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病は気から

明けおめ~
って、ケータイのメールじゃないんだから、字数節約する必要もないか。
まあ、とにかく、今年もよろしく。偏屈老人の無駄話も、暇つぶしにはなります。
今年最初の記事は、「風邪と気力」の話。

私は、勤め人をしていたころ、休日になると風邪をひくことが多かった。そういう人は私だけではないと思う。つまり、勤務日には「風邪などひいていられない」と気が張りつめているから、風邪をひかないのだろう。
或る日、寝覚め寸前の朦朧状態の中で、「あれ、風邪をひきかかっているぞ」とうっすら感じた私は「風邪をひかない」ことに決めた。つまり「風邪をひかないぞ」と強く念じたわけである。
そして、はっきり目が覚めると、風邪っ気は消えていた。
「気(気力)」とは何で、どうすれば「気」が起こせるか、誰も明確にしていないが、藤平という合気道の達人は「気を起こそうと思えば気は起こる」と書いている。つまり、「そう思えばいい」だけのようだ。前に「強く念じた」と書いたが、べつに顔をしかめて意識を集中する必要すら無いのだろう。要するに、「意識することで意識を無意識の領域に伝達し、無意識の身体領域まで望むように制御する」のが「気」という言葉の意味ではないか、と今思いついた。まあ、おおげさに言えば、「風邪をひきかかった身体」を私は「気」でコントロールし、風邪を撃退したわけだ。
これは私のような無気力な人間でもできたことであり、誰にでもできるのではないかと思う。
極端に言えば、「俺は癌にならない」と心から信じている人間は癌にはならないのではないだろうか。まあ、それなら、「俺はあらゆる病気にならない」と信じれば、病気にならないわけで、それを本気で信じ切れる人間はいないだろう。
しかし、風邪くらいなら、「気で撃退する」ことは可能なのではないだろうか。風邪になる時は「風邪になってもいいや」「いや、むしろ風邪をひいて会社(学校)を休みたい、さぼりたい」と心のどこかで思っている、とかwww まあ、そんなことを言うと、ワタミの社長などが大喜びして「病気は甘えだ。風邪などで会社を休むのは許さん」と言いそうだから、あまりこういう説は口外しないほうがいいのかもしれない。もう書いたから公開するけど。


なお、ヘミングウェイの「死者の博物誌」の中に、戦場での観察記録として「(重傷の)人間は生きることをあきらめた時に死ぬ」という趣旨の言葉があるようだ。それに関連して、「人間の胃の胃酸は胃自体を溶かすだけの力があるが、生きている間は自分自身(胃自体)を溶かすことは無い。だが、死んだ人間の胃は自分の胃酸で溶ける」という話もあったようだが、私がそれを読んだのはコリン・ウィルソンの本の中だったから、後者の話はヘミングウェイの作中のものかどうか、またそれが事実かどうかは知らない。だが、そういう事実(死者の胃の自己消化)があるとすれば、これは「気」が人間の身体を無意識的に支配している、ということを示しているように思う。その人間の死によって気が消えた時に、胃は無意識のコントロールを失ったわけだ。




羽海野チカ:アニメは土曜日* @CHICAUMINO 23時間前

病は気からと言いますが、どうして、「あ、風邪かも…引いてしまったかも」って自分で認めてしまうとそのまま熱が出てくるのでしょうか。永遠の謎ですが、認めると熱が出るので、今回は認めないままお布団に入ることにしました。せっかく締め切りが終わったのに、年末年始一人で寝たきりは恐ろしい!



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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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