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御用ジャーナリスト

「Localand」というブログから転載。
2011年1月の記事で、田原総一郎の講演はその前年の10月だというから、「3.11」の前である。つまり、田原は当時、原発ムラのスポークスマンをせっせとやっていた、ということである。まあ、そんなのは多くの人が知っているのかもしれないし、もともと田原など大嫌いで、信頼に値しないジャーナリストだと思っている、私のような人間も多いとは思うが、田原は確か「東京原発」という反原発映画(と思われる)のプロデュースか監修か何かをもしていた記憶があるので、原発に関してだけは反原発かと私は思い込んでいた。(今確認すると、田原はこの映画の製作にはまったく関わっていないようだ。どうして私がそんな思い込みをしていたのか分からないが、この映画の宣伝の一部に、彼のこの映画への好意的な評が載っていた、というだけかもしれない。原発擁護の講演をする一方で、反原発映画(?)の宣伝にも一役買う。マスコミ人とはもともとそういうものだろう。)
まあ、いずれにしても、ずっとテレビに出ているジャーナリストはすべて御用ジャーナリストであり、けっして信じてはいけない、ということである。
なお、この田原が山本太郎に向かって、「あんた、(フクシマ問題について)勉強しろ!」と偉そうなことを言ったという「阿**」記事を追記しておく。読むと腹が立つかと思うので、読まないほうが精神衛生にはいいかもしれない。



(以下引用)

2011年1月24日

田原総一郎の講演料

去年の話になりますが、10月19日に弘前市で行われた「原子燃料サイクル意見交換会」に関して、安藤晴美県議が情報開示請求し、その結果、わかったことです。
企画は、資源エネルギー庁と青森県の共催で、(株)RABサービスに委託されて行われており、委託料は129万6750円。その内訳は、ジャーナリストの田原総一郎氏の講演料が110万円。交通費8万円。司会料3万円。管理手数料(食費含む)2万5千円。
安藤晴美県議は、この会に参加したそうで、安藤晴美のブログに、感想を掲載しています。















以下安藤晴美さんのブログより掲載

***************************

 原子燃料サイクル意見交換会が弘前で開催され出席してきました。

 経済産業省資源エネルギー庁と青森県の共催です。

 最初に原子燃料サイクルについての説明がなされ、その後、ジャーナリストの田原総一朗氏が講演を行いました(写真)。

 てっきり今日の表題「原子燃料サイクル」について、ご本人の考え方を述べるのかと思いきや、前半の30分は、原発の必要性と日本の原発の技術がいかに優れているか、また中東やベトナムに輸出できず、韓国に先を越されたのは、日本の商売が下手で、仲間づくりが下手だから・・・・などと。

 その後の30分は、もっぱら最近開かれた国会での予算委員会の話や中国との尖閣諸島をめぐる問題、反日デモにまつわる中国人の反政府感情などの話で、核燃料サイクルの問題を講義してもらうために、税金をたんまりかけて呼んだはずの講師なのにがっかりしました。

 「再処理施設のガラス固化技術が行き詰まっている問題をどう思うか」の質問に「困っているのは原燃であり、あなた、何かそれで困ることあるの」と問題をはぐらかす有様でした。

 最後に、発言した方が安全性の問題を指摘したところ、「あなたのような方が頑張らないと・・」とかいいながら、誠実に答えようともせず、そそくさと部屋を出ていきました。

***************************

写真を見ると「ジャーナリスト 田原総一郎」とあるけど、こんなのジャーナリストでも何でもないでしょ。最低!!
山本太郎に田原総一朗「あんた勉強しろ」(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/654.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2011 年 10 月 21 日 06:36:34: tZW9Ar4r/Y2EU

脱原発を訴える俳優山本太郎(36)が20日、ニコニコ生放送の番組「田原総一朗 談論爆発!」に出演し、政治評論家の田原総一朗氏(77)と原発問題について大激論した。山本は放射能汚染にさらされている福島在住の人たちが、住民票を福島に残した上でコミュニティーが一時避難する「サテライト疎開」の必要性を主張したが、田原氏から「あなたのようなよそ者が、引っ越せなんて言うのは無責任」と厳しく反論されたり、「あんた、勉強しろ!!」と叱責(しっせき)されたりもした。


 山本はそれでも、臆することなく持論を展開した。11月14日に福島市内で行われる東日本女子駅伝開催の中止も訴えており、田原氏にも思いを語った。放射線数値の測定要員と測定値を分析できる研究者を求めており、田原氏に「マラソンを中止に追い込むのは大変ですか?」と尋ねると「放射線量は発表できるの? 僕がBS朝日でやってる番組で放送するよ」と約束された。


 出演後、山本は「(放射能汚染の)危険が高まってきていることに焦りを感じる。この国が“長生きラッキー”という部類に入ると考えると気が重くなるけど、生きていることに感謝して生きていきたい」と話した。


 [2011年10月20日21時56分]


http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20111020-852642.html  



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輸入牛肉の発ガンリスク

「ギャラリー酔いどれ」から転載。
メモとして保存。


(以下引用)



◆http://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_160451/
Business Journal / 2015年9月20日
危険な合成ホルモン剤残留牛肉、日本は大量輸入で野放し 
 発がんリスク、世界中で禁止



今、世界的に合成ホルモン剤が残留している牛肉に対する輸入禁止措置が広がっている

EC(欧州共同体)は1989年からホルモン剤の残留している牛肉の輸入を禁止し、
米国政府といわゆる「ホルモン戦争」を継続している。

ロシアは昨年、合成ホルモン剤が残留しているオーストラリア産牛肉の輸入を禁止した。

また、中国政府は香港経由の合成ホルモン剤残留米国産牛肉の輸入を禁止し、
それによって米国産牛肉の国際価格低下を招いていると報道されている。

牛肉を宗教上の理由で輸入禁止しているインドを加えると、
合成ホルモン剤残留牛肉が国内に流通していない国の人口合計は32億7942万人に上り、
世界人口の45%にも及んでいる

 
こうした状況のなかで、先進国で最大の残留ホルモン剤汚染牛肉の輸入国が、
日本になっている


昨年の日豪FTA合意で合成ホルモン剤汚染オーストラリア産牛肉の輸入量も増加している。

さらに、TPP交渉では、牛肉関税の一層の引き下げも報道され、
日本国民は否応なしに、合成ホルモン剤汚染牛肉の消費を押し付けられているのである


輸入牛肉の残留ホルモン剤問題は深刻である。

2009年10月24日に開催された第47回日本癌治療学会学術集会で北海道大学の半田康医師は、
「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性癌発生増加の関連」を発表した。

この研究目的は以下の通りである。

「わが国において乳癌、前立腺癌を含むホルモン依存性癌は急速に増加しているが、
これに並行するように牛肉消費量も増加している

国内消費量の25%を占める米国産牛肉では、肉牛の飼育時に
成長促進目的にエストラジオールを含むホルモン剤の投与が行われる


米国の牛肉消費量は先進諸国で最多で増加傾向にあるが、
癌発生数は乳癌、前立腺癌が極めて高い。

このため、牛肉に含まれるエストロゲン濃度を検討した」

半田氏は「わが国とアメリカの牛肉消費傾向から、エストロゲン高濃度の牛肉摂取と
ホルモン依存性癌発生増加の関連性が考えられる」と結論付けている。


食品安全委員会のリスク評価作業が頓挫

では、日本の食品安全委員会は、合成ホルモン剤の安全性とリスク評価を
どのように検討しているのであろうか。

実は、食品安全委員会は07年1月に厚生労働省から合成ホルモン剤(酢酸メレンゲステロール)
のリスク評価依頼を受け、それから3年11カ月経った10年12月になって、
やっと食品安全委員会動物用医薬品専門調査会(第129回会合)でリスク評価作業を開始した。

ところが、11年2月の同調査会(第130回会合)で引き続いて2回目のリスク評価作業を行っていたが、
結論を出さないまま終了し、それから4年7カ月が経過した現在に至るまで作業を再開することなく、
頓挫したままの状態になっているのである。

一体何が起こったのであろうか。

それを読み解く鍵が、同調査会(第130回会合)議事録に記載されていた。

それを見てみよう。

議論は終盤になっていた。そこで、座長が次のように提案した。

「国際評価機関としてはADI(一日許容摂取量)を設定していますが、
EUは依然としてADIを設定しないというところに現在いるということです。
それを踏まえた上で食品安全委員会としてはメレンゲステロールに対して
ADI設定をするかどうか、そこをご議論いただかなければいけないということです」

この座長の提案を受けて、出席専門委員から次のような発言が出た。

「EUがADIを設定できないということの根拠の中に、ホルモンの恒常性を調節する
複雑なゲノム及び非ゲノム機構への新しい知見など、あるいはこのRED MEATを食べたヒトと、
前立腺がんあるいは乳がんとの関連を示す疫学データや文献が出ていると書いてあるのですが、
現段階で私達がこれを評価する上で、
こういう情報を得て評価しないといけないのではないかと思うのです」
 
要するに、EUが合成ホルモン剤残留牛肉の輸入を認めない根拠情報を入手して評価すべき
という提案であった。

座長も「EUで問題になっているようなDNAのメチル化など、
非ゲノムの情報は一切本調査会では調査していないので、その辺を見てから、
議論をしたほうがよろしいのではないですか」を提案に応じたのである。

結局、同調査会は、次回にEUが合成ホルモン剤の使用も残留も認めない科学的根拠の情報を入手し、
評価することを決めて、
その後4年7カ月も合成ホルモン剤の審議をしないまま頓挫しているのである。


求められる合理的な説明

食品安全委員会は、資料が揃わないことを再開できない理由として説明しているが、
まったく説得力がない。

同委員会の議事録はオープンであり、最大の関心を寄せている米国政府も
在日米国大使館も当然チェックしている。

BSE問題では、オーストラリア大使館員も食品安全委員会を傍聴していたぐらいであるから、
米国大使館が監視していたとしてもおかしくはない。

いうまでもなく、食品安全委員会で合成ホルモン剤の危険性が認められれば、
米国からの牛肉輸入は全面禁止になり、米国の畜産業界に大打撃となる


米国政府は、食品安全問題でも日米2国間協議を行っており、
TPPでも食品安全問題が議論になっている。

それだけに、食品安全委員会が
EUの合成ホルモン剤禁止の科学的根拠情報入手と評価作業を行うことを決めたことを、
米国政府が、憂慮したことは想像に難くない。

食品安全委員会は、米国政府からの要請はないと説明しているが、
水面下での話し合いはなかったのか。

そうでなければ、なぜ4年7カ月も審議が再開されないのか、
合理的な説明が求められているといえよう。

(文=小倉正行/ライター)



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嫌いなものは思い切りけなしたい

言うまでもなく、「進撃の巨人」の話だ。
私なんか、アニメの第一回を見ただけで分かったけどね。だって、町の名前が「シガンシナ(シナの此岸)」だから、明白に日本ではないか。って、かなり前に書いたな。
しかし、主人公の男の子の名前がエレンというのは、なぜなのだろう。これは普通女の子の名前だろう。まあ、西洋人も、男女兼用の名前はある。(たとえば、「若草物語」の主人公である次女の名はジョーである。)しかし、男の名でエレンというのは初めて聞いた。その一方で、「ミカサ」はどう見ても日本の名だろう。しかも、「戦艦三笠」(戦艦か巡洋艦か、私には違いは分からない。)って、艦コレかよ。エレンとかミカサとか、異次元世界的というよりは、混乱したネーミングにしか見えない。原作の漫画は絵も下手で、(逆に、そこに妙な迫力がある、と褒める人もいる。)どうも読むに耐えなかった。それがこれほどヒットするのだから、一般大衆の好みというのは不可解だ。もっとも、電通的マーケティングの勝利なのかもしれない。
というより、私に見る目が無いだけかもしれない、と一応は一歩引いておく。
好きなものについて語れば、同好の人が嬉しがってくれるが、嫌いなものについて語ると、それが好きな人は私を嫌いになるはずだから。こういう話題は現実生活では、知人相手にはしない。誰も読まなくなっても構わない、というつもりで書いているブログだから、好き勝手に書けるのである。
しかし、好きなものについて語るより、嫌いなものについて語るほうが熱が入るというのは、私の性格が歪んでいるからだろうか。
なお、私は「ワンピース」も、絵が大嫌いである。あの主人公の顔はドクロにしか見えない。気味の悪い顔である。顔の下半分が口www上半分はギョロ目(大半が白目で、瞳孔は小さな黒点)。
なお、自分の好きなものをけなされると気分が悪い、というのは、「それを好きな自分の趣味や批評眼、知能」をけなされた気になるからで、つまり、自分自身がけなされたと感じて、自己愛が傷つくからである。
私自身、自分が好きなものをけなされると気分が悪いし、そういう相手とはつきあいたくない。ところが、嫌いなものを思う存分けなしたい、という欲求も強いから、困ったものである。
世間には他人の悪口を絶対に言わない、という人がいるが、私にはそういう人間が腹黒く思える。まあ、これは偏見だが、正直だからこそ、思ったままに他人の悪口を言うのであり、他人の悪口を言わない人間というのは、極度に「政治的な」人間だけではないか、と思う。ここで「政治的人間」というのは、公的場面であれ私的場面であれ「自分の思惑通りに他人を動かすことを企図する人間」のことである。女房が自分の思い通りに旦那を操縦するのも「家庭内政治」である。これは、そういう「政治的体質」が生まれつきある人(たとえば漫画・アニメ「working!!」の主人公の妹の小学生小鳥遊なずな)もいれば、環境に揉まれて政治的になる人もたくさんいる。逆に言えば、正直な人間とは幼稚というか、幼児的な人間なのである。これは実年齢とはほとんど無関係だ。
ところで、今の安倍政権は「言葉が完全に無意味化した答弁」を繰り返して安保法案を成立させたのだが、この点について、何か有効な対抗策が無いかどうか、知恵のある人々に、ぜひ考えてもらいたい、と思う。まあ、無理に政治の話題で締めくくるのではないが、「正直さ」の連想で、「嘘」という言葉が思い浮かび、さらに「安倍政権の戦争法案答弁」に連想が至ったのだ。


(以下引用)


73: 名無しさん 2015/09/20(日) 14:11:55.674 ID:JynewI6t0.net

オチが猿の惑星と同じっていうの見たんだがどういう意味?


75: 名無しさん 2015/09/20(日) 14:15:14.851 ID:1s8I7m5q0.net

>>73
別にオチでもなんでもない
そもそも日本での出来事だって示唆されてたから
単純に超大型巨人倒して、おれたちはこれで自由だ!みたいな感じになって壁の上から壁の向こう側見たら東京湾と東京湾タワーが見えましたってだけ


77: 名無しさん 2015/09/20(日) 14:23:58.273 ID:a/ErLwS/0.net

えっ?日本での出来事?まじかよwww

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これって人権無視の労働契約ではないか?

このことを小田嶋師が言うまで異常にも感じなかった私自身の感受性の鈍さに改めて驚いている。つまり、私自身、「ビジネス脳」になっている部分がある、ということで、日本の司法が人権よりもビジネス優先の立場に立っていることを問題視するとともに、我々一般人の頭脳が正常かどうか、つまり「ビジネス思考」に洗脳されていないかどうか、考えるべきかもしれない。
さすがに小田嶋隆師である。
もちろん、企業宣伝に使うタレントのスキャンダルは企業イメージを悪化させるから、スキャンダルが無いように、と企業がタレントに要求するのは当然だろうが、異性との交際がスキャンダルかどうかは企業側が勝手に決めたことであり、それを司法が支持していいのか、という話である。女性タレントに純潔を求めるというのは、芸者に純潔を求めるようなものだ。(昔の政治家が芸者を奥さんにすることが多かったのは、芸者は当時の芸能タレントだったからである。つまり、多くの庶民男性の憧れの的だったわけだ。芸者置屋が今の芸能プロ。枕営業も当然、昔からの伝統。)


(以下引用)


小田嶋隆 @tako_ashi 9月19日

「異性との交際禁止」を含む労働契約が違法じゃなかったことに驚いている。→ 交際発覚アイドルに賠償命令 「発覚でイメージ悪化」:朝日新聞デジタル




(追記)今、「ネットゲリラ」を見たら、管理人の野次馬さんがとっくにこの件を書いていた。さすがである。


法律に違反した契約は無効

| コメント(29)

アイドルがセックスしたら事務所から賠償金65万円の支払い判決、というんだが、地裁なので、高裁に行けばひっくり返るよねw つうか、請求額509万円なので、訴えた方が赤字ですw 地裁は、こういう判決をよく出す。判断を放棄して、訴えた方も弁護士代で赤字、訴えられた方も赤字、儲かるのは弁護士と裁判官だけという、法曹業界人が食うための裁判になってるw こういう民事裁判では、ゼロ判決はめったに出ない。賠償金を1/10まで値切ったんだから、実質的にアイドル側の勝ち、というのがプロの見方なんだが、世間ではそういう考え方は通用しないw 法律屋はズレてますw

「交際禁止」違反、元アイドルに賠償命じる判決
異性との交際を禁止した規約に違反したとして、東京都内の芸能事務所などが、所属するアイドルグループの元メンバーの少女(17)と親に計約509万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(児島章朋裁判官)は18日、少女のみに約65万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、少女は事務所側と契約した際、「男友達と2人で遊ぶこと、写真を撮ることは一切禁止」などとする規約を伝えられていた。しかし、デビュー数か月後に男性との交際が発覚し、事務所はグループを解散させた。

本来、「恋愛禁止」という契約そのものが憲法上、認められるか否か、という判断をしなきゃいけないんだが、地裁の底辺裁判官がそんなムズカシイ仕事をしたら、上から睨まれるw 文句あるんだったら、上告してね、でオシマイ。高裁で覆っても、何のお咎めもないw 裁判官は責任取りませんw








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行動か、批判か

「世に倦む日々」ツィッターから転載。
「世に倦む日々」氏はデモに否定的だが、選挙が不正選挙であるとすれば、独裁ファッショ政治をひっくり返すのにデモ以外にどんな方法がありうるか。テロしかないだろう。同じカタカナ2字でもデモとテロでは大違いだ。イスイス団でも日本に招待して、独裁政権と戦ってもらうのか。
狂句を一つ。

デモ暮らし、デモクラシー守れずデモ暗し


まあ、自分の足で、自分の貴重な時間を使ってデモに行っただけでも、その人たちは立派である。
こういう勝海舟の名言がある。「行蔵は我にあり。褒貶は他人のこと」
こういう歌もある。デモが珍しくもなかった時代の歌だ。

デモはデモでもあの娘のデモは、でも、でも、でもと言うばかり。
有難~や、有難や~♪
有難~や、有難や~♪


あまり「でも、でも、でも」と否定的な言辞を言ってばかりでは先には進めない。もっとも、方向が違ったところにまっしぐらに進むという突進型の人間が世間に多いのは確かである。大企業トップとか官僚とかね。


(以下引用)


「デモが日常のものになった」とか、「デモクラシーのレベルが上がった」とか、「日本の民主主義の未来は明るい」とか、ハイテンションの自画自賛を喚いている方が倒錯した感情論の爆発と逃避だな。宗教社会学で言うオルギー(狂躁)の酩酊状態。政治的敗北という現実への理性的認識の欠如。
今、一般の市民は政治に関心は高いよ。昔より政治が日常を覆っている。若い人間も、とても政治への関心が高い。ただ、その中身が、きわめて右翼的な認識と思考だというのが特徴で、正確な知識を持っていないことが特徴だ。若い人間は政治への関心が低いというステロタイプな見方は正しくない。
「今まで政治に無関心だった者が声を上げて路上に出た」などという話は、SEALDsとべったりの左系マスコミが語っているフィクションだ。3年前の反原発運動も同じフレーズだった。もう忘れたのか。デモ参加者は反原発のときの方が多いんだよ。http://t.co/pNd27Suqfr
デモが日常のものになったとか、デモクラシーのレベルが上がったとか、日本の民主主義の未来は明るいとか、奇妙な楽観言説を吐いて、現実から目を逸らしているのは、SEALDsとべったりくっついて一蓮托生の運動してきた左系マスコミと左翼政党と学者・論者たちですよね。そんなんで本当にいいの?
デモが日常のものになったとか、だからデモクラシーのレベルが上がったとか、よく言うよなと思う。外から客観的に見れば、単に日本で反政府デモが増えたというだけの意味だ。これまで政府の政策に国民の不満が相対的に低かった日本で、不満が高まって直接抗議行動が頻繁になったというだけの話だ。
朝日も、毎日も、東京も、この歴史的な安保法案の政治戦で決定的な敗北を喫したはずなのに、何か勝利したような論調で記事を書いている。「デモが盛り上がって日本の民主主義の未来は明るい」みたいな。勘違いも甚だしいのではないか。民主主義が根こそぎ崩壊して消失した現実が目の前にあるのに。
恐ろしい戦争法案が通ってしまったのに、阻止することができなかったのに、その痛恨の政治的敗北から目を逸らして、「デモが日常のものになった」とか「日本の民主主義の未来は明るい」とか、そういう肯定的な評価で運動の結果を意義づけるのは、スリカエというかゴマカシじゃないだろうか。自己欺瞞。
「デモ参加者の垣根を低くした」という言説は、3年前の反原連が宣伝文句として開発して、巧くマスコミに売り出した手法で、今回、同じ手法をSEALDsがそのまま応用した。言っておくが、政治のデモというのは、垣根が高かろうが低かろうが、個人は意を決して参加するんだよ。垣根なんて関係ない。

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俺たちに恋は無い

今朝の半覚醒時のもうろうとした頭で思いついたのが、「恋愛恐怖症(女性恐怖症)の超絶イケメンの小説家(20代の男性)の話」で、その男が書く小説の題名だけ考えたのだが、それをメモしておく。以後、この題名は私に著作権があるので(笑)、無断使用を禁ずる。

「恋って何? 美味いのそれ」
「恋と言われて行けるか!」
「恋は河豚より怖い」
「俺たちに恋は無い」

その主人公は女性恐怖症だのに、なぜか女性を引き寄せるフェロモンがあり(これは昔、吾妻ひでおの漫画にあったな。)、押し寄せる女性群を掻き分け掻き分け、逃げまくる、という話で(これはピーター・オトゥール主演映画の「何かいいことないか仔猫ちゃん」に少し似ている。)、もちろん最後は素晴らしい女性に出会って恋をして、ハッピーエンドか、もしくは逆に今度は彼がふられて終わる、というコメディである。
もちろん、この主人公はホモでも何でもない。軽いコミュ症だが、男性の友人は何人かおり、親友もいる。ただ、女性恐怖症、もしくは、あまり根拠の無い女性嫌悪症なのである。独裁者的な母親と、暴君的な姉数人の下で育った末っ子とでもするか。
今の時代の男の子は女性恐怖症や女性嫌悪症が多いようだから、案外、時代相に合った話になるのではないか。前に書いた、「何かいいことないか仔猫ちゃん」(主題歌はトム・ジョーンズの「What's new pussycat」)のような感じの映画が日本でも作れたらいいなあ、と思うので、その場合はこのアイデアは無断使用しても可。というより、先に書いた著作権云々は冗談で、私は著作権というもの自体に反対の立場だ。

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「『ホルムズ海峡』の謎」を解く

「指輪世界の第二日記」というブログから転載。
記事の存在は「カマヤンのツィッター」で知った。
15%どころか、95%この通りではないか。
ホルムズ海峡(笑)。



(以下引用)


2015-09-16 ホルムズ海峡、光対闇のディレクター、怒り狂うプログラマー このエントリーを含むブックマーク Add StarraurublockreponstonedloveLPit-X


夢やぶれたディレクター


「ああ、それでいうと安倍首相は夢やぶれたディレクターっぽいなと思うんですよね。すみません、この米焼酎をストレートで」



「僕もそれ。2つ。あとお冷やも2つ。お願いします……なにそれ、ディレクター?」



「安倍首相のことを独裁者やらファシストやら言う方々もいるんですが、そういったのはどうもピンと来なかったんですよ。それが先日、参議院で国会議員が、アーミテージ報告のままではないかというツッコミをしてて、そうかこれはわかるかもなと」



第3次アーミテージ・ナイレポート



「というと」



「このフリップの12項目、たしかに安倍内閣はこの12項目をひとつひとつ通してきた。この中でとっかかりになるのが、ホルムズ海峡です。存立危機事態の例として、安倍内閣は何度もホルムズ海峡の機雷掃海を仮定に出して説明してきた。これは妙に話が古い。2015年現在や近い将来にホルムズ海峡が機雷封鎖されるというのは、うまく想定できなくて話がかみ合いづらい。イラン大使も「(核開発の嫌疑が晴れて友好関係を築こうとしているイランを念頭に置いているのであれば)根拠のないことだ」と釘を差したりしてます。これは何かわざわざ話を回り道でもしているのかと思っていたんですが、それより簡単な話で、アーミテージ報告にホルムズ海峡って書いてあったからなわけです」



「ほお?」



「あのホルムズ海峡、ホルムズ海峡ってのは、よくある景色で、あれはディレクターがスポンサーから渡されたペラ2枚の資料の上のキーワードを繰り返してる景色だったんですよ」



「?」



「もうすっかり妄想モードに入ってるんで話0.15掛けで聞いてほしいんですが、安倍首相は2013年に渡米したとき、言い換えるとスポンサーとの打ち合わせに行った時に、2つの企画について交渉してきた。1つは、彼による日本国憲法の改憲案。これは彼のオリジナル企画で、彼と彼のゆかいな仲間たちが長年抱えて暖めてきたものです。もう1つは、スポンサーが出してきた12項目20ページの実装要件資料。打ち合わせの日、スポンサーは資料を机の上にぽんと置いて、これをやれやと言った。それに対して安倍ディレクターは一歩も怯まず、懐から自分の資料を取り出してこう言った。『この僕の考えた最高の日本国憲法改憲案をやらせてほしい。これをやっていいなら、その12項目をやりましょう』」



「ほほう」



「それでスポンサーは『ふむ。やれるならやっていいよ。12項目をやると約束するならね』と言い、ディレクターは『確かに約束します。では、やらせてもらいます』と応えて、打ち合わせは終わりました」



「終わったのか」



「ディレクターの主観的には、これで巧みな交渉に成功した、見事な成果を得たという自己評価でいた。そしてディレクターは自社に戻ってきて、ほくほくでこの自分のオリジナル企画、『僕の考えた最高の日本国憲法改憲案』にとりかかった。資料を書き加えて太らせ、関係部所に根回しして回りました……ところが、案外現場と国民の支持が少なく、法制と国会政治をくつがえす見込みは消えていき、企画は実装できず、やがて流れてしまいました」



「ええー。なんてことだ」



「これにはディレクターの認識に齟齬があったのだと思われます。著作の売れ行きやフェイスブックかなにかで国民の支持を見ていたときに、『政党政治の頭数に表れない非常に多数の改憲支持の潜在層が存在する』と評価したのではないでしょうか。その層が国民として下側をおさえ、自分がスポンサーに話をつけてきて上側をおさえれば、中間の法制と国会政治をはさみこんでオセロのように覆して勝てる、という算段だったのではないかと思う。願わくばディレクターのゆかいな仲間たちの中に、Twitterでもらったふぁぼ数をもとにコミックマーケットに本を出して、売れ残った在庫を抱える失敗をしたことのある人がいればよかったのですが」



「なにじゃあこれフェイスブック案件だったの。重大な国家の岐路で最高指導部に必要だったのは庶民同人感覚だったの。あ、どうも。おっと、そうか、この紙で注文すればいいんだな。ふむ、よし、乾杯! おつかれー」



「おつかれさまです! V8!」



「V8! えーと……サーモン4、さんま2……ほたて2、この塩セットってのもいくか」



「シャコも」



「シャコ2? オーケー。で、それで」



「それでそうして残念ながらオリジナル企画は流れてしまったのですが、では彼の仕事は終わりかいうと、もう1つのほうの企画、スポンサーに約束した実装要件は残っているわけです」



「アーミテージ報告のほうね」



「そうです、アメリカから渡された12項目のうち、順々に実装してきて残るは安保法案の部分、この実装要件が残っている。ここを約束した通り実装しなければならない。ところがですね、このディレクターとゆかいな仲間たちは、この安保法案の部分を、『オリジナル企画が通って俺憲法改憲案で改憲できたとき、それにぶら下がって実装できるもの』として考えていたんですよ。これがまずかった」



「まずいの?」



「まずい。なぜなら、たしかに俺憲法改憲案が通れば、安保法案はその大きな構想の中の小さな一部分として実装していけたかもしれない。だが俺憲法が流れたいま、安保法案は解釈改憲を使って実装しなければならなくなった。ここで、このディレクターとゆかいな仲間たちは、解釈改憲を使う想定での実装準備をぜんぜんしてこなかったんですよ。スポンサーから12項目20ページの資料を受け取ってから2年間、夢みたいな俺改憲オリジナル企画資料を楽しく太らせるほうに時間を使っていて、それがポシャったときの予備手段、解釈改憲による堅実な実装を想定して資料を太らせるということはまるでしてこなかった」



「ほほう。あ、すみません、これお願いします。はい」



「そうするとですね、いざその企画の打ち合わせになって、現場の作業部局から『この企画案は解釈改憲で実装すると聞いているが、シチュエーションとしては具体的にどんな想定をしたものなのだ』といった質問が投げつけられた時に、すごく情報量の少ないことしか言えないわけですよ。『えっとそれは……そのですね』とか言ってね、スポンサーに渡された資料20ページ中の2ページを何度もめくって見なおして、『えーとホルムズ海峡に機雷が敷設されたと仮定した時にですね』なんてね、そこに書いてあるキーワードを繰り返すしかできない」



「あー、そこでホルムズ海峡が出てくるの」



「はい。3年前にスポンサーが企画資料を書いたときにはホルムズ海峡は眼前の課題だった。だからスポンサーの企画資料、アーミテージ報告には、ホルムズ海峡、機雷、掃海というキーワードが書いてある。当時要求された実装要件です。しかし3年たってイランの核疑惑も解かれ、資料の側が古くなっている。古いまま、やせたままで、現場の作業部局からの突き上げをさばくには情報量が足りない」



「本当はもっと情報量があるはずなのか」



「そうです。本当はスポンサーから実装要件資料を受け取って持ち帰ってきたら、ディレクターとそのゆかいな仲間たちはその資料を太らせていかないといけないんですよ。政治的修飾のレトリックをかぶせて重ねて、法制のつじつまをあちらにこちらにぬいつけてつくろって、自社の理念の建前とつながるように太らせておかないといけない。そして現場の作業部局からの質問攻めを耐えられるように、アップトゥデートな適用例と想定問答集を用意しておかなきゃならない。なぜならスポンサーの資料にはむきだしのシンプルな実装内容が書いてあるだけで、なぜ下請け会社がそれを実装するのかの政治的修飾は書いてないわけですからね。下請け会社の社員たちが『なるほどこれはわが社の理念、わが社の利害として一応理屈がつながっている企画だ。そういうことならまあやろうじゃないか、汗を流そう、徹夜もしよう、三者面談の予定を遅らせよう、肝臓の半分くらいも壊そうじゃないか』と思うためには、スポンサーの実装要件の字面がそのまま並べられるだけではだめだ」



「下請け会社ってのは、日本のことか」



「です。戦後いままで70年、下請け会社のディレクター仕事をやって、そのディレクターを引き継いできたチームが、自民党だということになるのでしょうね。スポンサーの要件資料に政治的修飾のレトリックをかぶせて防御的に資料を太らせ、法的つじつまを幾重にも構築しつつ、現場の各作業部局の利害と感情量を見計らって作業負担の配分をする。このマネジメントは労力のいる仕事であって、その部分はスポンサーたちのチームはやりたくない。スポンサーのチームは有能ではあるが下請け会社の内部事情にそこまで詳しくはないし、人的リソースをけっこう食うから、そこに投入するくらいなら委託して、自社の人材は他の案件に回すわけです。逆にいえば委託されるディレクターチームは、そのコストを取引材料のカードにすることができる。『スポンサーさん、いったん持って帰って検討しましたが、現場を納得させるにはこういうふうにまるめなおしての実装をさせてください』といってスポンサーと押し引きして、実装要件を修正させることができる。これが彼らの誇りでもある。大人の仕事だと。敗北で打ち倒された、その打ち倒されてつながれた憲法9条を逆手にとって、軍事力を充実させながら、『軍事リスクを負うのはスポンサーさん、あなたがやってくださいよ、それはあなたとわが国で作ってしまったこの憲法があるんで充実させるところまでしかできないんです、ぎりぎり解釈改憲でがんばりましてここまでですねえ、あなたもわが国も立憲民主制なんでねえ、憲法もある、民衆の声もある、いやー残念ですねえ』ともたれかかるつくり。下側から勝者にからみつき、敗者の下請けでありながら経済的勝者の立場に復興した。この見事な仕事がわからないか、わからんやつらにはわからせないでおけ、それでよい。わかってもらうためにこの仕事をしているのではない。われわれこそが理解せぬ人々に理解されぬままに仕えているのだ。われわれは仕え、釈明しない。サーバントなのだ」



「詩的だな」



「かもですね。いままで、お話に出てくるような自派への利益誘導ばかりしているおじさん政治家像たちというものなのかと思っていたのですが、そればかりということではなくて、その中にこういうものがあるんですね。理解されぬままに労苦を捧げ、仕える、欺瞞の中でこそ果たしうる種類の忠誠。影の中で仕える者──シャドウ・サーバント」



「しかしそれならそれでいいじゃないか。理解されぬままがんがん働いてもらおうじゃない」



「ところが今回このディレクターはですね、こういう欺瞞は嫌いな系の人柄なんですよ。こういう欺瞞と矛盾、倒れながら寝技で勝者にからみついていっての経済的勝利なんて、美しくないと感じている。欺瞞の中で仕事をしているような人々は美しくない。矛盾を解消し、立ち上がる、これが美しい国だ。そうすることで国民自身がこの国を理解できるし、ディレクターとしても理解してもらうことができる。彼は理解してほしい系の人柄なのでしょう。輝く日の光を浴びて表舞台に堂々と立ち、国家の指針を指し示す人物。それこそが立派な政治家だ」



「若々しい」



「でしょう。そこだから、自民党の元幹事長元総裁が安倍首相に苦言を呈しているという面がありそうに思うんですよね。光の中に輝こうとする光の政治家の流派と、闇の中で仕えようとする闇の政治家の流派。闇の政治家たちが力の源にしていた闇の呪文のページを、光の政治家が取り除こうとしている」



「光と闇のバトルだな」



「そうそう。そしてこの光のディレクターなんですが、自分のオリジナル企画が流れてしまったことでがっくりと落ち込んでしまいましてね。もうすっかりすねてしまっているんです。あーもう俺の考えた最高のオリジナル企画がと。なんだよこの連中、俺がせっかく奮戦して、オリジナル企画でお前たちをお前たち自身から救ってやろうとしてきたのにと。オリジナル企画を進めたかったのにそれはポシャってしまって消えて、それを進めるための取引材料だったはずのスポンサーの企画のほうだけが残ってしまった。自分に周囲が聞いてくるのはスポンサーの企画の話ばかり。打ち合わせが次々開かれて、そのたびにここが仕様不足だ、仕様のここに大きな穴があるのは明白なのに、なぜ今日まで埋められていないのだ、してあるべき仕様策定業務がされていない、と糾弾される。なんだよそれは俺の企画じゃねえよ知るかよ、スポンサーから言われたからやるんだよ、と、言いたいけれど言えないから胸の内にずっとためこんでいる。ごっそりモチベーションが落ちていて、それを周囲に隠す努力もしたくない。打ち合わせを欠席して他所のプレゼンに出るなんてのはそんな気配がある。本当の自分の夢は失われてしまって、なぜか他人の企画を守るために糾弾を受けなくてはならない、そういう夢やぶれたディレクターです」



「んーああ? わからないでもない気もするが、ああ、ありがとうございます。これ同じ米焼酎をください、ストレートで」



「僕も同じで、お願いします」



「いただきますか」



「いただきます。主観的にはすごくストレスフルで不条理な立場でしょうね。もう早く終われ、この企画1つ通したら下りるから、あとは知らんよ、この呪われた企画は次からのディレクターが背負え、いい気味だ、といったところでしょう。もうこの企画自体に愛は無くて、むしろ嫌悪感を抱いているから、それを守り育てるために自分から新たに企画の仕様を太らせるコミットメントなんかもしたくない。具体的な仕様を付け加えたらその箇所は自分の責任ということになりますからね。『私は総理大臣なんですから』という発言なんかはそのあたりでしょう。字面の強そうな言葉で、具体的な仕様のコミットメントをしないで打ち合わせを押し通りたいと思っている」



「なんでそんなことになったの」



「なぜ……と経緯と問えば、スポンサー側の都合としては、黒人大統領が当選したことですかねえ? 黒人男性が大統領が当選したことで、アメリカの中でいままで手広く世界に介入してきたツケを、いまあるていど手仕舞いしよう、というタイミングができた。『ごめんあれこれやりすぎてたかもしれない。予算も使いすぎていたし、手を引いていくわ』と言うにしても、白人男性がトップだったなら、それが理屈だとしても、よくもまあほざいてくれるじゃん感が出る。黒人男性が看板はっている間なら、『お、おうまあ大変だったな。気をつけろよ』になる。そこでアメリカはこの破産管財人のもと、各所であるていど手をたたみ始めたんですが、介入の旨みをおぼえてしまったおじさんたちもいて、その人たちはアメリカ内の予算が減ってもまだ中東あたりで火遊びがしたい。そうした遊びたいおじさんたちが、下請けのあの会社、座布団の下に一揃い隠してるだろ、ちょっと揺すってみろや、出せるもん出せるだろ、というのがひとつ。もうひとつはフィリピンから米軍戦力を減らすうえで、南沙諸島の資源争いでの対中圧力の穴埋めがほしい、これがもうひとつ。このふたつといったところかと思います」



「うーん」



「それでもうひとり、この物語の中に登場人物が出てくるんですが、聞きたいですか」



「まだキャラ増えるの。誰それ」



「それはプログラマーです」



「何それ」



「先日、防衛省の内部資料いくつか共産党が『独自に入手』して、その存在を防衛大臣が知らなかった、いや知っていたなんて問答があったでしょう」



「あーあったかな」



「あれはですね、怒り狂ったプログラマー、現場の作業部局の中のひとりのしわざなんです。どういうことかというと、こういうふうにディレクターとゆかいな仲間たちがぜんぜん資料を太らせないでいる場合、現場の作業部局は手待ちをさせられる。待っても待っても資料が太らず、仕様書が降りてこない。だが、スケジュールはずいずい迫ってくる。実際に実装作業をすることになるのは作業部局のプログラマーたちであって、そのとき実装できませんでしたとは言いたくないから、そういうとき作業部局はどう動くかというと、たいていは実装仕様書を書き始めるんですよ。本来はディレクターとゆかいな仲間たちが書くはずのものなんですが、もう職分をおかして書こうと。そうしてあるていど手を動かし始めよう、だって待ってたってあいつら書かないじゃんと。この場合、作業部局というのは防衛省です。そこで実装仕様書を書き始めちゃっていて、来年1月のKeenEdge16演習は新ガイドラインに沿ってやるかも、とか、2月からの南スーダンPKOは新法制に基づく運用をするかも、とかいった見込みスケジュールも並べてみてしまっていて、現場レベルでのスケジュールの握りもとりはじめてしまっている」



「ディレクターの仕事が遅いから、プログラマーがディレクターより先行して資料を書いて動き始めちゃうわけね」



「そうそう。そこでさ、そのプログラマーたちの中でひとり、怒り狂ったプログラマーがいるんですよ。資料を直接書いているか、あるいは書いた資料を回覧した中に、静かに胸の中で怒り狂っているプログラマーがね」



「何それ」



「今回のこの企画はさ、非常にきなくさい企画なわけですよ。現場で運用作業をするプログラマーがすごいでかいバグを発生させるにおいがぷんぷんするわけ。兵站線を警護してたら奇襲されて、相手を撃ち殺してその勢力と戦闘状態に入ってしまった、とか、その中で民間人を射殺してしまった、とか、そのとき国連だか他国だかの指揮下にあったとかなかったとかいって、そのプログラマーがひどいトラブルにわが国を巻き込んだではないか、住所と個人情報と家族さらし、嫌がらせのネットサービス大量登録、作業部局へのアンチまとめ記事もふだんの何百倍乱立する。そのとき、この仕様を書いたのは誰だ、という話が出るはずで、調べてみると基本的な軍事法典とROEの噛み合わせも準備できていないことが判明する。それでこの現場の作業規定の資料、この作戦任務書の資料、この国際なんとか活動の実施方針資料、と資料から資料へさかのぼっていって、さかのぼった資料の行き止まりの原点、それはプログラマーたちが先走って書いたこの資料だ、ということになる。ディレクターの職分をおかしてプログラマーが先行して書いていった資料だ、こいつらが自分で進み始めたんじゃん。ディレクターたちが抽象的な議論をしていたときに、先に進み始めたのはプログラマーたちでした、それがいま大きなバグにぶつかった、じゃあ自己責任ですよね、文官の責任でも政党の責任でも国民の責任でもないですよね、となる。責任のボールを受け取る親が誰もいないからプログラマーたちはボールを抱えさせられたままぼっこぼこにされる」



「それはひどいね。そんなんなったらおこだわ」



「だからげきおこですよ。ディレクターが資料を太らせないくせに、バグって大炎上したとき、そのケツはわれわれプログラマー自身が持たされる、そんなのあるかよと。『いいじゃんどうせ実装するんだろうし仕様を書こうぜ進もうぜ』という楽観的なプログラマーたちの中で、その未来の大炎上を確信して怒り狂ったひとりのプログラマーが、内部資料のパワポファイルをひそかに野党に横流しするわけですよ。『先を考えないプログラマーたちがこんなん書き進めててまじおこだわ、いま炎上しろ、ディレクターとゆかいな仲間たちが炎上しろ』とね」



「正義の怒りだ!」



「Scales of Justice, Conductor of the Choir of Death ですわ。もちろん、資料を表に出された作業部局もげきおこで、この怒れるプログラマーを捜索中。まあ大変です」



「大変です、ねえ。好き勝手ほうだい言っておいて」



「ああ、それはまったくあるんですけれどね。言うじゃないですか、ねじまわしを持つ者にはすべてがねじに見える」



「ねじ?」



「下請け開発会社仕事をちょっとかじった人間には、すべてが下請け開発仕事のラインに見えるんですよ。それも、ラインのごく一部の限られた視界のね。首相はディレクターに見えるし、自衛官はプログラマーに見えてくる。だからこうやってべらべらしゃべって言った理屈も、たぶん15%言い得ていられればいいところ、この安倍首相と安保法案まわりに100の事情があるとして、そのうちの15をとらえているかもなあ、といったところです」



「15%ねえ。自信がないんだかあるんだか」



「かなりあるんじゃないですか? 15%ですよ15%」



「さあね。そんなところ?」



「そんなところですね。おかわりいきます?」



「もらうか。すみませーん。それで君は国会前に行ったりしていたわけだ」



「まあ一応、2度ほど。金曜夜のやつは、学生なり、手ぶらの都民たちってかんじでしたけれど、30日の日曜のやつはリュックサックに帽子、のぼりばたで、地方のおじさんおばさんが来てる、アニメ的にいうと『小僧ども、よく頑張ったな』て言うやつ感あったですね」



「えー、この米焼酎をストレートで、2つ。お願いします」



「あ、お冷やをひとつ。はーい」



「なるほどね。ふむ。じゃ話変わるけどマッドマックスの話でいいかな」



「いいですよ、やっと見ましたか!」



「最高だね。素晴らしい」



「だから言ったでしょう。まったくもう」



「あれさ、ストーリーのない、頭からっぽにして見る映画だ、なんてコメント見ていったけれど、どうしてどうして、ストーリーみっちりみっしりあったね」



「ほほう?」



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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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