忍者ブログ

認知症の自己診断法

「きっこのブログ」に面白い記事があったので紹介する。
「きっこのブログ」は著作権にうるさそうなのでコピーするのが怖いが、これは公的機関発行のパンフレットのようだから、コピーは問題ないだろう。それとも、新しい法律だと、これも処罰の対象になるか? 
まず、そのパンフレット内容の「認知症の20の兆候」を転載し、その後でそれを自分自身で確認してみよう。それぞれの項目の後につけた○×が私である。もちろん、マルは当てはまる、バツは当てはまらない、である。



「認知症 早期発見のめやす」

1.今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる。(○):セールス電話などね。
2.同じことを何度も言う、問う、する。(×)
3.しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている。(△):若いころからである。
4.財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。(×)
5.料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。(△):若いころからである。
6.新しいことが覚えられない。(△):若いころからである。
7.話のつじつまが合わない。(多分○):自分では判断不能。
8.テレビ番組の内容が理解できなくなった。(×):昔よりよく分かる。
9.約束の日時や場所を間違えるようになった。(△):若いころからである。
10.慣れた道でも迷うことがある。(×)
11.些細なことで怒りっぽくなった。(○)または(△):怒りっぽいのは昔から。
12.周りへの気づかいがなくなり頑固になった。(○)または(△):これも多分昔から。
13.自分の失敗を人のせいにする。(○)または(△):これは全人類がそうだろう。
14.「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた。(×?):そう思われているかも。
15.ひとりになると恐がったり寂しがったりする。(×):一人になるとほっとする。
16.外出時、持ち物を何度も確かめる。(△):若いころからそうである。
17.「頭が変になった」と本人が訴える。(○?):ブログによくそう書いているような。
18.下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。(△):前半×、後半○
19.趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった。(◎):テレビのせいだと思う。
20.ふさぎ込んで何をするのも億劫がり、いやがる。(△):「何をするのも」ではない。

というわけで、この指標の大半に対しては「若いころからそうだったなあ」という結果になった。つまり、私は生得的に老人体質であり、しかも認知症的老人体質であったらしい。そういう人間には、このような指標は当てはまるのかどうか。


拍手

PR

あなたには「長考できる能力」はあるか

*「徽宗皇帝のブログ」に書いたように、私のブログの更新は、今後は数日置きになる予定である。で、その理由は、下記記事にある「長考できる能力」の欠如を痛感しているからだ。思いつきの駄弁をネット上に書き散らすことへの反省も少しはある。まあ、しばらく修行のし直しをしたいということだ。とりあえず、下の記事は昨日のうちに書いたもので、ブログ運営方針の変更の一因である。

「井口博士のブログ」から転載。
世の中の政治経済が面白くない、こういう時だが、下の井口博士のように考えれば、何となく元気も出てくるようだ。もちろん、これは科学者以外の人にも応用できることであって、要は「考えることはタダだ」ということなのである。
何を考えるかは人それぞれだ。金儲けを考える人もいれば、将棋や碁の必勝の手を考える人もいる。女にモテる必殺技を考える人もいれば、色欲から解放されて悟りの道に入る方法を考える人もいる。そのどれであっても、大事なのは「長考できる能力」であり、実は、情報の洪水の中にある現代では、これが一番難しいのである。
たいていの人は15分も続けて同じ課題を考えることはできないだろう。考えているつもりでも、考えがいつのまにかあちこちにさ迷っているはずだ。まあ、受験を控えた学生ならば数学の問題などを1時間も考えることはたまにはあるだろうが、実は最近の数学受験術は「数学の勉強とは出題パターンごとの解法を覚えることだ」というのが主流であり、1時間も同じ問題を考えるのは「時間のムダ」というのが定説化している。つまり、「5分も考えて分からなければ、解答を見なさい」ということだ。受験勉強なら、このやり方は正しいだろう。しかし、それが習慣化すると、我々は一つの問題を長考する能力を失うことになる。(これは「受験勉強は『頭』を悪くする」、と言い換えてもいい)
実際、私もそうである。パソコンの前であれこれ情報を検索しているうちに気が付くと一日がなんとなく終わっている。昔はあれほど読書が好きだったのに、今では本を30分も続けて読むことが難しくなっている。いつもイライラして、もっと有意義な時間の使い方は無いか、もっと有益な情報は無いか、と考えている。
こういう状態は、まずはパソコンを捨ててしまわないと解消されないのではないか、とも思っている。筒井康隆が小説に面白さだけを求める人間を「快楽乞食」と言ったことがあったと覚えているが、現代の我々は「情報乞食」である。「我々」と書いたのは、もちろん、これは私だけのことではないはずだと確信しているからだ。

(以下引用)

この私の観点からすると、科学研究で何より大事な能力とは、「長考できる能力」であるということになる。何年でも平気で考えることができる能力である。これは、何年か前に私が朝日新聞の「私の視点」に書いたことである。

テレビを見れば分かるが、何かをすると時間の制限がある。だから、新聞と比べたら、テレビラジオには報道に制限がつく。これに似て、科学の場合も、大学や研究所の職員になると、自分が考える時間に制限がつく。だから、無限に時間をかけるかのような研究はやれないことになる。むしろ効率よく研究するために、だれもが関心を持っている問題だけに向うようになってしまうのである。したがって、学校の学者や研究者や先生になるには、「長考力」は不必要になる。いらないのである。むしろ、邪魔にすらなる。だから、ブレイクスルーができないのである。

ところが、アルバート・アインシュタイン、トーマス・エジソン、ルドルフ・ディーゼル、バックミンスター・フラー、岡潔、アンドレ・ワイルズ、などなど、初等教育としての、学校教育の有無は若干の差はあったとしても、ほとんどが大学や研究所に所属しないで一人で研究した時に大研究や大発見をなしとげたのである。日本の湯川・朝永にしても、一番良い研究は、まさに戦時中のだれも研究などできなかった時代のことである。こういう比較的自由な時期に自由にそれも長考したことが、大研究の基本だったのである。

そんなわけで、世の中はリストラの嵐で首切られて経済的には大変なのかもしれないが、科学の歴史から見れば、あるいは、人類史から見れば、こういう時にこそ大発見や大研究が生まれるという可能性も非常に高いのである。

拍手

「決断できない日本」だから橋下が人気なのか?

「極東ブログ」というブログの記事の一部を転載する。
「泉の波立ち」経由で知ったばかりのブログなので、筆者の政治的思想やスタンスはまだよく分からないが、ところどころに面白い記事がある。知識は豊富で頭もいい筆者だとは思う。
で、下の記事はケビン・メアの「決断できない日本」という本の書評だが、ケビン・メアという名前は沖縄の人間からは唾棄されている名前なので、これは普通なら私は絶対に読まない本である。しかし、ここに書かれた内容からすれば、読むに値する部分も十分にあるようだ。ケビン・メア更迭のいきさつについても、本人に同情すべき点もありそうだが、ここでは福島原発事故の際の東電と官邸の対応(それがまさしく「決断できない日本」を象徴しているわけだが)についての一節を引用しよう。
今朝の毎日新聞朝刊で、東電側の事故調査委員会報告の要旨が出ていたが、官邸側に一方的に責任をなすりつけ、東電の自己弁護に終始した内容のようだ。東電という組織は、幹部クラスは全員死刑にするしかないのではないかと思う。
まあ、彼らの自己保身の汚い根性が、原発事故を取り返しのつかないレベルまで拡大し、ほとんど国家破産寸前まで追い込んだのは確かである。実際、本気で原発事故に対応するなら膨大な金が必要になり、財務省が福祉費用削減と増税にやっきになっている原因の一つはそれだろう。
だが、いくら「決断できない日本」だからと言って、「決断できる男」橋下に牛耳られた日本など、それこそ最悪の世界になると私は予言しておく。

(以下引用)

本書で期待していたもう一点の「福島第1原発事故直後、東京在住の米国人約9万人や在日米軍を避難させる最悪のシナリオ」についてだが、この話の真相はメア氏の述べるところが正しいように思われる。理由は、このこのシナリオの存在はすでにNHK報道でもなされていることなので信憑性が高いこと、また、今回の事態でコーディネータとして米側タスクフォースに参加していたメア氏の日本観(「二人の息子と娘一人」の「二つの祖国」)から氏が十分に反論しただろうことも、本書の全体の主張から調和的であることからだ。
 私の驚きは、むしろ次の点だった。


 だが、タスクフォース発足早々、最初の不気味な情報が飛び込んできました。それはワシントン時間の三月十一日深夜(日本時間十二日午後)のことで、「東京電力から『在日米軍のヘリは真水を大量に運べないか』という問い合わせが駐日米国大使館にあった」との情報が寄せられたのでした。
 この時点では福島第一原発の現状に関する確たる情報は入っていませんでした。後に判明しるように、既に炉心溶融(メルトダウン)を起こしていた原子炉一号機格納容器の開放(ベント)をめぐって状況が錯綜していた時期に、東電は真水の大量搬送の可能性を探っていたことになります。




 この情報は、東電が原子炉冷却のための海水注入を躊躇していることをも示していました。海水注入は原子炉を傷め、最終的に廃炉を余儀なくします。福島第一原発事故の稚拙な初動対応は今後、多角的に検証されるでしょうが、事故発生直後、東電は廃炉を想定せず、あくまで原子炉を温存しようと考え、一刻一秒を争う待ったなしの局面で、真水を求めて右往左往し、貴重な時間を費やしていた疑いは否定できないのではないでしょうか。
 そして案の定、真水をめぐる情報が流れた数時間後、一号機は轟音とともに水素爆発を起こし、建屋の上部は骨組みだけの無残な姿に変わり果てていました。


 メア氏は東電の右往左往を問題視しているが、この事態で重要なのは、この東電から駐日米国大使館に入った情報がどうやら菅政権側には入っていなかったように見えることだ。「だから、福島の事故でも、官邸や経産省にもたいした情報は入っていなかったのだろうと私は睨んでいました」とメア氏も推測している。


 これは笑い話ではありません。未曾有の危機に際して情報を吸い上げる国家のパイプが目詰まりを起こしているという由々しい事態が日本を襲っていたのです。


 私のあの時点で日本政府は消えていたのだろうと考えている。
 関連した情報についても、当時このブログで想定した内容がほぼ裏付けられるように同書で描かれていることにも既視感があった。余談だが、次の箇所は、このブログを氏か氏の関係者が閲覧したのではないかとも興味深く思った(参照)。れいのヘリコプターによる撒水について。


 その後、「二階から目薬」といううまい言い回しが日本語にあることを知りましたが、海水投下作戦はその効果のほどはともかく、何かをやっているということを誇示せんがための、政治主導の象徴的な作戦だったと思います。


 さて、本書の評価だが、このブログとの関連もあり、当初の興味の部分から述べてきたが、通して一冊の著作としてみると、これらの論点はさほど重要ではない。むしろ、表題にある「決断できない日本」という根幹の問題について、わかりやすく総合的に解説されている点のほうに価値がある。日本という国がどういう状況に置かれているのかという問いに対して、高校生でもわかる答えの一例がここに書かれていると言ってもよいだろう。ただし、私と同じ意見ではないのは当然のことだが。

拍手

「キ印揃いのお茶の会」はこうして終了

「晴れのち曇り時々パリ」というブログから記事の後半を転載。
サイボーグ前原が、その能面顔でふんぞり返り、「私に一任ということにします」と宣言して脱兎の如く逃げ出し、これで会議は終了、ということである。いやはや、鉄面皮を絵に描いたようなものだ。橋下にユダヤ認定次期総理の座は奪われた感のある前原だが、まだまだこういう利用価値はあるようだ。つまり、あの無神経さ、無感動さがロボットとしては理想的だということである。感情過多、半キチガイで、そこが大衆受けする煽動家の橋下といいコンビである。どちらも嘘と演技だけの人間ではあるという点では同じだが。

こんな会議運営では民主主義も常識も理性も何もあったもんじゃない。誰も一任などしてもいないのに、自分でそう宣言すればそれで通用するという、非論理の世界。それが今後は当たり前に通用するとなったら、この世は「不思議の国」になるだろう。現実の方がルイス・キャロルのフィクションよりナンセンスになるとはね。

(以下引用)

▶<一体改革>民主、分裂含みの展開 「一任」宣言に怒声(毎日/見出し)

>「台風も来ている。人道的なことを考えてこのあたりにしよう」

>合同会議の開始後4時間半たった午後10時すぎ、中間派の中山義活衆院議員がこう発言した。これを受け、前原氏は「もともと今日で終わる予定だった」と打ち切りを宣言。会場は「前原解任だ」「認められない」などの怒声に包まれ、前原氏は党職員に守られながら会場を後にした。

>小沢グループの山田正彦元農相は終了後、「ありえないやり方。採決では私は反対する」と明言。川内博史衆院議員も「誰一人一任とは思っていない」と語った。主流派の議員は「党分裂が近づいた感じがする」ともらした。

>合同会議に先立ち、前原氏は19日、自民党の茂木敏充政調会長に電話で「今日中にまとめる」との方針を告げていた。

>もともと小沢グループとは距離があり、会議終了後の会見では反対派について「絶対反対、もともとの議論の蒸し返しは非常に残念だ」と批判した。

>民主党の輿石東幹事長は19日夜、合同会議の結果について「20日の両院議員懇談会の開催を目指すが、延期するかもしれない」と述べるにとどめた。党分裂回避を優先する輿石氏にとって、党内対立の激化は最悪のシナリオだ。衆院(定数480、欠員1)のうち、民主党の勢力は289。造反が50人を超え、全員を除名処分にすると、党単独で過半数を維持できなくなる。

>一方、自民、公明両党からも民主党の混乱に懸念が広がった。自民党幹部は前原氏が議論を打ち切ったことについて「逆に民主党の反対派が反発して勢いづきかねない」と、21日の衆院採決に不安をもらした。

>公明党幹部も「手続きに瑕疵(かし)があるとして、今後の民主党内の手続きが円滑にいかなくなる」と懸念を示す。民主党内の対立が強まるなか、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席していた野田首相は20日早朝、帰国する。
【毎日新聞/6月20日(水)0時51分配信】



いやはや、実に何とも。

毎日サンも、たまにはいい事を書く。

「一任宣言」


>前原氏は19日、自民党の茂木敏充政調会長に電話で「今日中にまとめる」との方針を告げていた。


自分達の身内は平気で裏切って、敵対する筈の野党と密通ている「政策審議会長」を頂く『民主党』。

かってわが国では、不義密通は二つに重ねて「四つに」叩き切る事が、常識と成っていた。


>会議終了後の会見では反対派について「絶対反対、もともとの議論の蒸し返しは非常に残念だ」と批判した。

盗人猛々しいとは、こ奴の事である。



参議院議員「有田芳生」氏のツイート。

@aritayoshifu
「消費増税修正合意案、民主は前原氏に一任 3党協議」http://goo.gl/ZIjNI 一任などしていない。昨夜の会議でも消費増税に賛成の意見は皆無だった。執行部に対する拍手(「空気」の賛意)も小さかった。賛否を決せば明らかに反対が多数。これは民意の反映。執行部は街を歩け!



衆議院議員「山崎真耶」氏の公式ツイート。

@YamazakiMaya
各テレビ局のニュース、一任と報じていますが、あれは一任ではありません!一方的な打ち切り、本人は逃げました!



衆議院議員「京野きみ子」氏のツイート。

@kyonokimiko
遺憾ながら、ここまで卑怯な振舞いをなさるとは、お釈迦様でもご存知あるまい。10時過ぎ、突然、打ち切りと政調会長一任を独り言のように言って、推進派の拍手のいとまもあらばこそ、所属議員の眼前から、からくり仕掛けの扉でもあるかのように、逃げ去った。席の後ろに隠し戸でもあったのか。呆然!



衆議院議員「斎藤やすのり」氏のツイート。

@saitoyasunori
前原政調会長が消費税議論を強制終了したのには理由がある。21日に採決するために今夜日付が変わるまでに国会に法案を上げなければいけないから。つまり、最初から今夜早いうちに決着するつもりだったということ(昨夜に結論出さず、今夜に延ばすことも織り込み済み)。これを世の中では茶番と言う。



衆議院議員「長尾たかし」氏のツイート。

@takashinagano
最悪でした。 「説得する」気持ちの微塵の欠片もないことはわかっていましたが、この局面で、その「本音」が、思いっきり前面に出てしまいました。 今、政調の役員会をやっているようですが、中間派も大きく揺れ動いています、私を含めて。



衆議院議員「三宅ゆき子」氏のツイート。

@miyake_yukiko35
冒頭、いきなり3党合意の文面は一言一句変えないと政調会長。それでは、会議の意味がないといきなり紛糾。なぜ、最初からケンカ腰なのか。反対派が反発、なんていうレベルではない。民主党(執行部)は終わった。

まだ多くの議員が手をあげていた中、突然の打ちきり。SPの数が異常に多いな、とは思っていた。政調会長を非常口から逃がすためだった。政調会長解任決議だ!との声。泣いている議員も。社会保障費の打出の小槌はないんだよ、の心ない言葉に厚生労働委員全員の反対は決まった。

またもや政調会長の突然の「一任」宣言でまたもや乱闘騒ぎ。仲間の議員が執行部側の議員に投げつけられる。議論の最中に突然終わる。了承は断じてしていない。



参議院議員「中村てつじ」氏のツイート。

@NakamuraTetsuji
私は「前原政調会長が合意形成のルールを決められるのだから全議員の投票をすべき」と提案。民主党は重要案件は国民投票で決められるようにと主張している政党なのだから、党を二分する議論が煮詰まったら多数決で決めるのは当たり前のこと。しかし前原会長は私の提案を受け入れなかった。


執行部側の議員が、反対派の議員を「投げつけた」とは。

絶句。


更には、こんな情報も…。


平野浩氏のツイート。

@h_hirano
どうやら小沢氏は21日の採決に造反、新党を立ち上げると思われる。名前は「新政党」。野田首相は谷垣氏にこう電話している。「造反者は46人止まり。除名するので、安心してください」。彼は党を売ったのだ。しかし、造反者はもっと増える可能性がある。民主党は次の選挙では惨敗必至だからだ。


>「除名するので安心して下さい」

内閣総理大臣にして、与党民主党代表が、野党党首に宛てた電話。

これ又、絶句。



衆議院議員「森ゆう子」氏のツイート。

@moriyukogiin
前原政調会長の突然の「一任された宣言」。そのまま党の女性職員などにガードされながら非常口から脱出。 野党時代に数々の強行採決を経験してきたが、今日の前原「一任された宣言」はそれよりも酷い。一任されたということを確認もせず、宣言しただけで逃げ出したのだから。


笑劇。


前々日に「意見の一致」を得られなかった「説明会」の終了時点で、こうなる事は「火を見るより明らか」に分っていた。


そして、ここまで「読める」筋書きに、その通りに運ぶなんて、可笑しいやら、情けないやら。


以前、民主党は「偽メール事件」で解党的危機に陥った。

その時の代表が「前原誠司」であり、事件を引き起こした裏方が「野田佳彦」であった。

その危機は、小沢一郎のお陰で救われたのだが。


今回、「野田」「前原」コンビで、民主党を完全に葬り去る結果を引き起こしてくれた。


日本国民は、『二度と再び』民主党を信用しないであろう。

拍手

パンとサーカス、選挙とサッカー

「徽宗皇帝のブログ」を書いて投稿したあとに、マドモワゼル愛さんのブログを見ると、いい事が書いてあるので、あちらと話が重複するが、転載する。もちろん、私と考えが似ているから転載するのである。
酔生夢人のブログで政治を扱う場合は国内政治をメインにしようと考えているのだが、ブログ記事の中には即時性が大事な記事もあるから、例外もあるわけだ。
私が書いた記事では信用しがたい、と思っている人でも、マドモワゼル愛さんなら信じることもあるだろう。すぐれたブロガーの中にも彼(「彼女」じゃないよ)の記事を引用する人は多いのだ。
まあ、他に面白い事件や記事があれば、今日のうちにもう一度このブログに投稿するかもしれない。
しかし、サッカーと選挙ねえ。面白いところに目をつけるものだ。

(以下引用)

ギリシャの再選挙では緊縮財政派がどうにか勝った。緊縮派が勝つということは、庶民の働いたお金で、銀行を救済する、、、ということになる。

金融世界としてはほっと一息だろう。しかし民衆にとっては、これから長く厳しい道のりとなるので、はたしてこのまま行けるかどうかはわからない。

目先混乱はなくなった、、、という意味ではよかったのかもしれないが、旧時代のやり方が勝ったということなので、複雑な思いも。

緊縮派の勝因は、政財界、マスコミ界あげての総力線にある。彼らにとっては民衆掌握法は研究しつくされているから、まず、不安を突き付けられる。

ユーロから出ていけば、自分らはヨーロッパとは思われなくなる。と言って、アジアとも違うし、、と、自らのアイデンティティがなくなるかのような不安をうまく与えた。

ギリシャはギリシャだろうと、私などは思うが、なんでヨーロッパの一員という意識が必要なのか。観光立国だったのだから、堂々とギリシャはギリシャであると、構えていればよいのに、、、

自国の歴史と文化に対する本当の意味でのプライドが長年、じわじわとそぎ落とされていたのだろう。

こうして、ヨーロッパ離脱からの恐怖を与え、その上、選挙直前にサッカー試合を持ってきた。これもよくできたトリックである。

ユーロ内で優勝したこともあるギリシャは、サッカー試合において、愛国心をかきたてられる。競争原理としての愛国心なので、ナショナリズムであり、政財界にとっては操作しやすい愛国心の方のだ。

勝ったことでギリシャはユーロの一員、としての印象付けが良く効く。まあ、計算されつくされている。おそらくサッカー試合が直前でなければ、選挙結果は違っていたかもしれない。

このように、体制変革というのは大変なことなのだ。圧倒的な力が加わらなければ、旧来勢力に勝てるものではない。しかしギリシャ国民は私は貧乏くじを引いたと思う。

アイスランドを見ても別になにも波乱など起きなかった。銀行という無から有を搾り取る装置が消えたから、世の中は大波乱に陥るわけではない。

そう思わせるだけで、本当は何ひとつ、混乱もなく、終息していくと思う。病気の元を手術で取り去った場合の体と同様なのではないか。旧勢力が何かわざと事件を起こさない限り、混乱などしないに決まっている。

しかし、ギリシャ選挙の結果は結果として受け入れ、とりあえずの安定は得たのだから、ゆっくり考えることもある意味、大事なのかもしれない。

日本もあと数日で山がまた来るわけで、本当にどこも大変。印象操作と恐怖操作で結局民衆は動いてしまう。恐怖から決断したことなど、良い未来を築かないことはわかっているのに、本当にもったいないことだと思うのだが、民主主義なのだから仕方ないか。

拍手

谷垣流ロジックの怪

「阿修羅」から転載。
確か、「マニフェストを撤回しろ」と民主党に迫っていたのは自民党ではなかったかな? それでマニフェストを撤回したら、「撤回したのはけしからん。衆議院を解散しろ」だって。
はあ? 私の頭が悪いのか、この論理は私には理解できない。「俺たちの意見を聞かないと増税案には賛成しないぞ」と言っていて、その意見を聞いて三党合意をしたら、次は「増税案はマニフェスト違反だから衆議院を解散しろ」だと。つまり、「俺たちの意見を聞き入れたのはけしからん」という話だな。
どうも、こういう高等な論理は分からん。小学生の作るナンセンスなぞなぞみたいだ。
まあ、「公約なんて守る必要あるんですか」と言った総理もいたくらいだから、これくらいで驚いている方が馬鹿なのかもしれん。私は、選挙というものは公約(マニフェスト)によって判断し、投票するものだとばかり思っていたんだが、マニフェストは守るべきものか、守ってはいけないものか、谷垣さんに説明してもらいたいものである。
まあ、「増税はしたい」でも「野党として与党と対決するポーズは示したい」というアンビバレンツな願いが、こういう無茶苦茶な言動になったのはよく分かるんだけどね。
しかし、なんで自民党はこんなに増税したがるんだろう。で、それを支持する国民が貧しい庶民の中にもいるというのは実に驚異的である。
これはもはや「保守主義絶対教」という宗教なのだろうか。で、そういう信者の力が原発を再稼働させ、福島を被災地のままに置き、電力料金を値上げさせ、増税案を可決させるわけだ。オウム信者の方が、まだ国民的な被害は少ないね。


(以下引用)

民主公約は「撤回された」=自公幹部の発言相次ぐ
時事通信 6月16日(土)17時34分配信
 自民、公明両党の幹部は16日、社会保障と税の一体改革関連法案の修正で民主党と3党合意を交わしたことに関し「民主党マニフェスト(政権公約)を事実上撤回したものだ」との見解を相次いで表明した。同党執行部は公約の撤回はしていないとの立場だが、週明けの党内の了承手続きに影響を与えそうだ。
 3党は15日夜、民主党が公約で掲げた最低保障年金創設や後期高齢者医療制度廃止の扱いについて、撤回方針を明記せず、「社会保障制度改革国民会議」の議論に棚上げすることで合意した。
 これに関し、自民党の谷垣禎一総裁は16日、都内で街頭演説し「(修正合意で)マニフェストのまやかしをちゃらにした」と指摘。「(消費増税は)マニフェスト違反だ。やることをやったら野田佳彦首相は直ちに国民に信を問わないといけない」と早期の衆院解散を求めた。同党の石原伸晃幹事長も都内で記者団に「実質的に最低保障年金も後期高齢者医療制度廃止も、自公がそっぽを向いたら話もできないということが決まった」と述べ、民主党は今後、自公両党の公約撤回要求に従わざるを得ないとの考えを強調した。
 公明党の斉藤鉄夫幹事長代行も同日のTBSテレビの番組で「民主党の公約は実質的に撤回された」と自民党と足並みをそろえた。 

拍手

消費税増税推進者は売国奴と認定してよい

消費税増税法案が成立しそうな現在、消費税というものが現在の日本でどういう意味を持つかについて復習しておくのも意味があるだろう、ということで、(前にも引用した可能性もあるが)「阿修羅」過去記事から一部を再引用しておく。
要するに、日本のGDPのほんの一部を占めているにすぎず(つまり日本という国への貢献などほとんど無く)、しかもその株の5割近くは外人株主が所有している輸出企業が利益を得るために消費税は増税されるということである。また、デフレ時の増税が不況を加速させるということについては誰でも直感的に分かるはずだ。
そういう売国的政策を、国民の大部分の意思に逆らって推進しつつある民主党・自民党・公明党を支持する人間は、その当人も売国奴であると認定していいだろう。


(以下引用)


また、財政赤字について。
赤字、というと聞こえは悪いが国の財政が赤字であるということは他の経済主体である企業、もしくは、個人はプラスであったはず。何故なら国の借金が増えた分は、日本が海外からほぼ借金をしていないことからも、家計か企業へ所得移転か支払いがなされているわけだから、どちらかの主体がプラスであるはずだ。ところが、個人所得は増えるどころか減ってしまったわけで中小企業も8割以上が赤字であった。
結局は、この間、国富は毎年ジワジワと減少したわけでその中で富を増やせたのは大企業だけだったということになる。
ところが、大企業の大部分は上場企業なわけで現在だと海外株主比率も5割近いような会社が多いため、結局毎年、ここでたまった富(内部留保)は株主配当として海外に流出するか一部上場会社経営者の場合は役員報酬として得ることになり、社員給料はそこまで増えなかった。
この15年の構図の中で得を出来たのは大企業の株主と一部上場企業経営者だけではなかろうか。大多数の個人、そして、中小企業はほとんど売上も所得も増えない中、低成長の日本経済の中何とかやりくりしてきたと言うことが言えるだろう。
しかも、GDPを分解したらその多くが、一般個人の消費(所謂個人消費)と投資(国と民間)がGDPの実に9割近くを占めている。貿易など輸出の占める割合は実に2割ないのが日本の実情である。
よく言う日本は貿易立国、というが、この貿易の占める比率の低さは先進国では日本とアメリカが双璧だ。昔から言われてきた、
日本は島国で資源がない
だから、モノづくりをして海外に売るしか生きていく道はない
というのは、日本が小国だと言っていた(実は意外と面積は広いし、領海面積まで入れたらかなり大きな国になる)昔も含め、日本人の印象をそのようにまとめたということでは別に構わないが、実体としては、日本の経済を元気にするためには輸出産業をこれ以上優遇させるよりは、日本の内需を増やしてGDPを増やすしかないのではと思うのが自分の考えだ。韓国やドイツといった輸出産業がGDPに占める割合が高い国なら、TPPも含めて妥協を求められるだろうが日本の場合には関税障壁は世界的に見ても既に低いわけだし、これまたノリで参加するメリットは全くないと思う。
そして、個人消費を増やそうにも今の状況では所得も増えないわけだし、公的部門が投資を行うことで、民間投資への呼び水となり、乗数効果を生み出しそれが、中小企業の業績を後押しし、個人所得に連鎖していくことを期待するのが一番経済学の王道、と思うのは内需型産業の経営者をしている元経済学部学生としてはしごくまっとうに思うわけである。
逆に、消費税を上げてしまうとただでさえ縮小している消費が更に減少する。また、中小企業のほとんどが赤字だから、法人税には影響はないが消費税負担が増える(細かく書けないが人を雇って商売をする限り消費税課税仕入れとならない人件費分は企業は必ず損となる。ここが消費税のからくりだと思う)。そして、ここにさらに大きなからくりがあるわけだが、大企業の中でも輸出産業は消費税は還付として国家から返ってくるいわば、「輸出戻し税」という税金ではなく助成金優遇制度があること知っている人は少ない。
トヨタ自動車が1兆円の利益を出したとき実は2000億円近くはこの助成金だったことは意外と知られていない。
もし、これが消費税10%になったときどうなるのだろう?
それこそ、内需産業(主に中小企業と個人)から更に富を吸い上げた上に、その富は一部の産業に補助金として還付される。そして、その富の幾分かは配当として国外に流出してしまううえに、法人税まで下げてしまえば更に税収は下がってしまう。これが96年の橋龍改革の時の失敗経験だ。わざわざ、もう一回同じ過失をする必要はないだろう。

拍手

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
25 26 27 28

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析