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テレビのフェイクニュース(報道)の作り方

「副島隆彦の学問道場」掲示板の投稿のひとつだが、西森マリーという名前はどこかで聞いた気がする。昔テレビにでも出ていた人だろうか。投稿記事にもそれらしいところがある。
拡散の緊急性は低いと思うので、「暇人ブログ」のこの酔生夢人ブログに載せるが、ほとんどが実体験に基づいたなかなか貴重な内容である。つまり、テレビ(あるいは新聞や雑誌)の報道はこうして作られた、「やらせ(フェイク)」だということだ。芸能番組でのやらせはほとんどの人が知っているが、「一見真面目な報道」の中のフェイクはあまり知らない人が多いだろう。それだけに、いっそう罪は重い。

(以下引用)


[3385]ウクライナに関するフェイク・ニュースを見破るために
投稿者:西森マリー
投稿日:2022-04-20 06:45:06

みなさま、お久しぶりです。
 先ほど、ウクライナに関する副島先生やみなさんの書き込みを読みました。この掲示板のおかげで日本でも真実が伝わっていることをとても嬉しく思っています。
 私がこれから書くことは、常連の皆さんにとっては新情報ではありませんが、ウクライナの真相を追究したくてネット検索をして、この掲示板にたどりついたnormies(普通の人々)やsheeple(政府や大手メディアの言うことに従順する羊人間)には役立つ情報だと思うので、蛇足ながら敢えて投稿させていただきます。
 私は大昔、複数のテレビ局で海外情報番組のリポーターやコーディネイターや、要人の海外視察のつきそいなどを仕事をしていました。当時、体験したことの中から、ウクライナのフェイク・ニュースを見破るために役立つであろう”やらせのセッティング”を思い出すままにいくつかご紹介します。
+畑で働く人々に普段は着ないカラフルな服を着てもらった。
+1ヶ月も前からお膳立てをしていた結婚式の取材を、あたかも偶然結婚式に遭遇したように伝えた。
+リポーターがたまたま街で出逢った人が非常に親切な人で、リポーターを家に招いて夕食をごちそうしてくれた、というのは大嘘で、この人は現地のコーディネイターの知り合いで、ごちそう代などはテレビ局が支払った。
+オランダのチューリップ栽培者の取材で、彼の畑から100キロ以上離れている風車が見える場所で風車をバックにインタビューをして、あたかもオランダには至る所に風車があるように見せかけた。
+オランダの小さな美術館の取材で、アンネ・フランク記念館の前に並んでいる人々の行列を撮影し、つぎはぎの編集で、この美術館が行列ができる美術館のように見せた。
+要人が視察した小学校は、要人が訪れる教室だけ壁のペンキを塗り替え、それまで誰も見たことがなかった真新しいホワイトボードや教壇を設置した。要人が訪問したクラスは、その時だけ英語ができる子どものみを集めていた。要人に花を渡したのは、その小学校に通っていない政府関係者の娘だった。要人は、援助金が役立ってることを確信して帰国した。
 もう時効だとは思いますが、フェイク・ニュースの仲間だった自分の愚行を深く反省しております!
 ただし、ユリ・ゲラーの超能力は、スプーン曲げも、テレパシーも全て本物で、やらせではりません!

 次に、戦場での現地リポートの舞台裏に関して、シープルの皆様にお知らせします。
 大手報道機関のリポーターが戦場を訪れる場合は、報道機関が所属する国、またはその国が支援する国の軍隊に守られて取材を行います。いわゆるembedded reporter従軍記者です。軍に従う記者なのですから、軍に逆らうことを伝えるはずがありません。
 私が知る限り、欧米の大手メディアがウクライナに送り込んだ特派員でロシア語やウクライナ語ができる人は一人もいません。現地語ができない人に独自の取材ができるわけがありません。”特派員”は、ウクライナ側の広報官がお膳立てをした場所で、ウクライナ側の広報官が仕込んだ”目撃者”にインタビューをして、ウクライナ側のプロパガンダを伝えているだけでしょう。万一、親ロシアの人にインタビューしたとしても、ウクライナ側の通訳が、真の証言を握りつぶすために、即座にインタビューを中断するでしょう。
 在欧、在米ロシア人の意見、というのも当てになりません。
 私はロシア人の友人、知人が10人以上いますが、彼らの多くはロシアの資源や魂をカバールに売り渡したイェリツィン時代にアメリカに移住した人々です。共産主義時代のソ連で育ち、イェリツィンとオリガークが引き起こした経済破綻を体験した彼らは、ロシアのネガティヴな部分しか知らず、ロシア国民を大切にするプーティン大統領が率いる今のロシアの現状を知らないのです。だから、プーティンは悪い、というカバールのプロパガンダに洗脳されて、ロシア批判をしがちなのです。
 毎年ロシアに帰っているロシア人の知人は、「今のロシアは、ケーブルTVで再放送されているLeave It To Beaver(1950年代のアメリカを舞台にしたファミリー・ドラマ)で描かれている、大企業に乗っ取られる前の古き良き時代のアメリカみたいな感じだ。」と言っています。
 拙著、『カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体』
http://www.snsi.jp/tops/kouhouprint/2315
で、ハリウッド映画が冷戦後も反ロシア映画を作り続けているのは、ロシアという敵がカバール、NATOにとって欠かせない存在だからだ、ということをご説明いたしました。ハリウッドの洗脳作業が功を奏し、シープルの皆さんは”プーティンが悪い!”というカバールの台本をすんなりと受け容れているのです。
 最後に、この本に詳しく記したアンゴラ内戦に関する事実を引用します。
 引用始まり。
 アンゴラの米ソ代理戦争は、CIAのグラディオでした。
 アフリカを担当していたCIA工作員、ジョン・ストックウェルはこう言っています。
「 あの時期、ちょうどCIAは、ベトナム、カンボジア、ラオスの東南アジアで、3つの長期的な準軍事活動を閉鎖したところでした。1000人以上の工作員がワシントンに戻って来て、デスクもなく、仕事もなく、意気消沈していた彼らは、また秘密工作、準軍事的活動をやりたい、と思っていたのです。それで、ソ連がベトナム戦争直後のアメリカの弱みにつけこんでアンゴラを支配しようとしている、ということにして、ヘンリー・キッシンジャーがそれに乗ったんですよ。実際にはそんな証拠はありませんでした。アメリカが先にアンゴラに進出し、ロシアはそれに対応しただけでした。」
 CIAは、工作員がアメリカ大使館でねつ造した偽情報を、フレンドリーな特派員に”特ダネ”として教え、それを記者たちが現地発のニュースとして本社に伝え、大手の新聞が”特派員からのニュース”として報道していました。
 一例を挙げると、”反共勢力がマランジ(アンゴラ北部の街)を征圧し、ロシア人アドヴァイザー20人を捕獲した”というフェイク・ニュース。これは、大手新聞社で取り上げられて、世間に「アンゴラにソ連が侵攻している」と思わせることに成功しました。
 CIAお抱えの記者の一人、ロイターのフレッド・ブリグランドも、赴任先のザンビアから、このニュースを配信していました。これは、当時を振り返って、こう語っています。
「あのニュース、覚えてますよ。私もしっかり報道しました。後で、CIAの偽情報専門家が大使館ででっち上げたものだった、と知りました。私は、当時、戦地でものすごいプレッシャーの中で毎日16時間も働いて、必死に情報をあさっていたので、騙されてしまったんですよ。実は、私はこの他にも、ダマスカスに到着して一週間もたたない頃に、やはり騙されて、椅イスラエル軍が全滅した、と、報道してしまったこともあります。」
 ザンビアにいたCIA工作員は、さらに強烈なお話を作り上げました。”キューバ軍の兵士たちがアンゴラの若い女性たちをレイプし、反共勢力が応戦し、キューバ軍を倒し、レイプされた女性たちがレイプ犯のキューバ兵17人を射殺した”というお話です。
 これも、アンゴラ発のニュースとして、大手新聞で報道されました。
 おかげで、アメリカでは反戦派の議員たちも”アンゴラ人を助ける人道的な措置”としてアンゴラへの武力援助に賛成してくれたので、CIAもペンタゴンも多額の予算をもらい、軍需産業も大もうけすることができました。
 10年後、CIAはニカラグアでも、「ソ連がニカラグアにミグ戦闘機を密輸している!」などのフェイク・ニュースを、フレンドリーな記者に報道させていました。
 ロイターのブリグランド特派員は、こう忠告しています。
「新聞が伝えることをすべて信じる人は、ひどく愚かだと言えるでしょう。新聞を買っている人は、新聞の読み方についての講習を受ける必要があると思います。」

 私たちはカバールがひっきりなしに送り出すフェイク・ニュースの怒濤の中で溺れているのです。
 この本が、映画の見方についての参考書となりますように!!

引用終わり。

 ウクライナの真相が知りたくて、この掲示板にたどり着いたシープルの皆様にとって、以上の記述が真相究明の手助けになりますように!

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