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植物工場のこと。付記「ビッグブラザーはあなたを見ている」。

「wired」というサイトから転載。記事の所在は「fromdusktildawn」ツィッターで知った。
私は前々から、農業は完全密閉された屋内で「植物工場」の形でやるほうが合理的で経済的だと言っているのだが、それが証明されつつあるのではないか。葉物野菜に限らず、穀物(米や小麦などの主食作物)も堅牢な屋内で生産される時代がそのうちに来るだろう。それによって豪雨や台風、旱魃の被害を無くし、水や肥料の合理的かつ経済的な使用ができ、農作業も簡略化されたものになる、と私は見ている。そもそも病害虫から遮断されているのだから農薬も使わないで済む。(移行期には多少は使うだろうが。)
そのうちに、高層建築の各階が皆、田畑となった「農業ビルデイング」で農産物を生産するのが当たり前、という時代になり、農作業員は定時出勤し、タイムカードを押すようになると思う。


余談だが、私が別に持っていて主に資料倉庫として使っていたブログが突然アクセス不可能になり、しかも外部からの閲覧もできなくなった。詩歌や日常的な「お役立ち記事」の保存が主で、特に危険視されるほどの記事はまったく無かったはずなので不可解だが、これまで書いた記事がすべて消滅したのと同然の事態になったわけである。
なお、そのブログの名は「最高の塔の歌」と言う。ランボーの詩の題名から借りたものだが、なかなか気に入っていたブログ名なので、残念だ。それにしても、今後、どのブログであれ、「ビッグブラザー」の逆鱗に触れれば、一瞬でこうして消滅させられる可能性がある、ということである。



                        

世界最大級の「植物工場」、宮城に新設

宮城県で、世界最大級のLED照明を使った屋内レタス農場がオープンした。クリーンルームの無農薬栽培で、既存の農法と比べて面積効率は100倍、成長速度は2.5倍、水の使用は1%という。

TEXT BY DUNCAN GEERE
PHOTO BY GE
TRANSLATION BY RYO OGATA, HIROKO GOHARA/GALILEO

WIRED NEWS (UK)




日本で新たに開設された屋内農場は、植物の成長に最適化された波長のLEDを備えている。


この農場(植物工場)をつくったのは株式会社みらい。嶋村茂治社長は植物生理学者でもある。


宮城県でオープンしたこの農場は、ソニーの半導体工場だった建物の中にある。面積が約2,300平方メートルと、LED照明による屋内農場としては世界最大級で、すでに1日あたり約10,000株のレタスを生産している。


LED照明により、植物の昼と夜のサイクルを、最も効率のよい生産ができるよう調整できる(植物は昼に光合成して、夜に呼吸する)。この屋内農場では、レタスの成長スピードは2.5倍になり、生産物の廃棄も、従来の農場の収穫の約50%から約10%に減少した。しかし、この屋内農場でいちばん感動的なのは、厳格な環境制御と水を循環して利用する方式により、水の使用量が屋外農場のわずか1%で済むところだ。


LED照明はGeneral Electric(GE)社製。GE社は2011年に、コンセプトを持って嶋村氏に接触した。2012年3月に試験が始まり、2013年に最終設計が決まった。この間、薄型化、均質化、および建物内の多湿条件における耐久性の強化のため、照明の設計の見直しが行われた。


同社サイトによれば、みらいの設立は2004年。すでに13都道府県25カ所以上に導入実績があり、南極昭和基地にも技術提供中。1~500坪まで自由に設計でき、既存の建物をそのまま利用可能。10段分の場合、露地栽培と比較して、面積効率が50倍の生産性という(宮城県にオープンした工場は15段で、面積効率は100倍という)。クリーンルームで無農薬栽培され、レタス以外にも、各種の葉菜を栽培できる

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日本の無責任システム

「ギャラリー酔いどれ」より転載。
日本の国家システムの本質が「無責任体制」であることを喝破したのは丸山真男だが、それは戦前戦後を通じて変わっていない。太平洋戦争の責任追及が不徹底だったために、むしろその無責任体制は強化されたとも言える。国家や組織に重大な損害を与えた者の責任がまったく問われないのである。
この近代日本の悪しき伝統をどうにかして断ち切らない限り、日本は再生できない、と私は思う。つまり、「上の人間こそが事業の失敗の責任を取る」というシステムを作らなければならないのである。もっとも、そのためだけにお飾りのトップなどを用意しておく、という「お飾りシステム」ももちろん駄目だ。(サッカー日本代表チームの外人監督は、そのための存在だろう。)
まあ、前にリーダーはお飾りでいいと書いたこととまったく矛盾したことを書いているわけだが、あれはリーダーというものを過大に考えすぎる世間の傾向への嫌味で言っただけだ。優れたリーダーによって組織が飛躍的な発展をする、ということを私は否定はしない。ただ、実務は現場がするのであり、現場にきちんと責任と権限を持たせれば、リーダー不在でも日常業務はまったく滞りなくやっていける、という話なのである。当然、仕事内容から言って、会社役員の得る報酬などは、現場作業の人間の報酬の1.5倍程度でいい。社長でも2倍くらいまでを限度とすべきだろう。もちろん、創業者社長ならば、お手盛りでいくらでも自分の報酬を吊り上げてもいいが、社長は年収何億、社員は年収200万~100万という会社に喜んで入る社員はいないのではないか。
「決断」するだけで年収10億円、そして失敗の責任は取らなくていい、というのなら私でもいつでもソニーやパナソニックなど傾いた会社の社長になる。従業員を大量解雇し、不採算部門を切り捨てればいいだけだから、簡単な仕事である。しかし、「他人の血を流す」仕事であるから、寝覚めは悪いことだろう。


(以下引用)



*友愛的日本人 2014/7/15

◎「十死零生」「統率の外道」を敢えて採用し、若者をして
 人間爆弾として費消した大西瀧治郎海軍中将。
 敗戦の翌日、割腹自害す。が、
 万死に値する責任者は、他にも大勢いたはずである。
 「必ず上聞に達するようにする」とした結果 、
 大元帥はいかなる意思表示をしたのだろう?
 「胸が痛む」「反省のよすが」「よくやった」か?
 海軍の参謀だった源田実黒田亀人ら、
 人間爆弾の作戦発案者
はいかなる責任をとったのか?

  国体護持の敗戦条件にこだわりさえしなければ、
 沖縄戦の悲劇も、広島・長崎の原爆も、ソ連参戦も、シベリア抑留もなく、
 神風特攻隊の悲劇も拡大せずに済んだものを・・・


 自身の保身のため臣民民草・たみくさを見殺しにした

 そもそも、なぜ、戦争を始めたのか?

 せめて、自分の目で見て回った東京大空襲の、あの惨害の直後に、
 なぜ決断できなかったのか?

  「朕が志ならむや」とする戦争に引きずり出され、無残に死んでいった兵士や庶民。

 その犠牲の上に「9条」があり、平和が生まれた。 が、
 大日本帝国の唯一の主権者にして帝国陸海軍皇軍を統帥する大元帥、
 国家神道における
現人神あらひとかみ)」
は、
 敗戦・マッカーサー元帥との会見を通して、「人間宣言」し、
 東京裁判で被告席に座ることはなかった。
 その戦争責任は東條英機らA級戦犯らに丸投げしてしまった。

 真珠湾攻撃にも深く関わった源田実は、敗戦後は国会議員となり
 永らく「防衛族」として君臨、米国からも勲章を受けたという。
 そして、あの東京大空襲始め日本焦土化作戦を立案・指揮・実行した米空軍
 カーチス・ルメイ将軍に対する「勲一等旭日大綬章」授与にも関わったという。

  そして、今、「靖国」で日本を滅亡させた戦争犯罪人を「神」と伏し拝む
 悪魔崇拝者のような為政者らが、再び「戦争」へと突っ走り、
 若者と庶民を地獄の戦場に送り込もうとしている。
 あの時と同じように・・・。

  「英霊に唾している」のはいったい誰か?

   歴史を直視し、胸に手を当ててよく考えれば、わかるだろうに・・・。

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企業内に「無敵の人」を作ってはならない

私の好きな言葉の一つが、「恐怖すべきは恐怖そのものである」というものだが、言ったのが誰だったかは覚えていない。チャーチルだったと思うが、それも誰かの引用かもしれない。名言とはそういうものだ。
で、「恐怖すべきは恐怖そのものである」とは、何かを怖がっていると何もかも怪しく見える、ということ、そして、その恐怖によって自分の行動が規制されることが一番の問題である、ということだ。会社や組織の「無言の圧力」に下っ端の人間が抵抗できないのも、枯れ尾花を幽霊と思い込んでいる、というところが大きい。実際には、下っ端の人間でも、会社を死に追いやる力を持っている場合もある。ただ、その場合、自分自身も生活の拠り所を失うから、滅多にそういう極端な振る舞いをしないだけである。だが、あまりに下っ端を追い詰めると、「一寸の虫にも五分の魂」で、どんな行動に出るか分からない。上の人間は、あまり傲慢になってはいけない、ということだ。
今のように、庶民の貧困化が進み、社会全体がブラック企業化しつつある状況では、「無敵の人」を会社や組織は大量に抱え込むことになる。目のある経営者は、そうならないように社員の扱いを人間らしいものにしていくはずである。(下のコメントの中にもあるが、社員に利益を還元していては企業は儲からない、というような企業には存在価値は無い。)





(以下引用)







 

1 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:52:19 ID:HcZ1TQoz8
いきなり毎日定時帰りになったという。なおいつまで続くかは不明。

 
(i)
 



         
2 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:52:40 ID:zYGcwKKmz

よかったじゃん


3 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:52:51 ID:cnsoXN3GA

おはニート


4 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:53:14 ID:YPeg6HabP

それで潰れないならかなりの資金を隠してる疑いが…


5 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:53:41 ID:HcZ1TQoz8
絶賛犯人探しで盛り上がり中wwwこえーwww

6 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:54:20 ID:ZgPO56wpL

通報したの誰ってバレるの?


7 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:55:34 ID:Cz4RjNJQ0

通報されることしといて犯人探しとか…


8 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:55:49 ID:HcZ1TQoz8
正直、労基仕事すると思わなかったから会社の愚痴みたいな感じでメールで通報したから、通報内容見られると昇天する

9 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:57:02 ID:6wWZIQjc1

会社メールから通報したの?


17 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:59:33 ID:HcZ1TQoz8
>>9いや会社からはメールしてないよ

皆思ったより労基は働いてるぞ!負けるな労働者

10 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:57:04 ID:HcZ1TQoz8
毎日サビ残させといて犯人探しとか、お前が犯人だっての

11 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:57:57 ID:P7RaYgylk

>>1震えてる?


12 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:58:13 ID:tuI9qXHuy

そして労基の人が犯人ばらしておまえを解雇


15 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:59:10 ID:YPeg6HabP

>>12
守秘義務くらいあるでしょうよ


13 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:58:29 ID:GLYwXmXEs

あれって必ずバレるよね


14 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:58:59 ID:6wWZIQjc1

不当解雇で訴訟


16 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)11:59:22 ID:U8JM8WvYr

税務署は呼ばないの?


19 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:00:47 ID:HcZ1TQoz8
正直元々辞めるつもりだったから覚悟は決めて通報したよ。これで解雇になっても喜んで辞めるよ

20 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:02:11 ID:YPeg6HabP

でもサビ残させてるトコってそうでもしなきゃ会社が回らないから
労基が仕事したら仕事がなくなる可能性もあるのよね


36 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:25:33 ID:XWJoPp0Ql

>>20
しかしそれで回らないとか言ってる時点でそれはもう経営失敗しとるんやで


21 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:03:49 ID:sp0OAOQd7

社畜って大変なんだねえ


22 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:04:32 ID:P7RaYgylk

本当にねぇ…


23 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:04:45 ID:qdlgTF4sO

ボランティアじゃないんだから金欲しいお


25 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:05:52 ID:y67skrQ9n

>>1
そういう人生の終わらせ方嫌いじゃないぜ


26 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:07:25 ID:HcZ1TQoz8
マジ妻子持ちの上司くらいせめて20時には帰してやれよとか業務さんを22時までサビ残させるなよとか毎日考えてたら我慢の限界が来たんや...

27 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:08:45 ID:zoIeDbkY8

残業なし週休2日の俺が言うのもなんだがよくやった


28 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:11:38 ID:1yYocbjFw

労基さんの指摘で残業代導入後は残業しないと「なんで帰る」って
圧力があった職場が「なんで残業するんだ」っていう職場になった

クソワロタ


31 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:15:29 ID:HcZ1TQoz8
>>28俺も今そんな感じだよ。労基やっぱ強いね

29 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:12:57 ID:HcZ1TQoz8
本部に回収される前にタイムカード、就業規則のコピーPCのログインの記録とか全て手元に保存しといたから解雇になったら道ずれにしてやるわ。他の上司、同期、後輩には悪いが

30 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:15:07 ID:TGwNfVEpI

うちの会社はやむを得ない以外の残業はやりすぎると無能の証明になるみたい


32 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:18:49 ID:v06ueS9z4

ガチで動いた労基はマジで強い。


33 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:19:59 ID:qdlgTF4sO

労基に目をつけられたってだけでも今後の抑止力にもなるんかな


34 名無しさん@おーぷん :2014/07/12(土)12:23:49 ID:HcZ1TQoz8
やっぱいつも22時過ぎに帰ってた上司とかが昨日子供と一緒にお風呂入ったとか報告聞くと少し嬉しくなる。

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クール・ユートピア

「健康寿命」、つまり自立して生きることができる寿命、というのはいい概念かもしれない。後で引用する予定だが、「in deep」に自死(自殺)することについての興味深い記事があったが、自立して生きることが不可能になったら自殺したい、という人は多いはずである。私はその一人であり、そのことは何度も書いてきた。しかし、自殺は後処理が面倒だから、できれば政府による「殺処分施設」を作ってもらいたい、ということも何度も書いてきた。
日本全体が放射能による緩慢なスローターハウス(屠殺場)みたいなものだから、慌てて自殺する必要もないのだが、放射能で不治の病になって要介護の状態でゆっくりと死んでいくのもいやだ。べつに死にたいわけではなく、まともな状態で生きられなくなるのがいやなのである。
もちろん、要介護の状態であっても立派な生を送れるという人はそれでいいのだが、私は、自分が他人に迷惑をかけていると思いながら生きるのは耐え難い。まあ、安倍や石破や橋下や石原が世間にかけている迷惑に比べたら、老人や病人のかける迷惑の度合いなどたかが知れていると言えるだろうが、これは身近な人間だけが蒙る迷惑だから、いっそう負担が大きいはずだ。周囲の人間にとっては、ある意味、理不尽な迷惑である。
政府による「殺処分施設」は、これからの日本にとって絶対に必要なものになる、と皮肉でも何でもなく私は思っている。それは非人道的どころか、この上ない善政であり、下々に対するお慈悲ですらある。生きる意欲を失った人、生きる能力を失った人は、政府がお慈悲で殺してくれるのである。年間3万人とか4万人とかいう自殺者(実数はその10倍以上とも言う)がいる以上は、需要は歴然とあるわけだ。そして、痴呆状態で生かされている超高齢老人の頭脳が明晰になる一瞬があれば、その大半は自死を選ぶのではないだろうか。
施設の名前は「クールジャパン」にちなんで「クール・ユートピア」でどうか。安楽死のことを「ユータナジー」と言うのだから。「クール」は「かっこいい」の意味と、「冷たい死体」の二つを懸けている。



(以下引用)

「健康寿命」延ばすことを重視…厚労白書原案

読売新聞 7月14日(月)17時22分配信


 2014年版の厚生労働白書の原案が明らかになった。

 14年を「健康・予防元年」と位置づけ、医療費抑制の観点から、介護などを受けずに自立して生活できる期間である「健康寿命」を延ばすことの重要性を強調した。白書は8月上旬に閣議で報告された後、厚労省が公表する。

 原案では、厚生労働行政が、平均寿命を延ばすことから「健康寿命」を延ばすことに変化してきたことを紹介。一方、現状では、「健康寿命」という言葉の認知度は3割程度と低く、健康に何らかの不安を抱く人も約6割いると指摘。日常の健康づくりや、特定健診(メタボ健診)の受診率を上げ、健康寿命を延ばすことで、「結果的に、医療・介護費用の増加を少しでも減らすことができれば、国民の負担軽減、社会保障の持続可能性も高まる」とし、対策の重要性を強調した。


最終更新:7月14日(月)17時22分





(引用2)「in deep」より抜粋。



単に放っておいても高齢化で滅びる日本という国

これは上の『自死という生き方』の内容とは関係のないことですが、私の周辺もそうですが、今では多くの人々が、自分が直接介護などに関わったり、あるいは周囲で介護やそれに準じた状態というのを様々に見たり聞いたりしているのではないかと思います。

というより、最近では、この「高齢化社会」というのは、単なる日本の社会問題であるということを越えて、どういったらいいのか、宿痾とでもいうのか、要するに、このままだと、この「高齢化社会の進行で日本自体が滅びるのでは?」とさえ真面目に思うことがよくあります。

経済的な破綻とか、戦争がどうのこうのとか、あるいは天地がひっくり返るような自然災害とか、そんなことがどちらに転ぼうと、単に「放っておけば、そのうち日本は自滅する」というのが明らかであるというようにしか見えないのです。

しかも、それは私の生きているかもしれない間の、ほんの 10年先とか 20年先に起こりうることだと思っています。

いやいや。

そんな小難しい話をしなくとも、たとえば、今、介護をされている方は、

「将来の私もこの人(自分が介護しているお相手)のようになりたい」と思うかどうか

というような話でもいいですし、そうは考えなくともいいのですけれど、2年くらい前の記事で、日本だけではないですが、現在の「普通の」価値観として、


長生きすることは無条件に素晴らしい。(場合によっては健康であろうがなかろうが)


という概念があるというようなことを記したことがありました。

そして、それは社会的に絶対的な思考であり、つまり、


その「長生きすることは素晴らしい」ということに対しての、いかなる反対意見の存在も許されない


という社会であることの事実。

「介護に疲れた人」でも、それを言ってはいけない。

そして、あちこちで現に起きている「共倒れ」(老老介護でどちらも立ちゆかなくなる)。そのうち、子供なども関係してきて、そちらも参加することで三重の共倒れ(仕事をやめたりしての介護で収入の問題が出て来る)なども起きる。

それでも、

「長生きしてくれているから・・・それだけで・・・」

と他人の前では呟かなくてはならない。

今の日本の高齢者がいる家庭で、「高齢者の病気の問題や、介護とは無縁」の家は、むしろ少ないのではないでしょうか。

うちの母方の祖母は、もうかなり昔の話ですが、10年間寝たきりでしたが、うちの母の妹さんが長く介護していました。しかし、介護を続けるうちに、もともと上品で穏やかだった母の妹さん、つまり私の叔母さんの顔の様相が年々やつれ果てていくのを見るのはつらいものでした。

最後の何年間かは、介護を受けているお婆さんご本人は、すでに自分の娘の顔というか、その存在自体を忘れているのです。

下の世話から何から何まで介護する娘さん(私からすれば叔母さん)に対して、

「あなたはどなたですか?」

と言うのです。

こんなような同じ例は今現在おびただしくこの世に存在しているはずです。

そして、今のままだと、こういう事例はどんどん増えていくしかないはずです(減る道理がないので)。
中途半端な健康知識や健康番組などのせいで、体の寿命だけは伸びていく。


私は最近は特に漠然と、「これはもう本当にダメなのではないだろうか」と感じることがあります。そして、これから老境に入ってく私たちのような五十代くらいの人間というのは、「本気で生き方の考え方を変えるべき世代なのではないか」というようには思うようになっていました。

いずれにしても、今の社会が漫然と進行していけば、あと・・・それこそ 30年もすれば、日本は何も機能していない実質的な廃墟となっている可能性さえ感じます。




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強いリーダーか迷惑なリーダーか

「NEWSWEEK日本版」のコラム「TOKYO EYE」から転載。
古い記事だが、コラムとしては賞味期限切れの内容ではない。実際、日本の組織の特徴は、トップ不在でも機能する、という点であるのは昔から変わらないのである。と言うより、これはどのような国でも本当は同じだろう。そうでなければ組織維持は不可能なはずである。
トップは、決断し、決断の責任を取るものであり、実務は現場の人間がするのである。つまり、トップは「仕事」などしないものだ。したがって、通常の状態ではトップは不在でいいのである。トップが決断を迫られることが多い組織は、組織として未熟だ、とも言える。
むしろ問題は、トップがやたらと恣意的な(つまり組織全体の意思や希望を無視した)「決断」を連発する時である。
そういうトップは悪目立ちし、いかにもバイタリティに溢れ、行動的な人間に見える。つまり、いかにもリーダーらしい人物に見える。しかし、その活動(決断)が、組織にとって本当に有益かどうかを検証すれば、それがむしろ有害であった、ということも多いのである。
言うまでもなく、下の記事で「リーダーらしい存在」とされている中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三、石原慎太郎らほど日本に多大な損害を与えた連中はいない。
そして、最大の問題は、彼らの中で、日本に与えた損害の「責任」を取った者は一人もいないということだ。「強いリーダー」はしばしば「迷惑なリーダー」である。




(以下引用)

トップ不在でも機能する日本型組織の不思議

2014年01月14日(火)15時02分

今週のコラムニスト:レジス・アルノー
〔12月31日号掲載〕


 何年か前、日本の超一流企業の広報担当者に新任の社長についてどう思うか聞いたことがある。彼の返事はこうだ。


「あの人はもともと技術屋として東京本社に採用されたが、仕事ぶりはパッとしなかった。それでも順当に昇進して管理職になった。部下を使いこなす能力も大してなかったが、そのうちアメリカ支社のトップに据えられた。アメリカはわが社にとって国内に次ぐ重要市場だ。ここで彼の無能ぶりが露呈した。売り上げは落ちるわ、ブランドイメージは悪くなるわ。それで本社に戻して『みこし』の上に乗せたというわけだ。社長にしておけば、会社に一番害がないからね」
 
 この話が冗談だったのか本気だったのか、今でも謎だ。礼儀正しい日本人が上司をここまで無遠慮にけなすとは、この人は少々頭がおかしいのかもと思った。


 だが長年日本にいるうちに事情がのみ込めてきた。日本型の組織ではトップはたいがい「お飾り」にすぎない。従って、組織内にまったく使えない人間がいたら、トップの役職に祭り上げておくのが最も無難だ。品質管理を任せたら、ずさんな仕事ぶりで顧客が迷惑するだろうし、広報をやらせたら企業イメージを台無しにしかねない。その点、社長なら人畜無害というわけだ。仕事はカメラの前でにっこり笑うだけ。会社の年次報告書の冒頭に掲載する写真のモデルになるだけでいい。


 プジョーやエアバスなどフランスの企業の経営者にインタビューすると、当面の目標や、それを達成するためのプランや戦略を語ってくれる。ところが日本の経営者は月並みなお題目を並べるだけ。「市場は進化しています」「わが社は改革に取り組んでおります」「伝統を守りつつ技術革新を目指します」などなど。


 インタビュー記事にするには、あまりに退屈な内容だ。しかも広報担当者が社長の言ったことをいちいちチェックするから、記者はやっていられない。手間ばかりかかってウイスキーの入っていない水割りのような記事しかできない。


■関心事はオリンピックのみ


 日本型組織は手続きを重視するので、ビジョンを持ったトップがいなくても機能できる。日本全体もそうだ。首相が1、2年で交代するのが当たり前になっているが、これではまともな指導者は育たない。中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三など少数の例外を除き、リーダーらしいリーダーを輩出していない。歴代の首相はたいがい調整役にすぎず、壮大なビジョンなど持ち合わせない。


 それでもすべてがうまく回る。電車は時刻表どおりに運行され、税金は納められ、泥棒は逮捕される。同様に、大半の会社が滞りなく企業活動を行っている。


 そうなると1つ疑問が湧いてくる。日本で最も大きい都市である東京都には知事が必要なのか。


 普通に考えたら必要だ。何といっても東京は世界最大級の都市。船長不在の巨大タンカーは座礁を避けられない。


 とはいえ、今まで船長がいただろうか。石原慎太郎は(その立場を支持するかどうかは別として)本物の政治家だった。オリンピック招致も法制化の動きが進むカジノ構想も石原の発案だ。


 それでも、長年都庁を取材してきたある記者によると、石原は都知事時代の最後の数年間は週2日しか登庁しなかったらしい。彼の後任である猪瀬直樹は、徳洲会グループからの現金受領を都議会で追及され、先週辞任を表明した。先の記者の話では、猪瀬は徹底した秘密主義だった。オリンピックしか関心がなく、他の問題は幹部職員に丸投げ。友人がいたとしても、誰かは分からない。外国人ビジネスマンは都知事と話をしたくてもルートが見つからないと嘆いていた。


 疑惑発覚後は、釈明に明け暮れていた。辞任を待たずとも、既に都知事ポストは空白同然だったのだ。


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ガザとユダヤ

「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
記事中の引用されたツィートや写真がコピーできないが、そのまま転載しておく。詳しくは元記事をご覧いただきたい。痛切なツィートや写真ばかりである。
サウロはガザで回心してユダヤ教徒からキリスト教徒パウロになり、ローマ教会の礎を作った。実はユダヤ教によるキリスト教乗っ取りだ、というのが私の説だ。今、ユダヤはガザで大量殺人を行っている。旧約聖書の時代と変わらない「異人種や異邦人は人間にあらず」というユダヤ思考のままである。




(以下引用)


パレスチナからのガザへの虐殺に「参加」するに等しい日本

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パレスチナのガザと、イスラエルと、日本の関係。ガザの人と日本人とのつながり。



































●47NEWS(よんななニュース)
イスラエルへの武器輸出可能 新原則案で政府見解
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014031401001910.html
2014/03/14 12:17

 政府は14日、武器輸出三原則を全面的に見直す新たな原則案で、中東紛争へ関与する可能性が指摘されるイスラエルへの武器や関連技術の輸出は可能となるとの見解を示した。自民党本部で開かれた安全保障関連部会の合同会議で政府担当者が「イスラエルは(禁輸対象国に)入らないだろう」と述べた。

 新原則案では「紛争当事国」へ輸出を禁じている。政府担当者は紛争当事国の定義について「武力攻撃が発生し、国際の平和や安全を維持、回復するため、国連安全保障理事会が取っている措置の対象国」と説明。「湾岸戦争時のイラクなどを念頭にしている」とも指摘した。
2014/03/14 12:17   【共同通信】


(転載ここまで)

どうみても、日本はイスラエルによるガザへの虐殺に加担することに熱心ということですね。第三者としての平和的調停をめざすのは日本のあり方のはずですが。

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パンが無ければケーキを食えば?

「ネットゲリラ」から抜粋転載。
「かつ江とひも爺」のコンビというのはいい案ではないか。実際、年収200万円以下が普通になりそうな今の日本ではかつ江とひも爺が溢れているような気がする。そのうち「欠食児童」などという言葉も復活するだろう。
コメントの中では、「37kgの理想女子」に笑ってしまった。


(以下引用)

 

かつ江(渇え)さん、圧力で公開中止に

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秀吉は、あちこちでこの「対籠城戦」というのをやっているんだが、それまでの戦さというのは農民が片手間にやっていたので、古い体質の大名は、この籠城戦を得意としていたわけです。関東の北条氏が典型。籠城して我慢してれば、やがて百姓たちは農作業に戻ってしまう。ところが秀吉軍は百姓のパートタイマーではなく専業だったので、籠城戦になると、相手が餓死するまで取り囲んで逃がさない。それで、鳥取城の攻防では四ヶ月に渡る兵糧攻めで、「鳥取の渇(かつ)え殺し」とまで呼ばれる惨事に至った。
その籠城戦マスコットキャラクター「かつ江(渇え)さん」が鳥取市ウェブサイトで発表された。
マスコットらしからぬ、おどろおどろしい画風がネット上で話題になっている。
2013年12月~2014年2月、市は鳥取城跡マスコットキャラクターを公募し、かつ江さんは応募作品の1つで次点止まりだった。
普通であればお蔵入りとなるところ、別のマスコットとして起用されるのは珍しい。
まぁ、鳥取らしくていいんじゃない? もっとも、あまりに全国区で有名になってしまったので、慌てて公開中止にしたようだがw で、コレですw



意外に絵が上手ですw 雰囲気出てますw 





鳥取市のマスコットキャラが怖い 秀吉から兵糧攻めで飢え死にさせられた「かつ江(渇え)さん」、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。
 
日本も油断していると、かつえ殺しにされちゃうぞ、という、自戒の意味を込めた、良いキャラクターです。
 
まぁ、今でも国民は、特に底辺層は、自民党政権で飢え殺しにされかかっているんだが、そういうデモとかのキャラにも良いのではないか?


鳥取城跡のキャラ公開中止 かつ江さん、「飢餓連想」と批判受け
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まぁ、ゆるキャラってぇのも、ただボーッと立ってウロウロしているだけで、マトモに動ける、しゃべれるのが、個人で勝手にやってるフナッシーしかない世界なので、かつ江さんには活躍を期待したいところなんで、既にネットではオリジナルのかつ江キャラが色々と出て来たようで、いいんじゃないですかねw

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かつ江さんの着ぐるみ希望w



37kg の理想女子


 

今日の朝日の夕刊の一面にもあったよ、かつ江さんのブラジル版
http://www.asahi.com/articles/DA3S11237265.html
世界的なトレンドになるぞ
次は東京五輪版だw


 

今は悪性インフレ・増税ラッシュであべ・財務省に国民が兵糧攻めくらってます(爆)


 

かつ江さんの奥で、バカボンパパが金数えてたらおもろいww


かつ江さんが国会前のデモで、錦の御旗になったりしてww



>既にネットではオリジナルのかつ江キャラ


着ぐるみ着なくても、そのまま見た目がかつ江さんの人は大チャンスww
ふなっしーでさえ、着ぐるみきないといけないのにww



地方営業するならかつえさんピンでもいいですが、やはりパートナー兼マネジャーとして共産党系弁護士風の男性キャラ「代々木くん・千駄ヶ谷くん」も必要でしょう。ハローワークとかNHKの歳末たすけあいや、福祉課の係員は苦虫をかみつぶしたような顔をするでしょうが、何とか市民センターのイベントに呼んであげたらいい。


我が八王子市のゆるキャラとしては、でっぷり太っていて学位授与式で使う角帽をかぶった教祖風の「イケダくん」というのが街の衰退ぶりを良く表していてよろしいかと。だれか商工会議所に売り込んでください。


 

八王子のゆるキャラやったんかw


 

>"ひもじい"という感覚や概念さえも飽食の時代の日本人がもはや忘れかけている今日
>これは非常に示唆に富んだ社会的問いかけではないだろうか


かつ江さんとひも爺でコンビにしたらどう?
さらに示唆に富みそうww



女子の理想スタイルは「152cm、37kg」 男性の「現実無視」に女性たちが怒る

J-CASTニュース 7月9日(水)18時42分配信

 ティーン向け女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)最新号に載っている男性から見た女性の理想的なスタイルが、インターネット上で話題を呼んでいる。

 理想の身長と体重について「152cm、37kg」と書かれていたことから「厳しすぎる!」と女性たちの怒りを買ったようなのだ。

■「無理でしょ。男子わかってないでしょ」

 2014年7月1日発売のSeventeen8月号には「これがオレらの理想女子、夏。」という特集ページがあり、高校生を中心とした11人の男性が理想の女子像についてさまざまな角度からコメントしていた。

 その中にスタイルに関する項目があり、各々が理想とする体型のイメージを具体的に語る中、ある男子学生は「152cm、37kg」がいいと主張していた。

 これにショックを受けた女子高生が「厳しすぎるwwwwww 37キロとかさwww 生きていけないwww」と誌面を撮影した画像とともにツイートしたところ、インターネット上にも驚きが広がった。

 あくまで一人の男子学生の口から出た数字に過ぎないのだが、152cm、37kgという数字が一人歩きし、女性たちからは

  「男子理想高すぎ」
  「無理でしょ。男子わかってないでしょ」
  「絶対体内の臓器抜けてるだろ」
  「中学入る時とっくにクリアしてた」

などと怒り交じりの意見が相次ぎ投稿されることとなった。

 同時に栄養失調や無月経など体を心配する声もあったほか、「これほどガリガリなのは…」と戸惑う男性も少なくなかった。

 この場合、体重と身長の関係から算出する「BMI数値」は16.0で、「やせぎみ」(20未満)に分類される。とはいえ、該当する女性がみな病的にやせているのかというと必ずしもそうではなく、ネット上でも「華奢かもしれないけど、いるもんね」「私と対して変わらない」「私なんて161/43で元気に暮らしてたわ」という声もちらほらある。


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酔生夢人
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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