私は杉田水脈という人間が大嫌いである、ということは別問題として、彼女の「LGBTは生産性が無い」という発言への反応の中に「生産性」という言葉の使い方がおかしいことを指摘したものを私は見たことがないのだが、どうなのだろうか。
「生産性」というのはビジネス用語として普通使われる言葉である。もっと言えば、「カネ儲け用語」である。新自由主義の人間が好む言葉だ。「中小企業は生産性が低いから全部潰して大企業だけにしよう」といった使い方をする。それを「子供を産む」意味で使われた事例は、私は杉田発言以外に見たことはない。
で、面白いことに、「生産」を「子供を産む」意味にとると(まあ、日本語としてそういう使い方はおかしいのだが。つまり、母親が産院から戻って「私は昨日、子供を生産してきました」とは言わないwww)、「LGBTは生産性が無い」というのはまさに事実そのものになり、文句をつけるほうがおかしい、となるのである。だから、杉田発言問題では杉田水脈が「生産性」をどういう意味で使ったのか、という出発点が不明のまま話が進んでいるわけだ。現代の日本人の日本語への鈍感さの現れだろう。まあ、本当は、LGBTは子供を「生産」しない、という「事実」をマスコミも抗議者たちも明らかにしたくない(強調されたくない)のだろうが。
杉田水脈の政務次官だか何だかへの就任に文句をつけるなら、「彼女は(政治思想が極右的で危険性が高く、)馬鹿で無知無教養だから要職に就けるべきではない」と言うべきだろう。たとえばこの「生産性」という言葉の使い方ひとつにそれは現れているわけだ。
安倍や麻生という人間の問題も、彼らが無知無教養で品性下劣でありながら絶大な政治権力を持ったところにある。どちらも権力と無縁な市井の人間なら「偏見が強くて下種で困った人間だが少し面白いおっちゃん」で済んだのである。
(以下引用)
「生産性」というのはビジネス用語として普通使われる言葉である。もっと言えば、「カネ儲け用語」である。新自由主義の人間が好む言葉だ。「中小企業は生産性が低いから全部潰して大企業だけにしよう」といった使い方をする。それを「子供を産む」意味で使われた事例は、私は杉田発言以外に見たことはない。
で、面白いことに、「生産」を「子供を産む」意味にとると(まあ、日本語としてそういう使い方はおかしいのだが。つまり、母親が産院から戻って「私は昨日、子供を生産してきました」とは言わないwww)、「LGBTは生産性が無い」というのはまさに事実そのものになり、文句をつけるほうがおかしい、となるのである。だから、杉田発言問題では杉田水脈が「生産性」をどういう意味で使ったのか、という出発点が不明のまま話が進んでいるわけだ。現代の日本人の日本語への鈍感さの現れだろう。まあ、本当は、LGBTは子供を「生産」しない、という「事実」をマスコミも抗議者たちも明らかにしたくない(強調されたくない)のだろうが。
杉田水脈の政務次官だか何だかへの就任に文句をつけるなら、「彼女は(政治思想が極右的で危険性が高く、)馬鹿で無知無教養だから要職に就けるべきではない」と言うべきだろう。たとえばこの「生産性」という言葉の使い方ひとつにそれは現れているわけだ。
安倍や麻生という人間の問題も、彼らが無知無教養で品性下劣でありながら絶大な政治権力を持ったところにある。どちらも権力と無縁な市井の人間なら「偏見が強くて下種で困った人間だが少し面白いおっちゃん」で済んだのである。
(以下引用)
同性カップル「生産性ない」、杉田水脈氏が政務官 抗議や批判広がる
南野森さんなど5件のコメント
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第2次岸田改造内閣で、過去に性的少数者をめぐる発言などが問題となった杉田水脈氏が総務政務官に、簗和生氏が文部科学副大臣にそれぞれ起用され、ネット上などで抗議の声が上がっている。当事者は政策への影響を懸念し、「差別を許さない姿勢を明確にしてほしい」と話している。
政府は12日、副大臣26人と政務官28人の人事を発表した。杉田氏は2018年7月発売の月刊誌「新潮45」で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」と行政による支援を疑問視する寄稿をし、批判を浴びた。
過去の発言へ「コメントは差し控えたい」
杉田氏は15日、朝日新聞の…
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