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為替相場変動は織り込み済みで経営しないと経営者ではない

「世に倦む日々」氏がいいことを呟いている。
特に、「円高で輸出企業が潰れ、日本経済は壊滅的被害を受ける」と騒ぐマスコミ経済評論家やネット評論家(アベノミクス擁護派のネトウヨが大半だが)の議論に対し、
 
昔の日本の製造業というのは、どれほど円高になっても国際競争力を落とさなかった。逆にどんどん世界市場でのシェアを上げた。1971年から1991年の 20年間に円の為替は4倍になっている(1$360¥→1$90¥)。この間、ずっと貿易黒字ですよ。


という言葉は、「そういえばそうだったなあ」と思い出させてくれる貴重な指摘である。それを思えば、円が対ドルレートで(あるいは対ポンド、対ユーロレートで)110円が90円くらいに高くなる程度のことで何を大騒ぎしている、と思う。その程度の為替変動で「利益が出ない」と騒ぐなら、では、その前のアベノミクスの円安政策で稼いだカネはどこへ行った、ということになる。稼いだ時は自分の手柄、損した時は政治のせいという図々しさだ。まあ、リーマンショックの時の金融界もそうだったが。


(以下引用)


中野晃一は、2年後にもう一回国民投票があって、そのときは残留派が勝つだろうみたいな話をしていた。そうは思わないな。仮に2年後にもう一回国民投票をやったら、離脱派の方が数が増えていると思う。EU崩壊は流れだ。食い止めるのは難しい。下手をしたら、英国内で内戦が起きるんじゃないか。
これを契機に、これから2年経ったら欧州がどれほど変わるか。その認識と分析が全くないね。マスコミ論者と中野晃一は。安心理論を撒いている。反EUは多数派になりつつあるのに。フランスでもスペインでも。デンマークでもオランダでも。大陸のその変化は、英国内の離脱派をさらに増やすじゃないか。
離脱は2年後で、交渉が複雑で、今回の国民投票は法的拘束力がないから、「ただちに影響はない」みたいなことをマスコミ論者が言いまくっている。中野晃一もそんな説明をしている。そのうち考え方が変わるだろうと楽観論を撒いている。何を言ってるんだろうね。英国の民主主義を甘く見てはいけないよ。
昔は円高になってもリストラなんかしなかった。この1971年から1991年の時代というのは「格差」だとか「非正規」だとか「ブラック企業」なんて話はなかった。円高になったらリストラというのは最近の話だ。リストラするのは内部留保のためだろ。https://t.co/LKxlGuMnaa
 
 
昔の日本の製造業というのは、どれほど円高になっても国際競争力を落とさなかった。逆にどんどん世界市場でのシェアを上げた。1971年から1991年の 20年間に円の為替は4倍になっている(1$360¥→1$90¥)。この間、ずっと貿易黒字ですよ。見習って欲しいよね。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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