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「プランBなきデスマーチ」

日本人というのは、「失敗して当たり前」という思考法が心底苦手なのではないだろうか。だから、入学試験で失敗したくらいで人生に絶望したりする。
組織なども同じで、何かの計画を立てる時に、「それが失敗した時」のためにプランBを用意するという習慣がない。「何が何でもこの計画(プランA)を成功させるのだ」と「全社一丸となって」奮闘努力する。しかし、馬鹿な人間が集まって立てた計画など、失敗するのがある意味当然なのであり、プランAが失敗した後には死屍累々ということになる。
なぜ、「プランB」を予め考え、その準備をしないのか。剣豪じゃあるまいし、いつもいつも「一撃必殺」で済むわけがない。考えることには何のカネもかからないのに、なぜプランBを考える手間を惜しむのか。いや、プランAに決定するまでは一応考えるのだろうが、プランAに決定した後には、他のプランはまるで「これがあると予め失敗を予定しているみたいで縁起が悪い」とばかりに見捨てられるのである。昔、某作家が言っていた「言霊思想」の同類である。

なお、会社や組織の「計画」とは別の話になるが、ある時期から私は「人生に失敗など無い」という思想になっている。何かの目標が達成できなくても、それは「その後の人生への有益な情報」をたくさん与えてくれた経験であり、つまり失敗でも何でもない「有益な体験」なのである。そういう意味では、私生活においてはプランBを考えるまでもなく、「行き当たりばったり」で生きても、さほど悪い人生ではないのではないか。どうせ先の運命など分からないのだから、悩むだけ無駄だ、とも言える。(ちなみに、「悩む」ことと「考える」ことはまったく別であり、たいていの人は、特に私生活面だと、考えているつもりでただ悩んでいるだけのようだ。)



(以下引用)


kizuka
@_kyzka
戦争はこれだった。新国立競技場もこれかな。コロナ禍では、これのミニ版が繰り返し繰り返しパターンとして発生している。

プランBなきデスマーチ。
眠らず、休まず、竹槍を手にし、役割や責任を分担しようとせず、異論を許さず、情報を遮断し、社会にただ同調を求め、滅びの美を純化し追求する。

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HN:
酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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