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病院の守秘義務のこと

病院のソーシャルワーカーというのがどんな業務をするのか知らないが、病院の職員がエイズ感染者であるというだけでも病院にとっては大きなダメージになる可能性が高いだろうから、病院がこの内定者を取り消しにしたのは妥当だと私は思う。
ただ、エイズという病気の実態がいまだに私にはよく分からない。エイズという名称を最初に聞いたころは不治の病というように宣伝されていたはずだが、それがいつの間にか名前すら聞かなくなっているのが不思議である。奇跡的な治療効果のある特効薬や予防薬が発明されたという話も聞いた覚えがない。私だけが聞いておらず、私以外の世界中の人間は聞いているのかwww
なお、患者のカルテを、たとえ病院内部の人間とはいえ、医師以外の人間に見せていいのか、というのは大きな問題だと思う。
この件について法律専門家の意見を聞いてみたいものだ。
病院内部だけでなく、外部の人間に情報が洩れるなら、たとえば結婚相談所の人間が、病院のカルテを自由に見ることができたりしたら、結婚相談者の性病の罹患歴とか堕胎歴とか知りたがるだろうことは自明である。


(以下引用)






 エイズウイルス(HIV)感染を申告しなかったことを理由に、病院が就職内定を取り消したのは違法だとして、北海道の30代の男性社会福祉士が13日、病院を運営する社会福祉法人「北海道社会事業協会」(札幌市)に慰謝料など330万円の損害賠償を求め札幌地裁に提訴した。


 訴状によると、男性は昨年12月、道内の病院のソーシャルワーカーの求人に応募し、HIVに感染していると告げないまま内定を得た。しかし、以前に患者として受診したカルテを病院が発見し、電話で「話が違う」などと指摘。男性はとっさに感染していないと否定した。病院は、虚偽の事実を伝えたなどとして内定を取り消した。


 提訴後に記者会見した男性は「勝手に人のカルテを見ることが一番の問題点。医療水準は格段に進歩しているが、社会的には差別、偏見が残っている」と話した。


 北海道社会事業協会は「訴状が届き次第、検討したい」とコメントした。 









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酔生夢人
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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