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不条理ギャグの特徴

市民図書館から借りた本の中に別役実の戯曲集があって、最初の「猫ふんぢゃった」だけ読んだのだが、その中のギャグのひとつが面白かった。ただ、不条理ギャグというのは、あまりそれだけ連続すると面倒くさくなる。「不思議の国のアリス」の場合は出て来るキャラがみな特別品というか特級品だからナンセンスギャグも面白いのだが、別役実の場合は、人物がまるで○と線だけで描いた棒人間のように、意図的に無個性にしているような感じで、つまりキャラ化が排除されている。だから、話の流れを真剣に追わないと話のナンセンスさが理解ができなくなるのである。まあ、賢い人向きの、あるいは真面目な人向けの不条理劇だろう。
で、最初に書いた、私が面白いと思ったギャグは、未知の或る人(話を簡単にするために、名前だけ知っている人としてもいい)に電話をかけ、
「あなたはタナカさんですか」
「はい、そうです」
「そうですか」(電話を切る
というものである。
これをやられた相手が受ける不条理感というのは凄いだろうな、と思う。まあ、「行動による冗談(practical joke)」の不条理版である。
で、このやり取りの話を聞いていた相手が、「それ変じゃない?」と言うと、「『そうです』に対して『そうですか』と答えるのはちっともおかしくないだろう」と言うのがまたおかしい。確かに、この応答自体は普通だが、問題はその後、即座に電話を切るということにあるわけだ。相手は、「いったい、今のは何の電話だったのか」と悩むことになる。
こういう、突然の空白・断絶(常識世界からの断絶)・足元に突然穴が開いて落ちる落下感というのが、不条理感の特徴かもしれない。

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資産をGoldに換えるのは無意味

(以下引用)の下の記事は「in deep」記事の引用記事だが、「目から鱗」である。こんなに単純なことに、なぜ気づかなかったのか、と言えば、当たり前だが、私には金(gold)に換えるだけの資産など無いから、真剣に考えなかったからである。
で、これを読むと、副島や増田も「経済教授商売人」でしかないな、と分かる。

(参考までにwww)



<時事直言>金(マネー)ではなく金(ゴールド)がモノを言う時が来る!









(以下引用)


ゴールドの価格自体は上昇し続けるかもしれないですが、たとえば、「元日銀マンが教える預金封鎖」という著作の中にある以下のような可能性が、「日本には」あるかもしれないという懸念もないではないです。


「元日銀マンが教える預金封鎖」より


預金封鎖・財産税を免れるために、実物資産としてゴールドを持つという方法をすすめる人もいる。


これはおすすめすることができない。なぜならば、ゴールドでもっていたとしても、いずれは通貨に換えなければ役に立たない。まさか金塊を持って買い物に行き、金貨で支払いをするわけにもいくまい。


そこで金の地金を通貨に換える必要が出てくる。しかし、預金封鎖・財産税が実施されているような状況で、金が自由市場で簡単に売買できるはずはない。


当然のことながら、そうした貴金属の売買は国家管理となるであろう。実際、戦時中はそうした方策で金を自由に売買することができなかった


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「テロの否定と動機の理解は別であり、両立する」

町山智弘はハリウッド(ユダ金)の精神的奴隷だが、下の発言には同感する。
テロに関する発言や批評を抹殺するとは、「テロが起こった根本原因」への批判を不可能にすることである。それはテロ以外の政治現象でも同様だ。政治では原則として言葉だけが頼りであるが、言葉が無能化した時にはテロしか政治的表現は存在しない。つまり、テロへの批評(言語)を圧殺するとは、政治批判を不可能にする最悪の圧制・悪政なのである。第二次大戦中の日本社会全体の大政翼賛会状態がそれである。

(以下引用)
町山智浩
@TomoMachi
かわぐちかいじ先生は『血染めの紋章』『テロルの系譜』などで226事件を繰り返し描いている。暗殺やテロ行為そのものは否定しながら、その動機である貧困の救済と政財界への怒りには深い理解と共感を込めて。テロの否定と動機の理解は別のことであり、両立する。 amzn.asia/d/i67Jjxa #Amazon

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癌と血圧

「大摩邇」所載の「地球の記録」記事中の引用記事の末尾である。引用記事自体は長くて難解なので、分かりやすく興味深い部分だけ転載する。
引用記事からは話が離れるが、私が研究してほしいなと思うのは、血圧と癌の関係である。何となくだが、血圧の高い人間は癌になりにくいのではないか、という気がするのである。何の根拠もないが、低血圧の人は臓器への血の巡りが悪そうで、血の滞留が癌を生成するのではないか、という妄想だ。これは「高血圧は悪!」という世間(世界)の風潮へのアンチテーゼである。もちろん、異常な高血圧は脳溢血になりやすいというのは事実だろうから、高血圧万歳というわけではない。今は、その「異常な高血圧」の基準数字があまりに低くないか、ということである。そのために安易に降圧剤が処方されていないか。
昔のように「年齢+100」(「年齢+90」だったか?)というのがまともなのではないか。ただ、その場合、「正常な血圧」の人でも脳溢血になる割合は増えるのは確実ではあるだろう。何が正常なのか、難しいところだ。まあ、降圧剤は両刃の剣というところではないか。

(以下引用)


抗マラリア薬は抗がん剤でもあるのだろうか


イベルメクチン、アルテミシニン、そして、ヒドロキシクロロキンに抗がん作用があることがわかっている。


いくつかの研究では、がんが寄生虫のように振る舞うと仮定していることに注目しており、この観点は興味深い。外部寄生虫と同様に、がんは宿主である人体に栄養を依存しているが、独立して機能し、しばしば宿主に損害を与える。


アブレウ教授は、マラリア、がん、および COVID-19 に共通する特徴は、それらすべてが増殖に鉄を必要とすることであり、したがって、アルテミシニンはマラリア、がん、および COVID-19の予防に成功して使用されていると述べた。


アブレウ教授は、寄生虫、ウイルス、および、がんの間に関連性があるかどうかについて、さらに研究を行う必要があると述べている。


イベルメクチンは、がん細胞の増殖と転移を防ぎ、いくつかの種類のがんにおいてがん細胞の死を促進することが研究でわかっている。イベルメクチンは、がん細胞が酸素と栄養素を得るために必要な血管の形成を防ぐこともできる

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もはや瘋癲老人の「聖者」

動画そのものはコピーできなかったので、アドレスを載せておく。
まあ、わざわざ見るほどのものでもないが、あの色ボケ老人がまたしても人前(公開の場)で色ボケをしたようだ。





https://twitter.com/i/status/1646375683206045696

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公園の「土地所有者」とは?

いや、公園になった時点で、土地所有者は地方自治体(この場合は市)になっているのではないか? いったい、この「土地所有者」は何者なのだろうか。

(以下引用)

「子どもがうるさい」公園存廃問題 ついに解体工事始まる


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サムライとは何か

侍や戦国大名は一般の人が死んでも関係ない(と思っている)悪い奴ら

というのはまさにその通りで、要するにヤクザ集団である。いや、ヤクザのほうがまだ法律に遠慮しているが、戦国時代は法律など存在しないと思っていい。戦国武将の美化は、ヤクザの美化でしかない。まあ、私も戦国時代は面白いとは思うが、あれは単なる「仁義なき戦い」時代劇版である。
ちなみに、私が今読みかけの森鴎外の「渋江抽斎」の中に、文武両道の武士(抽斎の二人目の妻の祖父)とやらが出て来るが、その男は江戸藩邸の教授(何の教授かは知らないが、学問のほうだろう)でありながら、「壮年の頃、村正の刀を佩びて、本所割下水から大川端辺までの間を彷徨して辻斬りをした。千人斬ろうと思い立ったのだそうである。」つまり、道行く人を斬り殺すのに、何の良心の呵責もなかったのである。その相手が侍だったとは限らない。侍だけ千人殺すのは困難だろうし、大事件になるだろうから、狙われたのは主に町人だったと思う。
武士とか、「サムライ」をあまり美化しないほうがいい。武士があまり町人を斬らなかったのは、斬るメリットがさほど無かったからにすぎない。



(以下引用)

【映画】北野武監督最新作『首』2023年秋公開 NHKには描けない戦国時代を活写 構想30年 制作費15億 ★2 [muffin★]

1: muffin ★ 2023/04/16(日) 01:07:45.31 ID:PKnL+xOj9
https://www.cinematoday.jp/news/N0136273
2023.04.15

北野武監督が15日、都内で行われた映画『首』完成報告会見に出席し、本作を制作するに至った経緯や自信を明かした。この日は、出演の西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋、KADOKAWA代表取締役社長・夏野剛も出席した。

日本人なら誰もが知る戦国武将、羽柴秀吉、明智光秀、織田信長、徳川家康らと“本能寺の変”を、北野監督が一大スケールで描く本作。信長の跡目を巡り、繰り広げられる裏切りと策略と戦。それぞれの野望が本能寺に向かって動き出す。

構想30年、製作費15億円をかけ、『座頭市』以来20年ぶりの時代劇を手掛けた北野監督。NHKの大河ドラマをよく観るそうで、「すごいきれいな出世物語にして、人間の業とか、欲とか、裏切りとかはあまり描かれていない」とその印象を明かすと、「自分が撮ればこうなるという発想でやろうと思いました」と制作に至った思いを打ち明ける。

さらに「男同士が絡み合うのは、NHK的には避けることがあるけど、殿様に対して命を懸けるのはそういう関係でもある。そこを描かずに戦国時代を語るのはおかしい」と見解を述べると、「そういう話や、侍や戦国大名は一般の人が死んでも関係ない(と思っている)悪い奴らなんだから、その残酷さや、死を前にした男同士の関係を上手く描きたかった」と説明した。

配役は脚本を書きながら考えたそうで、過去に北野組に参加経験のある西島(明智光秀役)、加瀬(織田信長役)、浅野(黒田官兵衛役)、大森(羽柴秀長役)には絶大な信頼を寄せている様子で
中略

「今度の映画ができたのは、スタッフ並びに役者さんのおかげだと思っています。ありがとうございました」と頭を下げた北野監督は、「(試写を観た)スタッフや関係者の大多数が本当に褒めているとわかるので、成功したと思っています」と自信をのぞかせる。すでに、カンヌ国際映画祭のコンペ枠では賄いきれない良作のプレゼンテーションを目的に設立されたセクション「カンヌ・プレミア」にて上映されることも決定していることから、「世界的に当たるな」と予想する北野監督は、「大ヒットという図々しいことは言いませんが、ヒットしていただいて、あと何本か(映画を)撮れる状態になればいいなと思います」と期待を込めた。(錦怜那)

映画『首』は2023年秋、全国公開

全文はソースをご覧ください

https://encount.press/wp-content/uploads/2023/04/15174132/f640184626d8b4ba92ff699059081e23.jpg
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ティザービジュアル
https://encount.press/wp-content/uploads/2023/04/15151026/91b96c6ebf0f130aac82e9c80c4c54d1.jpg

そのほかキャスト・ストーリー
https://www.cinematoday.jp/page/A0008776

動画:映画『首』完成報告会見
https://youtu.be/csQ3W_zBnIo

https://www.musicvoice.jp/news/251185/

★1:2023/04/15(土) 18:32:32.74
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1681551152/

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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