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一眼の人々の国では二眼の人間は奇形である

昨今の(でもないが、最近特に目に余る)「ジャスティス・ハイ」の風潮について、まず小田嶋隆師(散文の「文章」については私がもっとも尊敬する現存の人物である。)の箴言から。彼のツィートは、その多くが、ラ・ロシュフコーの箴言に匹敵する警句である。(警句は警抜な句、ということであり、警告の句ではない。だが、しばしば社会への警告の句となる。)
その後に、「播州武侯祠遍照院」所載のエンジョウ・トオルの文章を載せる。ここに見られる「ジャスティス・ハイ」(自らを「正義」の立場に置いて、他者を断罪する狂熱)の風潮への批判は耳を傾けるべきだろう。だが同時に、安倍一派の憲法破壊、憲法無視などの明白な悪への批判が、それによって及び腰になってもいけないのである。出版の権利は、法で保障されたものだ。一方、安倍一派の画策は、憲法という最高法規に明白に違反するものである。単なる「空気」や権力によって法がないがしろにされる、という点がこの国の諸悪の根源なのである。
蛇足だろうが、「狂った時代を打開できるのは……狂った人間の言葉だけだ」中の「狂った人間」と言うのは、狂った時代において、時代風潮に背く思想や発言は「狂っている」と周囲からは看做されるということであり、その「狂人」こそが実は正常であることは言うまでもない。

(引用1)


小田嶋隆 @tako_ashi 13時間前

狂った時代において、空気を読んで発言する常識人の言葉は、圧力しかもたらさない。狂った時代を打開できるのは、自分のアタマで考えて発言する狂った人間の言葉だけだ。

小田嶋隆 @tako_ashi 4 時間前


安保法案が違憲であるのは、法理として高度だったり難解だったりしない、ごく基本的なお話だと思う。野球で言えばピッチャーが石投げちゃだめだよみたいな。



      
    

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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