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電子時代で「紙文化」は滅びる

「東洋経済オンライン」記事の冒頭部分である。
まあ、新聞業界の置かれている状況を示せればいいので、記事の残りは読む必要もないかと思う。この状況は新聞業界だけでなくすべての出版業も同じ状況である。たとえば、漫画なども、雑誌はどんどん潰れていき、ネット漫画で人気のある漫画だけが出版されることになるだろう。小説も同じで、ネット小説の中で人気があるらしいものだけが書籍化される。だから、本屋の本棚のほとんどが「なろう小説」系の「異世界ファンタジー」になる。プロの小説家は仕事が無くなるのではないか。漫画も小説もネットで読めばいいという感じで、紙の本も漫画も売れなくなるだろう。まあ、要するに、出版業は滅びるだろう。これが電子時代の必然かもしれない。
紙文化が滅びることは文字も絵画も滅びる可能性が高いということだ。少なくとも、「紙に書かれた(描かれた)もの」としては滅びるだろう。それは「データ」だけが流通し、下層国民は「財産」としては文化的なものを何も持たない社会になるということである。頭脳もそれにふさわしいもの(脊髄反射的動物)になるはずである。

(以下引用)

「未使用の新聞紙がアマゾン大量出品」の深い事情

ペットトイレ用で販売、実は新聞の苦境を反映

アマゾンで検索すると「未使用」の新聞が「ペットのトイレシート」などとしてヒットする(写真:弁護士ドットコム)
この記事の画像を見る(8枚)

新聞を購読する人が年々減っている。だからこそ、こんなビジネスが生まれているのだろうか――。


アマゾンなどのネットショップでは、数年前からキロ単位にまとめられた新聞紙が「緩衝材」や「犬用トイレシート」などとして売られている。その中身は、新聞販売店で発生する残紙(広義の「押し紙」)とみられる。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

残紙とは、販売店で過剰になった新聞のこと。販売店は、ノルマとして押し売りされた部数というニュアンスで「押し紙」と呼ぶ。


これに対して新聞社は、販売店が営業用にみずから購入した部数という主張に基づいて、「予備紙」あるいは「積み紙」と呼ぶ。これらをニュートラルに表現した言葉が「残紙」である。


ちなみにかつて新聞業界は、内部ルールで「予備紙」の割合を、搬入部数の2%と決めていたが、2009年ごろに撤廃した。現在は、「搬入部数-実配部数=予備紙」となっている。そのためたとえ搬入部数の50%が残紙であっても、すべて営業のための予備紙という解釈になっている。残紙問題が深刻になった原因である。


廃品回収された古紙を二次的に使用するのは良いとして、手垢が付いていない残紙の一次使用は紙資源の浪費だという批判がある。資源問題にほかならない。筆者は、その中身を調査するために、残紙15キログラム(1551円)をアマゾンで注文することにした。(ジャーナリスト・黒薮哲哉)




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