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月に五万円で「健康で文化的な最低限の生活」は可能か

記事タイトルを読んだ時に、「五年間で三百万? 嘘だろ、こんな金額で生きていけるわけがない」と思ったが、記事を読むと元妻からの仕送りがあったようだ。どういう事情か知らないが、問題は「五年間で約三百万」という金額で人間が生きていけるか、ということだ。つまり、年間六十万である。月にして五万円だ。下の記事では「毎月およそ十一万円」とあるが、これは意図的な歪曲だと思う。つまり、年金と同様に「二か月に一回、ふた月分を支給する」のだろう、と推測する。でなければ五年間で三百万という数字になるはずはない。毎月五万円では世間の批判を浴びそうだから、「毎月およそ十一万円」と書いた、あるいは書かされたと推測する。
曲りなりにでも生活保護の受給が認められたのなら、「働くことができない」事情がちゃんとあったのだと思う。それなら、この金額ははたして「健康で文化的な最低限の生活」が可能な金額だろうか。不正受給が不正なのは雨が降ったら天気が悪いのと同様の話であり、なぜそういう不正に至ったかを社会の問題として考えるべきだろう。




東海テレビ

元妻から仕送りあるのに“無収入”と申請…生活保護費を5年間で計311万円不正受給 64歳男逮捕



© 東海テレビ

元妻から仕送りを受け取っていたにもかかわらず、5年間にわたり生活保護費を不正に受給していたとして名古屋の無職の64歳の男が逮捕されました。


逮捕されたのは、名古屋市西区の無職・佐藤裕保容疑者(64)です。


佐藤容疑者は2013年6月から5年間、元妻から仕送りを受け取っていたにもかかわらず収入がないとウソの申告をし、市から61回にわたり生活保護費合わせておよそ311万円を不正に受け取っていた詐欺の疑いが持たれています。


警察によりますと、市が生活保護受給者の定期検査で佐藤容疑者の口座に不審な金の振り込みを見つけ、今年1月、警察に刑事告訴していました。


調べに対し、佐藤容疑者は「生活に困窮していたのでやりました」と容疑を認めています。


佐藤容疑者は2009年10月から生活保護費を毎月およそ11万円を受け取っていたということです。












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