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日蓮の他宗排斥の激烈さ

「ギャラリー酔いどれ」から転載。
私は仏教については「般若心経」を自分で解釈した以外にはまったく無知で、各宗派の教義の違いなどは調べたこともない。(たぶん、調べても理解できないだろう。)ただ、「念仏」は仏の名を唱えることで、「お題目」はお経の名を唱えることで、それぞれ極楽往生への道だ、と考えられているのではないか、と思っている。地獄や極楽を実在のものと信じるか、それとも悟りに至るための方便的な比喩と思うかはいろいろだろう。もちろん、私は後者の考えだが、仏教信者の中には来世を信じ、来世での極楽往生を信じる人も多いのだろう。
仏教の信者が、特定の宗派をなぜ選ぶのか、はたしてそれは自分の頭で深く考えた結果選んだものなのか、そこが私には一番の疑問で、何しろ、普通の人間にはお経の意味など理解可能だとは私にはとても思えないのである。せいぜいが「般若心経」までだと思う。これは「空観」だけが焦点だから、とてもわかりやすい。
まあ、どの宗派を選んでもいいのだが、その宗派が「他宗派は敵だ。敵は殺せ」と唱えるならば、それはカルトであり、社会の害悪というものだ。下の記事の内容の全体的な妥当性については私には判断できないが、日蓮の「他宗排斥」の激烈さは、古代ユダヤ教並みであることは確かなようだ。


(以下引用)「立正安国論」中の赤字部分は夢人による強調。もちろん、批判的に、である。他の色字部分は原文のまま。





選挙も近い、創価の一般信者の皆さんへ、よくよくお考えあるべし、

当ブログ、蝦夷梅雨明けか  2013-07-08
☆http://blog.goo.ne.jp/55yasuji/e/10caddc13784c8034926153cff82f2f4

の続編です、

◆http://blog.goo.ne.jp/kim_jung_nam/e/2d71e0cc9cbad21d1ea0afe08f34de13
創価学会に悩むすべての人へ  2005年12月16日
立正安国論要約(by freeさん)


わしの書いた

立正安国論に見る日蓮のカルト性
http://park5.wakwak.com/~soka/risshou.htm


ですが、長いので、
読んでいるうちに、前の部分を忘れてしまう、
という方もいらっしゃるかも知れません。

freeさんが、御自身のブログ創価学会体験記にて、
http://blog.goo.ne.jp/free-zu
立正安国論の現代訳を、さらに要約してくださっております。

せっかくですから、こちらにも、掲載させていただきたいと思います。

───────────────────────────────

旅人が、お坊さんの庵に来て言うのです。

旅人「飢饉や 天災や 疫病で 
   この国の人や家畜がバタバタ死んでおります。どうしてでしょう」
 
坊さん「正しい法が 無くなってしまったので、神様がいなくなってしまったのだよ、
    そして悪魔が入り込んでいるのさ」

旅人「え~ この国にはこんなに仏教が盛んなのに そんなはず無いではないですか」

坊さん「仏教が盛んそうに見えるけれどね 
    悪い坊さんが一杯いて 正しい法を説いていないのだよ。
    なかでも 法然という坊さんが、選択集というのを説いてね、コレが間違いなんだよ。
    念仏さえしていれば 百人が百人とも往生できるよ なんてさ。
    念仏一門しか 救われないって言っているのだよ。
    仏教の中心である法華経に書いてある
    『もし、この経を信ぜずにそしる人は、死して無間地獄に落ちる』という 
    釈尊の戒めの言葉に 背いているのだよ。
    法然の選択集が出てから、阿弥陀堂でなければ供養もせず、
    念仏の行者でなくては布施をしなくなって、他の仏堂は荒れ果てて 
    住職も逃げ 守護の善神もいなくなってしまったのだよ。
    法華経を捨てて 浄土念仏を信じるから悪鬼が入り込んで日本が 
    禍に見舞われているのだよ、だから祈祷より 念仏を禁止を一番にする事だよ。」

旅人怒って「でもね 中国や日本の立派な先師が 阿弥陀仏を尊重していますよ。
      法然様も幼いときから 比叡山に登って修行をつまれ 
      智慧が明らかで徳も高いとされていますよ。
      多くの書を読み 時代背景を考えて 修行しやすさを考えた結果 
      念仏を採用されたのですよ。法然様に対して 
      そんな罵詈雑言 同席するのさえ恐ろしいです。」

と帰ろうとします。

坊さん 旅人を笑って止め

坊さん「詳しく法然の謗法を説明しましょう。釈尊の説教には方便と真実の教えがありますが、
    易しい教えから深い教えとなって 真実は法華経なのですよ。
    法然は それを無視してすべての大乗経典と仏・菩薩・神々を捨てよと、
    多くの人びとの心を迷わせているからです。」

旅人「だいたい解りましたが、そんな事を 
   朝廷・幕府に進言する事は 出過ぎた行為ですよ」

坊さん「法華経を学んでいる者として、何とかして真実の仏法を立てたいと考えるのは
    当然ではないでしょうか。それに 延暦寺と興福寺から、たびたび念仏停止の進言が
    されていますし、法然の弟子たちは 遠国に流されています、
    朝廷や幕府に 意見提出している者はいるのですよ。」

旅人「あなたが 正しいのか 法然が悪いのか 私には解りませんが、
   まずは日本の災害を除く方法を教えて下さい」

坊さん「正法を謗る人を禁じて、正法を信ずる人を重んずるならば、
    国中は安穏で天下は泰平になるであろう、と私は考えるのです。
    涅槃経大衆所問品に次のように説かれています。
    『仏が言うには 一闡提(いっせんだい)には 施しをしてはならない。
    口汚い言葉で正法をそしり、悔い改めない者のことを一闡提と言う。』
    涅槃経梵行品には
    『人を殺すのは 上中下ある、すなわち生き物の命を奪うのは下、
    人は中、父母、声聞や縁覚や菩薩 を殺す事が上、
    上が一番罪深く無間地獄に堕ちるのである。
    しかし 一闡提を殺す事はこれに含まない。
    異端の教えを説く婆羅門たちは正法をそしる一闡提であるから、
    彼らを殺しても罪にはならないのである。』
    涅槃経寿命品には
    『正法をそしる者があれば、みな力を合わせて徹底的に根絶しなければならない。』 
    涅槃軽金剛身品には 
    『正法を護る者は五戒を守らなくとも、威儀を整えなくとも、
    まず刀や弓や鉾をとるべきである。』

    このように経文に明らかです。
    蟻を殺した者でも必ず三悪道に堕ちるけれども、
    謗法の者を殺せば必ず不退転の菩薩の位に達し、仏になれるというのです
    謗法(ほうぼう)の人びとは正法を伝える人を無視し、そのうえ、
    法然の選択集にだまされて智恵の目を閉ざされてしまったのです。」

旅人「大集経の法滅尽品には
   『僧であれはすべて供養を捧げなければならない』と書かれています。
   涅槃経では謗法を禁じていますが 大集経の戒と異なりますから、
   謗法者を殺すなどと信じられないです。」

坊さん「こんなに経文をあげたのに まだ信じられないのですか? 
    昔の釈尊は命を奪ったと言いましたが、
    今は、すなわち布施を止めろと言っているのです。」

旅人、襟をだたして
   「仏の教えは 細かく別れて難しく 私には理解が及びませんが、法然の選択集に
   『一切の仏も、経も、菩薩も、神々も、「捨てよ」「閉じよ」「閣けよ」「抛てよ」』
    の言葉をもって、すべて排斥しております。
    ですから 日本の善神が去って 禍が起こっているのは 経文から理解できました。
    一刻も早く 法然一派を滅ぼさないといけません」

坊さん「あなたが 心を翻したのは 嬉しい事です。しかし 人は移ろいやすいもの。
    もしも あなたが、国の安泰を欲しているのなら 
    謗法の者たちをすみやかに滅ぼさなくてはなりません。
    なぜなら「他国侵逼の難」「自界叛逆の難」が起こるからです。
    また 邪教を信じてはいけません。間違った考えがいつまでも残っているならば、
    早くこの世を去り、死んでのちは必ず無間地獄に堕ちるでありましょう。
    あなたは 今までの邪教を捨てて、法華経に帰依しなさい。」

旅人「私が弥陀一仏を信じて他の仏をなげうち、浄土三部経だけを仰いで
   他の経を捨てたのは、私の考えではなく、浄土宗の先師の言葉に従ったまでであります。
   そのために現世では心労し 死んで無間地獄に落ちるなど、経文から解りました。
   この世が安寧であるために、謗法の者たちを すぐに根絶し、
   他のみんなの誤りを正しましょう。」


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日蓮を批判した時、
しばしばある反論として、

「日蓮の教義を、現代の仏教学の常識をもって批判するのはおかしい」

というものですが、
わしの「立正安国論に見る日蓮のカルト性」をお読みいただければ、

現代仏教学の知識を持ち出す必要もなく
鎌倉当時の仏教常識の範疇であっても、
日蓮は矛盾をおかしている
事がおわかりになるはずです。

鎌倉当時の仏教は、華厳、法相等の奈良仏教、及び、真言宗と天台宗、
並びに、天台出身の法然の浄土宗、中国から来た禅です。

このうち、法華経を最高峰と位置付けているのは、天台宗だけです。

残りの宗派は、みな、それぞれ「最高」とする経典が異なります。

たとえば、法相は三時教判で「華厳経」「解深密経」などを依経とし、
法華経はさほど重視しません。

華厳宗は五教十宗の教判で、「華厳経」を依経とします。

真言宗は十住心を教判とし、密教経典を依経とします。

五時八教の教判(教相判釈)を用いるのは、天台だけです。

どの宗派も、法華経を批判しているわけではなく、
法華経に、それなりの価値を認めていながらも、
それぞれの判断基準で、法華経に勝る経典を発見しているのです。

これは、浄土宗も同じです。

日蓮宗だって、他の経典を否定はしないものの、
法華経こそ諸経の王と考え、他の経典をかえりみないのです。

これは、浄土宗と理屈は一緒です。

日蓮は、天台の価値観で他宗を批判しているわけです。

これは、日本の法律を外国に当てはめようとするのと一緒です。

法然は天台出身であるから、法然の浄土宗に対しては、
天台の価値観で批判する事は許されるのではないか?
と考える人もいるかも知れませんが、

法然は、天台を捨てて、中国(唐僧)善導大師の浄土教に転向したのであり、

すでに転向した人間に、昔の天台のルールを押し付けようとしても無意味なのです。


創価学会では、日蓮が鎌倉幕府という国家権力に対抗し、
国家権力に迎合する坊主連中と闘ったのだ、という事を言われます。

「国家権力に対抗」といえば、格好いいですが、
日蓮は、自分の教えを国教にしようとしたのです。

それが拒絶されたという事です。

日蓮が、国家権力と闘った、と思い込んで、
身震いして、自分の参考にするのは、
創価学会独特の美学であり、
それについては他人がどうのこうの言う事はできません。

ですが、本当に権力と闘った人物は、

歴史を紐解けば、他に見出す事が可能なのですから、
わざわざ、日蓮を模範とする必要は無いかと思います。

どうしても日蓮に固執してしまうのは、

自分が創価学会から離脱できないという宿命を持っているからでしょう。

つまり、創価学会から離脱できないから、日蓮を尊敬せざるを得ない
これを認知的不協和の心理(考え方を環境に適応させる)と言います。

日蓮仏法に、微塵の価値も無い、とは申しません。

ですが、少なくとも、かつて創価学会が主張していたほどの、
日蓮の正義は、もはや見出せないでしょう。

日蓮の立正安国論の内容についても、
創価学会ではなく、
アンチのわしの書き物によって知り得たという学会員もいらっしゃるでしょう。

創価学会員も、少し、アンチに対し、謙虚に学んではいかがかと思います。

日蓮は、立正安国論に始まり、立正安国論に終わると言われます。

亡くなる前まで、日蓮は立正安国論の講義を弟子にしておりました。

日蓮思想は、立正安国論に極まるのです。

立正安国論を攻撃されたら、
「立正安国論だけ読んでもわからない」という論法で、
どんどん逃げるのかも知れません。

しかし、そうやって、立正安国論を「未了義」とするのは、
命懸けで幕府に立正安国論を提出し、
死に際まで立正安国論を講義した、当の日蓮に失礼でしょう。

創価学会員は、敗北を認めるべきです


創価学会では、平左衛門尉頼綱が、
法華経の行者を迫害する第六天として受けとめられていますが、

平左衛門尉頼綱は、鎌倉幕府における、
治安維持の最高責任者という立場でありました。
現代でいう、警察庁長官のようなものです。

当時、比叡山の僧兵でさえ、鎌倉には武器を持ち込めなかったにも関らず、
日蓮は刀剣を持していた
と言います。

その日蓮が、「邪宗の坊主は殺してしまえ!
内乱が起るぞ!」 「蒙古が攻めてくるぞ!」などと絶叫して歩くわけですから、
治安上、死刑台ギリギリに連れて行くなどの、
おしおき」をする必要があった
と思われます。

これは「迫害」でも何でもありません。

念仏の宗徒からの攻撃はあっても、
幕府として、迫害があったとは考えておりません。
為政者として、仕方の無い対処だったと思います。

晩年の日蓮に、身延での寺院建立を許すところを見ると、
鎌倉幕府は寛大であったと思われます。


ちなみに、謗法の者を殺しても罪にはならない」という

日蓮の思想
を裏付ける遺文があります。

去し文永八年九月十二日申の時に平左衛門尉に向つて云く
日蓮は日本国の棟梁なり 予を失なうは日本国の柱橦を倒すなり
只今に自界反逆難とて どしうちして 他国侵逼難とて
此の国の人人 他国に打ち殺さるのみならず多くいけどりにせらるべし

建長寺寿福寺極楽寺大仏長楽寺等の一切の念仏者 禅僧等が 寺塔をば
やきはらいて 彼等が頚を ゆひのはまにて切らずば
日本国必ずほろぶべし
と申し候了ぬ。(撰時抄)


現代語訳:去年、文永八年九月十二日申の刻
(午後三時~五時:龍の口での事だと思われる)に、
幕府の治安担当者であった平左衛門尉(平頼綱)に向って言った。

私(日蓮)は、日本の国の指導者である。
私を失うという事は、日本の柱を倒す事である。

そのうち、「自界反逆難」と言って、内乱が起り、
また「他国侵逼難」と言って、この国の人々が、
他国に殺され、生け捕られてしまうだろう。

建長寺、寿福寺、極楽寺、大仏長楽寺等の、
一切の念仏、禅の寺塔を焼き払って、
彼等坊主達の首を由比ケ浜にて斬らねば、
日本国は必ず滅ぶであろうと、申したのである。


斬首刑に臨む日蓮が、ギリギリの精神状態で、
俺を殺すより、奴等を殺せ!という発言であり、
本気で彼等を殺害すべきだと考えていたのでは無いのかも知れません。

けれども、日蓮の思想を考える上でのヒントになるでしょう。

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エゴイズム肯定社会の行き着く先

「zeraniumのブログ」から転載。
下の対談に出ている話は、断片的にはあちこちで読んだことがあるが、こうしてまとめられると、凄い話だなあ、と思う。話半分で聞いても、社会の上位層(ここでは主に医療業界と官界の話だが、他の業界での成功者も、まあ才能が成功の大半の要素であるスポーツ業界を除き、似たようなものだろう。)はそれこそ悪魔ばかりか、という気にすらなる。
で、そういう行為をやっている人間は、最初のうちは良心の疼きもあっただろうが、やがてすっかり慣れっこになり、自分が人殺しをやっているという意識すらなくなるのだろう。欧米的な、我欲肯定社会の行き着く先は地獄だ、ということだ。


(以下引用)

病人がいなくなると病院経営は成り立たない


増川   おせんべいは今、90%以上がアメリカからのお米でつくられているそうです。
       みんなおせんべいまで国産かどうか気にしないでしょう。アメリカの農業関係者から、出荷前にすごい量の農薬を混ぜていると聞きました。化粧品会社でも食品会社でも、政治家や暴力団が絡んでいると言います。しかしこれまでのような、生命の尊厳を無視した金儲けばかりの医者の時代は終わりに向かうでしょうね。

船瀬   現代医学は完全に崩壊しましたね。どこを調べても、嘘と詐欺と人殺しだ。

増川   アメリカでももう崩壊が始まっているようで、ナース達がどんどんやめていっています。

船瀬   石川県の看護師長さんが私の本を読んで、「殺人に手を貸すのは私はもう耐え切れません。もうやめました」とメールが来ました。

増川   うちによく来る人でも、看護師長をやめた人が何人かいます。
            また病院長が薬品会社から、半強制的なノルマでどれだけの薬品を買わされているかを知っている事務長なども、辞める人が出て来ていますね。薬品会社も病院も双方がしている悪事をわかっているので暗黙の協力体制があります。

船瀬   殺人だということに気づいたら、病院業務などできませんよ。

増川   やはり長年勤めた結果、多くのことを知り、良心が残っているような人は、殺人と糾弾されるようなことに協力するのは耐えられなくなるのです。

船瀬   アメリカの死亡原因のトップは、実は医療過誤で78万人と言われている。
     2位が心臓病で70万人。それを市民団体が告発しているが、医療業界の病院の発表だけでも25万人です。

増川   しかしすべてが発表されてはいない。
      示談も含めるとその10倍はいるそうで、医療関係者からは250万人くらいと聞いています。またいろいろ科学的な方程式もおかしいというのもどんどん出てきていますね。アインシュタインも本当は崩壊しているのです。最初の基本の過程では問題ないが、高度な処理をしていくと、つじつまが合わなくなっていくことが多く、実は方程式がおかしかったというのがすでにわかっていますが、発表しないんですね。

   その理由の一つに、正しいものを出すと、それを活用することで明らかになってしまう新しくてシンプルな技術が沢山あるのです。そうすると世界支配権力側が困るわけ。実際にある人が方程式の間違いを見つけて開発したものに、すごい装置がいくつかあります。さらにニュートンの方程式の見直しも始まっています。

船瀬   TPPはアメリカの奴隷になるようなもので、それこそ本当の植民地です。

増川   この間、アメリカに行った時、日本がTPPを受け入れたら大変なことになると、アメリカ人でさえがみんな心配していましたね。食材だけでなく、あらゆる物が医療費も含めて値上がりする。

船瀬   毒素条項(ISD)があるから、日本の法律も規制も全部骨抜きになってしまう。
      農薬野菜、農薬米、遺伝子組み換えもガンガン入って来る。それでなくても大手のスーパーにあるものは、今や遺伝子組み換えだらけになっている。

増川   すでにあらゆる加工食品やスプレー剤に毒がどんどん盛られているのに、これ以上食品添加物が入ってきたら大変です。現在、世界中で防腐剤の体内蓄積率が高いのは日本人だといわれています。あのインド、タイの大津波後の処理の時、「日本人は腐らないから最後でいい」と、救助隊に指令が出たとタイ在中の米ジャーナリストから聞きました。

   ぜひ読者の皆さんに読んでほしい本がありますが、33年間勤めた元裁判官の瀬木比呂志氏による『絶望の裁判所』(講談社現代新書)です。裁判所の腐敗の実態を詳細に告発しています。裁判に政府絡みの企業や権力者が絡んでいる場合、どんなに高額な弁護士費用と時間を使って裁判をしても、こちらがどんなに正しくても勝てる見込みはまずないのです。警察も法務省を通して、内閣府から命令されているのです。結局、全部命令なんです。

   オウム事件の時も、自衛隊の幹部にそういう命令が来たそうで、「手をつけるな」と命令がきたと池田整治さんは言っていました。彼は『マインドコントロール』を書いてから、退官後に決定していた顧問を全部切られたそうです。だからTPPについての反対者がほとんどいなくて、反対者の声は一切抹殺ですね。外国人参政権の問題とまったく同じです。

船瀬   原発反対者へのいやがらせは凄いんだってね。

増川   変死か行方不明かいやがらせで、近所はどこも停電じゃないのに、その反対者の家だけ停電。あれだけ原発反対デモがあって、すごい集会が全国で開かれているのに、そのことすらマスコミは取り上げない。

船瀬   だからテレビは見るな、新聞は取るなと言っている。
      もしそういうものを見るのなら”洗脳装置”だと自覚して見ろと。

増川   私は新聞もテレビももう何年も見ていません。嘘ばかりの誘導放映が多いから。

なぜダウン症が多いのか

船瀬   医療ではやばい話が限りなく出て来る。
      脳性まひで生まれた人のほとんどは、出産の時の酸欠で脳が破壊されている。陣痛促進剤と麻酔薬が元凶だ。

増川   妊婦には薬はいけないとわかっているのに、出産直前に薬剤を注射するのは極めておかしいですね。つまり、そうやって休みの日に仕事をしないで済むように調整しているそうです。打ったら薬品が胎児の脳を直撃するわけで、胎児はその麻酔が効いて酸欠になる。それに、業務提携しているらしい有名メーカーの粉ミルクを生まれたばかりの子に飲ませる。しかも特に大手の病院ではそれが強制的で、「ほかのものは何も与えないでください」と病院側から言われるという。

船瀬   砂糖が入っているから、赤ん坊はすぐ砂糖味に慣れてしまい、母乳を飲まなくなってしまう。

増川   生まれたばかりの子に看護婦さんから粉ミルクを与えられた途端に、顔が黒っぽくなってびっくりしたという話をあるお母さんから聞きました。

船瀬  はっきり言って、消費者も大衆も市民も皆バカですよ。
     怒らないし、勉強しないから。私はたとえ一食抜いてでも本を読みなさいと言っています。みんな洗脳されて騙されている。脳性麻痺の人が訴えた裁判で、1億2千数百万円の判決が出ているのです。すでに因果関係ははっきりしている。しかしテレビや新聞はまったく知らせない。だから出産では絶対に病院へ行かないことです。陣痛促進剤や麻酔で胎児の脳を破壊するのです。

増川   アメリカではメディア側に、ある程度の産婦人科医への訴訟問題が明るみに出ているので、一般市民でも知っていますね。これは人口削減の一環でしょう。日本の脳性麻痺の子が増加するようにしているらしいと、海外のジャーナリストは言っています。そうした闇の意図も知らずに、薬品を乱用した多くの産婦人科医が訴えられて怖くなり、次々と辞職していますね。

船瀬   酸欠で脳が壊死するのです。
     おまけにへその緒から、胎児は必死で胎盤から酸素をとっているのにバチッと切ってしまうから、赤ん坊は完全に酸欠で脳が壊死してしまう。

増川   だから今、日本はダウン症が多いです。
      まさに病院によってつくられたダウン症ですよ。

船瀬   まったくその通りで、ダウン症も現代医学が作り出した悲劇です。
      それと意外にも電磁波被爆がある。アメリカのマウントベノンという町には、放送タワーが林立して、その町のダウン症出生率は全米の平均の10倍も多い。それと、さらに怖ろしい衝撃事実を知りました。養護老人ホームには老人毒殺マニュアルがあるんです。私はそれを突き止めた。つまり、下の世話などで手間がかかるようになると”殺す”んです。その痕跡は明らかにあります。年寄りを”処分”するわけで、他殺のための毒殺マニュアルが存在する。

増川   結局、ホームの経営者側は、多額の入室料をもらっているだけでなく、コスト削減を考えるわけですね。老人ホームや精神病院がいかに危険かということです。アメリカでは精神病棟に入ったら自由はまったくないし、絶対に治って出られない。1回入って出て来る人はまずいないそうです。要するに薬漬けにして「ヤク中」にする。精神病院で働いていた女性によると、「ほとんどの病院が精神病棟患者の票を政治家に売っている」そうです。高く売れると。

船瀬   私のところに相談に来た人の話はひどい話で、養護老人ホームに入ったら、預金通帳と実印を理事長が預かるという。それでその老婦人が「預金通帳と実印を返して欲しい」と求めたら、病院側はこの老婦人は「モノ盗られ妄想」で「認知症」だとしてしまった。それで向精神薬を勧められたが、「自分は認知症ではない」と訴えたところ、食事のおかゆの中に向精神薬を大量に入れて食べさせられた。それで不眠症になったところで、今度は睡眠薬をいっぱい飲まされた。それで警察に届けたところ、警察がまったく動かないという。

増川   そういうケースは、警察、病院、老人ホーム理事長が繋がっていて同罪ですね。倫理観の欠如した人たち同士の行為は非常に怖い。

船瀬   それで今度は、県の方へ訴えた。
      すると、あの婆さんは認知症でうるさいからそろそろ処分しろということになり、肺炎でもないのに肺炎ということにされて、系列の病院へ放り込まれた。そこでいろんな薬を飲まされて苦悶して半日で亡くなったそうです。そういう37種類の薬物の組み合わせがあって、それらは全部併用禁止の組み合わせで、全部禁忌です。そうした組み合わせが400種類以上あったといいます。これは偶然ではあり得ないことで、必ず死ぬ(殺す)配合です。間違いなく虐殺マニュアルがあるんです。

増川   その途中経過を知っている方がいたんですか?

船瀬   市民活動家の支援者が徹底的に調べ上げて、突きとめたんです。
      それで医者に回答書を書いてくれと頼むと、医者がみな怖れて逃げてしまう。

増川   それはほんの一部が表面化しただけのことで、私たちの知らないところではその数十倍は、似たようなことが行なわれていると見ていいでしょう。

船瀬   老人は下の世話がかかるようになると、大体すぐに”処分”されてしまう。
      つまり殺すわけです。その巧妙なマニュアルを白日の下にさらしたわけです。400種類以上の薬の組み合わせが全部配合禁忌だというのだから、偶然では起こり得ない。入院時の”病名”が肺炎も嘘。酸素飽和濃度というのがあるのですが、この老婦人は98%だったから肺炎でも何でもない。これは完全な医療詐欺で医療殺人です。

病人がいなくなると病院経営は成り立たない

増川   入院する時は元気でも、1週間ぐらいして顔色が悪くなったり、頭が急にもうろくしてきて会話ができなくなる人が多いのです。それも、今多いのは検査入院してそのままやられてしまう人がいる。特にひどいのが○天○病院です。そこでは検査前は元気だった人がどんどん悪くなるのを目(ま)の当たりにしています。

船瀬   マスコミなどで有名なところは逆に最悪ですね。
      患者はまさか病院が”殺人病棟”だとは夢にも思わない。

増川   やはり病院経営は大変だから、金持ちを狙ってVIP室に入れてお得意さんにして餌食にされる。そして毎日薬を飲ませ、注射してすぐに透析患者にしてしまう。入った途端に、顔色がどんどん茶色になってしまうんですから。それで一度連れ出して他の病院で検査をしてみたら、数値を見た医者が「なぜこれで透析をされるのですか?」と。透析などまったく必要なかったのに、家族はすっかり大病院に洗脳されていてどうにもならず、歯がゆい思いをしました。

船瀬   悪魔の透析ですよ。
      1人当たり約500万円の利益だ。病院にとっては金づるですから。少なくとも3人に1人はまったく必要ない。食事制限だけで治るし、ファスティング(断食)をすれば8割の人に透析は不要です。もっとひどい医者がいる。それはわざと腎臓破壊をする薬や、副作用で腎臓障害を起こす薬をガンガン飲ませるわけ。そして、「うーん、腎臓の数値が悪化していますね。透析しかないですね」。で、透析病棟にどんどん送り込んでいる。これが現代医療の悪魔性です。でもみんな知らない。だから絶対に病院へは行ってはいけない。

増川   病院にはもう何十年も行っていないです。

船瀬   現代医療は完全に崩壊した。
      すでに悪魔と死神に乗っ取られてしまった。その頂点にロックフェラー、ロスチャイルド血族がいる。

増川   アメリカでもそう思いましたね。
      ナースがどんどんやめていて、ナチュラルな療法など、違うことを学び始めているのです。

船瀬   まず最初の現代医学の理論からして完全に間違いです。
      まず医者は自然治癒力をまったく教えられない。だから医者は自然治癒をまったく知らない。これは生理学用語でホメオスタシス(生体恒常性維持機能)といって、自からの内に宿る力です。それは単細胞生物から高等動物まで、あらゆる生命体には振り子のように正常に戻る力がある。

   大崩壊しているのは現代医療だけではありません。
   知の大崩壊も始まっています。私はこれまで200年近く続いた近代・現代文明の大崩壊が始まったと感じています。つまり現在は、文明の転換期にあるのです。石油やウランなどで栄えてきた”火の文明”から、生命・環境を大切にする”緑の文明”へのパラダイム(枠組みの)シフトが始まった。これはもう、止めようがないと思います。1人1人が希望を持って未来を見据え、創造的に生きることです。



 book 『大崩壊渦巻く[今ここ日本]で慧眼を持って生きる!』
                  増川いづみ×船瀬俊介  ヒカルランド


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分別知以前にモラルは形成される

「楽園はこちらがわ」というブログから、岡潔の『春宵十話』の中に書かれた文章を管理人の岩田氏が自分の言葉でまとめたものである。
私は「モラルの土台は(理性よりも)感情にある」と最近考えている。つまり「分別知」を持つ以前の、両親の有言無言の教えの中からモラルは身についていくものだ、ということだ。
「善行を分別知がいらないままで行える」からこそ、モラルは法律よりも社会全体のために役立つのである。そして、社会全体の「風紀」が乱れた国で、子供がまともに育つはずはない。それが現在のアメリカであり、欧米諸国である。その影響を受けて、アジア全体もモラルの退廃が進行しつつある。
私は父の晩年の子供で、父親とあまり会話した記憶は無いが、珍しく父と浜に遊びに行った時に、父が海岸に落ちていた幾つかのガラスの破片を拾い上げ、それを人が誤って踏まない場所に片付けたのが記憶に残り、道にゴミを捨てたりするなどの行為(些細に見えても他人に害を与える行為)はしてはいけないのだ、ということが心に刻みつけられ、それは私の一生を律している。親の行為が子供に与える影響は、それほど強い。


「母は子に信をどう教えるかといえば、信頼を裏切らないようにすればよいのである。」


母親には限らない。父親もそうである。最初に我が子を腕に抱くとき、嬰児は「この人(存在)は自分が信頼していい人(存在)か」ということを確認しようとし、薄目をあけてじっと「観察」している。だから、嬰児が安心して眠りにつくまでは、どんなに腕が疲れても、嬰児を腕から離してはならない。それだけで、子供との深層心理の中の信頼関係は結ばれ、それは子供が成人するまで続くはずである。子供が親を信頼する限り、夜泣きなどすることもないし、粗暴な性格に育つこともないだろう。深層心理というものの重要さは、さまざまな場面に潜んでいる。



(以下引用)




(次は引用にあらず、岩田の解釈)。日本は日本的情緒の国で、それは善行を分別智がいらないままで行えることである。それを教えるのが道義教育で、それは「他を先にし自分を後にせよ」ということである。教育や政治はこれに合わせて作るしかなく、特に義務教育は重要なのである。義務教育の要諦は「道義的センス」をつけること、そのことにある。


いま、たいていの中学、高校では答案が合っているかどうか生徒にはわからない。先生が合っているといえば合っているというだけで、できた場合もできなかった場合もぼうっとしている。本当は答えが合うことよりも、自分で合っていると認めることの方が大切なのに、それがわかっていない。


グループ活動などといって、ひとところに大勢集めて勉強させるのもよくないことで、何にもならない。ボスができるばかりである。ボスができてからなら道義の入れようもない。言語道断なことをするなといいたい。


母は子に信をどう教えるかといえば、信頼を裏切らないようにすればよいのである。幼児が母の手をしっかり握っていて、向こうから知人がやってくる。そのとき挨拶のために子供の手を振り払うと、それ以後は知った人に会うたびに手を振り切られはしないかとびくびくするようになる。


人だから一つぐらい長所は必ずあるだろう。それを大きくクローズ/アップすればよい。ただ、競争意識をあおるのは害あって益のないものであろう。


しかし、また考えれば、日本は滅びる、滅びると思っていても案外滅びないかもしれない。というのは、日本民族はきわめて原始的な生活にも耐えられるというか、文明に対するセンスが全く欠けているというか、そういうところがあるので、自由貿易に失敗して、売らず買わずの自給自足となっても、結構やっていけそうにも思えるからである。先日、故障で停電したが、家中のだれも直し方をしらない。ローソクを頼りにふろにつかりながら、ああ、万事これでいけば心配することはないと思ったことだった。




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現在の政治システムの根本が問題

「ギャラリー酔いどれ」所載の「国際情勢の分析と予測」というサイト(ブログ?)の一節である。来るべき総選挙では民主党が勝つか自民党が勝つだろう、という予測は「明日の天気は晴れ時々曇り、所により雨」という天気予報くらい確実だろう(笑)が、民主主義に代わる政治システムとして「有能な少数の人間による合議制」というのは面白い。昔のローマの「元老院」のようなものか。しかしその「少数の人間」をどのようにして決めるのかが問題で、選挙で決めるのならばそれはやはり代表制民主主義の欠陥をそのまま残した寡頭強権政治になるだけではないかという気もする。と言って、官製の「元老院選定機関」が選んだりしては、財界代表とか東大総長、日銀総裁などがメンバー入りという最悪なことになるだろう。
まあ、誰が、どう選ぶのかはともかく、(あるいは2.26のように自衛隊や警察内部の有志がクーデターを起こして実力で政権を打ち立てるというのも可能だ。)安倍政権の大臣連中に代表される人間の屑を500人ほども集めたような現在の国会よりは、「有能な少数」による寡頭政治のほうが、独裁的な政治にはなっても、まだマシかもしれない。(こういう絶望感から、ヒトラー政権のような真の独裁政権というものが出現していくのだろう。)



(以下引用)


私は、来るべき総選挙では民主党が勝つか、あるいは民主党の掲げる精神を
自民党が継承する形で自民党が勝利するのではないかと想像する。

そして、その後は民主主義という愚かな政治システムから脱却して、
民間企業でも行われているような、有能な少数の人間による合議制の意思決定システムを
導入することが重要である。

かつて国際金融資本に強要された郵政民営化を争点とした総選挙で
国民の多くは郵政民営化を支持する小泉首相を熱狂的に支持した。
そして、小泉改革の支持者の多くは低所得・低学歴で
小泉改革で最も大きな打撃を受ける人々だった。

彼らは自分が支持している政策が自分に不利益である事すら理解できないのだ。
そのような愚かな人々が意思決定権を持つ民主主義というシステムは
極めて愚かなシステムである。来るべき総選挙の結果がどうなるかは別として、
近い将来に民主主義はその衆愚政治的性格から正統性を失い廃止されていくと想像する。

そもそも民主主義とは国際金融資本が敵国の民衆と支配階層を対立させて
弱体化させて乗っ取るための道具
に過ぎなかったのだから。

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年末解散総選挙が本当にあるとすれば、その理由は……

「岩下俊三のブログ」から記事後半を転載。
鋭い分析だと思う。


(以下引用)



しかしそれでも

なお任期2年を残し圧倒的多数でわが世の春を謳歌している自民党やナンミョウ党にとってなぜ解散をする「必要」があるのか。こじつければ理由はいくらでもあるものの、どれも「なぜ、今」なのかという答えになってないのです。

しかたなく

「大義なき解散」とマスコミは控えめに皮肉を言っているつもりでしょうが、なぜ堂々と「原発」が四年目には(今三年半)もう蓋をしきれない状態になるからという「本当の理由」を言わないのでしょうか。

そのわけはただ一つ、、、

原発問題の秘匿でしかありません。例の秘密保護法も強引に決めざるを得なかった理由もここにあるというしかないと思われます。


原発

とくにフクシマを隠しきれなくなる前に何とか今の政権にフリーハンドを与えて置かないと、大変なことになるというのが与党内の「暗黙の了解」事項にあるのですが、おそらくこの危機感は今や権力の狗となったマスコミ自体も共有しているものと「思われて」なりません。

原発事故の収束はおろか被害拡大や永久に帰還できない(当分避難というのは「いつか」帰還できることが前提であったはず)ことがいっそう明確になるフクシマや、勿論他の原発の再稼働すら困難になることが「これから」顕著になってくることは明らかなのです。

したがって「今」解散して政権を維持しておくしかないのです

ゆえにこの解散の実態は「大義なき」ではなく大いに原発問題という隠された「大義」があるのです。要は簡単、紛らわしい野党の群れのなかで「原発推進」か「脱原発」かというだけで区別して、あとはの政策はすべて考えずに必ず投票すべきだと思います。

もしそうしないということは、

国民自らが民主主義を放棄したことになりますから、国民納得の上で原発推進独裁政権樹立を容認したことになるのです。

そしてなんども同じことを僕は訴えます、、、

It is no use crying over spilt milk.、、、と。

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現行の高血圧基準値に医者からも疑義提出

「阿修羅」から転載。
やっと医療の現場からも現在の高血圧治療への疑問が提起されだしたようだ。
年齢とともに血圧は上がるものだし、昔は、「年齢+100」が適切な最高血圧とされていたと聞いたこともある。それが、年令、体形おかまいなしに上限が130だなどというのは、明らかに、意図的に「高血圧患者」(もちろん、本当は健康体だのに病気扱いという医療詐欺被害者)を作り出し、それで金儲けをしようという医療業界、製薬業界の陰謀だと言えるだろう。
実際に治療の必要な高血圧患者ももちろんいるだろうから、治療に関してあまりに素人判断が蔓延するのも問題だが、医者だけにすべてを考えてもらうのではなく、患者自身が自分でも調べ、自分でも判断する、ということがこれからは必要だろう。自分の体を一番知っているのは自分なのだから。そして、患者の体についての決定権は医者にではなく、患者自身にある、という当たり前のことを(医者全能思想を持つ医者は異議を唱えるだろうが)社会全体が再確認していくべきではないだろうか。


(以下引用)赤字部分は夢人にょる強調。


東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言(SAPIO2014年11月号)
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/332.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 30 日 11:59:05: igsppGRN/E9PQ




東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141030-00000007-pseven-life
SAPIO2014年11月号


 製薬会社・ノバルティスファーマの降圧剤「バルサルタン」の臨床試験に関する疑惑でも明らかになった、製薬会社と医師の癒着構造を、専門家たちはどう捉えているのか。日本の健康基準値の歪みを指摘することでその構造を喝破してきた大櫛陽一・東海大学医学部名誉教授と、医療ガバナンスの旗手として大学医療の中枢から内部告発を続ける上昌広・東京大学医科研特任教授が初対談した。

大櫛:今年4月、日本人間ドック学会が発表した「健康診断(健診)の新基準」は現行の基準から大きくかけ離れているということで日本高血圧学会などの臨床学会から「国民の健康に危険を及ぼしかねない」と袋だたきにあって潰されてしまいましたが、私は150万人を調査対象とした人間ドック学会の方が正しいと思っています。

 私自身が過去に行なった70万人を対象とした大規模調査の基準値とも合致する。たとえば現行基準では年齢も性別も関係なく「上」(収縮期血圧)は130から高血圧と診断されてしまいますが、人間ドック学会は147でも正常。私たちの調査でも60~64歳の男性は164まで正常値の範囲です。高過ぎると思うかもしれませんが、我々の基準の方が欧米で用いられる最新のガイドラインにも合致しているのです。

上:私は高過ぎる高血圧についてはやはり薬を使用すべきと考えますが、確かに年齢や性別を無視した10数年前につくられた基準が現代に通用するわけがない。とにかく血圧を下げればいいなんてのはデタラメな治療であって、個々の事情を考慮すべきです。

大櫛:ただ、この問題よりも恐ろしいのは、誤った基準によって健康な人が飲む必要のない薬を飲まされているということです。日本では国がやるべき診察のガイドラインを製薬企業という利益集団が決めてしまっている。これは欧米では10年以上前に問題視されて改善されたことです。

 たとえば、降圧剤のセールスのために世界各国で血圧の基準を下げてきた「高血圧マフィア」と呼ばれる集団が有名です。彼らはまず1993年にアメリカでJNC5という政府の委員会に働きかけて血圧の基準を厳しくし、1999年にはWHO(世界保健機関)の基準も厳しくすることに成功します。

 後にこれは良識のある医師たちから批判されて元に戻るのですが、日本高血圧学会はこの「高血圧マフィア」がつくった基準を今も正しいと主張しているわけです。

上:その件を私は詳しくは知りませんが、日本の高血圧学会に関して言えば、あの人たちにそこまでの大きな力はないと思っています。たとえば、ノバルティスファーマ社の降圧剤ディオバンをめぐる論文不正事件のなかで、高血圧学会が裏で糸を引いているような陰謀論が囁かれましたが、ノ社による降圧剤セールスのための「営業ツール」として利用されたに過ぎません。臨床学会というのはなにかあったら訴えられる現場の医師と違って、安全な場所で提言できる。だからこそ製薬企業に利用されやすいのです。


 







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コメント




01. 2014年10月31日 10:28:30 : yBG3GAzvsY
医者が数値で機械的に処方しようとするのが、そもそもおかしい。それだけ医者の能力が低くなったのか、忙しすぎて(専門的な能力アップよりも経済的により豊かさを求めて)勉強できなくなったのか、いずれかだろう。
 体や健康は個人差が大きく、血圧もその時々の状況に対応する。全体的な診断がなくて高血圧を薬でコントロールするのは、おかしいだろう。
 とりわけ、高齢者ではいろいろな体の不具合や病気もある。健康な人であっても生活スタイルや生活への望みが多様である。それらも合わせてよりよい処方というものが求められるであろう。
 数値によるガイドよりも医者の学習がもっと盛んにされるべきだろう。

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日本の国土という人類の至宝

「谷間の百合」さんの12日の記事、「国民こそ国の資源では?」の全文である。
私はこの日本という国が好きなのだが、その理由の1,2番目に来るのが、日本の自然である。この国の春も夏も秋も冬もすべていい。そして、その自然から生まれた日本人の芸術的感覚の鋭さ、文化的伝統と創造力が大好きだ。
特に観光地に行かなくても、自分の家の周辺を見るだけで、美しい花や紅葉が見られ、美しい空や雲が見られる。これほどの贅沢は無い。もちろん、他国にはその国なりの自然の美しさがあるだろうが、日本の自然は日本だけにある貴重な、そして世界的に希少な財産であることは確かだろう。
話が逸れるが、「赤毛のアン」が特に日本であれほど愛された理由の一つは、その中に描かれた自然描写の美しさが、日本人には特によく理解されたからではないか、というのが私の仮説である。
ふつうの欧米人の感覚では、自然とは野蛮・未開のことであり、「征服すべき対象」なのだから。そして、自然を破壊し、経済効用の高いものに置き換えていくことを彼ら(と、その使用人の現地官僚組織)は「グローバリズム」と称している。それは私(だけではなく、自然を愛する人間、おそらく多くの日本人はそうだろう)から見れば、野蛮そのものの思想なのである。



(以下引用)一番最後のスナップ写真、二本の樹の深緑と黄色のコントラストが美しい。


それがあたかも道理か事実であるかのように頻繁につかわれる「常套句」があります。

たとえば、「日本は資源のない国」「国際化」「日米同盟は日本外交の基軸」などなどです。

わたしは、多分この5年くらいの間に、それらがすべて政治的なキャッチコピー(プロパガンダ)だということに気が付いてきていました。


鹿児島の伊藤知事は(いまどき珍しい時代劇の悪代官を地で行くような人物)川内原発の再稼働を「やむを得ない」ことだと言いました。

なにがやむを得ないかといえば、いうまでもなく、日本は資源がないということなのですが、それをさも正当で立派な理由であるかのように、だれもそれに文句はないだろうという感じで言っていることにわたしは違和感をおぼえるのです。

わたしはもうそういう言葉を聞き飽きましたし、それが正当な理由にもならないことに気が付くべきだと思いました。






資源とは何ですか。

日本でいわれている「資源」はイコール「石油」を指します。(その他レアメタルなど)

石油がないだけで、日本は資源小国になるのだそうです。


レアメタルの鉱脈が発見されたというアフガニスタンや石油の埋蔵量を誇る国々の地は、ほとんどが砂漠や荒涼とした岩山です。

それに引き替え、日本には有り余る緑ときれいな水があります。

まさに、「緑の日本列島」です。

これこそが人間が生きていく上での絶対不可欠な資源なのです。






人口減は止まらないのでしょうが、人間あっての資源であると共に、人間そのものが資源なのです。(人的資源)

それなのに、政治家や企業家はなんとその資源(宝)である国民を粗末に扱い苦しめていることでしょう。

子どもは国の宝だと言いながら、少子化を促進するような政策ばかり採っています。

国の宝である国民をすべて奴隷労働者にしようとしています。

そうしておいて「日本には資源がない」と言う為政者に、わたしは怒り以上の感情を持つのです。


きれいで豊かな水があるということは、喜びと幸せの源泉です。

(もちろん、それが時に洪水となって人に仇をなすのですが)






「封印された技術」といわれてきた水で走る車の実用化ももうすぐだそうです。

人間ではなく、お金がもっとも価値あるものとして尊重されてきた歴史が終わるのもそう遠くはないのでしょうか。

石油を軸に動いてきた国際環境や政治も終焉のときを迎えるのでしょうか。

人間や生きものが尊重されない世界は「死の世界」です。

そういう世界がどれほど人類を苦しめてきたことでしょう。

想像を絶します。

わたしは、人間の感性や理性や知性、そこから溢れ出てくる知恵や想像力こそが人類の資源なのではないかと思っています。



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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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