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これからの日本を易に問う

どうもロクなニュースが無いので、日本がこれからどうなるのか、易に問うてみた。

1)日本政治のこれから
2)日本経済のこれから
3)日本国民の生活はどうなるか

という3点だが、結果は

1)「地火明夷 5爻」
2)「火地晋 5爻」
3)「風山漸 2爻」

と出た。

1)「地火明夷」は明徳(火)が地下に隠れたような良くない状態で、艱難辛苦の卦であるが、これはまさに安倍政権下の政治そのものだろう。私が持っている易の俗書には「正しい意見がもちいられず、主たる人がその野望を逞しく押し通そうというような場合は、少数の正義派はしばらくしらばっくれて煙幕を張り、言動をカムフラージュする手を使うのが賢明というものです」と、まさに今の安倍政権下での官僚や下っ端政治家、学者や評論家の「逃げ方」を教えているwww
2)「火地晋」は、火(明徳)が地上に出て物事が進み始める卦である。つまり、これまで馬鹿げた経済思想(新自由主義的経済、残酷な資本主義)が跋扈していたのが、明徳、つまりモラルを持つ経済に変化していく卦だろう。「晋」は進む意味。本卦に書いてある「主が人民に恩恵を与え、親しく接見する」というのは、経営者が労働者や社会全体を顧慮した姿勢を持つようになるという意味か。「5爻」にある「悔い亡ぶ」は、まさにこれまで「悔い」の多かった日本経済にとっては待ちかねた状態だろう。
3)「風山漸」は「ゆっくりと進んでいく」意味。悪卦の多い「山」関係の卦の中では珍しく良い意味の卦である。その卦の説明(彖伝と言う。)の中に、「進むに正を以てし、以て国を正すべきなり」とある。まさに、これこそ、日本国民が一丸となって取り組むべきことかと思う。「2爻」には「鴻(おおとり)が岩の上まで進んで一安心状態となり、飲食する。吉」という趣旨が書かれている。つまり、庶民生活も一息つける状態になる、ということか。これまでのようなブラック企業、ブラック労働、ブラック部活、ブラック教育状態から、もっと人間らしい生活を考え、人間らしい社会を作るべきだという気運が、このコロナ騒動を機に生まれるのではないか、と私はこの卦から(あるいは3つの卦を総合して)判断する。

3月4月の長い長い春休みで、学生や生徒たちは、「学校の無い生活」に慣れ、「果たして学校は自分たちにとって本当に必要か」と考える機縁にもなったのではないか。テストをし、成績をつけ、部活をするのが当然で、疑問すら持たなかったのが、それらが一切無くなった状態で、それらの意義を考えないようなら、学校を出てもブラック企業で消費されるだけの存在になるだろう。また、突然の営業自粛を求められ、倒産を目の前にした企業経営者やその社員たちも、自分たちの「生存基盤」がかくも頼りないものだったという認識を持ったのではないか。また自由業の人たちの危機感はそれ以上だろう。芸術家とか何とか言っても、その生存は社会の「縁の下の力持ち」的な労働者の労働に支えられているのである。医者のような、名誉ある、確固とした仕事と思われていたものすら、いきなり自分たちが生命の危機に瀕する「最前線」で戦うことになって、自分たちは将軍でも将校でもなく、兵卒だったのだ、と知ったのではないか。
つまり、いろいろな分野で、いろいろな人たちが、自分と社会との関係を考える契機になったとしたら、このコロナ騒動にも意味はあったのだろう。もし、それでも何の反省もなく、これまでのような「ブラック社会」を続けるなら……。



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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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