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鳥の捕らえ方

まあ、このブログは基本的にどうでもいい話が中心なのだが、これもそのひとつ。
アメリカンジョークのひとつ(だと思う。おそらく、作者不詳で人口に膾炙している冗談だろう。)に、「鳥を捕らえるには、その尻尾に塩をかけることだ」というのがあって、私が最初にそれを知ったのはシュルツの漫画「ピーナッツ(ピーナッツブックスと言ったか。チャーリー・ブラウンとスヌーピーのあれだ)」の中でだったが、長い間、その意味が分からなかった。先ほど、その解釈が突然ひらめいたので、書いておく。その時見ていたのが、昔のハリウッド映画「フィラデルフィア物語」で、たぶんその中にこのジョークが出てきたのだと思う。ちなみに、主演はケーリー・グラント、キャサリン・ヘップバーン、ジェームス・スチュアートのラブコメディで、監督はジョージ・キューカーである。その後、グレース・ケリーと誰かの主演でミュージカル映画「上流階級(上流社会)」という題名でリメイクされている。どちらも傑作である。
で、本題の「鳥の捕らえ方」だが、実は「塩」には意味はない。
要するに、鳥の尻尾に塩をかけることができるくらいに、鳥に気づかれずに接近できれば、手掴みにだってできる、ということなのである(と思う。)。
私は、「隠れた物事が一番大事だ」というのを人生のモットーにしている(もちろん、サン・テグジュペリの「星の王子様」で学んだ思想だ。)のだが、このジョークで隠されているのは、「物理的な接近状態」であり、それが「塩をかける」という表面の出来事で隠されたわけである。
ジョークの作り方、という面でも、ひとつの手法になるのではないか。
実にどうでもいい事柄だが、長年分からなかった事柄が分かるというのは(もちろん、これはひとつの「解釈」であって、正解かどうかは分からないが)気持ちがいいことなので、書いた次第である。


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