[写真]会見を行う豊田章男社長(右)

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動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=C9MthUnFhkQ
 トヨタ自動車の米国人女性常務役員が麻薬の錠剤を密輸したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された事件で、同社の豊田章男社長は18日夕方、東京本社で記者会見し、「世間をお騒がせし誠に申し訳ない」と謝罪した。


 豊田社長は「(逮捕された)ジュリー・ハンプ氏はかけがいのない仲間。できることは仲間を信じて捜査に全面的に協力すること。今後の捜査を通じて、ハンプ氏に法を犯す意図がなかったことが明らかにされることを信じている」と述べた。

 ハンプ容疑者について、「彼女は(同社の)グローバル化への一歩を行動で示してくれた」と評価したが、日本国籍ではない役員が日本に常住するのは初めてのケースだったといい、「サポートする準備が多少不足していたかと反省している」とした。ただ、性別や国籍を問わず適材適所で行ったとする4月の新体制人事について「変更は考えてない」と述べた。