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「批判への批判」への批判

「fromdusktildawn」氏(分裂勘違い君)がリツィートしていた「 finalvent」氏(極東ブログ筆者)のツィートを転載。わざわざ、あの頭脳明晰なfromdusktildawn氏がリツィートするくらいだから、意味深長な発言かと思って考えてみたが、さほど意味深とも思えないのは、こちらの思考力不足か。

「思考から批判的対象が阻害(夢人注:後で「阻害→疎外」と訂正。)され、批判実体のように見えるとき」

というのがよく分からない。要するに、批判対象の実体を見失って、自分で勝手に作り上げた虚像を批判するようになった時、ということか。それならば、なかなかいい言葉である。実際、我々、つまり普通の人間が批判をする時に陥りやすい陥穽がこれだろう。私も橋下や安倍本人を知らないのに批判ばかりしているわけだから。あるいは政府とか権力という実体の無い抽象的存在やユダ金という実体不明のヌエ的集団への批判を繰り返しているのだから。
しかし、そうした「批判への批判」というもの自体が「批判そのものの無効性」の主張となりがちだという危険性もまた存在する。そして、どちらが罪が軽いかと言えば、「虚像への批判」の方だろう。なぜなら、ここで問題となる「批判対象」は、巨大権力であるからである。
常に批判対象とならないかぎり、「絶対権力は絶対に腐敗する」ものであるのは言うまでもないだろう。そしてその腐敗(批判が無効である社会の腐敗と言っていい。)のもたらす地獄は、アメリカや日本やウクライナを見れば明瞭だ。
極東ブログ氏がだいたいにおいて体制擁護的姿勢を持っていること、そして分裂勘違い君もまた資産者側(権力に近い層)にいる人間であることを考えれば、下の発言は「体制(権力)批判者への悪意と冷笑」に近いのではないだろうか。



(以下引用)




finalvent @finalvent · 19 時間

ちなみに「疎外」というのは、マルクスもフランス語でaliénationを使ってるけど、意味は、「それが自分であったものがこれじゃなーいとなること」。











finalvent @finalvent · 19 時間

阻害->疎外
























finalvent @finalvent · 19 時間

「こいつならいくら馬鹿にしてもいい」と思ってる人は人の愚かさにも素晴らしさにも気づかない。













finalvent @finalvent · 19 時間

批判的思考において、思考から批判的対象が阻害され、批判実体のように見えるとき、実は思考は終了してる。政府批判、天皇制批判、社会制度批判も。




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