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名作が理解できない年齢と理解できる年齢

別ブログに載せた記事の一部だが、わりと大事なことを言っていると思うので、こちらにも載せておく。もっとも、同じようなことは何度か書いてはいるが、老人になって漫画(小説でも映画でも何でもいい)を読んでも新しい発見や感動はあるし、昔は理解できなかったことが理解できることもある、ということだ。

(以下引用)


ちなみに、私は手塚治虫の「W3」をこの前、市の図書館から借りて読んで、素晴らしく面白く感じたのだが、それを中学生のころに読んだ時には幼稚だと思ったのである。つまり、幼稚だったのは私であり、私はそれを理解するレベルでなかっただけだったのだ。実は「戦争と平和と人類の存続」という重いテーマを、子供むけの冗談やギャグを連発しながら、人類の未来への希望を描いた作品であり、中学生には分からないのもある意味当然だったのであり、ラストは見事なタイムトラベル落ちになっている。
今の若い人が昔の作品を古いとか面白くないと思うのは、実はそれを理解できる水準に自分が達していないだけ、という可能性が大であると心するのがいい。


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酔生夢人
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男性
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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