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書籍の山中大量投棄事件の謎(笑)の解明



安田館長の報告では、廃棄図書は「盗難に遭った」という言い分だが、おそらくこれは真っ赤な嘘だと思う。複数の人間による盗難なら、このようにわずか数か所にまとめて捨てられることは無いだろう。そして、特定の人間がこれだけの数の書籍(雑誌類ばかりのようだ)を、長期間バレないままで盗み続けられるのがおかしい。図書館員の目はそんなに節穴なのか。
では、事実は何かと考えると、これは「図書館側が業者に古い雑誌の廃棄を委託したら、その業者が山中に不法投棄した」ということだと思う。税金で購入した書籍をゴミに出したことが知られたら大問題になるから、盗難に遭ったと嘘をついたのだろう。
まあ、この推測は絶対ではないが、図書館というのは、古い雑誌を時々処分しないと図書スペースがなくなるので、廃棄するのは確かだと思う。実際、定期的に古い雑誌をただで市民に持っていかせる図書館は多いはずだ。
これ(蔵書の増大)は市民図書館が常時抱えている問題である。その解決策を示そう。

要するに、図書館に雑誌や新聞など置く必要は無いのである。図書館というのは、本だけで十分であり、雑誌が読みたい人間は自分で買えばいい。図書館で雑誌が読めるというのは、雑誌社の「営業妨害」ですらある。それよりは、一般書店が置かないような古典的書物を充実させるべきだ、と私は思っている。それなら、蔵書が無闇に増えることは無い。洪水のように出版される新刊書などを無闇に購入するからやたらにカネがかかり、蔵書スペースも無くなるのである。古典的書物なら、何年も同じ書籍で本棚が埋まっていてもいいし、むしろそれが当然だ。有益な書物しか図書館には置かない、というポリシー自体が、市民の知的水準と教養水準を高めるだろう。栄養のある書物ではなく、添加剤と砂糖だけの菓子のような本しか図書館に無いから、市民が馬鹿になる。
なお、私は大衆文学は純文学より価値がある、という考えだが、図書館に置くのは出版後10年以上経過して、なお世評の高い作品に限定すればいいい。あるいは、「有識者」による「図書選定委員会」を作り、その討議内容は市報などで市民に公開すればいい。そうすれば、馬鹿な「有識者」が馬鹿であることも明白になるwww






京都府宇治市内の山林で見つかった大量の投棄本(宇治市中央図書館提供) © 毎日新聞 京都府宇治市内の山林で見つかった大量の投棄本(宇治市中央図書館提供)

 京都府宇治市など府南部の3市町の山中に公立図書館の蔵書とみられる本が大量に投棄されていた問題で、宇治市教委は28日、同市の図書館分の226冊が、いずれも貸し出し手続きを経ず館外に持ち出されていた可能性が高いことが分かったと明らかにした。市教委は意図的な盗難の疑いもあるとして、被害届の提出も検討している。また、職員の館内巡回強化や、図書を無断で持ち出さないよう呼び掛けるなど、盗難防止にも力を入れる。【鈴木健太郎】


 この日の市議会文教福祉委員会で、安田美樹・中央図書館長が報告した。報告によると、同市と木津川市、宇治田原町で見つかった図書は23日現在で計999冊。宇治市を含む11自治体13図書館の蔵書であることが分かっている。


 3市町で見つかった宇治市図書館の蔵書計226冊の所属状況を確認したところ、6冊は記録上書架にある状態で、116冊は年1度の蔵書点検で「所在不明」になっていた。103冊は不明状態が6年以上続いたため「除籍」にされており、1冊は除籍後にデータが削除されており詳細は不明という。


 最も古いもので2010年1月6日に、最新では今月5日に返却された後、貸し出し手続きを経ずに所在不明になっていた。安田館長は「館が本を廃棄する際はバーコードをはがし処理するので、廃棄本の可能性は無い」と説明。いずれも開架式の書棚に置かれており、無断で持ち出されたとの見解を示した。そのうえで盗難防止策について「結局は館利用者のモラルが頼りだが、ICタグによる管理もいずれ必要となるかもしれない」と話した。








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