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1912年と2021年

60歳を過ぎてから、沖縄から京都に引っ越し、今回また沖縄に戻ってきたのだが、当然ながら引っ越しのたびに私個人の持ち物はどんどん選別されて少なくなったわけだ。今回など飛行機に乗る分だけが私の最低限度の所有物で、まさに究極の「断捨離」であるwww まあ、今の時代、家財道具を送る輸送料のほうが新しく買うより高いのだから、自然とそうなる。「座右の書」なども、所有していても実はロクに読みもせず、ネットの雑情報だけ追っている有様だったので、本の大半は処分した。もっとも、それは京都に引っ越した時点でも同じであるから、単に京都時代に増えた本を処分しただけだ。
手元に残した数冊の中に英文の本が3冊あり、「あしながおじさん」と「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」である。これは、中学生レベルの私の英語知識であっても、英語で読んだほうが面白いから残している。もっとも、私が一番最初に「あしながおじさん」を読んだのはたぶん兄が買って家にあった英和対訳本で、あの日本語訳は素晴らしかったが、誰の文章か分からない。昔は、朱牟田夏雄(漢字は不確か)のような英語と日本語の達人が高校生向けに英和対訳本を書いたりしていたから、そういう人物の労作だったような気がする。

それはともかく、「あしながおじさん」がいつ頃の作品か、気になってしらべてみたら、1912年の作品らしい。つまり、第一次世界大戦の2年前である。そのころはまだ世界が「これから世界はどんどん良くなっていく」という希望と期待に溢れていたように私には思われる。

さて、現在の世界は1912年時点より幸福になっているだろうか。

(以下引用)



あしながおじさん』(Daddy-Long-Legs)はアメリカの女性作家ジーン・ウェブスター1912年に発表した小説児童文学作品。



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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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