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芸能界は現代の吉原か

バーニングとレプロののん(能年玲奈)いじめは、その執拗さにおいて、ほとんどサイコパスレベルである。ヤクザが、遊女に「足抜けをしたらどうなるか、他の遊女たちの見せしめにしてやる」とサディスティックな拷問を加えているようだ。これはSMAP解散事件でも見られたもので、芸能界とはまさにヤクザの世界であることが多くの人の目に明らかになりつつあるのではないか。
芸能界の闇が時折こうして露出しながら、いつまでも放置されているところに、日本の社会の病的体質が端的に顕れている。どこを見てもブラック組織だらけである。法務省や検察や警察自体がブラック組織の面があるのだから当然か。


(以下引用)



紅白歌合戦でも能年玲奈を完全排除!『あまちゃん』映像を流しながら、主演の能年を一切映さず!


 昨晩放送された『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK)。タモリとマツコ・デラックスが会場をぶらつくコントや、シン・ゴジラをX JAPANが退治する寸劇など例年以上に詰め込み放題な演出と、それをまとめきれない司会の力不足が目立った今回の放送だった。SMAPの不在に寂しさを感じた人も多かったと思うが、昨日の紅白ではもう一つ残念な一幕があった。


© LITERA 提供

 それは「有村架純「ふるさと」特別企画 あまちゃんの舞台 久慈を訪ねて」と題されたコーナーでのこと。このブロックではまず、有村架純が『あまちゃん』(NHK)の舞台である岩手県久慈市の中学校を訪れ生徒たちと交流したVTRが流された後、NHKホールで紅白出演者が一堂に会し、嵐の楽曲「ふるさと」を合唱した。


 ただ、そこには一つ大事なものが抜け落ちていた。VTRのなかでは資料映像として『あまちゃん』の映像も流されていたのだが、そこに能年玲奈(のん)の出演シーンは1秒たりとも含まれていなかったのだ。指摘するまでもなく、のんは『あまちゃん』の主演女優である。ドラマを紹介しながら、主演女優がまったく映らないというのは、どう考えても不自然だ。


 もちろん、この裏にはレプロエンタテインメント=バーニングプロダクションの圧力もしくは番組側の忖度、自主規制があったことは疑いようがない(今回、審査員席にはレプロ所属の新垣結衣も座っていた)。


 年の瀬にまで理不尽な芸能界の力学を見せられたようで嫌な気持ちになる一幕だったが、実はこのようなケースが起きたのは今回が初めてのことではない。『あまちゃん』脚本家の宮藤官九郎は、「週刊文春」2016年7月7日掲載の連載コラムでこんなことを書いていた。


〈そう言えばトーク番組で『あまちゃん』の話題になり懐かしい映像が流れたのですが、映像使用の許諾が取れなかったのか、アキ(能年玲奈さん)がワンカットも映ってなかった。代わりに前髪クネ男(勝地涼くん)がガッツリ映ってて笑った。あまちゃんは能年さんの主演作ですよ、念のため〉


 能年は昨年6月いっぱいで前事務所との契約が終了し、再び自由な活動ができるはずだった。しかし、契約終了直前になって思わぬ横やりが入る。


「週刊文春」16年7月28日号の記事によれば、契約が終了する間近の6月下旬、レプロから能年側に、15年4月から16年6月まで彼女が事務所側からの面談に応じなかったため仕事を提供できなかったとして、その期間分の契約延長を求める文書が送付されてきたとともに、もう一つ申入れがあったと記されている。


 それは、契約が終了しても「能年玲奈」を芸名として使用する場合には、レプロの許可が必要というものであった。「能年玲奈」は本名であるため、前所属事務所に使用を制限される謂れはなく、法的には公序良俗違反でこの契約条項は無効になるのではとの見方が強いが、「週刊文春」の取材を受けたレプロ側の担当者は「一般論として、その旨の契約がタレントとの間で締結されている場合には、当事者はその契約に拘束されるものと考えます」と答えたと言う。


 しかし、「能年玲奈」の名前を使い続けることで、共演者やスタッフに迷惑がかかることを危惧した彼女は芸名を「のん」に変え、再スタートを切ることになる。その皮切りが「FRIDAY」(講談社)16年7月29日号と「週刊文春」16年7月21日号だったわけだが、これらの雑誌に登場した際、またもや騒動が起こる。この二誌が発売された直後、レプロは文書でコメントを発表。能年側が仕事や話し合いを拒否していた(とレプロ側が主張している)期間を契約不履行とみなし、その分の契約延長を申し入れているため、まだ契約は終了していないと主張したのだ。また、能年が改名して活動を再開したことに関し、同社は法的対処も含め検討しているとしていた。そういった妨害工作はいまでも続いているようで、17年1月1日現在でもレプロのホームページ内にはまだ能年玲奈が所属タレントとして掲載されたままだ。


 周知の通り、彼女はこの後、現在でもヒットし続けているアニメ映画『この世界の片隅に』の主演声優を務めることになるのだが、そのプロモーションにおいても問題が起きた。テレビ、特に在京キー局のテレビで本人が稼働してのプロモーションがほぼ行えなかったのだ。


昨年8月、『この世界の片隅に』の主演声優としてのんの名前が発表された際には、『めざましテレビ アクア』(フジテレビ)への出演が告知されたものの、実際の放送に彼女の姿はなかったという騒動も起きている。急きょ出演がなくなった理由は明かされていないが、その裏には、レプロとそのバックにいるバーニングからの圧力があったのではないかと言われている。


 本人のインタビュー出演がなかったり、映画の紹介をしても声優については触れないといったかたちでのプロモーションの機会はあり、それは『この世界の片隅に』に対する映画専門誌やネットからの圧倒的評価と大ヒットを後押しに増えているわけだが、のんがきちんとインタビュー取材を受けてプロモーションする機会に恵まれた在京キー局の番組は、いまにいたっても昨年10月19日に放送された『おはよう日本』(NHK)ぐらいのものである。


 その状況はローカル局でも同じだ。映画評論家で、この映画を応援している町山智浩氏はツイッターでこんな内情を暴露していた。


〈のんこと能年玲奈への旧事務所および音事協の放送メディアへの圧力は「彼女を出演させるな」につきるので『この世界の片隅に』という作品そのものはいくら取り上げてもかまわないのに、テレビが全然扱わないのは単なるビビリの自主規制ですね。〉


〈「タブーなき」といわれるMXですが、大川プロデューサーが『この世界の片隅に』ののんこと能年玲奈を番組に出そうとしたんですが旧事務所から抗議があって断念しました。テレビの片隅のMXくんだりまでマメに圧力ご苦労様です。〉


 昨年12月5日に放送された『あさイチ』(NHK)では、「ヒット映画の秘密」という特集のなかで『この世界の片隅に』を大々的にピックアップ。のん本人の出演こそなかったものの、彼女の写真を映しつつアナウンサーが「自然な演技が評判です」と説明し、コーナー終わりには井ノ原快彦による「のんちゃんがいいんですよね、声がね。メチャクチャ良かった」との絶賛の声を放送していた。さらに21日の放送では、のん本人が実に2年ぶりとなるスタジオ生出演もはたした。


 こんな経緯もあったため、本人の出演はなくとも、資料映像ぐらいでは天野アキの姿が見られるかと思ったが、バーニングの影響力の強い紅白歌合戦の場では難しかったようだ。2016年はSMAP解散問題、能年独立問題など大手事務所によるテレビ局支配の理不尽があからさまになった1年だったが、紅白での能年排除はSMAP不在とともに、ある意味2016年の芸能界を象徴していたと言っていいだろう。


 今年もこのような理不尽な圧力は続いてしまうのだろうか。しかし、『この世界の片隅に』は、興業収入8億円、観客動員も60万人を超えるヒットになっており、今月からは上映館数も大幅に増えることが予定されている。この才能で旧態依然とした芸能界の力学を突き崩してほしい。今年も本サイトは、のんを応援し続けるつもりだ。


(新田 樹)







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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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