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神ならぬ人間に絶対の判断はありえない

裁判官自身の言葉であるだけに、勇気ある発言であり貴重な証言だと思う。

もともと、警察の捜査や集められた証拠・証言がどこまで信頼できるものか分からないのに、それをもとに判断するのだから、裁判官の判断が困難なものであるのは当然の話だ。それを「絶対に間違ってはいけない」という前提で判断するというのは、最初から不可能な話なのである。そこで出てくるのは「疑わしきは罰せず」という大原則だ。確かに、それで犯罪者が無罪となることも多いだろうが、これは「無罪の人間を罰することの不利益・不当性」よりははるかにマシだ、というのが法律学者たちが長い年月をかけて得た結論なのである。
そう考えると、「犯罪を事前に処罰する法律」「疑わしきはしょっぴけ」である共謀罪など、言語道断であることは言うまでもない。
自民党幹部がいかに阿呆集団・狂信者集団であるかが分かる。


(以下引用)



             さんがリツイート
4月27日

無罪判決をすることには勇気が要る。 勇気のない裁判官は「有罪にして執行猶予」と妥協しようとする。 この場合,被告人も「執行猶予であれば」と泣き寝入りしてしまう蓋然性がある。 そういう隠れた冤罪の暗数の存在を私は疑わない。 by倉田卓次元東京高裁部総括判事@裁判官の戦後史146頁


(夢人追記)森山副大臣(そんなのがいたんだww)のこういうトンデモ発言も出たようだ。まさに基地外の論理というか、「キャッチ22」の論理である。




小田嶋隆 @tako_ashi 5時間前

  1. 「一般人は捜査の対象にならない」のだとしても、「嫌疑ある段階で一般人ではない」のなら、事実上「一般人かどうかを決めるのは捜査機関」なわけで、つまり捜査機関の側から見れば、一般人であっても自分たちが嫌疑をかければ即座に一般人でなくなるのだからして、あらゆる市民を引っ張れるわけだね。
  2. 7件の返信 712件のリツイート 339 いいね
  1. 「嫌疑ある段階で一般人ではない」のだとすると、「一般人は捜査の対象にならない」わけではなくて、「捜査の対象になっていない人間だけが一般人と呼ばれる」ということになるぞ。
  2. 9件の返信 1,309件のリツイート 625 いいね








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