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なぜ改憲を望む政府があるのか。


「マガジン9」所載、想田和弘の「観察する日々」を転載。
記事の所在は「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から知った。

私自身がそうなのだが、どうも法律の条文を読むのは面倒臭くて、憲法を読んだことなどほとんど無い、という人が日本人の大半だろう。
だが、憲法は国民を守る楯なのである。何から守るか。それは、さまざまな悪からであり、その中には企業による悪もあれば、政府による悪もある。それらをすべてひっくるめて「暴力から国民を守る」と言ってもいい。憲法は、その時々の政府の上に聳え立つ存在であり、時の政府にとっては邪魔物でもあるのだ。だから、改憲を言う政府は常に、国民を奴隷化しようとする政府である、と言っていい。


(以下引用)


『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、
想田和弘さんによるコラム連載です。
ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、
社会のこと、日本のこと、そして映画や芸術のこと…。
月1回の連載でお届けします。

第5回

今の自民党は「ブラック政党」なのではないか?



 「ブラック企業」という言葉がある。
 「違法で過酷な労働条件で、社員や非正規雇用者をボロボロになるまで働かせ使い捨てる企業」といった意味だが、最近、すっかりこの言葉も定着してきた感がある。それだけ事態が深刻化、かつ、不幸にも一般化してきており、人々の「あるある」的な実感が伴ってきたからであろう。
 先日、マガ9学校でご一緒した雨宮処凛さんは、「ブラック企業の最新の手口は何ですか」という聴衆の質問に、「今やあらゆる企業がブラック化しつつある」と答えていた。
 ふーむ、なるほど困ったもんだ、などと思っていたら、居酒屋チェーン・ワタミ創業者の渡邉美樹氏が今度の参院選で、自民党の比例代表公認候補になったというニュースが飛び込んできた。
 ワタミといえば、渡邉氏の発言や社員の過労自殺問題などを起因として、メディアなどで“ブラック企業の代名詞”などと呼ばれている会社だ。報道によると、安倍首相直々の出馬要請だったという。
 『ブラック企業』(文春新書)などの著書で知られる今野晴貴氏は、5月29日、次のようにツイートした。
自民党から出馬するワタミの創業者。当選すれば、もちろん、解雇規制全廃、残業代ゼロ法案推進。その旗頭になることは間違いない。過労自殺を「問題なかった」というわけだから、当然、過労死、過労自殺は「自己責任」。皆さん、死にたくなければ、投票しないことだ。
 ふーむ。これまでの渡邉氏の発言内容や、労働者派遣法を緩和させるなどして非正規労働者を大量に生み出してきた自民党の政策傾向を考え合わせれば、ごもっともな危惧である。
 などと考えているうちに、ふと、思いついた。
 今の自民党は「ブラック政党」なのではないか。
 これは大胆な思いつきである。曲がりなりにも戦後日本の政治の大半を担ってきた老舗大政党を「ブラック」呼ばわりするのは、なんだか大それていて気が引ける。でも、少なくとも今現在の自民党は、とってもブラック化している感じがするのだ。
 自民がブラックな理由を、思いつくままに挙げる。
 国民の人権を制限し立憲主義を否定した前近代的な改憲案。未曾有の原発事故にもかかわらず、原発再稼働や新設を容認するのみならず、他国に「世界一安全」などと言って“トップセールス”する恥知らずぶり。日本の農林水産業の4割を壊滅させ、国家主権すら脅かす恐れのあるTPPを公約違反を犯してまで推進。バブルを誘発し早くもはじけつつあるアベノミクス。厚顔無恥な歴史修正主義。政権奪還して真っ先に取り組んだ生活保護切り崩し…。
 列挙していたら、「社員」を「国民」に読み替えれば、「ブラック政党」と呼ぶしかないように思えてきた。
 実は、個人的にも自民党の「ブラック性」を痛感するような出来事があった。
 2011年4月、原発事故直後に行われた統一地方選挙。前作ドキュメンタリー映画『選挙』(07年)で描いた川崎市議会選挙で自民党公認候補だった「山さん」こと山内和彦が、今度は完全無所属で「脱原発」を訴え、川崎市議選に出馬した。
 あれほどの原発事故が起きたのに、原発問題がタブー視され選挙の争点にすらならないことに、危機感を憶えての立候補だった。僕はその様子を追いかけて『選挙2』を作った。
 『選挙2』撮影時、僕は山さん以外にも、公道で選挙運動を展開するさまざまな候補者にカメラを向けた。そんな中、駅前で選挙運動をしている自民候補者を見かけた。『選挙』にも出ている、顔見知りの現職市議である。わざわざ撮影のための断りを入れて選挙運動を中断してもらうのも気が引けるので、僕は彼の選挙運動を黙々と、しかし至近距離から撮影し始めた。
 公道で行われる公人による、税金も使われている選挙運動である。選挙運動は公職選挙法に基礎づけられ、公共性が極めて高い。また、候補者をさまざまな角度からチェックし、ある意味「丸裸」にして選択の参考にするのが選挙期間の目的であることを考えれば、取材に「待った」がかけられるとは、想像もしていなかった。たとえ前作『選挙』が市議のお気に召さなかったとしても、である。
 ところが、市議や運動員から「撮るな」と言われ、カメラのレンズを手で塞がれた。それでも僕は「選挙は公的なものだから自由に撮れるはず」と反論し、拒否される様子を撮り続けた。するとその夜、党の支部から依頼を受けた弁護士から「今日撮った映像を使うな」という主旨の文書が送られてきたのである。
 うーむ、かなりブラックな対応ではないか。
 そしてその翌日には、やはり前作に出ている自民党の県議会議員候補(現職)からも同様の取材拒否を受けた。しかし僕はその様子を撮り続けた。県議からは「映像や音声を使うというのなら、党を挙げて後で問題にしますよ」と釘を刺された。
 さて、どうしたものか。
 もし、彼らの主張を無視して映像を映画に使えば、訴えられる可能性もある。しかも、相手は権力と財力のある政権与党であり、僕は一介の映画作家だ。
 正直、ためらった。
 しかし、弁護士に相談してみたところ、「訴訟になっても勝てると思う」と言われた。
 案の定、過去の最高裁判例などと照らし合わせてみても、僕の行為は日本国憲法第21条で保障された「表現の自由」や「報道の自由」の範囲内なのだ。実際、選挙運動中の候補者に「お前は撮ってもいいけど、お前はダメ」などと取材者を選ぶ権利を与えてしまったら、国民の知る権利は行使できず、民主主義など成り立たない。当たり前と言えば、当たり前だ。
 やはり、ここで自主規制するわけにはいかない、と意を決した。
 とくに今は、安倍首相が憲法第96条の先行改定を目標として掲げ、日本国憲法を本気で改悪しようとしているご時世である。この連載で何度か指摘してきたように、自民党の改憲案では、今まさに僕の表現を守ってくれている第21条が、次のように変えられようとしている。
[現行憲法]第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
[自民党改憲案]第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。
2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。
 もしこのような改憲がなされたら、僕の撮影行為は「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動」と認定され、取り締まられる可能性が高い。いや、少なくともその可能性を排除できないのだ。
 しかし、たとえこのような改憲がなされなかったとしても、もしここで僕が自主規制したらどうか。憲法の字面では表現の自由が立派に保障されていても、僕はそれを自ら放棄することになる。そしてその分、憲法は形骸化してしまう。憲法とは、たとえ文面がそのままでも、そこに保障されている権利を国民が行使しないのであれば、実質的に力を失っていくものなのである。
 そう考えながら、改めて憲法全文を読み直してみると、ふと第12条に目が留まった。以前は何となく読み流していた条文だが、目が釘付けになった。
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。(後略)
 ああ、「不断の努力」とは、このような局面で屈せずに筋を通すことを指しているのだな。そう、僕は思った。憲法を書いた人は、僕がいま遭遇しているような事態が起きることを、きっと予測していたのだと思う。
 60年以上の時を超えて、憲法の書き手と、突然、心がつながった。
 そう思ったら、僕は一歩も引けなくなった。ブラックな自民党に異議を唱えるためにも、僕は日本国憲法で保障された権利を積極的に行使すべきなのである。
 では、冒頭に書いたブラック企業への対抗手段はどうか。
 日本国憲法を読むと、ブラック企業から私たちの権利を守ってくれるべき、さまざまな条文がある。まずは、私たちの生存権を保障する第25条。
第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
 この条文をすべての企業が守るなら、「ブラック企業」は存在し得ない。
 あるいは、憲法第18条。
第十八条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
 あるいは、勤労者の団結権を定めた第28条。
第二十八条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。
 この第28条の行使が阻まれているからこそ、労働者はバラバラに分断され、ブラック経営者のやりたい放題を許しているのではないか。
 そう考えると、つくづく憲法とは、立派な文面があるだけでは不十分であり、使わなければ意味がないのである。
 さて、7月21日には参議院選挙が行われる。選挙権や被選挙権も、日本国憲法で保障された、日本国民の権利である。
 「投票したい人や政党がいない」という声も聞かれるが、この大切な権利を行使し、形骸化させないためにも、「よりましな」人や党に投票するのはどうか。
 ブラック化した政党がのさばり、日本国憲法が危機にある今だからこそ、憲法を意識しながら選挙に臨みたいものである。


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原発の夏、緊張の夏

「ネットゲリラ」から記事を二つ転載する。「引用1」は、どういう文脈での発言かは知らないが、この市長はもはや人間以下、と言っていい。こういう人間でも市長になれるのだから、大阪という土地は理解を絶している。まあ、市長になる前は正体が分からなかった、と言うかもしれないが、「維新の会」公認というだけで正体は丸分かりだろう。
「引用2」はコメント付きで転載したいのだが、さて成功するかどうか。前に書いたように、「忍者ブログ」の編集形式が変わって、引用がしづらくなっているので、コピーができない可能性もある。その時は、まあ、その時だ。


(引用1)

大阪府柏原市の中野隆司市長が7日夜、同市内で開かれた参院選大阪選挙区の日本維新の会公認候補の演説会で、市立柏原病院をPRする際、「市民の皆さん、どんどん心筋梗塞になって下さい」と呼びかけた。
 演説会には市民ら約200人が出席。応援演説に立った中野市長は、心筋梗塞について同病院の診療体制が充実したとアピールしたうえで、「どんどん心筋梗塞になって下さい」「1回手術をやったら、病院に250万円入る」と述べた。
 中野市長は2月の市長選で、地域政党・大阪維新の会の公認で立候補し、初当選した。


(引用2)


「ただちにぃ」が終わって終焉の刻
野次馬 (2013年7月 9日 18:23) | コメント(0)

「ただちにぃ」が終わって、いよいよ終末の刻です。さすがに元所長が死んだんじゃ、隠し切れない。これから他の作業員もバタバタ死んで行きます。つうか、コレで山本太郎は当選が確実になったね。おいら、原発周辺も測定しているんだが、物凄い数値が出てます。車で近づくだけでもアラーム鳴りっぱなし。そんなところに寝泊まりしていたら、そら、死ぬだろ。例によって東電は「関係ない」の一点張りだが、もはや誰も信じない。ペェペェの作業員だったら隠しただろうが、あれだけTVで顔を売った人じゃ隠しきれない。これをきっかけに、まだゾロゾロ出て来るかも。


【訃報】東電吉田元所長、死亡

1 ヤマネコ(滋賀県) 2013/07/09(火) 17:04:45.78 ID:ZcKp/yUZ0

<福島第1原発>吉田元所長が死去 事故時に現場対応

東京電力福島第1原発の吉田昌郎(よしだ・まさお)元所長(58)が9日午前、死去したことが分かった。
東電関係者が取材に明らかにした。在任中の2011年3月に東日本大震災と原発事故が起こり、現場対応に当たった。
同年12月に退任。12年7月に脳出血で緊急手術を行った。


2 リビアヤマネコ(東京都). 2013/07/09(火) 17:05:48.64 ID:m31ssEcm0

日本を原発汚染から救った吉田元所長のご冥福をお祈りします。

24 サイベリアン(千葉県). 2013/07/09(火) 17:08:47.68 ID:Z4THmae00

>>2
救ってねえじゃん

80 ヨーロッパヤマネコ(福島県). 2013/07/09(火) 17:13:48.01 ID:EqjPVQ1s0

>>2
超A級戦犯なのに馬鹿なの?

4 クロアシネコ(東京都) 2013/07/09(火) 17:05:51.64 ID:mjKnJRdU0

被曝が原因だろ
関係者は金で黙らされてると思うが

5 ターキッシュアンゴラ(WiMAX) 2013/07/09(火) 17:05:54.64 ID:7IcXpFVMP

放射能で死亡か

6 マーゲイ(神奈川県) 2013/07/09(火) 17:06:27.20 ID:yjtCacQV0

口封じ

7 ターキッシュアンゴラ(WiMAX) 2013/07/09(火) 17:06:38.94 ID:7IcXpFVMP

どのくらい被爆したのか情報公開しろ

8 サイベリアン(神奈川県) 2013/07/09(火) 17:07:02.03 ID:ldHHc4B50

(58)って若いな

12 ベンガル(やわらか銀行). 2013/07/09(火) 17:07:45.46 ID:f+e0NgB8P

職員の謎の死が続くな

13 しぃ(奈良県) 2013/07/09(火) 17:07:51.18 ID:yxJ6FTJb0

工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

14 ベンガル(岡山県) 2013/07/09(火) 17:07:54.06 ID:hs5GVjug0

労災にはシないんだろうな

15 マンチカン(新疆ウイグル自治区) 2013/07/09(火) 17:07:55.59 ID:LoNBJU1/0

証人が減ったな

18 サビイロネコ(東京都). 2013/07/09(火) 17:08:20.40 ID:IP3B+jxH0

関係ないから!

22 マーゲイ(神奈川県) 2013/07/09(火) 17:08:41.61 ID:yjtCacQV0

結局一番事情を知ってる吉田所長からなにも語られなかったな

なんで会見をセッティングしないのかねw

25 サビイロネコ(東京都). 2013/07/09(火) 17:08:50.95 ID:IP3B+jxH0

原発事故とは関係ないよ!

27 シャム(茨城県). 2013/07/09(火) 17:08:54.16 ID:ZZIxFJ+Q0

金子もそうだけど
強いストレスが寿命を縮めるんだろうなぁ

29 アメリカンボブテイル(愛知県). 2013/07/09(火) 17:09:02.81 ID:5vEmU1cZ0

ご冥福をお祈りします。
日本の為に命をかけて下さってありがとうございました。

30 ぬこ(西日本) 2013/07/09(火) 17:09:11.73 ID:9pFrNVVoO

過労ストレス被曝陰謀 さあどれでしょう

57 マーブルキャット(愛知県) 2013/07/09(火) 17:11:38.28 ID:SWe+wPdd0

>30
どう考えても全部。
ご冥福をお祈りします。

32 ツシマヤマネコ(福島県). 2013/07/09(火) 17:09:16.56 ID:Gt9FokMd0

因果関係はありません

34 ブリティッシュショートヘア(長屋) 2013/07/09(火) 17:09:21.02 ID:Kdpu2U6W0

口封じよおおおきゃああああああああああああ

35 縞三毛(新潟・東北) 2013/07/09(火) 17:09:52.09 ID:b7qi45GiO

ぜんぶゲロってから死ねやクズが




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森ゆう子よ、小沢を超える政治家になれ!

「阿修羅」経由で知った記事である。

本澤二郎の「日本の風景」は、私も一応「お気に入り」に入れてはいるが、実はあまり目を通したことは無い。私は「専門家」が嫌いなので、職業ジャーナリスト生活何十年、というだけで胡散臭く感じてしまう。だが、本澤二郎氏がジャーナリストには珍しい良識派であることは前々から知ってはいた。ただし、ネット時代の「素人」が当たり前に知っていることを彼はこれまでほとんど知らなかった、ということが彼の記事のあちこちから読み取れるので、その正直さは評価しながらも、「新しい情報」を彼の記事から得る見込みは少ない、と思ってあまり熱心には読まなかったのだ。

しかし、下記記事は良記事である。

このような記事、つまり、評価すべきものを正しく評価した記事、というのは案外と大事なのではないだろうか。現代のマスコミがマスゴミと呼ばれるほどに堕落し、汚れ切った現在、表マスコミの中から彼のような人物が現れてくることが、日本の未来を変える上では一番大事なことなのかもしれない。彼に続く者がどんどん増えてほしいものである。(もちろん、岩上安身など、すぐれた働きをしているが、彼は「表マスコミ」の人間としての知名度は無い。できれば、テレビ・新聞で活躍するマスコミ人の中から、本物のジャーナリストが出てきてほしいものだ。)

 

「 「このくじ引きソフトは欠陥だらけ。簡単に恣意的に操作が出来る。当選させたい人以外は、欠格として除外できる。それでいて、その証拠は残さない」
 選挙事務一切を取り仕切っている民間の独占会社「ムサシ」も、ソフトをいじることで、不正選挙を貫徹することが、前回の総選挙(2012・12・26)で指摘されている。7・21の参院選で森落選ソフトが強行されないか、監視が必要であろう。」

 

このような文章が参議院選前に大手新聞に掲載されれば、日本の未来が変わる可能性はある。大手新聞社内で、「クーデター」が起こり、このような記事を書く記者、それを掲載するデスクが出現する、というのはなかなか楽しい夢想である。

 

なお、私は小沢一郎に期待するのは、ほぼあきらめている。彼は裏方であることが持ち味であり、先に立って進む人間ではない。また、日本の未来への洞察もそれほど高くはないように思える。森ゆう子はこれからの政治家であるから、まだまだ大きな仕事ができるはずだ。彼女の能力の高さと優れた性格については何度か称賛してきたが、小沢一郎への忠誠を第一とする立場から離れた時に、彼女は小沢を超える大政治家になる可能性がある、と私は見ている。女性政治家の中には権力欲の怪物が多いが、小沢への忠誠心と献身的活動は、彼女がそういう類の人間ではないことを示している。だからこそ、一たびそういう上下の絆を離れた時には、もっと大きなもの、つまり全国民への献身を第一義とする最高の政治家になる可能性がある、と私は見ている。



 

 

(以下引用)

 

 

 

本澤二郎の「日本の風景」(1336) <永田町の勇気ある政治家・森ゆう子参院議員> <司法の腐敗を暴く最初の政治家> 
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/426.html
投稿者 笑坊 日時 2013 7 06 12:48:38: EaaOcpw/cGfrA

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52038656.html
2013
0706日 「ジャーナリスト同盟」通信


<永田町の勇気ある政治家・森ゆう子参院議員>


 小沢問題への関心が薄かったせいなのか、森ゆう子参院議員のことを知らなかった筆者である。ネット掲示板「文殊菩薩」に、勇気ある夕刊新聞「日刊ゲンダイ」に、彼女を取り上げた記事が出ていた。「検察審査会を徹底追及している森ゆう子議員に脅し、そこまでやるか!法務検察」というすごい見出しがついている。当人は「私に何かあったら、検察にやられたと思ってください」がサブ見出しだ。


<司法の腐敗を暴く最初の政治家>


 自民党元幹事長の加藤紘一が予測していた「司法の腐敗」は、やはり本当だった。その腐敗のあぶり出しに命がけなのが、森ゆう子議員ということになる。同じ森でも、元首相の森喜朗とは天地の差がある。後者は「日本は天皇中心の神の国」と公言して、彼が天皇制国家主義の信奉者であることを自らさらけ出した。安倍の後見人である。
 彼が心酔した政治家は、東條内閣商工大臣のA級戦犯容疑者・安倍の祖父の岸信介だった。いま自民党の主流は岸の国家主義勢力だ。隣国との緊張関係や歴史認識が、そのことを明瞭に裏付けている。
 森ゆう子さんは違う。日本国憲法に身を包んだ真っ当な政治家である。今回の参院選でも新潟から出馬したという。再選を祈りたい。彼女は立派な勇気ある政治家であるからだ。彼女のような議員が10人もいれば、国家主義の政府など、たちどころに退陣させることが出来るだろう。

 彼女は既に、2011年2月3日付の日刊ゲンダイの取材に対して、検察審査会の腐敗を証言していた。当時の彼女は「不適格検察官」を罷免することが出来る国会の「検察官適格審査会」の有力メンバーだった。
 彼女について無知な筆者だが、その活動と実績は報道記事から見事である。永田町の勇気ある政治家というと、殺害後に知った石井紘基がいる。右翼や財閥に屈しなかった宇都宮徳馬がいる。彼女は、闇の腐敗組織の司法にメスを入れた最初の政治家として知られるだろう。また「CIAに殺されても屈しない」と叫んだ亀井静香も勇気ある政治家である。
 小沢一郎も、CIA・検察・新聞テレビの包囲に屈しなかった。その点で、勇気のある政治家になれた。


<闇の検察審査会に鋭いメス>


 検察官は起訴不起訴を独占的に決断できる権力を有している。それに従わねばならない制度のもとで、国民の目線で「起訴せよ」という議決の出来る検察審査会は、正に民意にかなったものである。

 だが、本当にそうなのか。違うのである。民衆の懸念を森ゆう子は、徹底的に調べ上げてゆく。泡を食った検察と裁判所が、彼女潰しに打って出てきたのだ。相手は巨大な権力を有する組織体だ。普通の者であれば、途中で腰砕けになってしまうだろう。彼女は違った。清廉・高潔な才媛だったからである。
 それゆえに、生きて参院選に出馬している。


<不可解な審査会メンバー11人の選考方法>


 民主主義の衣をまとった検察審査会のメンバーは11人。素人が11人そろって、不起訴とした検事判断を覆すことが出来る理屈になっているのだが、果たしてそうだろうか。出来ない。ここに大きな制度上の落とし穴がある。
 逆に、検察が不起訴とした事案を「起訴せよ」とする議決には、相当の判断能力か、それとも格別の政治意思を前提とする。小沢事件では検察の不起訴を、審査会が1度ならず2度も「起訴相当」という予想外の議決を行った。

 審査会内部で何があったのか。そもそも11人はどう選ばれたのか。ここにまず大きな疑念が生じる。沢山いる候補者の中から、検察や裁判所に都合のいい人物を選考する?彼女はこの疑問・カラクリに回答を出してゆく。
 「小沢有罪」の枠組み・カラクリを暴くのだ。名探偵も顔負けである。「審査員11人の選考方法が怪しい」「審査会事務局が使用するくじ引きソフトを調べて見た。結果はあきれるほどインチキ臭い代物だった」
 司法のカラクリ・偽装組織を見事に暴くのである。


<森議員に抵抗する検察と裁判所>


 正義を建て前とする検察も裁判所も、これでは形なしである。彼女は調査の過程で、検察と裁判所と審査会は、巧妙にも三位一体であることを証明する。腐敗の構造を暴いてしまうのである。

 「このくじ引きソフトは欠陥だらけ。簡単に恣意的に操作が出来る。当選させたい人以外は、欠格として除外できる。それでいて、その証拠は残さない」
 選挙事務一切を取り仕切っている民間の独占会社「ムサシ」も、ソフトをいじることで、不正選挙を貫徹することが、前回の総選挙(2012・12・26)で指摘されている。7・21の参院選で森落選ソフトが強行されないか、監視が必要であろう。
 小沢事件は、検事の証拠のねつ造などさまざまな司法の腐敗をあぶり出した。彼女の命がけの執念の調査の賜物でもある。検察と裁判所と審査会の圧力に屈しなかった成果でもある。いつの日か森ゆう子法務大臣の誕生を期待したい。

<検察官適格審査会の活用を>

 検察官適格審査会という組織を最近知った。星島二郎・中野四郎の秘書を歴任した中原義正からである。確かこの組織を初めて活用した人物のはずだ。誰も利用していない。民間人が申請しても、同審査会が訴えを真剣に審査することはしないことがわかっているからだ。
 宝の持ち腐れなのだ。だが、彼女は違った。検事が震えあがって当然だろう。
 彼女はその地位を活用して「審査会の資料公開を迫った」というのだが、それでも審査会がいつ開催されたのか、審査員に支払った日当と交通費さえも明かさない司法当局だった。徹底した秘密の組織なのである。正義とは裏腹の司法界を、克明にあぶりだした功績は絶大である。
 民主的な組織が、その実、秘密の組織なのだった。検察審査会は、もともと検察と対抗する独立機関なのだが、実際は双方が連携関係にあるという事実も発覚した。これは望外な成果であろう。

 秘密と腐敗は連動する関係にある。秘密主義は官僚政治に付きものである。そこでの隠ぺいも。官尊民卑が消滅しない日本では、なおさらのことである。その秘密の扉を開けた政治家を、筆者は遅ればせながら称賛しようと思う。

2013年7月6日記

 

 

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自衛隊も、これくらいやれ!

「播州武侯祠遍照院」経由できのこ姐御のブログ記事を転載。
痛快なので転載したが、内容に文句があれば、きのこ姐御に言ってください。
なお、きのこ姐御の盟友、飯山一郎翁は、参院選の棄権を呼びかけているが、私はこれには大反対。飯山一郎氏は私が尊敬する人物の一人だが、棄権が増えて投票率が低下すれば、「不正選挙」無しでも自民党の大勝利、という結果になるのは自明である。
願わくば、下記記事が真夏の夜の夢ではなく、現実になってほしいものだ。



(以下引用)




日本各地で衝突 死者26人、負傷者850人超
ウジテレビ.co.jp 7月6日(土)11時11分配信

東京(ウジテレビ) 混乱が続く日本で5日、解任された安倍首相の支持派と反対派が各地で激しく衝突し、少なくとも26人が死亡、850人超が負傷した。日本NHKテレビが伝えた。

今回の衝突は、安倍反対派が安倍氏の解任を祝う大規模な集会を開く中、安倍支持派が安倍氏の復権を求めて各地で大規模なデモを行ったことから発生した。

安倍氏の出身母体、山口県田布施南朝鮮同胞団系の自由統一公明党によると、総理警護隊本部前では安倍氏の統一教会信者5人が軍に撃たれ死亡した。同建物には安倍氏が拘束されていると見られていた。汚染ワクチン厚生省は、警護隊本部前の衝突で少なくとも2人が死亡、65人が負傷したと伝えた。

また永田町広場近くの橋でも安倍支持派と反対派が、互いに石を投げたり、花火を発射するなど、激しく衝突した。

日本では、3日に安倍総理が自衛隊のクーデターにより解任され、翌4日にみどりの風の亀井静香が暫定内閣総理に就任。NHKテレビは5日、亀井暫定総理は内閣を解散し、さらに新たな情報部門トップを指名したと報じた。
この一連の動きに対し、安倍支持派が反発した。

山口県田布施南朝鮮同胞団の支持母体「日本CIA 日経CSIS」は、港区の六本木ヒルズ周辺に集まった数千人の人々に対し、「クーデターは違法であり、われわれはその結果を決して受け入れない」とし、さらに「われわれはここに至るまでに多大な犠牲(日本民族浄化テロ)を払ってきた。必ず日本の未来をトリモロス」と述べ、徹底抗戦を呼びかけた。










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文体も顔も人柄を表す

「独りファシズム」から転載。
私は「独りファシズム」氏は尊敬しているが、その記事はあまりに文体が晦渋で、苦手である。たまに読むが、熱心な読者ではない。まあ、その文体がいい、と絶賛する人もかなりいるから、これは単なる好みの問題だ。
その「独りファシズム」を久しぶりに読むと、えらく文体が変わっていた。この記事だけがそうなのか、最近はずっとこの調子なのかは分からないが、あの「キックツゴウガ」(漢字は知らないが、明治の頃の文章にはよく出てくる言葉だ。)な文体は、書く方もやはり大変であったのだろう。あるいは、毎度毎度注意を促しても、日本国民の知性に変化が見られないので、業を煮やしてベランメエ調になったのか。
私としてはこの文体の方が好みであるが、今回、思わずうなずいたのは、池田信夫の顔の悪さについて書かれた部分だ。
他人の顔をあれこれ言うのはあまり品の無い行為だが、池田信夫の顔は、それこそ「下品」を視覚化したらこんな顔になる、という顔である。顔だけならまだ石原慎太郎や橋下徹の方がマシだろう。女では「下品」顔の代表が「片山さつき」である。芸能人の下品顔は枚挙に遑が無いから、ここでは挙げないが、美人顔でも「沢尻エリカ」などは、性格の下品さがそのまま顔に現われていると私は見ている。そういうお前の顔はどうなのだ、と言われると困るが、顔には人格が現われるというのは本当である。亀井静香など、ブ男だが、可愛い顔ではないか。安倍晋三は悪人顔ではないが、「幼稚な顔」である。おそらく、庶民の中で生活したら、簡単に詐欺に遭う顔だ。もっとも、既に某新興宗教団体に取り込まれている、という話もある。だから「安倍壺三」などとも言われるのである。



(以下引用)


ネットでは池田信夫先生が「放射能の被害など無いのだ」と教化に励んでらっしゃるのだけれど、つくづく人格というのは顔に出ちゃうものなのですね。やっぱり人は見た目がなんぼ。もうね、お国の非常時に東海アマや木下黄太みたいに、女子供を避難させろなんてふざけたこと言ってる連中は国賊のクズ野郎ですから。なんと言っても先生は論壇の第一人者、思想界の重鎮ですからね、ここはひとつ、ぜひ福島に長期滞在されて、「被曝なんて、ぜーんぜん大丈夫」と、県民の皆さんや子供たちを教導して欲しいな。きっと先生ならやってくれるはず。ついでに、地元のべクレた野菜と魚を腹一杯食ってこいや。

疎開には金かかるのだが、文部科学省や経済産業省、国土交通省の天下り予算を半分でもくれてやれば、年間3兆円やそこらの金は余裕で捻出できるわけでさ、原発の行政指導で下手うって大事故引き起こしたアンタら加害者さんはしっかり高い給料もらって、そのうえ再就職して法外な不労所得を頂戴しつつ、東北の子供には死んでもらおうってことかよ?ざけんなよ、コラ。

除染やってますなんて言ってるけど、それが全く無為だなんてことはバレバレなわけでさ、総額25兆円予算は土建屋を中核とする利権の産物で、そもそも上場ゼネコンの役員なんて半分近くは国土交通省の天下り役人だろう。おおよそ2、3%がキックバック(斡旋料)として政治屋の懐に入り、このように国民の救命原資すら既得権益者間で分配されるというオイシイ仕組みだよ。いいね、オレにも一口かませてよ。結局、政治屋も役人も有権者もクズばっかりだろう。悪いけどさ、これ書いている自分も、読んでる皆さん方も大差ないかもね。「無関心は悪の共犯である」。

除染作業をやるのは下請けの何の保障もない日雇いの人々なのだけれど、20歳やそこらの若者に町内会のドブ掃除程度の装備で放射性廃棄物を処理させるというキチガイぷりでさ、旧ソ連のリグビダートルが厳重装備で臨んでも膨大な疾患を発生したのに、いったい誰が彼らの未来に責任をとるんだよ?というか、最初から確信的に使い捨てだろう。被曝と疾患の因果関係なんて証明なんてできないし、そもそも裁判とかやってるうちに死ぬし。未だ奴隷制が残るアフリカの途上国ですら、これほど人間は低廉ではないよ。すでに日本人の生命は世界で一番安い。






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参院と衆院の「ねじれ」の死守こそが大切

「阿修羅」からコメントも含めて転載。
私自身、「今度の参院選の焦点はねじれ解消ができるかどうかである」というマスコミの報道姿勢に非常な違和感を覚えており、それについて書こうかと思っていたので、こうした記事は非常に助かる。私の手間が省けた。(笑)
記事へのコメントもすべて良識的である、珍しく「工作員」の登板も無かったようだ。通常は、政府批判記事へのコメントはネット工作員が最初に出てきて口汚く記事批判をするのだが、選挙間近で工作員も多忙なのだろう。



(以下引用)




参議院の「ねじれ」は悪ではなく「良し」である。「ねじれ」があるから自公の暴走を阻止できる (かっちの言い分) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/347.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 7 月 04 日 23:51:43: EaaOcpw/cGfrA


http://31634308.at.webry.info/201307/article_4.html
2013/07/04 23:39  かっちの言い分

小沢氏は、参院選の第1声を千葉市市原で上げた。千葉選挙区と言えば、生活から1名と全国区の1名が関係している。岩手選挙区は後回しにして千葉にきたことは、それだけ千葉を重要視しているからだろう。自民党と公明党は、参議院のねじれを、まるで「悪」のように主張している。公明党の山口代表は、口癖のように「ねじれ」を解消することが日本の最大の幸福のような言い方をする。

ちょっと待て! それは自公の論理だろう。参議院がねじれているからこそ、自公の暴走を抑えているのである。この「ねじれ」という言葉も嫌いである。何がねじれているというのだろうか?

 生活の小沢氏は、まさに自公が言う「ねじれ」解消はだめだと、以下の報道のようにうったえた。まさに参議院が自公の暴走を止める役割を果たしていると述べた。また、自民党は弱肉強食の政治をしていると述べた。

 原子力規制委員会が原発の新基準を決めて、各電力会社が一斉に申請を始める。原子力規制委員会は、今のところポーズとしてはきちんと審査するようなことを言っているが、自民党の族議員、政府側からも相当の圧力が掛っているので、規制しているポーズを見せながらも再稼働を認めていくと見ている。

 なぜなら、昨日のブログでもわかるように、公約の初めに原発輸出を成長戦略の目玉のような書き方をしていることに狂気的な匂いを感じるからだ。日本が原発を輸出しようとしているのに再稼働をしないということは、日本の原発はあぶないと思われることだからである。したがって、政府(自民党)は、裏から規制委員会に相当の圧力を掛けて再稼働を認めさせると見ている。

 したがって、このままねじれを解消させてしまっては、自公のすることは全て「良し」となってしまう。日本の将来のため、小沢代表が言うようにここは何としても阻止しなければならない。


小沢氏、ねじれ解消阻止を目指す 千葉で第一声、生活の党

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013070401001546.html

 生活の党の小沢一郎代表は4日午後、参院選公示を受け千葉県市原市内で第一声を上げた。安倍政権が衆参両院の「ねじれ」解消を目指していることに対し「参院では野党が与党より議席が多く、暴走を止める役割を果たしている」と述べ、与党が非改選を含め過半数議席を確保するのを阻止したい考えを強調した。

 同時に、環太平洋連携協定(TPP)について「農林漁業がダメージを受ける」と、参加への反対を表明。原発再稼働にも反対姿勢を示して支持を訴えた。
(共同)


 

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コメント
01. 2013年7月05日 00:42:54 : plsk27d8TE
ねじれるではなく
ねじれている状況を
説き解く
これが民主主義だが
にほんの集落にあった寄合が
なぜ談合と決めつけのか
ようはイコン試合をしたいのか
既得権益は
見かけの民主主義を目指している

02. 2013年7月05日 01:32:15 : FfzzRIbxkp
一本の矢なら簡単に折れてしまうが、三本になるとなかなか折れない。
の三本の矢のように、
ねじれると強靭になると思います。より論争を戦わせて磨き上げていく。
その効果を今まで国会でいかせていないのならば、
ねじれを厄介とみる議員に三本の矢を語る資格はありません。

何年も議員(何世代も)議員でありがながら憲法をほとんど学ばずに、憲法改正を声高に叫ぶ滑稽さと変わらず。
世界中の憲法の研究をしている老練が自らの研究はまだ浅いと謙遜しながら
自民党改憲案の危うさを語るのに、耳を傾けるくらいの礼儀は示してほしいものです。

ちなみに三本の矢。毛利元就だけでなく中国の故事にもあるそうですね。

小沢代表のお話を直接聞けた方がうらやましい。



03. 2013年7月05日 01:38:58 : bJhA5TPO1k
衆議院だけなら、その時の風だけで3分の2の勢力はいとも簡単に達成できる。
ここ3回の総選挙はいずれかの政党の大勝だった。
しかしその勢いは続かず参議院で連勝することはなかった。3年に一度必ず国政選挙があるということは議席が一方向に振れるということは続かない。ここに参議院の存在価値がある。


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「あまちゃん」鑑賞法

NHK朝ドラのことはしばらく書いていなかったが、今季の「あまちゃん」、かなり面白いです。
私は宮藤官九郎作品にはこれまであまり触れたことが無かったのだが、上手いわ。それに、俳優陣がまさに適材適所。古田新太なんて、他のドラマでは何がいいのか分からなかったが、これで初めてその良さが分かった。宮本信子も、伊丹作品よりずっと肩の力が抜けて魅力的だ。
そして、主役の脳ねん、じゃない、能年玲奈は、これはマリリン・モンロー以来の偉大なアホキャラ女優である。演技がまったく演技に見えない。まったくのアホに見える。(ほめてます。)昔の富田靖子風の「普通に可愛い」という顔がまた好感が持てる。橋本愛の典型的美少女(しかも分裂症、躁鬱症的ネクラ美少女)との対比がまた素晴らしい。
さて、この朝ドラはもはや半年が経過しており、今さら見ても、と思われる方もいるかもしれないが、ネット時代は素晴らしい。(別ブログでも同じ事を言ったか……。)今は、テレビドラマ感想ブログがたくさんあり、しかもそれぞれがドラマ愛に溢れ、洒落っ気のあるドラマまとめをやっているのである。ある意味、ドラマを見るよりもそうした書き手の感想や突っ込み混じりのまとめブログの方が面白いくらいだ。
一番いいのは、ドラマをテレビで見て、まとめブログをネットで読む、これこそ、最高にテレビドラマをエンジョイする方法である。しかも、見落とした回は、過去ログを見ればOKだから、今から半年分読んで「あまちゃん」鑑賞に参加してもまったく問題無い。
ということで、そうした感想ブログの一つを紹介しておく。「トリ猫家族」というブログだ。他にもいろいろあるが、私は今のところ「見取り八段、実ゼロ段」(だったかな?)というブログと「トリ猫」のお世話になっている。




(以下引用)





2013年07月03日




「あまちゃん」 第14週 おら、大女優の付き人になる 第81話

 さて、予告でユイがやさぐれることは承知の助だったんだけど、その理由まではわからなかったのよね・・
まさか、あのよしえさん(八木亜希子)が失踪してしまうとは・・・・(;゚д゚)
春子(小泉今日子)と会った後、財布ひとつだけ持っていなくなったそうな。

 1週間後、ストーブさん(小池徹平)が捜索願を出したので警察も動きだしましたが、よしえさんの足取りはつかめなかった。
駅の構内にも手作りの『たずね人』ポスターが貼られております。

「魔ぁが差したんだべな~
介護が一段落してさ、おらの人生これでいいのかって考えたんだべな」長内(でんでん)
「まぁ、もともと、あの嫁はこっちの人でねえべ?」かつ枝(木野花)
「山の手のお嬢様だっつう話だ」弥生(渡辺えり)
「盛岡で女子アナやってて、二十歳そこそこでお見合い結婚して・・・」美寿々(美保純)
「根っからのサブレだ」弥生
「・・・・・・・・・???」
「セレブだと思う」花巻(伊勢志摩)
「鳩セレブだぁ」弥生
「まぁ、何にしろ最近の嫁っこは根性が足りねぇ」かつ枝
「んだんだんだ!お高くとまって近所づきあいしてねえから、こういう事になんのだ!」弥生

「でもな、あんなに若くてきれいな嫁ごもらったら、おらだって外さ出さねぇべ」今野(菅原大吉)
「何だと・・この野郎!」弥生
今野家の夫婦がケンカをおっぱじめちまったぞ・・・

 てか、アキのことでは親身になってくれていた海女のみんなが突き放すような言葉を放ってる・・・
きっとみんな、なんで頼ってくれなかったんだよ・・って無念の気持ちなんだろうな。
よしえが一言声をかけてくれたら、いくらでも力になってくれただろうに。
それが、辛いんだべ。

「おめぇらみでえな夫婦なら、いがったんだがな。
普段から誰にもはばからず、掴み合うような夫婦なら心配ねぇ。
ところが、おめぇの母ちゃん完璧主義だべ。
才色兼備にして良妻賢母か?そういう女は案外もろいんだよ」夏(宮本信子)
「黙って・・・」春子

 前にユイちゃんが、今の生活を肯定するよしえの言葉は「全部嘘」って、言っていたけど本当にそうだったんだろうか・・
それとも、こうなってみて初めて、人生の選択を間違った・・って後悔しちゃったのかな・・
真面目な人は、プツッと切れちゃうんだよな・・・もっと適当にやれたら楽になれると思うけど。





「確かに母の口から不満も愚痴も聞いた事ないです。
だから、てっきり幸せなんだと思ってました。
父の介護も進んでやってるとばかり・・・何で気付かなかったんだ・・・・」ヒロシ
「そう自分を責めんな、ストーブ」大吉(杉本哲太)  
って、「ストーブ」って、すっかり公称になっちゃってんのね・・(´∀`;)
「そのうちひょっこり帰ってくるべ」
「お父さんは?足立先生は知ってんのか?」菅原(吹越満)
「まだです。様子見てもうちょっと回復したら話そうと思います」ヒロシ
「んだな。ショックで、また倒れても困るもんな」長内
「ユイちゃんは?」春子
「東京行き、諦めたのか?」大吉
「親父の面倒は俺が見るから行けって言ったんですが・・・・あいつも・・・そこまで子どもじゃねぇから」ヒロシ

 子供じゃねぇけどさ・・・子供じゃねぇ選択はキツイもんだ・・
やっと行けるって思ってたのになぁ。
アキもユイの事情を聞いたようで、電話にメッセージを残したんだけど、今のユイには東京にいるアキの言葉は聞きたくもないよね。
 水口(松田龍平)も話そうとしたんだけど、携帯切られちゃった。

「なして・・・なして神様はユイちゃんにばっかり意地悪すんだべな」アキ(能年玲奈)
「大丈夫。この逆境乗り越えたら、ユイちゃん強いよ」水口
「無敵のアイドルだよ。んだども、不憫だべや。
ユイちゃんの方が、おらよりめんこいのに・・・華もあるのに・・・」
「・・・・・・・・」
「『そんな事ないよ』とは言わないんですね」
「ああ・・・」

 だって、そんな事なくないもんね。
水口がそんなそらぞらしい事言う訳ないじゃん・・・( ̄ー ̄)
って、水口は重大な要件があってアキを社長の元へ連れて行くとこでした。

 にゃんと、マメりんの乗っていた車が追突されて、むち打ちで全治2週間の負傷したそうな。

じぇじぇ~ヾ(ll'jj')ノ」アキ
「・・・・・・・・・・・・」太巻
「・・・・・・・・・・( ̄▼ ̄)・・・・え?」
「( ̄ー ̄)ニヤリッ ・・・笑った。水口!この子、笑った!」太巻(古田新太)
「いやいや・・・」アキ
「そりゃそうだよな。シャドウだもんな。この日のために、ず~っと奈落で頑張ってんだもんな」太巻
「は、はい・・・じゃあ、今日から・・・」アキ
「今日から何?」太巻
「今日からステージに立てるんですか?」アキ

 そんなに簡単にチャンスが回ってくる訳ないべ。
てか、アキ、どの曲ももうすっかり踊れるようになったのか?

 マメりんには、もうひとつ事情があった。
事故はイケメン俳優の車に乗っていて遭遇したらしい。
アメ女は恋愛禁止、なのに男性の車に二人っきりで乗っていた、コレはまずいよね~
しかも、その事が女性誌に載ることになっちゃったんで、その俳優は事実を認めた内容のFAXを流したんだって。
で、太巻さんは強制的に「体調不良」って事にして休ませる決断をした。
んが・・・マメりんはそんな命令に大人しく従うおなごじゃなかったべ・・・

「私、出ます!」マメりん(足立梨花)      って、アンタ、首にそんなの巻いて?ゞ( ̄∇ ̄;)
「マメりん・・・」太巻
「シャドウなんか要りません!休みたくない。穴開けたくないんです。お願いします!痛っ!」
「落ち着いて、有馬。頭上げなさい」水口
「今日ステージに立つと、マスコミが殺到するぞ。釈明を求められるぞ。いいのか?」太巻
「構いません。私には、やましいところありませんから」マメ
「相手の男は?」太
「会った事ありません」マメ
「本当なのか?」太
「はい」
「俺の目を見て言えるか?」
「はい」
「よし、出ろ。俺が責任を取る」
「ありがとうございます!」

 なるほど~かなり肝の据わったおなごじゃわい。
たとえ自宅に恋人を連れ込んだところを撮られたとしても、「トランプをしていただけです!」と言い切れるんじゃろ。
堂々と嘘をつけるずぶとさ、これが生き残るために必要なんかね~
 
 そして「ピンチをチャンスに変える」・・・・
この事故をきっかけにマメりんを初心に返らせ彼女の魅力をパワーアップさせる、太巻さんのそんな意図が見えました。
最初っから、アキにシャドウをやらせる気はなかったのでしょう。

「予想どおりの展開だな。
ごめ~ん。マメりんのシャドウやってる限り、君は奈落からはい上がれない」太巻
「それじゃ、かわいそうだから社長がチャンスをくれるそうだ」水口

 水口はアキを無頼鮨に連れていきましたぞ。
そこには、いつものように鈴鹿さん(薬師丸ひろ子)・・・と、そのスタッフらしき方たちが・・・

「ここにいるのが、BS時代劇「静御前」のスタッフです。
という訳で、明日は8時回しだから、6時半西口玄関。よろしくね」鈴鹿
「・・・・・・えっ?えっ?・・・えっ・・・水口さん?」アキ
「すいません、彼女まだ何も」水口
「あ~ら、そうなの?付き人を探してたの」鈴鹿
「えっ、おらが?」アキ
「『おら付き人になるだ~』の巻よ。フフッ、お願いね」鈴鹿
「あららら・・・・どうすべぇ。
ちょっと・・考えさせてもらっていいですか?」アキ   いやいやいや、おめぇに断る権利はないべ・・ヾ(^o^;)
「じょじょ」

「すいません・・・・まだ子どもなんで」水口
「あの・・・何で私なんですか?ひょっとして同情してんのですか?」アキ
「じょじょ。
何で、私がアンタに同情しなきゃなんないの?」鈴鹿
「ごめんなさい。2回もごちそうになったから・・・」
「アンタ、私よりかわいそうだっていうの?
冗談じゃない。私だって随分かわいそうよ。負けないよ」
「でも、だって、有名な女優さんじゃないですか」
「それが何?有名な女優さんだから幸せだっておっしゃるの?
アハハッ、ちゃんちゃら可笑しい。アンタに私の何が分かんのよ」

「すいません。まだ子どもなんで」水口
「今日は何かいろいろあったんです。
親友が・・・田舎から出てくるはずだった親友が来れなくなったりとか・・・」アキ
「お父さん倒れちゃったんでしょ?しかも、お母さんが失踪して・・・」鈴鹿
「やだ、何で知ってるんですか?」アキ
「彼から聞いたのよ」鈴鹿
「じぇじぇ!」アキ

 にゃんと、カウンターの奥から鮨職人ふうの種市先輩が(福士蒼汰)・・・
これこそ、ゞ( ̄∇ ̄;) オイオイだよ・・・
田舎に帰らなかったのはいいとして、なぜに寿司職人?全く方向性違うべ!
634の方はやっぱり嫌だったのかい?

「『じぇじぇ!』か。
あっ、だよねぇ~!「じょじょ」は「奇妙な冒険」よねぇ~!アッハッハ!」鈴鹿
「君、確か・・・「潜水土木」の・・・」水口
「どうも・・・」種市
「「どうも」じゃねぇべ、先輩!田舎さ帰るんじゃなかったのか?」アキ
「やめた。ここで働く事にした」種市
「何でだよ。ユイちゃん、今大変なんだぞ!帰ってやったらいいべ」アキ
「うるせぇな。俺には俺の考えがあんだよ」種
「この間の説教が効いたみたいだよ」大将(ピエール瀧)
「せ・・・説教?」アキ
「あれから~2~3日後かな、訪ねてきたの。ここで働きたいって。
まぁ、うちも、ちょうど若いのが辞めたとこ・・・」大将

「じぇじぇじぇじぇじぇ、参ったな・・・・」アキ
「・・・・で、どうすんのお?付き人やんの?やんないのお?」鈴鹿
「あぁ・・・え~っと・・・・」アキ

 結局、アキは付き人をすることに決めました。
マメりんのシャドウでいる限り、チャンスが来ないのを実感したこともあるけど、大好きな女優鈴鹿ひろ美のそばにいられる仕事がおもしろそうに思えたのかな・・・
水口が気になること言ってたけどね。
「ただ、天野、鈴鹿ひろ美・・・かなり面倒くさいからね」

 まぁ、女優さんだもんねーーー面倒くさくてナンボでしょうよ。
それに、アキの鈍感力なら、面倒くさくても乗り切れそうな気がするぞ。
てか、GMT構想、頓挫か?
未だに5人しかいねぇし・・・その一人に別の仕事やらせるって・・・付き人って忙しいんでしょ?
アイドル修行と二足のわらじでやっていけるのかい?

 その報告をユイの携帯に入れるアキでしたが・・・・
北三陸の留まらざるを得なくなったユイは・・・すっかりやさぐれ・・・ヤンキーと化し、妙な男とつるんで吉田を怯えさせたのでした・・・

 (TmT)ウゥゥ・・・ユイよーーーすっかりファッションも変わっちまって・・スウェットが馴染んでるだよーーー
やっぱり、ユイは東京へは行けない運命なのか・・・
北三陸で東京を呪いながら生きていくのかーー? 
ユイ・・・今こそ、みんなを頼ってけろ・・・

 第1週(第1話~第6話) おら、この海が好きだ! 
 第2週(第7話~第12話) おら、東京さ帰りたくねぇ
 第3週(第13話~18話) おら、友達ができた! 
 第4週(第19話~第24話) おら、ウニが獲りてぇ
 第5週(第25話~第30話) おら、先輩が好きだ!
 第6週 おらのじっちゃん、大暴れ
 第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話
 第7週 おらのママに歴史あり 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
 第8週 おら、ドキドキがとまんねぇ
 第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話
 第9週 おらの大失恋
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話
 第10週 おら、スカウトされる!?
 第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
 第11週 おら、アイドルになりてぇ! 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話
 第12週 おら、東京さ行くだ! 
 第67話 第68話 第69話 第70話  第71話 第72話
 第13週 おら、奈落に落ちる
 第73話 第74話 第75話 第76話 第77話 第78話
 第14週 おら、大女優の付き人になる 
 第79話 第80話




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趣味:
考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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