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アルジェリア人質テロ事件総括

「新ベンチャー革命」から転載。
有名ブログだから、既読の方も多いだろうが、今回の事件についてのブログ主の推定はかなり正解に近いように思うので、取りあえず、この引用で今回の事件についての記事は、(よほどの新情報が出てこない限り)終わりとする。

一言で結論を言えば、これはアルジェリア政府、およびその背後にいる欧米政府による自作自演テロ事件である、というのが当面の結論だ。

別記事で「カレイドスコープ」管理人氏が言っているように、周りに何も無い砂漠に、30人だか何十人だかの武装勢力が近付いてきたら、警備隊(海外のこういう石油・天然ガス施設は、ほとんど軍事施設並に警備されているようだ)がその接近を阻止するはずである。テレビ報道では、施設の前で銃撃戦があったとされているが、はたして事実かどうか。八百長的銃撃戦でお茶を濁して施設内に襲撃者を導き入れた可能性もある。
その他、下記記事にあるように腑に落ちないところはたくさんあり、これはアルジェリア政府(およびその背後の欧米政府)による「自作自演テロ事件」ではないか、という推測も、あながち荒唐無稽とは言えないように思う。何しろ、「9.11事件」という世紀の自作自演テロ事件があるのだから、この程度の規模の自作自演テロは簡単だろう。犯行実行犯は、騙して使い捨てにし、人質もろとも爆破すれば死人に口無しである。
それに巻き込まれた日本人たちは気の毒だが、資源国での資源採掘関連会社で働くことは、もともとそうしたリスクがある、ということだろう。政治的都合で無辜の民が簡単に殺されるというのがこの世界の現実でもある。時には、それが一時に数千人、数万人である場合もあるわけだ。
不気味なのは、下記記事にある、日本人が最初に選択的に殺された、という証言である。
これは改正自衛隊法への日本の国民世論を作るために上(指令犯、さらにその上)から「やれ」と命じられた行為ではないか、というのが取りあえずの私の(そしてベンチャー革命管理人氏の)考えだが、あるいは単に、今やアラブ諸国やアフリカ諸国で日本人が嫌われている、という可能性もある。その方が悲しいことだが、欧米のパシリである日本が、世界中で、どのような目で見られているか、もう一度考えてみる必要がありそうだ。



(以下引用)*(1.)(2.)の部分を省略したほか、読みやすくするため一部を整理した。



3.1.16アルジェリア・テロ事件への疑問点とは


 
今回の事件でいくつか疑問点が浮かびますが、その中でも特に、際立つ疑問点は以下の二つです。
(1)アルジェリア政府はアルカイダ・テロ攻撃を警戒しており、イナメナスの被害プラントも軍によって厳重警備されていた(戦車隊が配備されている)ようですが、なぜ、30人を超える武装テロ集団の侵入を易々と許したのでしょうか。
(2)救出者の証言にて、テロ犯は日本人を探しだして、即、射殺しているようですが、この行為は人質事件としては不可解です、なぜなら、日本人は絶好の人質、すなわち犯人にとって自分の身を守る盾だからです。

4.アルジェリア政府は事前に知っていたのではないか

 上記の疑問から、本ブログではアルジェリア政府はアルカイダのテロ計画を事前に知っていたのではないかと思います、つまり、これは未必の故意の事件だったのではないでしょうか。その証拠に、よく見てみると、アルジェリア政府にとって失ったものは何ひとつありません、すなわち、被害プラントで働く700人近いアルジェリア人は全員無事だったし、肝心のプラントは破壊されていません。
 そして、この事件にて、アルカイダの人質テロ作戦はアルジェリアに限って無効だとテロリストに示すことができたわけです。
 大きな被害を受けたのはこのプラントで働く非イスラム系外国人(日本人含む)のみです。
 要するに、天然ガスの宝庫を抱えるアルジェリア政府は、それを狙う強欲集団に対し、アルカイダを使う人質テロ作戦は効果がないことを証明してみせたということです、ただし、40人前後の外国人(日本人を含む)を犠牲にすることによって・・・。

5.皆殺しにされたテロ集団の連中はだまされたのではないか

 
今回、テロに加わった30数人のテロ実行犯は高額の報酬につられて群がったいかがわしい連中だったのではないでしょうか。
 彼らはこの事件の仕掛け人から、どのような名目で仕事を請け負ったのでしょうか、それは、何人かの外国人を拉致してマリに連れ込むことだったのではないでしょうか。プラント内で暮らす外国人は丸腰ですから、彼らから見れば、それは簡単な仕事にみえたはずです。そして、彼らはバスを使ってそれを実行したのですが、待ち構えていたアルジェリア特殊部隊のヘリで攻撃されたということです。バスに乗れず、逃げ遅れた連中は人質を取って立てこもったが、全員射殺されたのです。
 おそらく、実行犯は仕掛け人からこう聞かされていたのではないでしょうか、それは、プラント内で働くアルジェリア人の一部と水面下で話がついているからプラント内に侵入しても攻撃されることはないから大丈夫と・・・。

6.なぜ、日本人は選択的に射殺されたのか
 

筆者がもっとも疑問を抱いたのは、上記のように、日本人を探し出して、あっさり射殺したテロ犯一味の行為です。これは、あらかじめ、日本人は射殺せよと命令されていた可能性があることを意味します。
 この点から、この事件にはマリに何人かの外国人人質を移送するミッションの他、日本人を射殺するウラ・ミッションがあったのではないかと疑われます。
 プロのテロ仕掛け人は、必ず、一石二鳥、一石三鳥を狙うのが常です。なぜ、このプラントがテロのターゲットに選ばれたのか、それは、日本人が多くいる工事中のプラントだったからではないでしょうか。
 この事件に米戦争屋ネオコンが関与しているとすれば、この事件をネタに法改正をやらせて、自衛隊を米戦争屋ネオコンの傭兵として、中東紛争地域にて便利に活用しようとする魂胆があるのではないかと感じます。
 そういえば最近、中東紛争地帯ゴラン高原に派遣されていた自衛隊が2012年1月15日に撤退完了していますが、上記のテロ事件はその翌日に起きています。
 今回のテロ事件は、自衛隊を中東紛争に巻き込み、米戦争屋ネオコンの傭兵化を狙う連中にとっては、非常に有意義な事件だったと言えます。
 われら国民は、彼らの仕掛ける大きなワナに嵌らないよう、くれぐれも、括目すべきです。





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