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ポジション防御(自己保身)のための「専門語」

岡氏の文章の中に「予後不良」という言葉が出てきて、そう言えば自分はこの「予後不良」という言葉の意味を正確に知らないし調べたこともないな、と思った時に、これはもしかしたら医療関係者の陰謀的な言葉ではないか、と思って調べてみた。
「予後」については
の解説

  1.  病気・手術などの経過または終末について、医学的に予測すること。→生命予後 →機能予後


  1.  病気の治癒後の経過。「―を大切にする」



とあって、やはり医学や医療に特化した言葉のようだ。実際、病気関係の話以外で「予後」も「予後不良」も聞いたことがない。
「予後不良」についての説明はこうだ。

  • よごふりょう【予後不良】


    病気の経過や結末の予測がよくないこと。回復する見通しの少ないこと。

つまり、「治療の失敗」の宣言、あるいは「治療(治癒)可能性が少ない」という医療や医者の敗北宣言である。これを「治療は失敗でした」「この病気は快復の見込みがありません」と「正直に」言う医者はたぶんいない。それを「予後不良」と言うことによって自分の保身ができるわけである。
まあ、その種の言葉は他の業種にもあるだろう。高級官僚が意味不明のカタカナ英語を使いたがるのもそのひとつだと思われる。
ちなみに、この記事を書く元になった岡氏の一文はこういうものである。



この 2年くらいは免役のことについて書くことが比較的多かったですが、昨日今日あたりは、昼からベランダでお酒を飲みながら(あーあ昼から)、自分自身の幼少期のことなどを思い出していました。


ちっちゃな頃から悪ガキで、三つで予後不良と呼ばれたよ♪ というような体調不良のまま生まれ、ぜんそくなどを含めたその治療薬が関係していたのかどうかは不明ですけれど、その後、典型的な「免役弱体小児」であった自分を思いますと、


「結局、今、社会で起きていることはあの頃の自分の状態と同じなんだろうなあ」


と思います。





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