリベラル・左派と見做しているのだとすれば、それは事実誤認です。
    「安倍自民党=保守・右派」と印象付けたい勢力は、小沢一郎先生を左扱いしていますが、koijitakenさんは彼らとは距離を置いて小沢先生が右だと正しく認識していたはずです。


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東海アマ氏と「共産主義」

東海アマ氏の共産主義憎悪が「優秀主義者」へのルサンチマンにあることがよく分かる文章である。確かに優秀な人間と「優秀主義者」は異なるし、後者がしばしば組織を悪化させるのはよく見られるが、だからといって劣等者を集めたら優秀な組織ができるわけでもないだろう。組織を持たない国家は存在しえない。私も「組織悪」という論文を書こうと思っているくらい、組織は自動的に自己保身機関になるもので、大きな害悪を生みもするが、長所があるからこそ組織は作られるのである。物事は「集まってこそ現実的な力になる」と言える。山本太郎が無力なのは組織力が無いからだ、というのは明月飛鳥氏が喝破したところだ。
ただし、私は組織力とは別に「言説の力」を信じている。

(以下引用)


私が共産主義者にならなかったワケ

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 私は、今から半世紀以上も前のことだが、高校生時代、マルクス主義に没頭した時期がある。
 高校の社研サークルは、毎日のように党派のオルグがやってきて、革マル派・中核派・ブント・反帝学評など盛りだくさんの新左翼系活動家が来ていた。当時は、さすがに資本論は荷が重いので、「共産党宣言」とか「家族国家私有財産の起源」とか、10冊くらいの岩波文庫版を使って、その意味を討論しあった。

 学校の授業など興味はなかったが、新しい知識の宝庫だった古典共産主義文献は、何でも知りたい私の知的好奇心を激しく刺激した。
 私は中学生の頃から「弁証法」について興味があって、マルクスの弁証法的唯物論に夢中になった。これは、マルクスに言わせれば「ヘーゲル弁証法を逆さまにひっくり返したもの」というものだ。
 弁証法三原則に「否定の否定・対立の統一・量質転化」というのがあって、事物現象は、かならず三段階の発展プロセスをもって、「止揚」されるというものだ。

 始めて聞くと、何が何だか分からない極端な抽象論にすぎないのだが、三段階発展論の原点、最初に「鶏が先か卵が先か?」という論争があって、ヘーゲルは、最初に霊的カオスがあって、否定されて物質的存在になり、もう一度否定されて霊的存在に還る。つまり、人類は、あらゆる矛盾を克服して絶対精神に向かって歩み続ける、という理屈だった。

 この最初に存在した「霊的カオス」を、物質的カオスに置き換え、逆立ちさせたのが、マルクス流、弁証法的唯物論だった。
 これは宇宙の存在は、最初に物質があり、そのなかに意思が生まれ、思索が生まれるが、やがて倒錯して、宗教的な世界=霊的世界が登場してくる。しかし、それもいずれ否定されて、再び究極の矛盾のない物質的世界に還るというものだ。

 小難しい理屈を並べたが、私の70年近い人生経験によれば、「哲学者」なんていったって、特別な存在ではなく、精神障害を患ったような偏執狂的兄ちゃんが、人の理解を超えた難解な屁理屈を並べて、自分は特別な存在であり「宇宙の叡智」であると勘違いして、他人に対して偉そうにふるまっているだけのことだから、怖れ多がる必要はない。ただの屁理屈・妄想狂マニアによる言葉の遊びにすぎないのだ。

 しかし、はじめて哲学に触れる若者にとっては、宇宙の深淵に触れたような気分になり、ヘーゲル弁証法を数ページでも理解したなら、宇宙の真理を自分のものにしたかのような快感・興奮に陥り、自分が人類に超越する特別な存在になったかのように錯覚し、他人の意見に耳を貸さない優越感に浸るものだ。

 この優越感を利用して、特権的存在になったかのように舞い上がらせ、他人の意見を嘲笑しながら自分たちだけが真理の領域にいると思い込んでしまった妄想的宗教団体がたくさんある。
 例えばオウム真理教がそうで、幹部たちは優越感に有頂天になり、自分たちが選ばれた人間だと勘違いして、人々の人生や命まで支配できると思い込み、あのザマになった。
 同じように、子供の頃から「優秀」とおだてられて調子に乗った若者を、ヘーゲル弁証法のエッセンスに触れさせて優越感で支配したのが文鮮明の統一教会だ。

 宗教だけなら、まだマシだが、これが政治団体となると、社会に大きな波風を引き起こす。
 例えば、私が若い頃、公安警察にメンバーに違いないと思われて、散々な目に遭わされた赤軍派とか、日本共産党や新左翼諸党派なども、弁証法的唯物論に触れて調子に乗った優越感に支配されながら暴走したグループだ。

新左翼諸党派の本質を一言でいえば、オウム真理教も幸福の科学も同じだが、一種の優越感といえるだろう。自分たちは選ばれた特別の存在だから、自分たちの理屈通りに世の中が変われば、すべて問題が解決すると妄信してしまった連中だ。
 自分たちは「最高存在」だから、他人の意見など聞く必要がないという傲慢さが共通点でもある。

 「最高存在」という言葉は、どこかで聞いた。そうだ北朝鮮だ、中国だ。そうだ、共産主義思想を掲げた独裁専制国家は、必ず「最高存在」という言葉を使いたがる。
 日本共産党も同じだ。「最高存在」の志位和夫は、実に30年を超えて共産党の全実権を掌握している。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E4%BD%8D%E5%92%8C%E5%A4%AB

 一つの組織で、30年間もトップが変わらないということは何を意味するのか?
 例えば、一般的な企業の場合、幹部クラスは3~5年程度で、半強制的に転勤させられる。理由は「流れない水は腐る=流れる水は腐らない」ということだ。
 一カ所に権力者が数年もいれば必ず権力や利権が集中し、反対者が排除されて独裁体制が成立する。組織よりも、自分の利益を優先させるようになるのが人間というものなのだ。

 ベラルーシのルカシェンコは、大統領を28年間続け、対立候補を弾圧して独裁体制を堅持している。ムガベは37年間ジンバブエに君臨した。プーチンも20年以上、ロシアに君臨している。
 いずれも超長期政権に君臨し、その腐敗ぶりが世に知られてきた。志位和夫も事実上、30年間以上だから、負けていない。

 なんで、こんなことが許されるのか? といえば、私が学んだ「共産主義」の書かれざる綱領に「優秀な人物が、優秀な思想で、社会を正しく指導すれば最高の社会が成立する」という不文律が、巨大な壁のように君臨していたからだ。
 組織というのは「優秀」が好きだ。日立も東芝も三菱も、優秀な人物が巨大組織のトップを務め、企業全体を牽引したわけだが、いずれも 無様な結末を迎えて、東芝など社名さえ失いかねないほどに追い詰められているのだが、その本当の原因は、私にいわせれば、「流れない水は腐る」という原理である。

 「優秀」という定義が根本から間違っている。日本では「学歴信仰」が深く根付いていて、東京大学を卒業すれば「優秀な人物」というレッテル、お墨付きをもらえることになっている。
 だから、もちろん志位和夫も東京大学出身だ。上に述べた巨大企業の最高役員の大半も東大出身だろう。
 本当にそうなのか?
 
 「東大卒は優秀」という恐ろしい勘違いのせいで、日本社会は根底からねじ曲げられてきた。
 例えば私を個人攻撃している大垣市民病院の岩田洋介という医師は、自分は旭丘高校を出て東大医学部を卒業したのだから超一流人間だと錯覚してしまって、私を「無学歴」と誹謗嘲笑し、延々と凝りもせず、8年間もツイッターで低俗下劣な嫌がらせを繰り返している。

 なるほど、東大を出ると、こんな下劣なことをやるようになるのか? と私は深く納得した。だが、病院側に抗議しても、東大信仰のゆえんか、無視されたままだ。
(余談、ツイートが大垣市民病院の医療者用Wi-Fiからであることを発見したので訴訟を起こそうとしたら、予想賠償金額は20万円、訴訟費用が90万円という見積もりだった。復讐するなら長期服役を覚悟するしかない)
 https://twitter.com/tokaihomo

 まあ、「優秀」といったって、この程度のゴミのような人間性だと思って間違いない。共産主義を体系化したともいわれるマルクス・エンゲルス・レーニンも「優秀マニア」だったとともに、何よりもユダヤ人だった。トロツキーもブハーリンもそうだ。
 ユダヤ教の経典タルムードには、「神に選ばれたユダヤ人は、それ以外の民衆をゴイム(奴隷)として使役し、利用してかまわない」と書かれている。だから、「優秀なユダヤ人は、それ以外の人々を見下しているわけだ。

 そんなわけで、共産主義というのは「優秀な人間が正しい理論で人々を領導すれば、何もかもうまくいく」というユダヤ流の自分勝手な思い込みで成立していることを知り、私は共産主義者になることを断念したわけだ。
 そんな思い上がった連中には、虫唾が走るなんてもんじゃない。

 ホセ・ムヒカのような苦労人は、絶対に他人を見下したりしない。自分を優秀だと勘違いすることもない。もし、人間社会に本当に信奉すべき人間と思想があるとすれば、それはホセ・ムヒカだ。
 つまり、人間苦労してナンボというのが唯一の真理なのだ。

 共産主義そのものの理屈は決して間違っているとは思わないが、「優秀」というのが大好きな人物ばかりが集まっていれば、それは思い上がって自滅崩壊する定めにある。
 そもそも、「優秀」というのは、「優生保護」に直結するものだ。

 実は、日本で優生保護思想を実現しようとした人々の多くが、革新側の人物だった。
 優生保護法の実現に尽力したのは、日本社会党の加藤シズエや市川房枝だった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E3%82%B7%E3%83%85%E3%82%A8
 その結果、多くの障害者が強制的に断種させられた。

ファッシズムと優生保護 2017年02月25日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-78.html

 再び優生保護思想 2018年04月30日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-331.html

 早い話、共産主義者もまた優生保護思想が大好きだ。人道の仮面を被っている分だけ始末が悪い。これも「優秀病」の脅迫観念から必然的に派生するのである。
 もしも、私が共産主義者になっていたなら、たぶん真っ先に粛正されていたことだろう。「優秀」という発想が大嫌いだったからだ。

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慣用句にご注意

まあ、笑い話だが、現代人の言葉への無知というか、時代ギャップが事故を起こした例である。

(以下引用)


昭和の昔は、やせた薄っぺらい体の人(とりわけ肋骨の浮いた胸部)を「洗濯板」と言ったものでしたが、洗濯機の普及で洗濯板が絶滅した今は、そのたとえもともに絶滅しました。しかしネタでないなら、この課長氏の発言どこにも性的な表現はないと思うのですが。
引用ツイート
銀行員の不安
@ureukinyou
·
ヒアリングベースですが再発防止の為共有します。 入行3ヶ月の新人に「お。制服が板に付いてきたね!」と元気に話しかけた別フロアの課長が、どうやらセクハラで自宅待機の模様。 新人も在宅の様子。 詳細不明ながら、貧乳の彼女は「まな板」と言われていた過去がトラウマの可能性有との情報。
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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