では、この1年弱の異常な農産物価格高騰の原因は何か。それを言わないと、キャベツが1玉200円くらいから1玉1000円近くになるという、キチガイじみた値上がりを消費者はただ我慢しろ、ということにならないか? 誰が「本当の中抜き」をしたというのか。
まあ、ネットでは「非専門家」が騒ぎすぎる、的外れな批判ばかりしているという非難があるのは分かるが、しかし、異常値上がり自体への批判はまっとうなものだろう。
(以下引用)
農協手数料の実情 はい、きゅうりではありますが、こちらが農協に出荷した際の伝票です。 農協手数料2,458円ですね。販売金額105,572円に対して2.3%です。 販売先手数料・農協手数料・出荷運賃・出荷経費合わせても20,181円19%です。 ちなみに直売所で販売してもらうと、手数料20%に、出荷に関する人件費・ガソリン代・梱包資材代が別途かかります。並べるのもこちら、売れ残って回収するのもこちらです。 265kg、2,650本のきゅうりを3本詰め(300g)にすると883袋、作るのに何時間かかるかわからんし、これを売り切れるほど直売所、スーパーは密集していません。それを毎日やっていたら、とてもきゅうりの管理に手が回りません。 では、19%の手数料で全部やってもらった方が良いと思いませんか?皆、それぞれの強みを活かすのが経済活動ではないのですか? 農協は手数料を自由に動かせません。私は私の事業のために、手数料を多く取っていいから、頑張って手伝ってよ。と、提案しましたが、手数料は厳密に定められているので、依怙贔屓は出来ないと突っぱねられました。 農業協同組合は闇の組織でも何でもありません。組合員の農家が集まり、助け合う組織です。 農家は農協の体質に、常に文句をぶつけて改善させようと努力しています。そのような実情を理解せずに解体だ、中抜きだとかいうのは、お門違いも甚だしいです。