秋水氏はフリーメイソンがルシファーを崇拝しているということを事実と考えているようであるが、はたしてそういう団体が存在・存続できるだろうか。欧米の「陰謀論者」も、よくサタニズムという言葉を使う。DSもサタニズムだとする言葉もよく見かける。非常に雑な言葉、まともな陰謀論を世間に疑念を持たせ、距離を置かせる言葉だと思う。
もちろん、上級国民が遊びとして強姦や殺人を行い、それによってお互いを「告発できない」「逃げられない」ようにする儀式とする、というのは合理性はあるが、彼らが本当に悪魔を崇拝しているわけではないだろう。悪魔的所業と悪魔崇拝(悪魔主義)はまったく別物だ。悪魔的所業は、善人でも、追い詰められたらする。戦争ではそれが明白だ。では兵士は悪魔主義か、といえば、そうではないだろう。
下の記事でも、
キリスト教も無神論も絶滅することになり、
ついに理路整然たるルシファーの純粋教義があまねく口臭に啓示されて、
真の光明を発するようになるだろう
という部分など、意味不明であり。まあ、口臭が公衆の間違いだという些細な点はさておき、「ルシファーの純粋教義」とはどういうものか、不明であり、それが「真の光明」とされているのが、「悪魔主義」とどうつながるのか。世界全体(公衆)が悪魔主義になれば世界は幸福になるとでもいうのか。
私はこの文章(アルバート・パイクとやらの手紙の抜粋)は偽物だろうと思う。あまりに粗雑な思想だからだ。まあ、すべては「理路整然たるルシファーの教義」とやらを明白に示してからの話だ。それが素晴らしい思想なら、私も「悪魔主義者」になってもいいwww
こうした粗雑な「陰謀論」が、「シオン長老の議定書」に書かれたように、世道人心を混乱させ、判断不可能にさせるのに一役買っていると思う。
もちろん、粗雑な思想だから影響力が無いと主張しているわけではない。世間には無数のインチキ宗教(科学信仰も含む)がはびこり、多くの信者を産んでいるのだから。
(以下引用)
フリーメーソンと戦い続けてきたのは、ローマカトリックであるが…
ロドリゲス枢機卿が1925年に、その計画についての検証本を出している。
彼は、1895年にも悪魔ルシファーを崇拝する、この団体について本を出している。
彼の仕事を受け継いだウィリアム・G・カーは、1958年に「闇の世界史」を出版、
先の計画の首謀者、アルバート・パイクについて暴露している。
1871年のパイクの書簡から、ロドリゲス枢機卿が以下の部分を抜き出して公表した。
『我々は、ニヒリストと無神論者を、その桎梏から解き放たねばならない。
そして、野蛮と残虐極まりない争乱の根源である絶対的無神論とそれがもたらす結果を、
諸国の者どもに対して、恐怖の極みにまでハッキリと示し、
凄まじい社会的大動乱を引き起こせと扇動しなければならない。
そうすれば、いたるところで市民たちは、
世界中の少数派や革命家連中から自らを守らざるを得なくなり、
彼ら文明破壊者どもを絶滅させようとするだろう。
そのためキリスト教に幻滅した庶民大衆は、その瞬間から
自分たちの理神論的気分で理想を希求しつつも、羅針盤を失ってしまう。
その反動でキリスト教も無神論も絶滅することになり、
ついに理路整然たるルシファーの純粋教義があまねく口臭に啓示されて、
真の光明を発するようになるだろう。』