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老人である現実は老人にならないと実感できない

これはまさに真実と言うか、多くの人が知っておくべき事実だろう。誰でも老化をイメージとしては「知っている」つもりだが、自分自身がその老人になるということは実は本気で想像(想定)していない。老化の現実は老人になってからしか分からないのである。
私が特に困ったのは、本の字が読みにくくなり(眼鏡をかけてもダメである)、文章を数行読むと視神経が麻痺した感じで、まるで睡魔に犯されたようになるが、眠いわけではない、という現象だ。眠ければ、寝ればその「眠気」は治るはずだが、読書の度にそうなるのである。老後の楽しみの最大のものとして読書を想定していたのが、大外れで、仕方なく、テレビゲームばかりしているwww テレビゲームの画面も朦朧としてはいるが、読書よりはマシ、という感じだ。
なお、足腰もダメになり、数百メートルも歩くと疲労が激しい。まだ70前だのにこの始末である。若いころに体を鍛えておかないと、老年が厳しくなると言えそうだ。
残り寿命は長くて後5年くらいか、と想定しているが、毎度言うように、数秒後に気管が唾液で詰まるか心筋梗塞で死ぬかもしれないので、死は常に眼前にある。と言っても、死ぬのはべつにいいのである。体が不調な状態で後何年生きようが同じことだ。正岡子規のように、どのような苦痛の中でも生きるという勇気には感心するが、それは生きる価値のある仕事をしていると自負している人の場合である。前に書いたように、私は「生涯の宿題」は出し終わったので、いつ死んでも悔いはない。



しろたぬ@歯の人
☘
お豆腐メンタル
@shirotanu_dds
高齢者にかかわる仕事をしていると「楽しみは老後にとっておこう」みたいな考えはけっこう危険だと感じる。 目が弱くなると読書やゲームは疲れるし、足腰が悪いと遠出も難しい。今やりたいこと、今しか体験できないことはすぐにでも計画するべき。それに、ヒマな老後が存在する保証なんてどこにもない

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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