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ドイツの例に見る「後方支援」の実態

misaさんのブログ(ブログ名は不明)から転載。



(以下引用)


憲法解釈を変えて「後方支援」する事になったドイツがアフガンで見た惨劇

photo:05

ドイツ連邦軍 トウステン・ガートナー氏(50)
「我々の基地は、一年間に31本のロケット弾を受けた。私も基地内にいたが生き残った。」

任務は戦闘には直接かかわらない「後方支援」だった。

photo:06

アフガンに派兵されたヨハネス・クレア氏(29)
「銃弾が首の真横をかすめた。その時はただあと数日生き延びる事が出来ればいいと思った。」

そう語るクレアさんの主な任務は、2010~11年のアフガニスタンでの活動で、弾薬輸送や地雷撤去などの「後方支援」のはずだった。

photo:07


安全と聞かされていた任務だったが、20回も銃撃戦に巻き込まれたと言う。

戦後ドイツは、憲法で侵略戦争を禁じ専守防衛に徹してきた。湾岸戦争でも多国籍軍には参加せず、約1兆円の経済支援をするにとどめた。

しかし、その姿勢がアメリカなどから「小切手外交」との批判を浴び、当時のコール政権が憲法の解釈を変更し、海外派兵に道を開いたのだった。

裁判所も条件付きでこれを認めた。

そして2001年、アメリカがアフガニスタンで対テロ戦争を始めると、ドイツは「国際治安支援部隊(ISAF)」に参加した。

任務は、米軍などへの後方支援、現地の治安維持、学校建設・医療支援などの直接戦闘とは関わりのないものだった。

photo:08


コンスタンティンさん(22)は、高校卒業後友人の誘いで入隊し、2010年からアフガンに派兵された。

任務は、基地内での車両の整備。

その作業の最中、突然侵入してきた男の銃弾を浴び命を落とした。

「政府は最初、復興支援や井戸の建設、子どもの学校の送り迎えをするんだと言っていた。危険は少ないと。

海外派兵が何の役に立ったのか、未だによく分からない。息子が犠牲になってヒーローにされても家族にとっては何の意味もない。」

ドイツは、昨年アフガンでの活動を終えたが、自殺者を含め死者は55人。多くは若者たちだった。

だがそればかりでなく、帰還した兵士の心にも大きな傷跡を残した。

photo:09

アフガンに派兵されたクリスチャン・パパイエスキー氏(36)
「記憶力がひどく衰えた。そしてとても攻撃的になり、何度か暴力的な行為に及んだ事もあった。

恋人を殴った。一瞬でかっとなり見境なく殴り続けた。」

目の前で仲間が殺された事が原因で、帰国後戦場の様子が突然よみがえってくるようになったという。

「政府は安全だと言っていたが、そうではなかった。そこは戦場だった。」

彼は帰国後、PTSD(心的外傷ストレス障害)と診断されて入院、4年たった今も通院する毎日だと言う。

ドイツでは、このように帰還した兵士がPTSDを発症するケースが多発し、社会問題になっている。

その数は、年間200~300人だという。

日本がドイツと同じ道を進むのであれば、帰還兵の受け入れ態勢は必ず整えておくべきだと精神科医は語った。

安倍総理
photo:10

「後方支援をどのように実施するかについては、必ず戦闘に巻き込まれるわけではない。

物資を安全な場所で、相手方に渡す。これが今や私は常識ではないかと。」

後方支援の最中、何度も銃撃戦に巻き込まれたクレア氏は言う。

photo:11


「政府がいったい何の為にやるのか。そして犠牲を払う準備が出来ているのか。

自分たちの息子や娘の遺体を出迎える用意が出来ているのか。

何より大切なのは、犠牲についてオープンにちゃんと議論することだ。」

★★★まとめ終わり★★★

ドイツに学ぶことは多いです。

「後方支援」は戦闘には関わらないので安全、という政府の言葉を鵜呑みには出来ないのです。


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東大ムラ

猪狩何とかという弁護士のブログから転載。
司法試験漏洩なら、何よりもまず東大を疑うべきではないか、と私は思うのだが。
そうでないと東大法学部の、あの司法試験合格率の高さは理解できない。もともと学生の頭がいいから、というのは世間に定着した「東大イメージ」による神話か錯覚だろう。
おそらく、司法試験を作る委員が、一部は大学で漏らし、一部は個人指導(家庭教師)で「特別な学生」に漏らしていたのではないか。まあ、これは特に何の証拠も根拠もない推測を無責任に言っているだけである。無名弱小いい加減ブログにそれ以上を求めてはいけない。
要するに、司法試験を作る人間が教壇に立つこと自体が間違っているのである。教壇で、つい情報を漏らすこともあるだろうし、意図的にヒントを与えることもあるだろう。人間だもの。(笑)なお、東大の入学試験も同様ではないか、と私は疑っている。もちろん、その恩恵に与れるのは一部の「東大ムラ」の家庭の子弟だろう。まあ、一種の「推薦合格」みたいなものだ。なお、私大ではこれは普通の話らしく、有力者の子弟や学校関係者のための枠が一定数あるとか。
いや、安倍総理が東大に入れなかったのは、東大入試には不正が無いことを証明している、という人がいるかもしれないが、さすがに小学生レベルの学力では東大に入れるのは無理、と断わられたのではないか。www
まあ、東大というのも「上級国民」の要素の大きな一つだろうし、東大卒の家から東大合格者が再生産され、東大閥が生まれ、お互いに便益を図りあうという、麗しき「上級国民」社会ができるのではないか。放射能ムラも、大蔵省(今は何省だっけ)ムラもみな同じ東大ムラだろう。


(以下引用)

明治大学法科大学院の教授が司法試験の問題を漏洩 この不祥事は法科大学院制度を終わらせる

 司法試験の合格発表を9月8日に控え、NHKで非常に衝撃的なことが報じられました。

司法試験の問題内容 教え子に漏らした疑い」(NHK2015年9月7日)
「明治大学法科大学院の60代の男性教授は、ことし5月に行われた司法試験で試験問題の作成などを担当する「考査委員」を務めていましたが、試験前、教え子の20代の女性に試験問題の内容を漏らした疑い」

 これが何故、露見することになったのか、その20代の女性だけで止まらなかったからでしょうか。
 あるいは、あまりに完璧な模範答案があったために試験問題の漏洩が疑われ、内偵が行われた結果でしょうか。

 以前より司法試験の問題は、その分野の一流の学者を中心に作成されることから、その学者の興味がある分野、大学での講義などの情報を収集し、そこから「予想問題」を考えるなどということが司法試験予備校を中心に行われていました。
 その分野が出題されると、その年のいついつの答案練習問題として出題したなどというあたかもあたかも完璧に的中させたかのように宣伝されるのですが、これはある意味では網羅的に出題されるので、的中という次元のものではありません。

 しかし、以前より慶応大学法科大学院での答案練習があたかも「漏洩」であるかのように疑われたこともありましたが、それはさておいたとしても今回の漏洩は法科大学院制度にとっても極めて決定的な不祥事です。
 法学部の学生と教員以上に法科大学院では、学生と教員との間は密なものが想定されています。少人数教育ということが前提になっているからです。
 法科大学院生は、司法試験に合格できなければ社会的には全く評価されません。
 また法科大学院にとっても生き残りのためには司法試験合格率を上げることが大前提となっています。文科省から補助金を削減されるからです。
 司法試験の合否は、教員にとっても学生にとっても利害関係があまりにも大きすぎるのです。
 今回の案件が、教員とその学生の個人的な関係であったとしても他に漏洩しなかったという保障はありません。この20代の女性から他にも漏洩されたとなれば、もはや試験の公正性は保たれません。
 一部でも漏洩された以上、合格発表そのものができるのか(例えば延期もあり得ます)、不正が発覚した受験生は後から合格が取り消されることを前提に合格発表そのものは実施されるのか、このような前代未聞のことにどのように対処すべきなのかは、司法試験委員会も困難な判断が迫られるものと思われます。
 このまま問題なしとすることは司法試験への信頼は一気に失墜することになります。

 一番の困難は再発防止策です。
 一流の学者は法科大学院でも第一線で活躍されているものと思われますし、司法試験の合格者の増員で問題にされた中に、試験を実施する際の司法試験考査委員の確保がありました。
 試験問題を作問し、そして答案に対し、適正な評価を与えられるような人材はそう多くはありません。
司法試験予備校の弊害?
「ちなみに考査委員の数はかつて法律で1つの科目4人までという制限がかなり以前ですけれども、ございました。勿論、現在そのような制限はございませんで、資料に付けてございますが、考査委員の方を相当増やしておりますけれども、やはり考査委員の質の確保、あるいは試験の公平性という観点から見ますと、考査委員の数の増加というのはおのずから限界があるだろうと考えております。」(司法審第15回議事録より法務省の説明) 

 他方で法科大学院制度の設立により、教員と学生との間が密になり、さらには上記のとおり司法試験考査委員の確保は困難であることからも司法試験考査委員と学生を完全に遮断することが不可能というジレンマを抱えることになります。

 司法試験への信用失墜は、さらに法曹志望者離れに拍車を掛けるであろうし、新規法曹への信頼も同様に失墜させることになりかねません。
 今回の不祥事は、一部の者の不祥事として片付けることは困難で、法科大学院制度そのものを崩壊させかねない重大な弊害です。


(追記)某掲示板によると、こういういきさつらしい。まあ、60も過ぎて、お盛んなことである。


195以下、\(^o^)/でVIPがお送りします2015/09/08(火) 13:22:46.486ID:QaC/a8xG0.net
発覚した原因、ここがみんなしりたいと思ってると思うけど、
真実は以下の通り。

ブルー卿こと青柳幸一は、自らが好みの女子学生(明治大学法学部卒)に対して試験問題を漏洩。
その後、当該女子学生は周辺2,3名の親友に拡散。その後さらにLINE等を通じて何人かに拡散した。
もっとも、この本件女子学生と周辺2,3名(男を含むが、これは青柳を含めて三角関係と言ってもよいのか不明だが、
少なくとも青柳側からしてみればそのように考えざるをえない状況にもあった。)しか、漏洩時の事実を知らない。
二次的拡散の何名かは司法試験問題をみて、これと一致していたことをそれほど意識していなかった。

事件が進行したのはお盆明け。この頃、本件女子学生はUSBをPC室に忘れてしまった。
それが全ての原因。たまたま通りかかった学生がこれを占有離脱物横領。
中身にワードファイルが有り、作成氏名が青柳幸一、そしておどろくべきことは作成年月日・更新日が
2015年4月4(←14日だったかもしれない)日となっていたこと。
そして司法試験問題を参照するとほとんど一致していたのみならず、解説も付されていた。
これをおかしいと判断した占有離脱物横領犯人は、出身学部の日本大学法学部教授に相談し、
ここからは付さねばならないが、某東京高検派遣検事の◯◯に相談。

196以下、\(^o^)/でVIPがお送りします2015/09/08(火) 13:23:15.093ID:QaC/a8xG0.net
当該検事が動き、法務省が調査を開始。対象者の論文試験結果を参照。
統計上著しくおかしなデータ。さらに、択一に落ちた者の論文も調査。ここでも憲法のみ好成績。
この件は先週木曜日に明らかになってどのように公表するか検討が遅れ、
今日月曜のマスコミ発表となった。

青柳幸一自身は、司法試験委員をクビになり
現在明治大学は理事会で辞職を求める見込み。

今、青柳は女子学生にキレている。
元々は男女間のもつれが原因。
それは、本件女子学生が男子学生と仲良くしているところに
憲法学者青柳が何か釣りたいと思ったところにあるからではないか。

結局はこれは小番一輝事件と極めて似ている。




(さらに追記)前説で、関係の無い東大をdisったお詫びに、公平に明治もdisっておく。「フルメタルジャケット」の新兵訓練係の鬼軍曹の言葉を借りれば、「俺は、ユダ公もイタ公も黒ん坊も差別はしない。みんな平等に価値が無い」。
まあ、大学なんてのは、遊びに行くところではない、ということだ。本気で学ぶ気の無い奴は、行くべきではない。
下の写真は路上に散乱するゴミを写したものである。


明治大学が歌舞伎町飲酒事案についての処分を発表 クライスは「公認取消・廃部」、当該学生に対しては「厳重注意」

・ω・
2014年07月18日 明治大学

 本学公認サークル「クライステニスクラブ」の飲酒事案につきまして,各方面に多大なご迷惑・ご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

 本学では関係する学生全員を対象に個別面談を実施した結果,本件が過度の飲酒に起因していること,また多数の未成年飲酒があったことを確認しました。また,警察においても当日の参加学生から聞取り調査が行われ,その結果,事件性(薬物・睡眠薬の混入等)がないことを確認しております。

 本学では,これまでも未成年飲酒の禁止,飲酒の危険性に関して,新入生やサークルを対象に新入生指導週間行事や長期休業期間前のサークル説明会において,再三にわたって注意・指導を行ってきた他,ホームページ等で常時注意喚起を行ってきましたが,今回発生した事態を重く受け止め,改めて再発防止に努めてまいります。

1 事実経緯
 2014年6月20日(金)夜,本学公認サークル「クライステニスクラブ」は春学期最終練習後,新宿歌舞伎町の飲食店において,他大学と合同の懇親会を実施し,本学学生34名(うち未成年者21名)が参加しました。この懇親会では,未成年飲酒に加え,カクテルの他,アルコール度数の高いウォッカやウィスキーをイッキ飲みする等,一歩間違えれば生命の危険を脅かしかねない過剰な飲酒を行いました。

 飲食店を退店し,旧新宿コマ劇場前に集合したところ,泥酔状態に陥っていた女子学生を含む複数名の本学学生が路上に倒れこみました。その様子を見て心配した方が警察に通報し,2名の成人男子学生が病院に救急搬送されることになりました。この2名は,アルコールの過剰な摂取と診断され,数時間後に治療を終え無事に帰りました。

2 サークルへの処分
 サークル行事における過度な飲酒や未成年飲酒の常態化が確認されたことから,クライステニスクラブは「公認取消・廃部」すると共に,当該学生に対しては厳重注意を行いました。
 その上で,廃部後もクライステニスクラブに所属していた本学学生98名に対し,飲酒に対する正しい知識を習得させるため,外部講師による未成年飲酒の防止,アルコールの危険性,適正飲酒の必要性等の講習会を実施します。また,厳重注意を受けた当該学生に対して引き続き個別指導を行い,始末書及び誓約書を大学に提出させることとします。

3 今後の対策
 全公認サークル代表学生を招集し,飲酒及び課外活動全体の安全対策について,指導を行いました。今後とも,健全な課外活動を推進するため,全公認サークル部長(教職員)とともに,サークルへの指導を継続的に強化してまいります。
 併せて,本学の全学生に対しても各種ガイダンス,ホームページ,掲示,学生個人向けのポータルサイトを利活用し,飲酒に関する注意喚起を継続して行います。

以上

https://www.meiji.ac.jp/koho/news/2014/6t5h7p00000hs7yo.html









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東京死亡の葬式

「逝きし世の面影」から転載。
なかなか見事なコラージュである。最初に佐野エンブレムを見た時から感じていた、目障りな黒の(濃灰色の)太い縦線は、まさに葬式の幔幕を連想させるものだ。誰でもそこまでは感じるが、そこで終わりだ。二つのエンブレムを並べて葬式の幕にして見せるという発想は素晴らしい。「げぇ鯨幕」というのはよく分からないが、葬式の幕は「鯨幕」と言うのだろうか。「くじらまく」?「げいまく」?
なお、記事中で宗純氏は「葬式の喪章にそっくりなエンブレム」と書いているが、喪章は黒一色だから、べつに喪章には似ていないのではないか。もっとも、私は葬式に出た回数は少ないし、幔幕や喪章を注意して見たこともないから、確かではない。
それよりも、宗純氏も


フクシマの放射能被害で2020年に東京でオリンピックが絶対に開催されないと、日本のマスコミの全員が承知しているのでしょう。


と書いているが、そろそろネットでもこれを問題にして騒ぐべきだろう。ネットも、「弱い連中叩き」しかやっておらず、フクシマの件はわざとスルーしているのではないか。


(以下引用)
(2チャンネルの右翼系サイトに掲載されていた映像。葬式の喪章に瓜二つの2020年東京オリンピックの不吉なエンブレム)
コメント氏もブログ主もボキャ貧の見本で知性を少しも感じさせない超単純思考。パクリ疑惑のデザイナーや枡添都知事を『在日だ』、『親朝鮮だ』と陳腐で低級なワンパターンの罵倒語を連発するが、小学生低学年の暴走族風の『おもてな死』だけは傑作で、理性優先の左翼知識人よりも動物的な直感では優れていて、案外一番大事な『物事の本質』部分を言い当てている。

『最大の謎はエンブレム発表会の大々的なイベントを無視した日本国内のマスメディアの不思議』

不良のキューピーに似た風貌のデザイナー氏ですが、肩書きが聞きなれない『何とかディレクター』になっている。 ディレクターは全般的に指揮、監督する人の意味なので、クリエイティブディレクター(CD)とは我々が思っているような個人の独創的なアイデアとかオリジナリティーで勝負する仕事ではないらしい。
今回ですが、一番不思議なのは日本のマスコミの動きなのです。
パクリの東京五輪エンブレムですが、発表されたのは7月24日。
何と今回の東京五輪エンブレムの発表ではアイドルのコンサート並の7000万円もかけてドライアイスの煙幕で盛り上げるなど、大々的なイベントを開催しているのですが、・・・日本のマスコミは誰も報じなかった。
時系列的に見れば、この事実は明らかなのである。
日本国内のマスコミは、ベルギーの劇場ロゴのパクリ疑惑で騒動が起きてから、やっと報じているのですよ。
7月24日の発表イベントではマスコミ人だけでも国内外から200人も集まった。
ところが、報じたのは外国メディアだけ。何と、驚くことに国内メディアは一切沈黙していた。
外国メディアでは時差無しに7月24日に普通に報じていたが、東京開催なのに日本国内の報道では何日もの信じられないほど巨大な時差が生まれていたのである。
日本のメディアは当たり前ですが、ちゃんとエンブレムの発表イベントは取材はしていたのである。
ところが、何かを恐れて報道を自粛して全員が沈黙する。
この不思議の原因ですが、フクシマの放射能被害で2020年に東京でオリンピックが絶対に開催されないと、日本のマスコミの全員が承知しているのでしょう。

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立派な人が感心できない行為をすることもある

松本清張の「清張日記」の中に、玄宗皇帝と僖宗皇帝(徽宗皇帝とは別)が、反乱を逃れて蜀に行き、そこに雌伏してやがて再起を果たした、という記述があり、その原因は「蜀の桟道」にあった、ということが書かれていて、そこで、おや、と思ったのが諸葛孔明の「天下三分の計」である。うろ覚えだが、たしか、孔明が劉備に蜀を根拠地にすることを勧めた理由の一つが、蜀は防御がしやすい、という点にあったのではなかったか。つまり、「蜀の桟道」は軍隊が通りにくい険難である、ということだ。ということは、蜀に引っ込んで守りを固めてさえいれば、蜀の国は長く安泰だったのではないか。
ならば、孔明が幼主を説得して、魏との戦いに打って出ることを決意させたのは、これは亡国のふるまいではなかっただろうか。孔明ファンは多いから、こういうことを言う人はあまりいないようだが、現実に魏との戦いで疲弊した蜀は三国のうちで一番最初に滅んだはずだ。
そして、その原因を作ったのは、まさに孔明その人だ、と言えるのではないだろうか。
つまり、国の存亡よりも、孔明は自分の感情を優先するという、軍師としては最悪の行為をしたのではないか、というのが、私が言いたいことだ。その感情とは、「軍師としての名誉」「青史に名を残したい」という野望ではなかったか、と私は疑っている。もちろん、「出師の表」で言われたのは、先主劉備の恩義に報いるため、という名目だが、それをそのままに受け取っていいものか。何しろ、蜀が守るに易く、攻めるに難い地形に守られていて、そこを出さえしなければ国は安泰である可能性が高いことは十分に彼には分かっていたはずなのだから。
国の存亡よりも彼には優先したいものがあった、としか思えない。それが劉備の恩義に報いることだ、というのは立派に聞こえるが、果たしてそれは真実だったのだろうか。

立派な人が感心できない行為をすることもあるが、世間はそれを(彼の言葉だけを)善意に受け取って彼を許してしまう、ということがありそうだ。





(以下引用)




諸葛孔明の「出師表(前出師表)」の原文と書き下し文です  
 http://blogs.yahoo.co.jp/syou_gensai/65535637.html 
 
 
 
●現代語訳
 
陛下の家臣である私(わたくし)、亮(りょう)が申し上げます。
 
先の帝(劉備)は、この国の基礎を作り始められてから、
その事業の半分も行えないままに完成の途中でお隠れになって
(亡くなって)、
 
今の天下は三つの国に分かれて、この益州(えきしゅう)の地は
疲れ果ててしまい、これは本当に危急存亡の時なのです。
 
そんな中でも陛下(劉禅)の護衛をしている兵士たちは
怠慢の気持ちを起こすことなく、心のこもった志を抱く役人たちは
外部の務めをこなしているのは、
 
つまりは先の帝に特別の礼でもてなされたことを思い慕って、
その御恩を子の陛下に報いようと思っているからなのです。
 
陛下はそのお心を広く開かれるご様子は、偉大なる先の帝の残された
徳により行われれば宜(よろ)しいと存じます。
 
わが国に尽くそうという志のある人々の心を広めて、
むやみとその相手の人格や能力によって、
昔のたとえを引用して主君と家臣の筋道をなくしてしまい、
それによって家臣たちが真心を持って陛下を諫める道を
ふさがないようにしていただきたいのです。
 
宮廷の中と役所の中の者たちが、ともに一体となって、
功績による官位の上昇や、罰による官位の下降、
人物の善し悪しの判断については、
人によって異なる点があってはならないのです。
 
もし悪事を行って法律を犯し、それによって真心によって
善行をしたのだということになれば、役人に任じてその刑罰と功績による
褒美を与えることについて判断をさせるときには、
 
陛下の公平で明らかな道理をはっきりとさせることによって
判断をさせるのが宜しいでしょう。
 
そのときには特定の人をえこひいきしたりして、
国内・国外の法を曲げないようにしなければなりません。
 
陛下に政務のことを申し上げる侍中(じちゅう)や役所の次官(じかん)
である侍郞(じろう)の郭攸之(かくゆうし)や、費?(ひい)や、
董允(とういん)らは、彼らは皆な善良で実直であり、
その志は真心があって素直であり、
 
そのことを見抜かれた先の帝によって多くの者たちから選び出されて、
そして陛下のために残されたのです。
 
私めは彼等に任じて宮中の仕事をすすめていき、
仕事の大小に関わることなく、すべて彼等に相談をして
その後に実施することで、必ずよく手落ちとなっている部分を
助けて補って、利益になるところが大きいのです。
 
将軍の向寵(こうちょう)は、性質と行いは穏やかで公平であり、
軍事に関する道理に通じており、以前、彼を試みて用いてみると、
先の帝は彼を賞賛して能力のある人と仰せられました。
 
このことによって多くの人の相談によって彼を軍の指揮官としました。
私めは彼に軍事上のことを任せて、すべてを彼に相談することによって、
必ずよく部隊をうち解けさせて、その個々人の能力にあった役割を
与えていきました。
 
才能や仁徳にすぐれた家臣に親しんで、
人格の劣ったくだらない者たちを遠ざけるのは、
これは初期の漢の国の盛んになって栄える理由なのです。
 
一方で人格の劣ったくだらない者たちに親しんで、
才能や人格にすぐれた家臣たちを遠ざけるのは、
これは漢の国の末期に、勢力が衰えてしまった理由なのです。
 
先の帝がご存命の時、常に私めとこの事を議論なされまして、
どの日も後漢の国家を衰えさせた桓帝(かんてい)と霊帝(れいてい)の
時代を嘆いておりました。
 
侍中(じちゅう)や、中央官庁の長官である尚書(しょうしょ)や、
宰相である私の次官である長史(ちょうし)や、
軍の相談に当たる役人の参軍(さんぐん)の者たちは、
 
彼等はすべて志がまっすぐですぐれており、
大義のためには命を惜しまない家臣たちであります。
 
陛下にはどうか彼等と親しまれて信頼なさって、
それによって漢の王室が栄えることを、
日々はかりごとをめぐらしながら待たれることを願います。
 
私めは元々庶民の身分で、南陽という土地で自分で田畑を耕すことに
よって、何とかこの命を乱世のなかで天寿を全うさせることだけを
望んで、有名になって君主にまで出世をすることを
求めることはなかったのです。
 
先の帝は私を下品な田舎ものとして取り扱うことをなさらず、
むやみとご自身をへりくだって来訪を重ねられ、
三度も私を私の粗末な草葺きの庵(いおり)の中を振り返られて、
私に今の世の中のことを相談なされました。
 
このことによりまして私めは感激し、
ついには先の帝のために駆け回って尽くすことを許されました。
 
後には国家の滅亡に遭遇し、任務を軍が敗れる時期に受けて、
災難に遭う時にご命令を謹んで受けて、
その頃から今まで二十一年になります。
 
先の帝は私めの行いが慎み深いことを知られて、
それによりまして先の帝がお亡くなりになるときに、
私めに国家の重大な仕事を任せられました。
 
私めはそのご命令を受けて以来、朝早くから夜遅くまで、
思い悩んでため息をつき、人に頼むことによって
成果を出すことが出来ないことで、
先の帝の道理の明るさを傷つけてしまうのを恐れておりました。
 
そこで五月に瀘水(ろすい)という川を渡って、
作物が十分に育たない土地の中へと深く入っていきました。
 
現在は南方はすでに平定されて、武器とよろいかぶとは
すでに十分にそろっておりますので、
今こそ大軍を統率して北にある天下の中央部である
中原(ちゅうげん)を平定して、
 
家臣たちは皆でその鈍い才能を尽くして、悪者たちを払い除いて、
漢の王室を元通りに復興し、昔の都に戻すのがよいのです。
 
もしその功績が上がらなければ、私の罪をきめて、
そして先の帝の御霊(みたま)に報告します。
 
もし民衆に恩恵を施す言葉がなければ、
それならば郭攸之(かくゆうし)や、費?(ひい)や、董允(とういん)らの
過ちを責めて、そして彼等の怠慢を明らかに致します。
 
陛下もまたご自身で調べられて、そして臣下に意見を求めて相談して
正しい方向へ導き、良い言葉を聞き入れて、
深く先の帝のご臨終の時のお言葉を思い出していただきたいのです。
 
私めは陛下の御恩を受けて感激をこらえることができません。
 
今、私めは任務を受けて陛下の元を遠く離れるにあたり、
私の心意を申し上げることで涙を流し、
何を言うべきかわからないほどです。
 
 

ベストアンサー以外の回答

1〜2件/2件中


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    2011/12/2203:15:45



    戦争は
    「いかに敵より多くの兵を維持・運用できるか」
    極論すればコレですので、質問者様の仰るとおり、そこさえ解決すれば魏を叩けます。

    ただ難点は他の回答者様も言うとおり、蜀の桟道ですね。
    守り安い地形は打って出にくい地形でもあります。
    蜀の補給難はまずここの解決からでしょう。
    また、孔明の指揮能力はさて置いて、実際は魏の方が人材の層は厚いです。
    蜀は本来成都で業務を行っているべき内政官まで総動員して遠征しているのを見ても分かると思います。

    加えて魏の統治は安定していますから、漢の劉邦の様に次々と味方を増やしつつ進撃できるわけでもありません。
    ですので、非常な困難が予想されます。
    戦争で不利、と言う事は多くの場合複合的な要因がありますので。


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    大塚国際美術館のこと

    「カマヤンのツィッター」で知った記事だが、これは広く紹介する価値があるのでは。記事元のブログ名は「日ごと敵とらんだ(漢字がこのパソコンでは出ないww)に戦う」とかいうもの。
    この美術館を作った人(大塚製薬創業者)は、日本の金持ちには珍しく、金の使い方を知っている人である。
    私は昔からオロナイン軟膏を愛用してきたが、これからはいっそう愛用することにした。私の使った金の一部が、この美術館を形成しているわけだ。まあ、道路の砂利1個分くらいは。


    (以下引用)


    2015.08.23(日)

    驚愕と茫然の大塚国際美術館 08:17 驚愕と茫然の大塚国際美術館を含むブックマーク 驚愕と茫然の大塚国際美術館のブックマークコメントAdd Starthe_sun_also_risesRed-Cometfromdusktildawnxr0038ohnosakikotaka18782TT_TTyu-kubonerory2kaeru-no-tsurakazutoxp_shirokumakosiganoonishin

    大塚国際美術館名前だけは聞いたことがあった。世界中の名画を原寸大で陶板に焼き付けた作品が並ぶ美術館だという。徳島にあるという。大塚製薬創業者が一念発起して作った美術館だという。正直、偽物がずらずら並んでるだけかー、なんか変なお金持ちの道楽か?珍スポットの一種か?と思っていたんですよ。しかし、行った人はみんな大いに満足しているらしい。そしてこんな記事である


    君は「行ってよかった美術館ランキング」1位の大塚国際美術館を知っているか。 - いまトピ


    これは一度は行ってみなければなるまい…これまで47都道府県のうち、徳島宮崎未踏の身としては、徳島に行く機会にもなるし。と、阿波踊り熱狂が通り過ぎた後の日曜日阿波踊りイメージが氾濫する徳島阿波踊り空港に降り立ち


    f:id:zaikabou:20150905070657j:image


    路線バス鳴門市にある大塚国際美術館に向かう。途中、大塚国際美術館がある島に渡る橋の手前に、巨大な大塚製薬倉庫が並び、その壁面にポカリスエットやオロナミンCやボンカレー壁画が並ぶのを見ると、ああもう戻れないのだ、と、MIHOミュージアムにバスで向かった時のような緊張感と高揚感に包まれてくる。


    MIHOミュージアム『中国・山東省の仏像-飛鳥仏の面影』 - 日毎に敵と懶惰に戦う


    そして美術館に近づくにつれて、目の前にインパクトのある建物が迫って来て『いったいどっちなんだろう…』と不安になってくる。一つは山の下に竜宮城のような大伽藍、もう一つは山の上に某学会の記念講堂のようなギリシア風大伽藍結論からいうと、両方なのである


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    竜宮城は、大塚グループ保養所か何かであるらしい。そして目の前に大塚国際美術館エントランスどーん


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    瀬戸内海国立公園敷地内にあるために高い建物は建てられなかったというそ美術館は、山の下にエントランスがあり、山をくりぬいて地下三階までの巨大空間が広がり、山の上にギリシア風…と言ったらいいのだろうか、2階建ての建物からなる、延べ床面積29,412平方メートル美術館である。これは翌日、展望からみた美術館です


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    3,240円と相当お高い入場料を払い、エントランスを入ると、地下三階の展示スペースに向かう長大エスカレーターがどーん。そしてエスカレーターを登りきると、巨大なフロアがどーん、そして目の前に、この美術館の目玉でもある、原寸大システィーナ礼拝堂がどーん


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    建物が目に入った時から『ふぁー』みたいな頭の悪そうな声しか出なくなっており、これはちょっと気持ちを落ち着かせてから見学したほうがいいのではないか、レストランがあるので飯を食ってからにしよう…と、案内の人にレストラン場所聴く。目の前のエレベータではなく、その通路を入った先に大きめのエレベーターがありますから、それで上がっていただければー、というので脇の通路に入るとですね。いくつか写真パネルがあって、なぜかシスティーナ礼拝堂歌舞伎


    大塚国際美術館 「第六回システィーナ歌舞伎」鑑賞ツアー|国内旅行(ツアー)|ANA SKY WEB TOUR


    将棋王将戦に、白鵬結婚式


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    なんなんだここは。そして『大きめのエレベーター』は50人は乗るのではという、本当に大きなエレベーターで、このあたりで圧倒されすぎて、もうなんか、展示物ちゃんと見る前から負けましたという感じになってきて、笑いが止まらなくなってくる。なかなか美味しいレストランのお食事をいただきつつ(最後の晩餐イメージしたメニューもあるけどやめておきました…)、お庭を眺めてしばし


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    展示スペースの広さ…普通に順路を巡るだけで4kmぐらい歩くらしい…に軽く眩暈がしてくるようなカラーの『館内のご案内』と、16ページ1,074点に渡る『展示作品リスト』、ひたすら名前を聞いたことのある名画が目白押しな、地球征服した宇宙人押収した地球壁画絵画リストかな?というような展示作品リストを読み込みつつ、さてだいぶん、元気も回復してきたので地下3階に戻り、展示作品を見て行きましょう


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    システィーナ礼拝堂であるミケランジェロである。もちろん、偽物である。偽物ではあるけれど、陶板に転写焼成されたその出来栄えはなかなか見事なもので、そしてこのスケールである。原寸大のスケールである。『はー』『ほへー』『すごいねえ…』と感嘆の声ばかりあがる。


    この地下三階の空間、『環境展示』と名付けられた、展示空間をそのまま再現した空間が売り物になっている。システィーナ礼拝堂を出ると、古代中世作品たち、聖マルタン聖堂


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    聖ニコラオスオルファノス聖堂


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    スクロヴェーニ礼拝堂


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    さらには、ポンペイの秘儀の間やら、鳥占い師の墓やら…カッパドキアの聖テオドール聖堂などは、洞窟までそのまま再現されてしまって、もう笑うしかない、いや笑ってる場合じゃないけど、よくまあここまでやったわ!と感嘆するしかないのであった。そしてこれらが、写真撮り放題、触り放題なのである。明るい光で空いている空間でいくらでも見放題なのである


    もちろん現物を見るのが一番なのであるけれど、大混雑していて照明も暗く…という現物にはないアドバンテージがここに。そして原寸大環境再現の偉大さよ、現地に実物を見に行く研究者が、全体をじっくり見てイメージ形成するために、さきにこの美術館を訪れてから行くこともあるらしい。そういう使い方があるんですね…


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    系統展示と称して、時代作品をずらりと並べた空間も、どこまでもどこまでも作品が並び、どれもこれも、あ、教科書で見たことある!みたいな作品ばかりであり。地下三階だけでもかなり満腹感があるのに、さらにこれが地下二階のルネサンスバロックへと続き…


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    レンブラントばかり集まった部屋、受胎告知ばかり集まった部屋、最後の晩餐は修復前後が両方あるぞ…


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    修復前後を並べて展示するという、普通ならできないような体験を原寸大でできる、すごい


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    なんかもう、このあたりまで来ると、途中で止まらなくなってとりあえず名画という名画は全部再現しちゃいましょうか、みたいな狂気に近い情熱になっているのだろうか…と、とにかくすごいものを見せられているなあ、と。展示スペースがわりと複雑な構成になっていて、もうその奥まで行かなくてもいいか…と思いつつ入り込むと突然大空間が出てきて大作品に圧倒されたりですね。さすがに疲れてきて


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    モネの庭のカフェで一休み


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    1/4くらいのあたりから、まだあるのか…と途方に暮れる規模なのである。よもや、途方に暮れ具合でルーブルやウフィツィや大英博物館を疑似体験できる施設日本にあるとは思いませんでしたよ…。


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    陶板画の作成方法について解説しているスペースもなかなか興味深いものがあったし


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    そうだよなあ、キトラ古墳再現とか、まさにこの技術を使うためにある、って感じだよなあ…。このあとは近代作品になってくるので、ちょっと、そこまでする必要はあったのかな…みたいな気にもなるけれど、あ、これこないだ日本美術館に来ているのを見た!みたいな楽しみ方もできるのだった


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    ゲルニカポロックであるんですからね…なんだかんだ言って、原寸大って偉大だわ


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    全1,074点、ゆっくりまわっても数時間、歩く距離だけで4km、3,240円という入場料がまったく高いとは思わない、一大エンタテイメントだったのです。話のネタに、だまされたと思って一度は来る価値のある美術館であります大塚国際美術館


    大塚国際美術館|徳島県鳴門市にある陶板名画美術館


    拍手

    グッドデザインwww

    「ネットゲリラ」から転載。
    佐野研二郎事件はもういいと思っていたが、また面白いところに飛び火したようだ。
    しかし、デザイン業界というのは面白い。既成のデザインを少し変えただけで新しいデザインと認められるのだから、これほど楽な商売は無い。いや、「元ネタ」を探す苦労はある、と言うかもしれないが、それを「新しいデザイン」と称するのはどう見ても詐欺だろう。
    まあ、家具の場合、たとえば椅子なら「脚」があって、「座る部分」があって、「背もたれ」があったり無かったりする、という程度が前提条件だから、新しいデザインを作るのが難しいことは分かるが、しかし、パクリを「グッドデザイン賞」に選び、しかもその審査委員長が受賞者本人ではマズイでしょう。
    下の写真の椅子はパクリかどうか、微妙だが、ほとんどブラックに近いグレーではないか。しかも、デザインが佐野同様に「改悪」になっているところが良くない。元ネタのナンナ・ディッツェルのデザインでは座る部分がやや後方下がりの傾斜になっていて(そのために座り心地が良さそうだ。)その結果、背もたれ(+腕かけ)部分が上と下の直線が平行ではなく、きれいな角度を作っている。それに対して、深澤の作品は座る部分が前後とも同じ高さ、つまり地面と平行で、その結果背もたれ(+腕かけ)部分の上下の直線も平行になり、実に平板でのっぺりとしたデザインに劣化している。まるで駅のベンチみたいだ。まあ、クッション付きだから野ざらしのベンチではないにしろ、せいぜいが「駅の待合室」のベンチ程度にしか見えない。多少でも美意識がある人ならこれを住居の中には置けないだろう。(もっとも、私は身辺の家具は「安くて使えればよい」という主義だから、このベンチがタダなら、貰ってあげてもいいww)実に座り心地の悪そうな長椅子だから、「客など早く帰れ」という主義の家庭の客間向きのデザインである。


    同記事のファンコメント欄の次の言葉が、実に的を射ている。(何度も言うが、「的を得ている」は誤用。「当を得た」から来た錯覚だろう。)


    じろう | 2015年9月 5日 23:41 | 返信

    広告業界じゃなくて家具業界だけど、本質的には同じ。
    受賞作だということで多摩美教授は箔がつくし、家具屋は高く売れる。
    上級国民同士、win-winの関係。




    (以下引用)




    審査委員長「大賞俺!」

    | コメント(20)


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    またしてもパクリなんだが、今度は何と、何と何と、学科長ですw タマ美の学科長が、北欧デザインの家具をパクって、そればかりか、パクりをグッドデザイン賞に応募して、ところが審査委員長が自分で、自分で自分に賞を与えるという、あいた口がふさがらないマーライオン状態ですw

    スレ立て用ソース:
    http://www.advertimes.com/20150904/article201974/

    公共空間がもっと創造的に使いこなされるためのプロジェクトを国内外の都市で開催。2014年にグッドデザイン賞受賞。
    11 名前:名無しさん@1周年[sage] 投稿日:2015/09/05(土) 00:53:35.45 ID:cLrmE7760
    多摩美は何を教えてるのか!? 学科長の深澤直人教授の疑惑すごい
    マルニ木工、見て来たら
    グッドデザイン賞申請して 自分で与えていたw
     Roundish シングルシートソファ
     No.4116-31-2510 ¥270,000 (税抜価格)
     デザイナー: 深澤 直人
     商品説明: ●2014年度グッドデザイン賞を受賞
    2014年度グッドデザイン賞審査委員長 深澤 直人
    952 名無しさん@1周年 sage 2015/09/05(土) 11:27:55.46 ID:Q36aQYOi0
    >>315 の深澤直人の件、パクリとグッドデザインの審査と受賞は絶対ネタだと思ったら・・・
    http://www.nanna-ditzel-design.dk/
    http://www.g-mark.org/activity/2014/judges.html
    http://www.g-mark.org/award/describe/41130
    うわあああああ!
    >>315 の深澤直人の件、パクリとグッドデザインの審査と受賞は絶対ネタだと思ったら・・・
    http://www.nanna-ditzel-design.dk/
    http://www.g-mark.org/activity/2014/judges.html
    http://www.g-mark.org/award/describe/41130
    うわあああああ!

    ちなみに、ネタ元の北欧家具は、ちゃんとした正式な代理店があり、日本でも売られてますw

    多摩美の深澤直人学科長、審査務めるグッドデザイン賞でセルフ受賞か、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。
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    飛び火w
    -----------------------
    アラヤダ!
    -----------------------
    多摩美のお家芸?
    -----------------------
    デザイン業界ってピカソみたいに素人には高尚だとわからないって言うのを盾に
    「これは良いデザインなんです!」と一般大衆を洗脳してきたんだな
    -----------------------
    オレに賞!
    って嘘だろ?
    -----------------------
    ソファーってみんなこんなデザインじゃないの?
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    こいつ、作品は素人目にもショボいのに有名で、前から胡散臭いと思ってた!
    タマビかー。
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    死ねばパクっていいとか
    こんなのを美大で学ぶのか
    もう美大ってだけで世界から相手にされないね
    ざまあ
    -----------------------
    セルフ受精でセルフ妊娠
    セルフ出産でセルフ難産
    -----------------------
    多摩美のイモ掘りがはじまるのか
    -----------------------
    多摩美大出身のデザイナーらはもう仕事来なくなるな
    -----------------------
    審査委員長か
    審査方法わからないけど
    たとえほかの審査員が票を入れたとしても
    立場上辞退するでしょ
    どこの共産国家だよ
    -----------------------
    お手盛り
    偉い人がみずから飯をよそう場合、いくら無茶に盛っても、誰も止められない状態をいう。
    転じて、外部からの制御が届かない自分のテリトリーで、思うままに自己の利益を図ることをいう。
    -----------------------
    あまりにもあんまりなので、最初見たときコラかと思ったよ
    これはデザイン界では許容されることなん?
    -----------------------
    自画自賛wwwwwwwwwww
    死んだら?
    恥ずかしすぎんだろwww
    周りもおかしいとか思わなかったのか?
    ま、ナチス独裁には逆らえなかったかww
    -----------------------
    深澤直人といえば無印だけど、お前らもなんか持ってるんじゃないの?
    ケータイのインフォバーも有名
    -----------------------
    ジェネリックだからパクるのはいいとして、それをデザイナーがやらんわな。
    アホかよ。
    -----------------------
    ↑そこだよな
    著作権やらなんやら切れてて汎用的に使うなら兎も角、
    自画自賛のグッドデザイン賞とか狂気の沙汰だわ
    -----------------------
    自分に受賞するとか、さすが多摩美としかいいようがない
    -----------------------
    調べたらデンマークは死後70年みたい
    バリバリの著作権侵害
    -----------------------
    ↑調査GJです
    そうかデンマークは死後70年か
    類似性の評価は専門家を頼るしかないが、下級国民の俺の目には酷似して見える
    -----------------------
    ↑家具の形は意匠権じゃないの?
    それならとっくに保護期間切れてると思うけど
    -----------------------
    ↑日本はね。
    ヨーロッパじゃ、国によって扱いが違ったはず。
    意匠法で縛って、その上で著作権とか。
    デンマークがどうなっているかは知らん。
    -----------------------
    ↑応用美術については各国の法令に委ねられてるから
    デンマークで応用美術品として著作権があったとしても、日本では意匠権の範疇に入るのでは?
    -----------------------
    ↑ナナ・ディッツェル1952と冠して日本で販売してる製品が、別に存在してるからね。
    この製品がデンマーク国内でライセンスを受けて作られて日本で売られているなら、マルニのはまずいでしょ。
    それで深澤がマルニからライセンス料とかデザイン料を受け取っていたとしたら、法的にも問えると思うけど。
    http://www.kitani-g.co.jp/smart/theme185.html
    -----------------------
    エクストリーム受賞
    エクストリーム佐野擁護w
    -----------------------
    多摩美卒の奴の作品調べてみろよ
    まだまだ面白いほど大量に出てくるぜ
    -----------------------
    自分へのご褒美
    -----------------------
    ポンポンと配置!ポンポンと配置!
    -----------------------
    ネット時代でアフィブロガーだのまとめサイトのカスっぷり見てると
    佐野系が生きていられるデザイン界ってのは完全にそのプロトタイプだな。性質がほとんど同じだわ
    -----------------------
    >デザイナー: 深澤 直人
    > 商品説明: ●2014年度グッドデザイン賞を受賞
    >2014年度グッドデザイン賞審査委員長 深澤 直人

    ワロタ
    -----------------------

    学科長がコレだから、タマ美の体質だと言い切っても無理はないですね。

    -----------------------
    日本製品のデザインがどうも今ひとつパッとしなかったのは、
    デザイナーがどこかからパクって来て、
    訴えられるのを避ける為にちょっと弄るから、結局変なものになってたからなんだな。

    デザイン業界なんて要らないんじゃないの?
    -----------------------
    こういう人間の養成機関なの?
    -----------------------
    著作権がある可能性はあるっぽいぞ
    http://www.techvisor.jp/blog/archives/5393
    -----------------------
    権威持ってるやつからもう腐りきってて
    その下に舎弟がわんさかいる
    これが日本のデザイン業界牛耳ってんだもんな
    だめだわ
    -----------------------
    なにカッコつけて偉そうに座ってんねん
    -----------------------
    セルフ受賞って斬新な発想だな
    さすが多摩美
    発想豊か
    -----------------------
    佐野くんを見習って、仲間内で評価し合う交換殺人方式にすれば
    発覚しなかったのにな。
    -----------------------
    他人のデザインでグッドデザイン賞はどうかと思ってたけど
    自分で審査してたとは斜め上すぎるわ。
    -----------------------
    まさかの多摩美ブーム
    -----------------------
    イームズ・チェアみたいに普通はリプロダクト品って表示するもんだよな
    -----------------------
    去年の10月の時点で既に指摘された人がいらっしゃったんだね
    本職のデザイナーの方も怒りを表明しておられる

    http://www.prime-design-office.com/messege_stage14-89101112.html
    深澤でページ内検索すれ
    -----------------------
    ↑この人かなり怒ってるねー
    まあ当たり前だけどw
    いくら意匠権が切れててもここまで丸パクリで恥ずかしくないのかな
    また深澤もみごとなチョン顔www
    -----------------------
    ↑佐野の時も前々から怒っている人居たけれど
    やっぱり力の強い者の前には個人だと無力なんだな
    ぜひ俺たちがその怒りに助力してあげたい
    -----------------------
    ↑こういうのをみると一連のパクり検証の素早さにも納得できる
    腹に据えかねてた同業者がここぞとばかり膿出しに攻勢かけてるんだな
    -----------------------
    こいつも佐野と近い時期にauのデザインケータイを担当してて香ばしいんだよな
    -----------------------
    日本人に創造性なんて無いんだよ
    明治時代から欧米のパクリだけで生きてきた猿だから
    -----------------------
    あー腹いたいよ。セルフ受賞とか笑うわ
    やめちくりー
    -----------------------
    うわ恥ずかしい
    -----------------------
    この人の家具のパクリの件、ネットでは去年から指摘されてたんだな
    -----------------------
    ナナ・ディッツェルって有名人じゃん
    良くパクる気になったな
    下級国民にはわからないとでも思ったのかな

    http://www.nanna-ditzel-design.dk/
    https://da.wikipedia.org/wiki/Nanna_Ditzel
    -----------------------
    ↑うわぁああ!
    本家本元のライセンス品が日本でも売ってるのにパクったとは驚きですわ
    http://www.kitani-g.co.jp/smart/theme185.html
    http://www.kitani-g.co.jp/smart/theme192.html
    -----------------------
    まぁ家具はこんなのばかりで、コルビジェのパクリのLC2とかもあるよね
    ともあれセルフ受賞は恥ずかしい
    -----------------------
    多摩美が徹底的に隠蔽するのも
    同じ基準で見ていったら卒業生から学長まで
    パクリだらけで大崩壊するからだろうなこれ
    -----------------------
    担当審査委員
    橋田規子 (ユニット長) 五十嵐久枝 服部滋樹 吉田龍太郎

    深澤さんはこの審査には関わっていません!
    彼は審査委員長ですが、委員はそんなことには配慮していません!
    あなたたち負け組の妄想です!
    -----------------------
    ↑その担当委員はプロなのにナナ・ディッエルも知らないのか
    配慮してないと断言できる理由はあるの?
    -----------------------
    さすがにデカデカと顔出して名前売ろうっていう個人デザイナー様がすることではないだろう
    知らない奴には俺の作品として売っちゃおうってんだから、作品で勝負する人間のすることじゃない
    -----------------------
    とりあえず多摩美っての性根から腐ってるんだな
    -----------------------
    あるべき姿なんでしょうかね、これが

    デザインの輪郭
    著者=深澤直人
    http://www.toto.co.jp/publishing/detail/A0260.htm
    「"ふつう"というのは、椅子は椅子であり、テーブルはテーブルであるということです」
    デザインとはかたちをつくることではなく、それぞれの"もの"がいくつもの選択を通りぬけたあとに残った、最終的な「あるべき姿」を浮かび上がらせること。デザイナーの役割は、その姿の輪郭を描くことだと深澤氏は語ります。
    「人の目を惹く造形=デザイン」とされてきた現代社会に誰もが共有できる感覚をかたちに変えて提示し、デザインの本来の役割を取り戻そうとする深澤氏の姿勢は、多くの人びとの「気づき」を促し、日常生活の価値を見直すきっかけを与えています。
    -----------------------
    すごいなこの業界のコネ体質は
    何で日本のデザインがダサいかわかった気がする
    -----------------------
    佐野は、なんで自分だけこんなにバッシングされてるのかガチで分からないんだろう
    だから謝罪の意識の欠片も感じられない、あんな謝罪文(?)を出した
    -----------------------

    最終的な「あるべき姿」とか、なんか、空虚な言葉を羅列して偉そうですw 中身の空っぽな人間は、よくこういう空っぽの言葉を垂れ流すよねw やたら本を書きたがるデザイナーとか、絶対に怪しいw

    -----------------------
    審査委員長「大賞俺!」
    -----------------------
    ホント凄い業界だ
    オリンピックのエンブレムは世界中の注目の的だったからバレたけど
    今まではこういう目の行き渡らないとこでやりたい放題だったんだなw
    -----------------------
    仲間内でフェラしてるかセルフフェラかどっちかだなこいつら
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    まるっきりパクリやな
    モーツァルトの曲弾いて「ワシが作った」といってるようなもんだわ
    -----------------------
    MADE BY COPY
    多摩B術大学
    -----------------------
    パクっとるな
    しかし、人のデザインパクったソファに足組んで偉そうに座るとはw
    ぶっ飛んどるな
    -----------------------
    俺が賞金100万円のコンクールを実質国民の税金で作って
    俺が審査して
    俺が優勝した!(*´ω`*)
    -----------------------
    ここ最近、多摩美の売りとしてインダストリアルデザインって見てたから余計に笑っちゃうよね
    -----------------------
    ナンナ:ディッエル作品以外からも盗作してるらしい
    デンマーク人デザイナーアルネ・ボッダー作のダイニングチェアーもだ
    http://www.prime-design-office.com/work_all.html
    深澤でページ内検索すれ
    -----------------------
    すまん、↑のリンク先はページ内フレームを反映してなかった
    直リンがこっち
    http://www.prime-design-office.com/messege_stage.html
    -----------------------
    ↑2015年7月23日「悲しい事・・・」

     昨日、Facebookの情報で深澤直人が旭川のメーカーと
    新商品の開発をしてきた商品の発表が間近という事を知りました。そして画像も公開されて居ました・・・。
    http://www.prime-design-office.com/kamui.jpg

    (画像消えてたがこれか?)

     左が深澤直人デザインのKAMUYというダイニングチェアーで、右がデンマーク人デザイナーアルネ:ボッダーさんが1964年にデザインしたダイニングチェアーです。アルネ:ボッダーさんは1926年生まれ2009年没ですでに他界しています。奇しくもナンナ:ディッエルさんが他界後に深澤がマルニから彼女のデザインしたソファーを盗作して発表した件と同じやり方です・・・。
    -----------------------
    いやこれがニトリやIKEAでセット価格\27000だったら
    「ジェネリック価格なw」
    で騒ぎもしないし邪魔もしない。

    これは他人デザインを自分のデザインとして木工会社に騙して売って、
    尚且つ箔付けに自分でGOODデザイン賞付けるって
    二重三重に図々しいわ
    -----------------------
    深澤直人 パクリ で検索したら
    一年ほど前にばれてたことがわかた
    -----------------------
    もはや深澤盗人だな
    -----------------------
    googleの画像検索って偉大だな
    グットデザイン賞をあげるべき
    -----------------------
    グッドデザイン賞のページ見てみたら、自分で審査を担当した訳じゃないんだな
    それに審査委員長だけじゃなくて副委員長やほかの審査委員も普通に受賞してるぞ
    セルフ受賞については、受賞制度に対してならともかく、個人への批判としては的が外れてる気がする
    -----------------------
    グッドデザイン賞を主催している日本デザイン振興会会長の川上様は多摩美の客員教授
    受賞は川上様のお心添えがあってこそだろ?
    みんな深澤様に謝れ!
    -----------------------
    「グッドデザインのマークを見たら、盗作と思え。」
    という事か。

    日本って、文化面でとんでもない位の後進国だな。
    江戸時代位だったら独自文化で時代をリードした頃もあったんだろが、
    西洋の文化を取り入れてから、何となく西洋風がうけて模倣に傾倒して腐敗したの
    だろうな。
    -----------------------
    深澤の場合これをパクリと言えるかどうかは微妙
    ただ印象は似てるとしか言えない
    -----------------------
    ↑確かに2人掛け→3人掛けにしてあるから真ん中に足がもう一本あるよね
    あと足や背もたれのカーブが微妙に違う
    これでパクリではないと通用するなら
    素人でも誰でも「デザイン」できるわな
    美大にまで行く必要がなくなる
    -----------------------
    いっぺんコテンパンにしといた方がいい。凄いな情報をリアルタイムに共有できる時代って。
    -----------------------
    グッドデザイン賞は出来レース有名
    受賞者さかのぼると面白い物がいっぱいでてくるよw
    賞をとってシールにして商品に貼る
    深沢尚人は掘ると色々出てくるよ
    面白いよ
    今回だけじゃないよ
    -----------------------
    wikipediaより
    1957年に通商産業省が「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を創設した。
    当時、日本企業による外国商品のデザイン盗用が外交問題となっていたため、デザインの創造を奨励することで、盗用の防止を図ったのである。

    当初の設立意図が台無しw
    -----------------------

    半世紀経っても、まったく世の中、進化してないw 困ったもんだw


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    佐野事件についての中仕切り(あるいは総括になるか)

    佐野研二郎問題について、「はてなブログ」から転載。
    書き手はデザイン業界の一員だが、しがらみは少ないのである程度自由に発言できる、ということで、今回の問題について一番客観的な意見ではないだろうか。
    記事の中で、「ネットで話題になった扇のエンブレム」というのがよく分からない。ネット記事を詳しく見ているわけではないから、勘違いかもしれないが、それが「涼」の字の「口」の部分を団扇にした「ポスター」(エンブレムではなかったと思う。)を、団扇を扇に変えたあれを指すならば、あれは「改悪」だと私には思えたのだが、プロはそうは見ないのだろうか。だが、「エンブレム」と言っているから、別に扇を使った作品があるのかもしれない。
    なお、佐野事件がここまで紛糾したのは、何よりも、あの五輪エンブレム自体が冴えない、低レベルな作品だったという意見があるが、私もそれに同意見である。下の文章の書き手もあのエンブレムのレベルの低さはある程度認めてはいる(レベルが低いと言わず、「一般受けしない」と言う言い方は、プロの「上から目線」を感じさせて不愉快だが。)ようだ。「今後の展開やブランディングを視野に入れて」のものだろう、というあたりが「プロ」らしく聞こえるが、それ以前に、あんなダサイ作品では日本の恥だろう。ネットがあれほど過熱したのは、まさにあれが「国辱」だ、と思ったからではないか。特に、「日の丸」の扱いがひどい。


    (以下引用)

    2015-09-01

    佐野氏のこと

    追記しました。


    http://anond.hatelabo.jp/20150904121847



    都内で細々と自営のデザイン屋をやっております。今回のエンブレムの騒動もここにきて(とりあえず)一つの区切りがついたようなので、この一連の出来事において個人的に感じたことなどを忘備録も兼ねて書き留めておきます


    まず、佐野研二郎という人物についてですが、今回の騒動でまぁ国民に広く知れ渡るほどの知名度を得ましたけど、デザイン業界においてはスーパースター的な知名度が元からありました。まぁサッカーの日本代表スタメンに入るようなイメージですかね。ちなみに僕はJ2にも入れないぐらいですね。サッカー観ないからよく知らないけど。まぁ所詮業界内だけのことを国民的なスポーツに置き換えるのもアレなんですけど。


    で、そんな彼がこんな形で騒がれ始めて、まるで自分自分のやってる仕事に対していちゃもんつけられてるような気になって一人で勝手に心を痛めていたわけです。しばらくは。


    今回のエンブレムが発表されて最初に感じた個人的感想は「これはちょっとやばいぞ」でした。何がやばいかというと、一般ウケしないのは一目瞭然だったんですよ。まぁ皆さんがダサい理由としてあれこれ上げてらっしゃることと同じ理由で。でも選ばれた理由幾何学的な要素だけで構成された、今後の展開やブランディング視野に入れてのことなんだなというのは初見でなんとなくわかりました。


    はいえですよねぇ。今回のオリンピックボランティアユニフォームはダッセーって騒ぎになったしスタジアムはまぁあんなゴタゴタですし。もっとかのぼるとAKB開会式に出すんじゃねーの?やめてよね!みたいな機運もあったり。もっとかのぼると、そもそも毎回オリンピックやるたびに選手団ユニフォームダサいって槍玉に挙げられてるし。もう国民感情ちょっとでも変なもん出したらただじゃすまねーよって空気が既に醸成されてたわけですよ。


    そんななかあのエンブレムでしょ。「こりゃやばいぞ」と思うわけです。


    でも正直ここまで大ごとになるとは思ってなくて、なんだかんだいって世間も落ち着いて、そのうちあのエンブレムがいろんな使われ方をして面白い展開がされていくなかで、徐々に世間から受け入れられていくんだろうなと楽観してたんですよね。


    ダサいかダサくないかは正直これからの使われ方次第、というのが僕のデザイナーとしての見方でした。


    そこにきてあのベルギー劇場ね。パクりかパクりじゃないかというと、個人的見解としてはパクりじゃないですねアレは。


    ただ、あのとき記者会見で完全な悪手を打ったのは間違いないです。どういうことかというと、デザインプロセス素人にもわかるように説明しなかったからですね。


    例えを出すと、アルファベットの「E」とカタカナの「ヨ」、ひっくり返ってるだけですごく似てますよね。でもこれらはまったく違う文化文脈プロセスを経てたまたまアウトプットが似てしまっただけなのはわざわざ説明するまでも無いんだけど、これぐらい明確に多くの人が納得出来るアウトプットまでのプロセスを開示してくれれば良かったんです。(ダサいダサくないは別な議論として)


    ちなみにこの辺りではまだ僕は100%佐野さん擁護立場でした。


    そのあとトートバッグの件とかあれこれパクりだなんだと掘り返されてく騒動を見てて、明らかにいちゃもんだろってのも多かったんですけど、こりゃ完全に黒だわってのもボンボン出てきて。ほんと正直な話をしちゃうと、程度の差はあれネットから無断で画像拝借して勝手に使っちゃうって経験ほとんどのデザイナーにあると思うんですよ。


    からトートバッグの頃まではもちろん悪いことだけど同情も禁じ得ないみたいなね。下のデザイナー勝手にやっちゃったんだろうなーと。だからこの辺までは個々の問題は切り分けて議論すべきという立場で、まだ擁護派でした。


    でもそのあとさすがに出てきすぎだよね。僕ぐらい小さな仕事しかしてないデザイナーでも人の目に触れるような仕事では他人の素材を勝手に使うのは怖くて出来ないのによくやるなーと。お客さんによっては「予算無いから素材購入はそっち持ちで。撮影?無理無理www」みたいなのとか「ネット画像適当に使っちゃってよ、どうせバレないっしょwww」なんてケースもけっこうあります。やんないけど。でもあれほどのビッグクライアントがそんな予算渋るとは思えないしね。あり得ないよね。


    で、佐野氏を結構擁護してた僕なんですけど原案を見て「もうダメだわ」となりました。


    だって当初発表していたデザインコンセプト自体が後付けだったってことがはっきりしちゃったので。亀倉さんへのオマージュなんてどこにも無いじゃん!みたいな。あー、どうりで最初の会見でプロセスをはっきり説明出来なかったんだなーと。この時点でもう擁護するのが面倒になりました。心ももう痛まないです。


    まぁ結果的に取り下げになったのは佐野氏にとっても委員会にとっても国民にとっても良かったんじゃないかなと思います。というか空港画像の件、取り下げる理由を探してた委員会としてはとても良い言い訳が見つかってホッとしてるんじゃないかなと。


    話がまとまってないけど、あのネットで話題になった扇のエンブレムね。あれを汚いって中島英樹氏は言ったけど、あれはデザインが悪いという意味とはちょっと違いますね。多分だけど。あれはあの丸のレイアウト幾何学的な法則性がなくて、なんとなく配置してるだけなんですよ。だから揃うべきところが揃ってない。あと配色もなんとなくで決めてるのがわかりますしね。その点佐野氏のデザインは円と正方形のみでちゃんと計算されたエンブレムなので、そういう意味での完成度は明らかに違います。(ダサいダサくないは別な議論として)


    最後に「デザインわからん素人は黙ってろ」というこっち側人間に多く見られた反応ですけど、あれは呪詛ですよ。絶対にやってはいけない。


    僕もネットの心無い書き込みを見て「素人がなんも知らんくせに」という感情が何度も湧き上がったのは正直に告白します。でもそれを言ったらもう終わりなんですよね。わからんやつは黙ってろじゃなくて、わからせるためにこっちは何が出来るか、わかってもらうための努力まで込みで考えてものを作るのがデザイナーアートディレクター仕事だと思うんです。


    から出産直前で佐野擁護発言をした森本氏がこれから新しい命が誕生する前になんでこんな呪詛を振りまくんだろうと不思議で仕方なかったです。あれなんて典型的な「素人黙れ」発言だったので。


    普段あまり文章を書く習慣の無い人間ありがちな、非常にまとまりのない文章すみませんでした。


    でもデザイン業界側の人間で僕みたいな捉え方してる人ってわりと多いんじゃないかと勝手に思ってるので、多少そんな人たちの代弁ができたんだとしたらいいなと思ってます


    おまけ:マスコミは全部ネットの後追いしてるだけで、彼ら仕事してないよね。


    追記も併せてぜひ。


    http://anond.hatelabo.jp/20150904121847






    (夢人補足)「扇」の件は下記の話なのか、よく分からないが、もし下の話なら、佐野氏のデザインは「改悪」だ、と私は見る。
    団扇を使ったデザインは、団扇を含む字全体がうまく「涼」の字を作っていて、面白い。ただ、周囲の字が(必要に迫られたとはいえ)邪魔になっているだけだ。
    佐野氏のデザインは扇を無理に「口」にあてはめた時点で無理がある。扇の三角形では「口」の四角形を連想させることは困難だし、元デザインのように、団扇の柄の部分が字の一部を形成するという巧みさも無い。涼の字のバランスが全体で崩れているのも見苦しい。「小」の字の右の点を縦にして滴(しずく)にしたのも生きていないと思う。字の形を壊して不細工にしただけだ。
    さらに言えば、元のデザインは「涼」の字が、うまく「かすれ」ていて清涼感があり、「さんずい」の下の点の形も、鋭く跳ね上がる水の感じがあって、佐野氏のものよりずっといいと思う。(これは「小」の字の点も同じ。佐野氏のものはどよんとしている。)微妙な差だが、書家はどう思うか、聞いてみたいものだ。
    こうして並べると、元のポスターの良さだけが私には感じられるのだが、「プロ」のデザイナーの意見は違うのだろうか。そうすると、ここでも「専門家」が一般大衆から遊離した感覚になってしまっている、ということではないか。



    佐野氏デザインまた「酷似」 京都の老舗、ブログから削除へ

    京都新聞 9月2日(水)23時10分配信

     2020年東京五輪・パラリンピック公式エンブレムの撤回を受け、扇子製造販売老舗の京扇堂(京都市下京区)は2日、エンブレムを制作したデザイナーの佐野研二郎氏が2012年5月に雑誌で発表した社名入りのデザインに転用の疑いがあるとして、ホームページのブログから削除することを決めた。
     雑誌に掲載されたデザインは、「涼」の「口」部分に扇子の画像をあしらい、「京扇堂」と記している。京扇堂によると、雑誌の企画で出版社から社名使用の依頼を受け、許可したという。京扇堂の文字は商標登録済みだった。
     このデザインに似ているのが秋田県横手市で12年6月にあった団扇(うちわ)展の宣伝チラシで、「涼」の「口」部分が団扇の絵になっている。主催した横手駅前商店街振興組合によると、チラシは雑誌発売前の5月から公開していたといい、「似ていて驚いた」という。
     京扇堂の斉木健雄専務は「当時は社名を貸してほしいと言われただけだった。酷似しており、困惑している」と話している。



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